2008年07月29日
近世栃木の城と陣屋
出版社:随想舎
発行日:1997年10月初版
ページ数:167P
著者:杉浦昭博
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「下野の近世城郭・陣屋を網羅。縄張図をはじめ、情景図や配置図、写真を多用し、現地調査を踏まえた下野の近世城郭・陣屋の集大成。」
中世から近世初めの城を扱う本の多い中、近世以上の陣屋を中心に扱っているのは珍しい。情景図として描かれたイラストがよい。出版社では長らく絶版となっていて入手が困難であったが、最近アマゾンのマーケットプレイスで著者のご好意で新刊が頒布されているのでこの機会にどうぞ。
[目次]
はじめに
第一章 主な居城と大名陣屋
宇都宮城
壬生城
烏山城
黒羽城
大田原城
喜連川陣屋
足利陣屋
植野陣屋
茂木陣屋
吹上陣屋
第二章 その他の城郭・大名陣屋
佐野城
栃木城
小山城・榎本城
吉水陣屋
真岡陣屋
板橋陣屋
西方陣屋
大宮陣屋
富田陣屋
鹿沼陣屋
上田陣屋
山川陣屋
高徳陣屋
皆川陣屋
佐良土館
第三章 旗本陣屋
芦屋陣屋
佐久山陣屋
伊王野陣屋
千本陣屋
森田陣屋
泉城(陣屋)
第四章 出張陣屋
(1) 大名出張陣屋
(2) 旗本出張陣屋
第五章 陣屋以外の施設
(1) 幕府天領代官所
(2) 日光御成り御殿
(3) 別邸その他
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2008年04月28日
江戸屋敷三〇〇藩いまむかし 江戸と東京を散歩する
出版社:実業之日本社
発行日:2008年4月初版
ページ数:191P
著者:青山誠
定価:1,500円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「かつての江戸には300藩といわれる諸侯の大名屋敷があった。東京を歩けば屋敷跡に出会う。著名な庭園のほか六本木、汐留など先端エリアに江戸の面影を探すユニークな歴史探訪。」
東京を江戸時代の大名屋敷跡という視点から散策する本。しかし、実際の場所にはその面影も残っていないところも多く、わずかに残る大名屋敷跡を訪ねる企画かと期待していたところではあったのだが、歴史的な部分には触れていても、その屋敷跡範囲が意外にアバウトなのはいかがなものか?中途半端な感が非常に残り、歴史は本書でよいとしても、実際の屋敷範囲や遺構の残りなどは他書に譲ることになろう。
[目次]
東京名所になった江戸屋敷 【壱】面影を残す名園
小石川後楽園 水戸藩上屋敷
明治神宮 彦根藩下屋敷
旧芝離宮恩賜公園 小田原藩上屋敷
新宿御苑 高遠藩下屋敷
有栖川宮記念公園 盛岡藩下屋敷
清澄庭園 関宿藩下屋敷
六義園 郡山藩下屋敷
旧安田庭園 宮津藩下屋敷
国立自然教育園 高松藩下屋敷
八芳園 薩摩藩下屋敷
元禄・赤穂浪士事件ゆかりの地を歩く
東京名所になった江戸屋敷 【弐】先進・国際、文化の華が咲く
六本木ヒルズ 長府藩上屋敷
汐留シオサイト 仙台藩上屋敷
丸の内 岡山藩上屋敷
帝国ホテル 白川藩上屋敷
帝国劇場 鳥取藩上屋敷
東京国際フォーラム 土佐藩上屋敷
グランドプリンスホテル赤坂 紀州藩上屋敷
アメリカ大使館 牛久藩上屋敷
桜田門外の変ゆかりの地を歩く
東京名所になった江戸屋敷 【参】官・学の地に
東京大学 加賀藩上屋敷
防衛省・上智大学 尾張藩上屋敷・中屋敷
霞が関 広島藩・福岡藩上屋敷
法務省 米沢藩上屋敷
青山学院大学 西条藩上屋敷
慶応義塾大学 島原藩中屋敷
江戸屋敷をしのぶ神社めぐり いまに残る邸内社を訪れる
水天宮 久留米藩上屋敷
花園神社 尾張藩下屋敷
佐竹稲荷神社 久保田藩上屋敷
豊川稲荷 西大平藩下屋敷
金丸稲荷神社 高須藩上屋敷
水道橋金刀比羅宮 高松藩下屋敷
虎ノ門金刀比羅宮 丸亀藩上屋敷
江戸三〇〇藩屋敷リスト
江戸屋敷三〇〇藩分布図
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2008年04月22日
上州の諸藩(下)
出版社:上毛新聞社
発行日:1982年12月初版
ページ数:275P
編者:山田武麿
定価:1,300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本県には幕末維新の時、前橋・高崎・館林など九つの藩があった。江戸時代の初めから途中で廃城になったものを合わせると、おおよそ十三を数える。その所領は上野国全体の八割強に当たる。つまり県民の大半は江戸時代、そのどれかの藩の支配をうけていたのである。こうした封建支配の関係は歴史的にはいろいろな問題を含んでいるが、藩は近代的な行政区とちがって、それぞれの地域に住んでいた領民の生活様式や文化意識に何らかの個性的な影をおとしている。城や陣屋の跡、城下町の町割、神社や寺院、各種の祭礼などはその徴証の一端であろう。編集にあたって、初めは全一冊を予定して藩の大小により紙数を配分したが、実際には種々の事情で大幅に超過してしまった。このため上下巻二冊とし、藩庁の所在によって西毛編、東毛編に分け、総社・高崎・安中・小幡・七日市・吉井の六藩を上巻に、前橋・沼田・伊勢崎・大胡・館林等を下巻に収載することとした。」
