2011年10月20日

越中山城サミット

越中山城サミット

編集:魚津市教育委員会
発行:魚津市教育委員会
発行日:2011年10月7日
ページ数:18P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

「本書は、平成23年10月8日に新川文化ホールで開催される「越中山城サミット」の解説図録として作成した。」

書評:
来年全国山城サミットが開催される予定の魚津市で、その機運を高めるため開催された越中山城サミットで配布されたものです。といっても、自分は参加できなかったので古本で入手。来年はもっと立派な本を作ってくれるかな?

[目次]

1.越中の中世山城と松倉城
2.森寺城(湯山城)
3.守山城
4.増山城
5.松倉城と支城群

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2011年09月21日

明治百年記念出版 古城増山城史

明治百年記念出版 古城増山城史

編者:土田豊雅
発行日:不明
ページ数:166P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

「とりわけ関心を持ったのは自分の村にある増山城の事で、何とかして自分の生涯の間には増山城の歴史を調べ終えてみたいと言う希望で一杯でした。しかし其の頃の増山城についての事は増山城の城跡があり、私の家の先祖が代々神保城主に仕えて居たこと、頼成新に能景塚、為景塚がある事位で伝説も古老の人達の話もまちまちで結局城主としては上杉謙信に敗れた神保安芸守を知って居ると言う程度の村人の認識でした。それでもと思って古老達の話は中等学校時代に出来るだけ記録して見ました。」

書評:
国史跡になった増山城の地元の史家による郷土歴史書。発行年がわかりませんが、明治100年ということで1968年ということになりますか。増山城を中心とした富山の貴重な中世史の物語です。

[目次]

第一編
 一 その昔の北陸路
 二 越中に於ける源平合戦記
 三 北條氏の鎌倉幕府時代
 四 和田の郷始る
第二編
 五 和田の郷亀山城
 六 増山城初代城主
 七 増山城二代城主
 八 増山城三代城主
 九 増山城四代城主
 一〇 増山城五代城主
 一一 増山城六代城主
 一二 増山城七代城主
第三編
 一三 落城後の増山城
 一四 佐々成政の時代となる
 一五 前田氏世に移る
第四編
 一六 徳川時代の主なる集録
 一七 明治維新の増山城址
 一八 附記

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2011年08月25日

富山市日本海文化研究所紀要第6号 戦国期上杉支城の復原研究 富山県小矢部川左岸地域における中世山城とその性格

富山市日本海文化研究所紀要第6号 戦国期上杉支城の復原研究 富山県小矢部川左岸地域における中世山城とその性格

編集:富山市教育委員会、富山市日本海文化研究所
発行:富山市教育委員会、富山市日本海文化研究所
発行日:1993年3月31日
ページ数:95P
定価:不明 800円?
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今回の論文は、越後上杉氏の支城であった今泉城(富山市)と小矢部川左岸地域の中世山城について、をテーマとされたものであります。掲載論文からは、改めて城郭研究における実地調査という基礎作業の重要性を感じることができ、また従来の文献中心の方法とは、違った視点での研究を促すものと思われます。」

富山県内の城をテーマに2論文掲載されています。いずれも興味深い内容です。紀要第2号と第4号にも論文が掲載されているそうですが、そちらも興味あります。

[目次]

戦国期上杉支城の復原研究 -越中今泉城をめぐる戦国史-
 1 はじめに
 2 城の立地と現況
 3 史料に見る今泉城の構造・規模
 4 研究史
 5 今泉城跡古図の発見
 6 今泉城の築城時期とその背景
 7 月岡野合戦と今泉城
 8 おわりに
富山県小矢部川左岸地域における中世山城とその性格 -城郭の視点から見た中世地域史の様相-
 1 はじめに
 2 五十里砦
 3 頭川城
 4 笹八口砦
 5 二ツ砦
 6 柴野城
 7 麻生谷砦
 8 浅井城
 9 赤丸城
 10 馬場東砦
 11 馬場西砦
 12 鴨城
 13 田川城
 14 今石動城
 15 安楽寺砦
 16 道坪野城
 17 小矢部川左岸地域の山城とその性格
 18 おわりに

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2011年05月15日

越中中世城郭図面集Ⅰ 中央部編(富山市・中新川郡・射水市)

越中中世城郭図面集Ⅰ 中央部編(富山市・中新川郡・射水市)

著者:佐伯哲也
出版社:桂書房
発行日:2011年3月
ページ数:127P
定価:3,000円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「南北朝時代以降に築城され、慶長20年以前に廃城になった越中の中世城館の詳細な平面図(縄張図)を掲載。1は、富山市・中新川郡(上市町・立山町)・射水市の城館を収録。」

こういう本が市町村からではなく、地方出版社から出るようになったのは中世城館の愛好者が増えたということなのでしょうね。特に北陸は他地方に比べてまだまだという感がありますので、本書の発行で盛り上がればよいなーと思います。内容は富山県中部の城館の縄張図です。大きく掲載されているのは評価できますが、A4サイズでは持ち運びが不便ですね。続編の2冊は2年後だとか、楽しみです。

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[目次]

Ⅰ.城館遺構
 富山市(34)
 立山町(4)
 上市町(8)
 舟橋村(0)
 射水市(1)
Ⅱ.城館関連遺構(4)
Ⅲ.城館候補遺構(6)
Ⅳ.城館類似遺構(9)
Ⅴ.位置図