[目次]
前橋藩
一 前橋藩の成立
二 酒井氏の入封と初期藩政
三 名君忠挙の治績
四 藩財政の破綻と姫路転封
五 松平氏の入封と川越移城
六 前橋分領と興農施策
七 幕末・維新と前橋帰城
前橋藩年表
沼田藩
一 戦国から近世へ
二 真田氏の支配
三 真田氏の改易
四 貞享検地と代官支配
五 土岐氏の支配
六 土岐氏と明治維新
沼田藩年表
館林藩
一 江戸初期の館林
二 館林の繁栄
館林藩年表
伊勢崎藩
一 伊勢崎藩の成立
二 藩主の変遷
三 前橋藩の支配と第一次酒井氏
四 第二次酒井氏と事蹟
五 家臣団と職制
伊勢崎藩年表
大胡藩
一 大胡藩のあらまし
二 大胡郷と大胡氏
三 藩主牧野氏
四 所領と家臣団
五 城下町
六 牧野氏の開発事業
七 前橋藩領へ
藤岡・白井・那波藩
藤岡藩
白井藩
那波藩
補説
あとがき
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上州の諸藩(上)
出版社:上毛新聞社
発行日:1981年9月初版
ページ数:243P
編者:山田武麿
定価:1,200円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本県には幕末維新の時、前橋・高崎・館林など九つの藩があった。江戸時代の初めから途中で廃城になったものを合わせると、おおよそ十三を数える。その所領は上野国全体の八割強に当たる。つまり県民の大半は江戸時代、そのどれかの藩の支配をうけていたのである。こうした封建支配の関係は歴史的にはいろいろな問題を含んでいるが、藩は近代的な行政区とちがって、それぞれの地域に住んでいた領民の生活様式や文化意識に何らかの個性的な影をおとしている。城や陣屋の跡、城下町の町割、神社や寺院、各種の祭礼などはその徴証の一端であろう。編集にあたって、初めは全一冊を予定して藩の大小により紙数を配分したが、実際には種々の事情で大幅に超過してしまった。このため上下巻二冊とし、藩庁の所在によって西毛編、東毛編に分け、総社・高崎・安中・小幡・七日市・吉井の六藩を上巻に、前橋・沼田・伊勢崎・大胡・館林等を下巻に収載することとした。」
上州は小藩のあるため、藩史事典の類では詳細がほとんどない藩も多い。そういう中である程度の分量を持って解説されている本書のような地元の本は貴重な存在である。地元加賀藩の関係としては、分家の七日市藩が出ているので欲しかった。古い本でもあるのでなかなか古書としても出回らないが、地道に探してみてほしい。
[目次]
総説 -上野国の諸藩-
高崎藩
一 はじめに
二 高崎城の由緒
三 井伊氏の箕輪入封と高崎移城
四 酒井家次の入封
五 安藤氏の入封と潘体制の確立
六 間部詮房の入封
七 大河内氏百七十年の治政
八 城下町の繁栄と農村の疲弊
九 幕末維新期の動向
十 高崎藩の廃城
高崎藩年表
安中藩
一 安中藩の成立
二 農村支配と藩政の展開
三 第二次板倉氏時代の所領と藩政
四 藩政の動揺と展開
五 幕末維新から廃藩へ
安中藩年表
小幡藩
一 小幡藩の成立
二 織田藩政の確立と動揺
三 松平氏入封と藩政の展開
四 幕末・維新期の動向
小幡藩年表
吉井藩
一 吉井藩のあらまし
二 藩主の系譜と所領
三 城下町(吉井宿)と陣屋
四 藩財政
五 幕末・維新の動向
六 吉井藩年表
七日市藩
一 七日市藩の成立
二 藩主の変遷
三 所領の石高と貢租
四 藩の家臣団と職制
五 七日市陣屋と町割り
六 重要政策および藩政改革
七 事件と騒擾
八 幕末・維新の動向と藩政
七日市藩年表
総社藩
一 総社藩の成立
二 藩主の系譜
三 植野堤の開さくと新田開発
四 秋元氏の功績と転封
総社藩年表
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2008年03月04日
歴史ロマン 続・埼玉の城址30選
出版社:埼玉新聞社
発行日:2008年2月初版
ページ数:194P
編者:西野博道
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「埼玉県は武士の発祥の地であり、武蔵国といわれていた時代、多数の武士の館や戦国武将の中世城郭が存在していた。上杉謙信と成田氏の争いの舞台となった皿尾城など、秘話・写真を多数収録する。」
「埼玉の城址30選」に続く第二弾です。前書に比べると著名な城館は少ないですが全書と合わせてどうですか。
[目次]
足利政氏館
菖蒲城
幸手城
春日部氏館
本庄城
別府城・東別府館
中条氏館
久下氏館
忍城
皿尾城
鴻巣御殿
西尾氏陣屋
岩槻城
伊達城・大和田陣屋
寿能城
戸塚城
御嶽城
安保氏館
高松城
花園城・花園御岳城
小倉城
太田道真館
泉ヶ城
毛呂城
金子十郎家忠館