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2011年01月22日

飛騨天領史

飛騨天領史

著編者:丸山茂、白川正中
発行:高山市郷土館内 山岡鉄舟翁顕彰会
発行日:1990年7月19日
ページ数:236P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
高山市の近世史について、先に「飛騨金森史」に続く、天領時代の代官・郡代25代の歴史を編年体でまとめている。飛騨高山の歴史を知るには最適な資料です。

[目次]

江戸幕府と高山陣屋
飛騨国代官・郡代記

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2010年11月19日

越中460年を行く 富山城探訪

越中460年を行く 富山城探訪

編集:北日本新聞社編集部
出版社:北日本新聞社編集局
発行日:2010年7月
ページ数:118P
定価:933円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「戦国の世から明治に廃城となるまで、越中の国の中枢だった富山城。近年の発掘調査や文献の分析などで、多くの事実が明らかになった。越中の歴史をひもときながら、謎に包まれていた富山城の姿にせまる。」

北日本新聞に掲載された記事に加筆し出版されたものですが、新書としては文字が大きく読みやすいです。富山城は富山県を代表する城ですが、本としてまとめられたものは少ないですのでおすすめです。富山城の発掘調査を含めた最新状況がわかりますよ。

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[目次]

越中の拠点
公園に中世の城跡
神通川が天然の要害
謙信、一向一揆に苦戦
成政が秀吉に降伏
秀吉の聚楽第を意識
藩は町づくり優先か
鏡石に永遠の願い
「武」から「文」重視へ
フェーンで被害拡大
中枢守る二階櫓門
文化広め藩に活力
祭りの記憶、桜木町に
命懸け藩の改革図る
県都のシンボルに
大手門石垣が出土

富山城年表
富山前田家略系図
富山藩歴代藩主一覧
本文に登場した富山の城一覧
富山県内の前田家ゆかりの墓所・菩提寺

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2010年10月02日

越前大野城 -金森領国から土井大野藩へ- 越前大野城築城430年祭記念特別展

越前大野城 -金森領国から土井大野藩へ- 越前大野城築城430年祭記念特別展 越前大野城 -金森領国から土井大野藩へ- 越前大野城築城430年祭記念特別展

編集・発行:大野市歴史博物館
発行日:2010年9月4日
ページ数:94P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
本書は、同館で平成22年9月4日から12月26日まで開催される特別展の展示図録となります。当年は金森長近が大野城を築城して430年を迎える祭りの一環として開催されたものであり、越前大野城や金森長近に関連する資料を掲載している。紙質のためか写真が少々ぼやけているのが残念。

[目次]

Ⅰ 越前大野城概説
 一、序章 越前国「天正城」の配置
 二、亀山に築かれた天正城
 三、大野城の遺跡
Ⅱ 展示資料と解説
 一、特別寄稿「金森長近所用の甲冑」「土井家伝来甲冑」
 二、金森長近から幕末土井藩へ
 三、武家茶湯の茶器

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2010年06月12日

平成14年度秋季特別展 小松と前田家

平成14年度秋季特別展 小松と前田家 利常と小松城

編集・発行:小松市立博物館
発行日:2002年10月5日
ページ数:45P
定価:1,500円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「NHK大河ドラマ『利家とまつ』の放送に伴い、小松と前田家との関わりを集積し、紹介する特別展を企画しました。小松の人々と前田家との関わりは、浅井畷の戦いにはじまります。関ヶ原の戦いの前哨戦として、当時の小松城主丹羽長重と金沢城主前田利長が一戦交えたのがこの戦いです。その後、加賀は前田家の領土となり、三代前田利常により小松城や今に残る町並みが整えられることになります。本展では、前田家のなかでもかかわりの深い二代利長、三代利常、この二人にスポットをあて、小松と前田家の関わりと、現在も残る事績をたどります。」

平成14年10月5日から11月24日まで開催された企画展ですが、今年開催中の企画展「利常と小松城」でも四章、五章を中心に実物を見ることができます。意外に多くの遺物が残っているのですね。

[目次]

一 丹羽長重と小松
二 浅井畷の合戦
三 前田利長
四 小松と前田利常
五 小松城
六 利常と寺社の崇敬
出品目録

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2009年08月27日

木舟城下いま昔 メディアが伝える城下物語

木舟城下いま昔 メディアが伝える城下物語

出版社:楓工房
発行日:1995年8月
ページ数:268P
著者:初瀬部乗侯
定価:3,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆

書評:
「前回の拙著『小さな町の戦国ロマン』においては、最後の城主・石黒左近の武将像に焦点をおいたが、木舟城を語るとき、その後の動向と繰り返される悲劇によって廃城となるまでを概説しなければ、戦国ロマンは終わらない。その意味から、第一編に悲劇の経緯をまとめた。第二編は、草稿のまま保存されている『蓑のしずく』の中から寺の草創に関するものを抜粋させていただいた。第三編は物語を交え、郷土に引き継がれてきたメディアをもとに、白山大地震前後の郷土文化を垣間見ることを試みた。三編を通して、本書を資料のつづりに終わらせるのではなく、息の通った郷土史という側面を持つものにしたいのが筆者の試みである。本書は『木舟城下いま昔』の第三部作であり、これをもって終結したい。」

著者は宝性寺の住職である。地元の発展の基礎である木舟城下町の歴史について、史料を調査し、遺物を探してまとめた集大成の一冊である。書名は「木舟城下いま昔」が抜けていて、一体何の本なのかわからないが、れっきとした木舟城を中心とする郷土史本である。図版はカラーで収録されていて、図録としての利用もできる。惜しいのは発行部数が少なかったのか、入手が非常に困難なのが残念である。

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[目次]

第一編 続・小さな町の戦国ロマン 木舟城の悲劇
 悲劇その一 木舟城主・石黒氏断絶
 悲劇その二 白山大地震と城主・秀次の死
 悲劇その三 今石動城主・前田氏断絶
第二編 「蓑のしずく」が伝える宝性寺草創期
 一 古町と宝性寺開基
 二 宝性寺塚碑文 補遺
第三編 メディアが伝える城下物語
 Ⅰ 左近のメディア
 Ⅱ 寺のメディア
 Ⅲ 文化のメディア
 Ⅳ 暮らしのメディア
図版

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2009年08月26日

まいぶん 福岡町埋蔵文化財常設展示図録集成

まいぶん 福岡町埋蔵文化財常設展示図録集成

発行・編集:福岡町教育委員会
発行日:2005年7月31日
ページ数:171P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
高岡市と合併するまでの福岡歴史民俗博物館の展示の軌跡をまとめた本。モノクロですが展示パネルが載っており参考になります。高岡市福岡歴史民俗資料館で購入できます。

[目次]

福岡町埋蔵文化財常設展の軌跡
戦国の城木舟城 常設展
紀元前35世紀 上野A遺跡発掘調査より
西山埋文街道 富山福岡西山丘陵整備基本構想中間報告より

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2009年08月25日

いにしえ紀行 福岡の考古学 第15回特別展

いにしえ紀行 福岡の考古学 第15回特別展

発行・編集:福岡町歴史民俗資料館
発行日:2002年9月15日
ページ数:13P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「町の平野を横断するように走る能越自動車道の建設は、新たな遺跡を発見する契機となり大規模な発掘調査が行われました。にわかに起こった開発ラッシュは、町教育委員会が主体となって行う発掘調査を増加させました。発掘調査の実施により重要な成果が発表・報告されています。ところが、これらの遺跡は既に無く記録に保存されているだけです。埋蔵文化財の発掘調査によってもたらされる新たな知見は、こうした遺跡の『命』と引き換えに手に入れたものです。今回の展示では、考古学というフィルターを通して町の歴史を御覧頂きます。」

木舟城跡、木舟城下町遺跡(石名田木舟遺跡、木舟北遺跡、開ほつ大滝遺跡)も紹介されています。高岡市福岡歴史民俗資料館で購入できます。

[目次]

1.福岡町の遺跡
2.城ケ平横穴古墳群
3.木舟城跡
4.石名田木舟遺跡
5.木舟北遺跡
6.開ほつ大滝遺跡
7.下老子笹川遺跡
8.江尻遺跡
9.上野A遺跡
10.蓑島遺跡
11.沢川ヌゲダ遺跡・沢川北遺跡・蓑島前川原遺跡
展示目録

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2009年03月20日

魚津古今記 完

魚津古今記 完

編集・発行:魚津市教育委員会
発行日:1966年3月10日
ページ数:45P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「魚津古今記は、飛鳥時代後期から江戸時代中期までの、魚津に関する諸事が克明に書き記され、これを読めば読者をして、遠く魚津にあった出来事など彷彿たらしめることであろう。今この古い記録を印刷にし出版して広く魚津の市民に読んでいただく事になったのは、誠に深い意義のある事である。殊にこの書は非常に稀れなもので、全国に唯一つ金沢市立図書館の蔵書としてあるばかりで写本も二三しかない。」

古文献はそのままでは非常に読みづらいものであるが、こうして活字化されると活用しがいがあるというものである。ただ、活字化されても文体はそのままであるので、意味まで解釈するにはまた一苦労であるが、本書は富山県魚津市の歴史を江戸時代後期に、魚津の町人であり文人であった人により描かれた現在風に言えば郷土史書である。

[目次]

一、序
一、刊行にあたりて
一、編集にあたりて
一、魚津古今記の著者について
一、魚津古今記
 天の巻
 地の巻

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2009年03月18日

能登末森山合戦史考

能登末森山合戦史考

発行:バンカ
発行日:1879年8月初版
ページ数:309P
著者:真田寿郎 私刊
定価:1,300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「前田百万石の黎明期にメスをいれ、その礎となった佐々成政との末森合戦と城跡を鮮明に考察。」

末森山の近く羽咋市で喫茶店を営む著者が、前田利家の百万石への契機となった末森城の戦いの周辺を調査しまとめたもの。末森城に関する書籍は少なく、本書は貴重な存在であるが、私刊のためか古書の出回りも少なく入手が非常に困難である。ようやく入手することができた。定価よりは高価であったが、それだけの価値はあるだろう。

[目次]

一 賤ヶ岳合戦まで
 はじめに
 混迷する北陸道
 謙信の七尾城攻略
 菱分の戦い
 利家の能登入部
 越中での成政
 荒山合戦
 柳ヶ瀬・賤ヶ岳の合戦
二 仕掛人
 柳ヶ瀬戦後から
 両雄の心情
 起爆剤
 罠
 両陣営の軍備
 朝日山の対峙
 勝山砦の攻防
 作戦計画
三 末森城
 末森山の位置
 縄張り 総論
 縄張り 総構え
 縄張り 土塁と外囲い
 縄張り 建築物
 縄張り 城内遺構と水之手
 末森城史
 利家と永福
四 末森攻撃
 富山城発旗
 末森攻撃別働隊説
 攻撃展開
 攻撃開始
 牙城の苦戦
 永福の妻安
五 利家後詰
 尾山城の利家
 津幡評定
 利家浜伝いに往く
 砂丘から大手へ
 搦手から入城
 ささの才蔵
 利家の勝関
六 成政の衰退
 鳥越城をとる
 合戦終局展望
 さらさら越えの伝説
 利家の蓮沼攻撃
 富山の役
 成政の最後
七 伝説
 早百合の伝説
 末森山合戦にまつわる伝説
関連年表