川越城
難波田城
柏の城
岡の城
新羅王館
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2008年01月09日
茨城の古城 県央・県北の古城興亡史
出版社:筑波書林
発行日:1990年1月初版
ページ数:176P
著者:関谷亀寿
定価:1,600円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世茨城の県央・県北の歴史は、一体どのようであったのであろうか。それは、県内各市町村が今ももっている古城興亡史の中にその史実が秘められている。実は、筆者の生家の裏山にも、中世武士の矢場跡があり、また、西方三百米の山地や、東方七百米の台地にも、中世古城の城址や戦蹟があり、少年時代にはよくこの山に登って遊び、感多く何か教えられるものが多かった。筆者は、こうした心が遠因となって、こうした郷土の古城の興亡史とその系譜を研究したい心にかられ、自分の町から隣接の町村まで、そして、県央・県北の各市町村までも調べてみる気持になった。」
各城の歴史と城主の系図を中心に掲載する。歴史は各町村史や郷土史、系図集などからまとめているが、よく調べてある。地元出版社のためか入手が困難である。
[目次]
中世古城総論
第一章 城とは何か
第二章 県央・県北中世古城の分布と築城編年一覧
第三章 城館発達の歴史
県央・県北古城の興亡史
第一章 那珂川水辺の城館址
第二章 久慈川水辺の城館址
第三章 阿武隈山脈東辺の城館址
付録 県央・県北の歴史年表
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2007年12月31日
那須の戦国時代
出版社:下野新聞社
発行日:1989年5月初版、1993年3月第三版
ページ数:207P
編者:北那須郷土史研究会
定価:1,942円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
教師(元教師を含む)によって結成された研究会によって編集された那須地方の戦国史である。そのためか体裁が社会科の資料集のようになってしまっている。そういう目で見るとわかり易く分類されていると評価できるが、読み物としては物足りない部分も多い。
[目次]
1.武士の起こりと那須氏
2.那須氏とその一族
3.大関氏と大田原氏
(1)大関氏
(2)大田原氏
4.その他の豪族と城館
(1)那須におけるその他の豪族
(2)那須における居城者不明の城館
5.那須氏の分裂と統一
(1)南北朝時代と東国
(2)禅秀の乱と那須氏の分裂
(3)関東の動乱と上・下那須氏
(4)上・下那須氏の統一
6.那須氏を取りまく群雄
(1)戦国時代と東国
(2)那須を取りまく群雄
7.那須氏と周辺群雄との合戦
8.近世大名への道
(1)秀吉の小田原攻めと那須七騎
(2)関ヶ原の戦いと那須七騎
(3)那須氏の再興と没落
(4)近世大名大関氏・大田原氏
(5)その他の有力豪族の動向
9.城館一覧 ~那須地区を中心に~
10.年表 ~那須の戦国時代を中心に~
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仙台藩常陸国龍ヶ崎領四百年記念展示 伊達政宗にはじまる龍ヶ崎領
編集・発行:龍ヶ崎市歴史民俗資料館
発行日:2006年9月初版
ページ数:40P
定価:800円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
平成18年9月23日から10月22日まで開催された企画展の展示解説図録。解説と展示物を交互に掲載して理解しやすくしているが、写真にモノクロ(おそらく抜粋した元がモノクロ)が混ざっているのが残念。早々に品切となっているので、再販が望まれる。
[目次]
藤原流伊達氏・仙台藩主系図抜粋
常陸国から移り住んだ伊達氏
伊達政宗
仙台藩常陸国龍ヶ崎領
龍ヶ崎領陣屋
伊達政宗の龍ヶ崎領見分
伊達忠宗と龍ヶ崎
伊達忠宗の側室と山戸氏
宮床伊達氏と覚照寺
飯坂宗章
伊達吉村
宮床伊達家所縁の品々
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開館20周年記念 第21回企画展 忍城主成田氏
編集・発行:行田市郷土博物館
発行日:2007年10月初版
ページ数:79P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
平成19年10月13日から11月25日まで開催された展示解説図録。写真と解説が一体になって見やすい。また、章の始めに解説があり、展示物との関連性を最初に把握できる。当地までは行けなかったので古書で購入しましたが、今年開催のものなのでまだ図録は博物館にあるのでしょう。定価がわからないのですが、800~1000円くらいでしょうか、はっきり分かったら修正します。
[目次]
1 武蔵武士成田氏の登場
2 関東の争乱と成田氏
3 豊臣秀吉の関東侵攻と忍城水攻め
4 記録の中の成田氏
成田氏・忍城関連資料一覧
展示資料一覧
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2007年12月24日
久留里城誌
編集・発行:久留里城再建協力会
発行日:1979年4月初版、2000年7月三版
ページ数:255P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
地元の有志により編纂された久留里城の歴史。詳細な部分まで調べられていて地元に対する郷土愛を感じずにはいられない。その熱意により模擬天守や資料館を完成されてしまうのは、年表はその資料館完成までを掲載する。
[目次]
前編 久留里城の沿革
古代
一 久留里城 創始の伝説
二 伝説から史実へ
中世
一 室町時代における関東の情勢
二 武田時代
三 里見時代
近世
一 大須賀氏時代
二 土屋氏(三代)時代
三 酒井氏時代
四 黒田氏時代
近代
一 明寺維新と久留里城
二 久留里城 近隣の諸城
三 当地方の川越藩領石高
久留里城の遺構について
一 久留里城 城主並びに城郭変遷の概観
二 久留里城に関する立地諸条件の考察
三 時代推移と久留里城郭構造の変遷
四 久留里城本丸跡及び二ノ丸跡の遺構発掘調査の記録
後編 経済と文化
一 久留里地方の経済状況(明治末期より大正初期にかけて)
二 奥上総の交通運輸
三 久留里藩学制
四 久留里に於ける私学
五 明治維新と久留里地方の地方自治
六 久留里藩ゆかりの人々
七 民話と伝説
八 俚謡と歌
資料編
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2007年12月13日
小田原歴史地図
発行:中村地図研究所
発行日:1984年初版、1994年改訂第二版
ページ数:7枚
定価:1,500円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
小田原城と城下町の復元地図です。広大な小田原城を確認できるとともに、現在(平成6年時点)その場所がどのように変化したのか比較しながら楽しむことができます。
[内容]
城下町・宿場町 小田原(封建時代19世紀中頃、1:3000)
封建時代との比較 小田原(現在)(平成6年、1:3000)
小田原城及び市街(明治16年2月、1:5000)
東海道五十三次繁昌記(番付表)
東海道五十三次図
小田原宿と参勤交代・大名の数
正誤表
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2007年12月05日
よみがえる滝山城 戦国の風雲をかけぬけた天下の名城
出版社:揺籃社
編集・発行:滝山城跡群・自然と歴史を守る会
発行日:2007年11月初版
ページ数:80P
著者:中田正光
定価:700円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「城郭の成立とその後の改築などの変遷を明らかにすることで、未知なる過去が甦る。戦国時代に関東で活躍した武将たちを取り上げるとともに、滝山城・高月城を初めとする各城郭を精査し、迫力ある縄張り図や鳥瞰図を用いて解説。」
著者は「埼玉の古城址」「秩父路の古城址」を書いた中田正光氏であり、その城郭論はすでに折り紙付きでお勧めできる。イラストも多く用いられて、初心者であっても飽きない作りとなっており、滝山城へ訪問の際はぜひ携帯して城攻めを楽しんで欲しい。
[目次]
戦国時代に関東で活躍した武将たち
守護上杉氏と守護代大石氏
北条氏と上杉氏
北条氏と武田信玄
北条氏と豊臣秀吉
よみがえる滝山三城
根小屋城
高月城
滝山城
滝山城攻めコース紹介
年表
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江戸城 将軍家の生活 中公新書45
出版社:中央公論社
発行日:1988年12月初版
ページ数:198P
著者:村井益男
定価:540円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「いまから八百年前、草深い原野に、豪族江戸氏が築いた館は、太田氏、上杉氏と主を変え、家康の関東転封によって天下人の居城となった。天下あげての城普請は、当時の築城術の粋があつめられた。きびしい見附、堅くるしい殿中のお勤め、嫉妬と陰謀の大奥、御添寝まで侍る将軍の夜の生活など複雑な幕府の中枢として機能してきた。やがて維新の城明渡しにより、禁裡として雲上の存在になってゆく。綿密な史料考証による江戸城物語。」
[目次]
Ⅰ 江戸氏の館
Ⅱ 道灌築城
Ⅲ 関東転封
Ⅳ 天下普請
Ⅴ 築城術
Ⅵ 江戸城の構造
Ⅶ 城内の諸役所
Ⅷ 年中行事
Ⅸ 城内の生活
Ⅹ 江戸城開城
Ⅺ 皇城
江戸城関係略年表
付録 一八〇〇年頃の江戸城とその附近
現在の皇居とその附近