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2009年03月01日

国史跡鮫ヶ尾城跡と信越国境の城館遺跡

国史跡鮫ヶ尾城跡と信越国境の城館遺跡 戦国の城と合戦

編集・発行:妙高市教育委員会 生涯学習課
発行日:2009年3月1日
ページ数:8P
定価:講演会参加者配布
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「長野県境と接する妙高市には、戦国時代に在地領主の活動拠点となる城や上杉氏が直接管理する城、村落の自衛のための城など、さまざまな規模、用途の城がつくられました。」

前回のシンポジウム「鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代」に続く第二弾「戦国の城と合戦」の講演会参加者に配布された小冊子です。妙高市にある鮫ヶ尾城、鳥坂城、西城城、猿橋城が紹介されています。

[目次]

信越国境に分布する城館遺跡
信越国境付近の主なできごと
鮫ヶ尾城の普請と拡大
山間地の小規模山城
飯山領の割譲と鳥坂城
上杉氏最大の危機

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2009年01月22日

特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡 発掘整備事業10周年記念展

特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡 発掘整備事業10周年記念展

発行:岡島美術記念館
発行日:1976年10月15日
ページ数:27P
編集:朝倉氏遺跡調査研究所
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「このたび特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡から発掘された資料を集めて特別展を開催いたします。一乗谷は文明3年(1471)朝倉氏が居城を構えて以来103年間にわたって洗練された文化生活を営んだ地であり、昭和42年から庭園、館跡、中の御殿跡、武家屋敷跡など次々と発掘調査が進められています。これらの調査によって400年のベールがはがされ、戦国武将の貴重な遺産が次第に白日のもとにあらわれてきました。今回はここ10年にわたる朝倉氏遺跡の発掘調査で明らかにされた資料を一堂に展示して、当時の生活及び文化のあとをふりかえってみたいと考えます。」

福井新聞社の後援で、昭和51年10月15日から10月24日まで岡島美術記念館で開催された企画展図録です。遺跡の整備される前の様子や発掘された遺物が載っています。巻頭4ページはカラーですが、あとはモノクロページです。

[目次]

遺跡と調査
朝倉氏の歩み
戦いと祈り
町並と住居
日常の生活
芸と遊びと
保存と活用
朝倉氏略年表

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2009年01月09日

両越国境 朝日町の山城 -今 よみがえる歴史の里-

両越国境 朝日町の山城 -今 よみがえる歴史の里-

発行:朝日町中央公民館
発行日:1998年3月
ページ数:69P+付図1枚(朝日町全図)
著者:竹内俊一
定価:非売品
オススメ度:★★★★☆

書評:
「平成8・9年度に『山城探訪教室』を朝日町中央公民館の公民講座として10講座を開きました。毎回の踏査に当たって、講師の竹内俊一氏からは、長年の研究の結果を分かりやすく説明して頂きました。学習生の中の数人は、山城に魅せられて、何回ともなくあの山、この道を訪ねて踏査を試みていたようです。講座を受けている時は、分かったようでも、あやふやな記憶として残る場合があります。振り返る確かなものとして、何らかの形の本を出してほしいとの要望が当公民館に多く寄せられました。そこで、当公民館としまして、朝日町の自然の財産を紹介し、伝承し続けていくことが、当然の使命であると考え、著者の竹内俊一氏に相談しましたところ、快く賛成して頂き刊行の運びとなりました。」

公民館が主導して町の山城を1冊の本にまとめるのは非常に珍しいのではないでしょうか。朝日町ではこの本のもとになった山城を散策する教室が開催されたということですが、まとめられている内容は思いのほか本格的なものとなっています。歴史だけでなく、縄張りや現況の写真など参考になる情報がたくさん載っています。

[目次]

朝日町の山城を歩くとき

Ⅰ 山城構築の環境
 1 地形的環境と交通
 2 歴史的環境 宮崎城周辺を俯瞰した図

Ⅱ 山城の構築と活動
 1 京保山城(旧南保山城)
 2 牧(新南保)城
 3 横根城(本城)
 4 横根城の上百山砦と扇山砦
 5 宮崎城
 6 泊城(元屋敷平・城の腰に所在する城址)
 7 明石城
 8 常福寺城
 9 境端城
 10 諏訪城
 11 宇津城

Ⅲ 山城と合戦
 1 永正6(1509)年 上杉・長尾の合戦
 2 天正3(1575)年 上杉・椎名の合戦
 3 天正12(1584)年 上杉・佐々の合戦

おわりに
資料 越中宮崎臼ケ谷中世墳墓群の緊急調査速報

投稿者 Tadashi : 23:17 | コメント (0) | トラックバック

貴船城古今誌

貴船城古今誌

編集・発行:木舟城跡保存会
発行日:1992年
ページ数:131P
定価:1,500円(5%税込) (2009/8/30更新)
オススメ度:★★★★☆

書評:
「木舟城址について:この城は寿永三年(1184年)石黒太郎光弘の築城と伝えられ、その後、上杉氏、前田氏の居城となり、城下町も発達したが天正十三年(1585年)十一月大地震により崩壊した。現在、その殆どが田畑となっており、もっとも高い所で四メートルの小丘、本丸と見られるところは1.5メートルとその姿をとどめているに過ぎない。時あたかも木舟城築城八〇〇年崩壊四〇〇年の奇縁の年であり、これを記念し、石碑を建立して永くその名を留め、文化財としての価値を高め、保護に資するものである。」