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2007年11月18日
武蔵野の城あと
出版社:中央公論社
発行日:1975年11月初版
ページ数:480P
編者:芳根次朗
定価:非売品
オススメ度:★☆☆☆☆
書評:
「本書の表題が武蔵野の城あと、ですから従来存在していた城は全部解説しなければならないわけでですが、私の手許に資料が足りませんので解説できなかったわけですが、其の後、資料がいくつか入手できましたので城名だけ記しておきます。小谷岡城、丸子城、喜多見城、六郷城、柴崎城、飯倉城等であります。尚、本書の内容ですが目的の原稿が不足のために江戸名所図会や、其の他、太平記、武蔵風土記等を収録いたしましたので大変お判りにくい事と思いますが、ご諒察の程お願い申し上げます。」
武蔵野の城に関する資料を集めて収録したものらしいが、一部写真は状態が悪く、また古文書も写真印刷であり、あくまで資料である。古書として比較的入手も可能であるが、どれほどの価値があろうか。写真は本書であるが、箱が別にある。
[目次]
第一編 長禄年中御江戸古絵図
第二編 武蔵野の城跡
第三編 東京都物語
第四編 神武天皇当時の邦域編
第五編 江戸名所図会
第六編 新編武蔵国風土記稿
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2007年11月17日
武蔵の古城址 -城址・砦址・館址-
出版社:武蔵野郷土史刊行会
発行日:1980年11月初版
ページ数:275P
著者:小幡晋
定価:1,200円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「小幡晋氏は、さきに武蔵野郷土史刊行会から『多摩の古城址』を出版され好評を拍した。その続編として今回『武蔵の古城址』を世に送ることになった。中世の城郭は実に数多く築かれたものの、それらに関する史料は皆無に近く、必要性を痛感しながら、歴史の研究者には容易に近より難いテーマであり、そこに城郭研究の難かしさがある。」
著者自ら踏破した城を紹介している。先の「多摩の古城址」と同様、装丁が甘く、端のページから順に背から外れてしまう。入手は非常に困難であるが、現在は同対象の他書もある。対象区域は開発の激しい地域であるため、すでに開発されて変わった土地に関しては当時の様子を知る手がかりにはなろう。
[目次]
東京都
大久保陣屋
由井館
山入館
宇津貫城
近藤砦
中山塁
小田屋敷
井草屋敷
法林寺館
小川城
伊奈城
田村館
中沢城
棚原城
寺方城
佐伯館
有山屋敷
向岡砦
諏訪坂館
小沢砦
百村館
神蔵城
青木屋敷
白金長者屋敷
今井城
西久保城
御殿山城
築土城
牛込城
渋谷城
碑文谷殿山
目黒館
梶原館
在原城
大森堀之内
新井宿城
斎藤館
池上館
馬込城
行方館
八幡塚砦
深沢城
兎々呂城
赤堤塁
長崎城
奥沢城
世田谷城
三宿城
等々力城
太平出羽砦
道灌山城
板橋城
志村城
赤塚城
稲付城
平塚城
豊島清光館
飛鳥山城
滝野川城
梶原堀之内
石浜城
葛西城
葛西館
埼玉県
岡城
白子城
難波田館
水子城
柏ノ城
蕨城
元蕨城
寿能城
忍城
岩槻城
河越館
川越城
砂久保陣所
深谷城
東方城
皿沼城
本庄城
別府城
金子十郎館
入間城山
中山館
越生館
高取山城
毛呂城
斎藤館
村田館
越畑城
青鳥城
足利館
松山城
菅谷館
杉山城
大蔵館
小倉城
鉢形城
用土城
雉岡城
神奈川県
枡形城
寺尾城
作延城
加瀬城
井田城
小机城
津久井城
河村城
石垣山城
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2007年10月15日
絵図と地図にみる館林 館林市史 特別編第2巻
発行:館林市
編集:館林市史編さん委員会
発行日:2006年3月初版
ページ数:484P+付図4枚
定価:3,000円(5%税込) 限定1000部
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本書は、江戸時代から現代までの館林のさまざまな姿を描いた絵図や地図・航空写真など約450点の写真を掲載しまとめたものです。江戸時代に描かれた館林城や城下町、各村ごとの村絵図。近代になって、新たな測量技術を駆使して作られた町や村の地図。そして、館林市が誕生した時の地図。こうした絵図や地図の変遷をたどることで、私たちの住む町や村がどう変化してきたか、その様子をつぶさに見ることができます。この中には、本書の編集途中で新たに発見された資料も多く、特に館林城本丸に三重櫓が描かれた徳川綱吉時代の館林城絵図の発見は、これまで知られていた館林城の歴史を塗り替えるほどの発見にもなっています。」