「貴船城古今誌」は昭和13年に名古屋市在住の石黒大介(木舟城主の子孫)が書き残したものであり、本書により復刻されたものであるが、写真印刷でありなかなか読めるものではない。しかし、富山県高岡市(旧福岡町)にあったとされる木舟城に関する様々な資料が収録されている。書店で販売されたものではなく、関係者への配布と町へ寄贈するために作成したもののようである。今回は偶然にも入手することができた。書名には「貴船城」とあるため、「木舟城」と入手するまでわからなかったが、木舟城の研究には貴重な資料のひとつと言えよう。

後日、高岡市福岡歴史民俗資料館で販売されているのを見つけました。

[目次]

碑文 木舟城について
お祝い
貴船城古今誌
木舟城の回顧
木舟城を偲ぶ月見の宴
和歌 短歌 詩吟 木舟城哀歌
資料 越中志徴
あとがき
編集をおえて

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2008年08月31日

鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム 鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代

国史跡 鮫ヶ尾城跡 鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム 鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代

編集・発行:妙高市教育委員会 生涯学習課
発行日:2008年8月31日
ページ数:21P+41P
定価:シンポジウム参加者配布 500円(税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
本日妙高市文化ホールで開催された「鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム」で配布された資料集とパンフレットです。戦国時代越後の国で起こった御館の乱の景虎方最後の居城「鮫ヶ尾城」が今年国指定史跡に指定されたことを記念するシンポジウムですが、記念すべきことに来年度のNHK大河ドラマ「天地人」放映決定が重なり、500人の定員を倍に増やして1000人で盛大に行われました。パンフレットは鮫ヶ尾城の発掘調査結果を踏まえた見どころと、御館の乱の舞台となった史跡や背景を紹介している。資料集は御館の乱前後の武田氏と北条氏の動きを編年体でまとめていて非常に参考になる。パンフレットは当日限りの非売品であるが、よくできているので来年大河ドラマも始まることですし販売してほしい。巻末に鮫ヶ尾城の紙模型がついているのだが勿体なくて作れない・・・

<後日談>
この冊子大変好評であったので少部ですが後日市販されるようになりました。お問い合わせは妙高市教育委員会生涯学習課まで。

[目次]

<国史跡 鮫ヶ尾城跡>
現地形から縄張りを読みとる
地中に刻まれた痕跡をたどる
遺跡からみた存続時期
地域拡大と川中島合戦
決戦 御館の乱
 二人の養氏 景虎と景勝
 天正六年の両軍の動き
 武田氏と北条氏の動き
 天正七年の両軍の動き
 決戦の日 三月二十四日
鮫ヶ尾城跡 立体模型図

鮫ヶ尾城跡 立体模型図

<鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム 鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代>
記念講演 鮫ヶ尾城とその時代 -山城跡からのメッセージ-
 一.越後佐渡の中世城館跡
 二.御館の乱と戦国期城館跡
 三.乱前、乱後の城郭構造の変化
 おわりに -鮫ヶ尾城の風景-
基調講演 武田氏からみた御館の乱
 1 長篠合戦と勝頼
 2 御館の乱
 3 勝頼の動き
 4 その後の勝頼と景勝 -きわめて親密な関係が続く-
 おわりに
基調講演 北条氏からみた御館の乱
 Ⅰ.常陸小川台合戦
 Ⅱ.御館の乱への介入
 Ⅲ.武田氏との抗争再開
 Ⅳ.北条氏にとっての御館の乱

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2008年06月14日

福井城下町名ガイドブック

福井城下町名ガイドブック

編集・発行:歴史のみえるまちづくり協会事務局
発行日:2001年11月1日
ページ数:57P
定価:200円(税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
福井城の城下町を散策するときに手頃なガイドブックです。空襲にあった城下町は再整備されて昔の面影はないところが多いですが、ガイドブック片手に昔と今の変わり様を比較してみるのも楽しいですよ。

本書は福井市企画政策部歴史のみち整備推進室で購入できます。福井市立郷土歴史博物館でも購入できますので、土日祝日はこちらで購入するとよいでしょう。

歴史の道整備推進課刊行物ホームページ
福井市立郷土歴史博物館ホームページ

[目次]

概説編
1 福井藩略史
2 福井城の築城と城下町
3 福井城の縄張りと特色
町名編
4 町方の町名
5 武家地の町名
市街地町名改正一覧表
福井城下絵図
福井城下得ずと現在の主要街路

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2008年06月12日

下越地方の城館跡 越後城郭研究第3号

下越地方の城館跡 越後城郭研究第3号

発行:越後城郭研究会
発行日:1979年3月1日
ページ数:24P
著者:花ヶ前盛明
定価:不明 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「下越地方には越後守護上杉氏が越後に入国する以前、すなわち鎌倉時代に地頭として入り勢力を扶植してきた揚北衆がいた。揚北衆とは阿賀野川以北の豪族ということで、本庄氏、色部氏、中条氏、黒川氏、築地氏、水原氏、安田氏等のことである。揚北衆は連合し、たびたび守護上杉氏や上杉謙信に反抗した。

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[目次]

1 はじめに
2 下越地方の城館跡
3 下越地方のおもな城館跡
 (1) 新発田城跡
 (2) 安田城跡
 (3) 鳥坂城跡
 (4) 村上城跡
 (5) 平林城跡
 (6) 津川城跡
 (7) 赤谷城跡
 (8) 黒滝城跡
 (9) 天神山城跡
 (10) 加地城跡
 (11) 五十公野城跡
 (12) 五泉城跡
 (13) 大場沢城跡
 (14) 木場城跡
 (15) 上関城跡
 (16) 垂水城跡