平成13年度から始まった新館林市史の特別編第2巻である。一般的な市史よりも大きいサイズであり、紙製カバーのみの簡易装丁である。総フルカラーのページは見やすいが、国絵図や村絵図となると元が非常に大きいため、A4サイズの本書をもってしても文字の判別は非常に厳しいのは仕方のないことか。館林城の絵図が何種類も収録されている。最近刊行を見つけたが、1年前の刊行にもかかわらず「領布終了」の文字が・・・。内容からしてこの値段は安い。1000部限定という冊数が少ないようが気がするが、ぜひとも再版を希望する。私は幸運にも古書で購入できた。
購入方法は以下のホームページで確認できます。
[目次]
第一章 館林城と城下町
一、城絵図からみた館林城
1 館林城の概観と城絵図の作成
2 城絵図にみる館林城の変遷
二、城下町と屋敷
1 城下町の地割と町の構成
2 さまざまな屋敷と間取図
第二章 江戸時代の村
一、国絵図に描かれた館林
二、封内経界図誌と館林藩
1 「封内経界図誌」の成立
2 「封内経界図誌」に描かれた村
三、江戸時代の館林の村々
第三章 統合される町と村
一、明治初期の町と村
1 地租改正と絵図の作成
2 明治初期の館林市域の町村
二、明治の合併後の町と村
三、町と村の移り変わり
第四章 水と道
一、沼と河川
1 江戸時代の沼と水利
2 水害と治水対策
二、街道と交通
1 江戸時代の街道と水運
2 明治時代以降の交通
三、観光と名所
第五章 館林市の誕生と発展
一、館林市の誕生
二、空から見た館林
三、館林のまちづくりと未来
1 都市計画とまちづくり
2 新しい住居表示
附録絵図1 館林御城図(徳川綱吉時代)
トレース図(文字解読)
附録絵図2 館林城下町図(延宝2年・徳川綱吉時代)
トレース図(一部文字解読)
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2007年06月30日
関城地方の中世城郭跡
発行:関城町
発行日:1989年3月初版
ページ数:114P
編集:関城町教育委員会
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関城町では、これまでに町史編さん事業の一環として史料編・通史編あわせて10冊を刊行してきたが、中世史の分野でも、『関城町史』史料編Ⅲ・中世関係史料を刊行、さらにそれを踏まえた関城地方の中世の歴史が『関城町史』通史編・上巻の中で叙述されている。しかし、史料編Ⅲでは文書・記録を中心に石塔・石仏を扱ったのみで、この地方に残る中世の遺跡を取り扱うまでにいたっておらず、また、通史編では遺跡・遺物を若干取り上げたものの、書物の性格上、十分な検討を行うことができなかった。本書はこうした欠を補うべく、関城地方に現存またはかつて存在した城郭遺構(城跡)に注目し、遺構の現状や性格について検討しようとするものである。」
関城町(現在の筑西市)の城館跡の調査報告書で、関城町史の別巻扱いとなっている。郵送もしてもらえるが、現金書留・着払いなので予想以上の出費になります。
[目次]
第一章 本書のねらいと関城地方の歴史
第二章 関城地方の城郭跡解説
1 関本城跡
2 関本小詰城跡
3 船玉城跡
4 関城跡
5 井上城跡
6 大宝城跡
7 駒城跡
8 江村館跡
第三章 関連史料集
第四章 城郭調査の方法と基礎知識
1 城郭調査の方法
2 中世城郭の基本用語
3 史料上の主な城郭用語
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2007年06月27日
新編高崎市史 資料編3 中世Ⅰ
発行元:高崎市
発行日:1996年3月初版
ページ数:628P+付図4枚
編者:高崎市史編さん委員会
定価:4,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本巻は中世という時代に、高崎の地で造られ残されてきた、和田城・倉賀野城等の城館址、遺構・遺物等の考古資料、更には、阿久津町玄頂寺の五輪塔・浜川町来迎寺の宝篋印塔・山名町光台寺の石仏等の金石文資料、その他中世に関係する数多くの資料を一冊にまとめたものです。このような、中世考古資料の刊行は、中世資料の世界を豊かにするものとして、全国的にも例が少なく画期的な試みであります。」
先に中世Ⅱ(文書・記録)が発刊されているので、高崎の中世を調査するときは合わせて購入したほうがよいであろう。文字が多少小さいような気がするが、資料編であるから内容が充実させてページ数を減らすという方針があったのであろうから問題ないであろう。私は城館址編を目的にこの巻のみ購入したが、付図は国土庁の1/10000地図上に城館址の位置が書いてあるので重宝する。
[目次]
概説
(一)はじめに
(二)城館址
(三)発掘遺跡と遺物
(四)金石等の信仰遺物
第一部 城館址
城館址利用の手引き
一 城館址の外観
二 城館址
第二部 考古資料
考古資料利用の手引き
一 遺物
(一)発掘調査遺跡
(二)分布調査
二 遺構
(一)発掘された館址について
(二)溝・堀・土塁
(三)発掘された内郭部分
(四)大型建物跡
(五)井戸跡
(六)竪穴状遺構
(七)地下式坑