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2008年06月11日

中越地方の城館跡

中越地方の城館跡

発行:越後城郭研究会
発行日:1978年3月1日
ページ数:22P
著者:花ヶ前盛明
定価:不明 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「中越地方にはたくさんの城館跡がある。ここには越後守護上杉氏一族の上条氏(柏崎市の上条城)、越後守護代長尾氏一族の古志(栖吉)長尾氏(長岡市の蔵王堂城、のち栖吉城)、蒲原(三条)長尾氏(三条市の三条城)、上田長尾氏(南魚沼郡六日町の坂戸城)の根拠地があった。」

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[目次]

1 はじめに
2 中越地方の城館跡
3 中越地方のおもな城館跡
 (1) 栖吉城跡
 (2) 蔵王堂城跡
 (3) 栃尾城跡
 (4) 護摩堂城跡
 (5) 五十嵐城跡
 (6) 与板城跡
 (7) 小木の城跡
 (8) 夏戸城跡
 (9) 坂戸城跡
 (10) 樺野沢城跡
 (11) 浅貝寄居城跡
 (12) 大井田城跡
 (13) 節黒城跡
 (14) 時水城跡
 (15) 下倉城跡
 (16) 椎谷陣屋跡
 (17) 上条城跡
 (18) 北条城跡
 (19) 安田城跡
 (20) 赤田城跡

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2008年06月10日

上越地方の城館跡

上越地方の城館跡

発行:越後城郭研究会
発行日:1977年3月1日
ページ数:15P
著者:花ヶ前盛明
定価:不明 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「上越地方にはたくさんの城館跡がある。その大部分は戦国期のものである。南北期の動乱時代、南朝方として活躍した風間信濃守信昭は直峰城(安塚町)を根拠地とした。信濃守は越後各地で足利尊氏方の豪族と激戦を展開した。そのため豪族達は築城し、いずれかに属した。しかし戦国時代に大々的に普請されたため、南北朝期の遺構は破壊されてしまった。江戸時代の城跡としては福島城(上越市)高田城(上越市)と清崎城(糸魚川市)だけである。」

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[目次]

1.はじめに
2.上越地方の城館跡
3.上越地方のおもな城館跡
 (1) 春日山城
 (2) 御館
 (3) 福島城
 (4) 高田城
 (5) 鮫ヶ尾城
 (6) 箕冠城
 (7) 不動山城
 (8) 根知城
 (9) 勝山城
 (10) 直峰城
 (11) 顕法寺城
 (12) 猿毛城
 (13) 旗持城

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2008年05月15日

富崎城塁群の変遷 -富崎城とその周辺の城-

富崎城塁群の変遷 -富崎城とその周辺の城-

編集・発行:富山の城を考える会
発行日:1990年6月10日
ページ数:230P
著者:佐伯哲也
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「富崎城塞群は、富崎城を中心に、十六の城館から構成され、婦中町、八尾町、山田村、富山市の、二町一村一市にまたがる大城塞群である。富崎城は、越中最大の豪族・神保氏の重要拠点の一つで、富崎城塞群の各城址には、神保氏の家臣達が在城したと考えられ、それを裏付けるかのように、同城塞群には神保氏やその家臣達の伝説を伝えている城が非常に多い。」

富崎城は富山県婦中町(現在富山市)にある。著者である佐伯氏の所属する「富山の城を考える会」は現在の北陸城郭研究会の前身である。論文の体裁も北陸城郭研究会の機関誌に準じるもので、詳細な調査と踏査により記述されている。富崎城塞群に関する書籍は非常に少ないので貴重な資料と言える。対象城塞の研究時にはぜひ参考にして下さい。

[目次]

1.はじめに
2.各城址の紹介
 (1)富崎城址
 (2)銀納砦址
 (3)茶臼山城址
 (4)長沢城址
 (5)家老屋敷城址
 (6)鶴ヶ城址
 (7)下瀬砦址
 (8)赤坂砦址
 (9)森田山砦址
 (10)大館城址
 (11)高山城址
 (12)小島城址
 (13)白井谷の鐘突堂
 (14)三田の関所
 (15)大道城址
3.おわりに

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2008年05月06日

佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 上

佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 上

出版社:中村書店
発行日:1980年12月初版
ページ数:317P
編者:田中圭一
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「越後や佐渡にはたくさんの城がある。高田の城はお堀で有名だし、新発田の城には江戸時代の建造物がのこっている。また、越後春日山の城は上杉氏の城としてあまねく知られている。そして、かなりの数の城が保存の対象として史跡に指定されもしている。ところで、私たちがここでえがこうとする古城の歴史は、実は、その城の縄張りをあきらかにしたり、城主の系譜をただしたり、また、その滅亡のようすを述べようとしているのではない。私たちは、この城に佐渡の中世の村人の歴史を語らせたいと考えているのである。越後もそうだが、佐渡でも、中世についての文献は、庄園の史料や特定の寺社の所領にかかわる史料、地頭・土豪たちのゆずり状、そんなものが断片的にのこっているだけである。」

佐渡における中世の歴史を紐解きながら城を紹介するというもの。単なる城の紹介本とは異なるので、興味深く読み進めることができます。残念ながら絶版になっているので非常に入手が難しくなっていますが、おすすめです。

[目次]

まえがき
Ⅰ 佐渡の城
 郷代官たちの城
 居館と山城
 高台に移る城
 山城と平城
 高館形式の城
 水堀をめぐらした城
 平城の初原的形態
 一国一城制
Ⅱ 守護代本間氏の来国
 相模の豪族
 本間一族
 海老名氏
 佐渡の守護人
 守護代本間氏
 本間氏の佐渡土着
 本間氏定着の場所
Ⅲ 木浦守護代職
 木浦郷と代官所
 小木の城
 宿根木の城
 宿根木浦合戦
 羽茂本間の小木半島支配
Ⅳ 久知本間氏と久知給分帳
 久知本間氏
 久知の古城
 馬坂の城
 さいごの久知殿
 家臣の素姓
 久知給分帳
 羽丹生雅楽
 羽丹生雅楽の子孫
 野中の家号
 三分の一の村
 片野尾金子家
Ⅴ 久知殿の家臣
 村の代表者
 三国太郎左衛門家
 三国家の由緒
 川崎土手
 檜田家文書
 十王堂
 八幡・水尾の祭
Ⅵ 村殿と殿原たち
 矢馳の村殿
 矢馳の城
 矢馳殿本間讃岐守季暁
 本間茂右衛門家
 牛込殿
 長七城
 殿原たち
 山の代官・海の代官
Ⅶ 地頭と寺
 地頭の菩提寺
 村殿たちの寺
 古城の遺物
Ⅷ 佐渡と上杉氏
 佐渡に一揆蜂起
 天正五年の一揆
 長尾氏と一揆との戦い
 謙信の越中での戦い
 謙信の動向
 佐渡一揆の性格
Ⅸ 上杉景勝の佐渡攻め
 羽茂対河原田
 天正の乱
Ⅹ 上杉景勝の佐渡支配
 景勝の統治
 寺社領の支配
 在番衆
 古藤清雲軒
Ⅺ 相川陣屋と港役所
 大久保長安の陣屋
 城下町
 港代官の役所
 原土佐の城
 横地所在衛門の城
 服部伊豆の城

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佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 下

佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 下

出版社:中村書店
発行日:1981年4月初版
ページ数:317P
編者:田中圭一
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「近年、土地開発事業が急激に盛んになってきた。ブルドーザーが動きまわり、わずかの期間に何千年、何百年と変らずつづいてきた土地の姿が一変してしまう。そのなかには私たちの先祖の作りあげてきた文化的遺産も多数ふくまれている。遺跡とか遺構とかいわれるもの、また、そのなかに埋蔵されている遺物というようなものがどんどんなくなっていく。中世の城址もその例外ではありえない。」

佐渡における中世の歴史を紐解きながら城を紹介するというもの。単なる城の紹介本とは異なるので、興味深く読み進めることができます。残念ながら絶版になっているので非常に入手が難しくなっていますが、おすすめです。

[目次]

Ⅰ 雑太城と吉岡城
 竹田本間氏
 雑太城
 城下町づくり
 小田氏と計良氏
 雑田の殿さまの子孫
 吉岡の城
 吉岡本間氏
Ⅱ 宮浦城
 宮浦地頭
 宮浦城址
 大永の戦乱
 慶宮寺
 一宮大明神
 野崎館址
Ⅲ 河原田城
 獅子ヶ城
 一族の領内配置
 石田郷地頭
 初期の居館は
Ⅳ 羽茂本間氏
 本間氏代々
 羽茂城
 北ノ城の発掘
 羽茂と長尾の結びつき
 羽茂の家老たち
 塩を焼く殿さま
 漆で稼いだ殿さま
Ⅴ 三川城
 腰細の城
 殿さまと寺院
 徳和の本間三家
 腰細城の家臣たち
Ⅵ 新穂郷の城
 二方潟の殿さま
 二方潟の城
 土屋という村
 新穂郷の殿さまたち
 竹井の城
 夷本間家
 下新穂城
 上新穂の城
 新穂の殿さま
 計良七郎左衛門
 北方の殿さま
 北方の城
 舟代の城
 大野の城
Ⅶ 青木城
 中世の青木郷
 青木の城
 村殿と殿原
Ⅷ 吉井藍原氏
 藍原氏の入国
 藍原氏の故地
 十六郷の番頭制
 吉井の番頭たち
 長江川の水
Ⅸ 石花の城
 石花の殿さま
 吉井殿と海府
 石花の家臣たち
 海府の村々の城
Ⅹ 加茂渋谷氏と吉住本間氏
 加茂郷地頭職
 渋谷庄
 渋谷氏一族
 渋谷氏の寺々
 渋谷小左衛門家
 加茂郷の本間氏
 村々から納められた税
 白瀬七人衆
 北五十里の新左衛門
 鷲崎の大屋
Ⅺ 新保と泉保の城
 新保の城
 中興城
 泉保地頭職
 泉の城
 藤津城
Ⅻ 潟上家と沢根家
 米沢潟上家と沢根家
 米沢の武家屋敷
 潟上帰本斎高秀
 銀山をもった殿さま
 潟上の城
 潟上殿原衆
 沢根城
 五十里の城
あとがき

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2008年05月03日

日本中世武士の時代 越後相川城の歴史

日本中世武士の時代 越後相川城の歴史

出版社:新人物往来社
発行日:2008年3月初版
ページ数:366P
著者:槇道雄
定価:2,400円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「新潟県中越地震の震源地・川口町は、どのような歴史をたどったか。越後相川城の軌跡を機軸に、武士の時代を照射する。地方から中央を見る視点が、中世史に新たな断面を見せる。」

著者は地元の出身であり、そういう意味では郷土史である。内容は非常に専門的であるため、タイトルにつられて新書気分で購入すると難度に面食らうかもしれない。しかし、新潟県中越の中世史を研究するなら一読を。