(八)橋脚遺構
(九)堀切のない建物跡群
(一〇)農業関連遺構
(一一)墓跡
(一二)道遺構
三 遺物
(一)輸入陶磁器
(二)国産施釉陶器
(三)焼締陶器
(四)軟質陶器
(五)土師質土器皿
(六)瓦類
(七)木製遺物
(八)金属製遺物と金属生産関連
(九)銭
(一〇)石臼
(一一)石鉢
(一二)石硯
(一三)砥石
(一四)一石五輪塔
(一五)石燈籠
(一六)燈花器・香炉
(一七)ガラス
(一八)食の遺物
四 参考資料
(一)神社
(二)古道
(三)興禅寺境内古絵図
(四)服飾
(五)刀剣と甲冑
(六)家畜の遺存体
第三部 金石文
金石文利用の手引き
一 彫刻類
二 石造物
付図
中世城館址・遺跡・彫刻類・石造物分布図(1/10000)
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2007年06月26日
高崎城絵図 -「櫻井一雄家文書」を中心に- 高崎市史資料集1
発行元:高崎市
発行日:2006年3月初版、2006年10月2版
ページ数:129P
編者:高崎市総務部庶務課市史資料担当
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「高崎市が『櫻井一雄家文書』の寄贈を受けて7年の年月が経過しました。市指定重要文化財に指定されたこの貴重な資料を市民の皆様に公開することは、寄贈してくださった櫻井氏へのご好意に報いる最善の方法ではありましたが、市史編さん室としては『新編高崎市史』の刊行業務に追われ、公開が叶いませんでした。編さん事業終了後各方面のご理解を得て、組織を引き継いだ庶務課市史資料担当の最初の刊行物として、この度高崎市史資料集1『高崎城絵図』を発刊することができました。」
高崎城について寄贈された資料を掲載する。一城について詳細な絵図と解説を掲載した資料集は貴重であろう。絵図の印刷状態も良く、絵図上の文字もほとんどが解読できるほど鮮明である。初版1000部があっという間に売り切れたため、半年を経てようやく再販されました。
[目次]
Ⅰ絵図でみる高崎城
Ⅱ絵図を理解するために
1 櫻井家文書寄贈の経緯について
2 資料目録
3 櫻井家文書の概要
4 絵図に関与した高崎藩士たち
5 絵図から読み取れること
6 写真掲載の文書資料の解説
7 櫻井家文書以外の高崎城絵図・高崎城下絵図について
8 歴代藩主の変遷および関連年表
主要参考文献
資料提供者・協力者一覧
執筆分担一覧
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2007年05月06日
宇都宮城物語
出版社:下野新聞社
発行日:2007年3月初版
ページ数:217P
著者:福田三男
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関東の七名城とうたわれた宇都宮城。明治以降、宇都宮城跡はさまざまな利用がなされ、一時は市民の憩いの場として使われたりもした。しかし、わずかに残された堀跡も昭和四十年代にはすっかり埋め立てられ、かつての面影は完全に失われた。そんな折、市民の間からは宇都宮城を宇都宮のシンボルとして復活させようという声がわきあがってきた。宇都宮市当局も本丸跡の保存整備事業に着手。発掘調査などを経て、土塁や櫓の復元工事を進めてきた。その工事が平成18年度末には完成。すでにどっしりと重量感のある土塁や白壁が美しい櫓が市民の前に姿を現している。」
下野新聞の連載「亀が丘城物語」の書籍化したもの。もともと新聞記事なので、一つの項目は見開きで簡潔で、読みやすい。
[目次]
第1部 中世の宇都宮城
第2部 江戸時代の宇都宮城
第3部 幕末の宇都宮城
宇都宮城物語関連年表
宇都宮屋城物語関連系図
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2007年04月27日
城郭と中世の東国
出版社:高志書院
発行日:2005年11月初版
ページ数:362P
編者:千葉城郭研究会
定価:5,200円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は千葉城郭研究会の二十周年を総括した論文集である。この二十年は、中世東国史研究の飛躍的進展があり、城館研究にも大きな発展がみられた。新たな史料の発見と従来の研究の見直しが相次ぎ、それにともない中世史全体の底上げが図られたのである。城館も、多様な歴史資料の一つとしてようやく研究の対象と認知され、いまや城郭史学として、独立した研究分野をも形成しつつある。」
執筆している方は千葉県を中心に城郭研究をフィールドワークとしている方々なので、内容が専門的ではあるが、房総の城郭に興味のある方、城郭研究の最前線に触れたい方にはお勧めしたい。
[目次]
第1部 権力と城郭
享徳の乱における城郭と陣所
当主の居城と前当主(または継嗣)の居城
下総西部の地域性からみた小金領形成の前提
北条氏の房総侵攻と三船山合戦
下総臼井・小弓城主原胤栄に関する覚書
第2部 地域社会と城郭
内戦の中の村と町と城
考古学からみた中世房総の城館と村・町
南関東における城館跡出土陶磁器
戦国後期の陸上交通と城郭
房総における鉄炮の導入とその与えた影響について
第3部 房総の城郭
篠本城跡とその周辺
臼井城下の変遷
下総矢作城(大崎城)と大蟲和尚
徳川将軍の御殿と御茶屋
稲村城跡の保存運動
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とちぎの古城を歩く 兵どもの足跡を求めて
出版社:下野新聞社
発行日:2006年10月初版
ページ数:242P
編者:塙静夫
定価:1,900円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、栃木県内に築かれている城館跡を探訪するためのガイドブックである。難しい地名や人名にはルビが振られていて読みやすい。写真付きで108城館、巻末の一覧で106城館紹介されている。各城館の歴史や現状などが記載されているが、地図が地区ごとのブロック単位の地図にポイントされているにすぎず、現地まで辿り着けるかどうかが問題である。「古城を歩く」と題している以上は、現地までの案内地図、や現地を歩くポイントの図などがあるとよかったと思う。写真もフルカラーで高い価格ではないので、一冊持っていてもよいでしょう。
[目次]
一 県北部地域
伊王野城跡
芦野城跡
塩原城跡
鳩ヶ森城跡
川崎城跡
御前原城跡
沢村城跡
泉城跡
山田城跡
船生城跡
大宮城跡
二 県北東部地域
黒羽城跡
白旗城跡
高館城跡
山田城跡
大田原城跡
水口館跡
小滝城跡
佐久山城跡
福原城跡
佐良土館跡
武茂城跡
神田城跡
片平城跡
勝山城跡
喜連川城跡
烏山城跡
稲積城跡
森田城跡
下川井城跡
三 県北西部地域
鶴ヶ渕城跡
轟城跡
板橋城跡
猪倉城跡
小倉城跡
四 県中央地域
阿久津城跡
高根沢城跡
桑窪城跡
右岡城跡
中里城跡
岡本城跡
逆面城跡
石那田館跡
徳次郎城跡
下横倉城跡
宇都宮城跡
飛山城跡
多気山城跡
犬飼城跡
刑部城跡
上三川城跡
多功城跡
鹿沼城跡
千渡城跡
深津城跡
加園城跡
久我城跡
粟野城跡
粕尾城跡
真名子城跡
西方城跡
壬生城跡
羽生田城跡
五 県南東部地域
茂木城跡
千本城跡
村上城跡
大谷津城跡
杉山城跡
高橋城跡
西明寺城跡
益子城跡
山本城跡
田野城跡
芳賀城跡
中村城跡
八木岡城跡
久下田城跡
長沼城跡
六 県南部地域
児山城跡
薬師寺城跡
箕輪城跡
布袋ヶ岡城跡
光明寺城跡
皆川城跡
吹上城跡
栃木城跡
川連城跡
富田城跡
榎本城跡
小野寺城跡
祇園城跡
鷲城跡
中久喜城跡
藤岡城跡
法音寺城跡
七 県南西部地域
唐沢山城跡
春日岡城跡
阿曽沼城跡
赤見城跡
椿田城跡
興聖寺城跡
豊代館跡
足利氏館跡
足利城跡
岩井山城跡
川島氏居館跡
中里城跡
小俣城跡
本書収録以外の主な古城一覧
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2007年04月12日
箱根をめぐる古城30選 箱根叢書7
出版社:神奈川新聞社
発行日:1987年3月初版
ページ数:358P
著者:小田原城郭研究会
定価:920円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この本は、箱根山とその山麓一帯に点在する古城の中から、30箇所をえらんで解説しています。その範囲は、神奈川県西部のほぼ全域をおおい、さらに静岡県下では、小山町・御殿場市・裾野市・長泉町・三島市・清水町・函南町におよぶことになりました。この本が、この地方の古城をたずね歩くかたがたの案内書として役立ち、そしてそれが失われたこの地方の歴史の発見につながることを、私たちはひそかに念願しています。」
箱根一帯の古城の歴史、遺構、みどころなどを解説する。新書版なので携帯しやすい。残念ながら入手困難な状態であり、私は古書で入手した。
[目次]
箱根をめぐる古城分布図
古城めぐりの基礎知識
Ⅰ 土豪たちの居館と城
この地方における山城のはじまり
1.岩原城
2.相模沼田城
3.松田城
4.河村城
5.春日山城
6.荒井城
7.田代城
8.葛山館・葛山城
9.千福城
10.大畑城
11.柏木屋敷
Ⅱ 古道にまたがる山城
箱根の山城の特性
12.湯坂城
13.宮城野城
14.屏風山砦
15.進士ヶ城
16.御所山砦
17.矢倉沢定山
18.浜居場城
19.土肥城山
Ⅲ 「境い目」の古城群
後北条・今川・武田の争奪の時代
20.足柄城
21.新城
22.深沢城
23.長窪城
24.戸倉城
25.山中城
Ⅳ 豊臣秀吉来攻の時代
中世築城術の発達とその終末
26.畑の平囲郭
27.塔ノ峰城
28.鷹ノ巣城
29.石垣山一夜城
30.小田原城
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