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[目次]

序章 筆者のプロローグ
 1 相川城址の位置
 2 天納原の戦い
 3 相川城関係者の後裔
第Ⅰ章 中世的世界の展開
 1 武士出現の背景
 2 越後平氏の活躍
 3 薭生氏の勲功
 4 宇賀地域の戦い
 5 永享の乱
 6 享禄・天文の乱
 7 石坂氏と妙見会水城
第Ⅱ章 薭城城主平子氏
 1 平子氏の出自
 2 平子氏と越後
 3 周防国仁保氏
第Ⅲ章 星野一族の来越
 1 千谷川星野家文書
 2 星野村星野氏の伝説
 3 星野常陸介親忠
第Ⅳ章 越後相川城の終焉
 1 御館の乱
 2 上杉遺民一揆
跋文 天神囃子と松飾

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2008年03月11日

木舟城シンポジウム 戦国の終焉 よみがえる天正の世のいくさびと

木舟城シンポジウム 戦国の終焉 よみがえる天正の世のいくさびと

編集・発行:福岡町教育委員会
発行日:2002年11月29日
ページ数:29P
定価:1,000円(5%税込) (2009/8/29更新)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今から416年前、木舟城は大地震に見舞われ、前田秀継城主夫妻が落命する悲劇の舞台となったお城として有名です。時には『幻の城』とも形容されることがあった木舟城ですが、能越自動車道建設に伴う発掘調査によって城下町が次々と発見されたことで城を取り巻く状況が一変しました。幻が実体を持ち始めたことで木舟城は衆目を集めるところとなり、町では埋蔵文化財担当の専門職員を採用し城の実態解明を目指して『木舟城跡調査検討委員会』を発足させました。継続的な調査研究の結果、2002年には城の範囲確認という初期の目的を達成し、その成果は報告書にまとめられています。シンポジウムでは、そうした調査成果を広く公開するとともに、様々な視点から木舟城に迫ります。」

本書は2002年11月30日に福岡町総合町民センターで開催されたシンポジウム資料の解説図録です。当日配布されたものか販売されたものか分かりませんが、運よく古書で入手しました。ページ数は少ないですがフルカラーで写真や発掘成果、復元推定図などが掲載されています。木舟城の地滑り痕跡の写真もカラーで掲載されており貴重です。

[目次]

1.木舟城へのいざない
2.戦国の城を読む
3.戦国の城と城下町の解明 -木舟城と石黒氏の興亡-
4.木舟城のすがた
5.木舟城の城下町
6.天正大地震と城下町 -長浜町遺跡-
7.木舟城の地震考古学
8.越前一乗谷

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2008年02月24日

能登国の山城 中世の羽咋郡と鹿島郡 能登口郡・中世の特徴的な城塞群について(上編)

能登国の山城 中世の羽咋郡と鹿島郡 能登口郡・中世の特徴的な城塞群について(上編)

発行日:1998年4月
ページ数:168P
著者:南龍雄
定価:不明 自費出版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「能登口郡の城塞群の概要、山城の全体的な特徴、山城の特徴的な防御的遺構等について、まとめてみたい。」

自費出版による石川県羽咋郡と鹿島郡周辺の城塞に関する書籍です。図書館で借りて、一部コピーを所有している。

[目次]

Ⅰ 能登口郡・中世の特徴的な城塞群の概要について
 1.能登口郡の城郭及び城塞群の一覧図
 2.能登口郡の城塞群の特徴とその概要について
Ⅱ 能登口郡・中世の特徴的な城塞群
 1.得田城について
 2.土田城(二所宮城)について
 3.富来城塞群について
 4.西谷内城塞群について
 5.熊木城について
 6.赤倉寺の山岳寺院を中心とした赤蔵山の城郭化について
 7.柴峠城について
 8.八田城ヶ峰城について
 9.八伏山砦と福水城及び白瀬山砦について
 10.仏木合戦の古戦場跡について
Ⅲ 戦国守護大名・能登畠山氏の七尾城の縄張の概要
Ⅳ 縄張調査とその研究のまとめを終えて

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一向一揆の山代 旧能美郡軽海郷 三坂越と滓上川流域の城塞群について

一向一揆の山代 旧能美郡軽海郷 三坂越と滓上川流域の城塞群について

発行日:1996年12月
ページ数:100P
著者:南龍雄
定価:不明 自費出版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「古代より、能美平野から国府-滓上川の河合-中峠-三坂峠-山内-白山への道が、白山宮加賀馬場の禅定道であった。それが三坂越であり、能美平野から梯川支流の滓上川の河合を経て、三坂峠を越え、大日川の河谷・鳥越村(現石川郡)へ出る道筋(国道360号線)である。」

自費出版による石川県三坂越周辺の城塞に関する書籍です。図書館で借りて、一部コピーを所有している。

[目次]

Ⅰ 三坂越と滓上川流域の城塞群の概要について
 1.旧能美郡軽海郷の地形図
 2.三坂越と滓上川流域の城塞群についての概要
Ⅱ 三坂越と滓上川流域の城塞群について
 1.推定・仏ヶ原城
 2.岩淵城
 3.城後山の陣営
 4.城端山の狼煙台
 5.岩倉城
 6.中峠城塞群
 7.三坂峠
 8.二曲城
 9.中城
 10.鵜川陣営
Ⅲ 鍋谷越、三谷越、五十谷越の山城群について
 1.鍋谷城
 2.池城の砦
 3.江指城
 4.日谷城図
Ⅳ 滓上川流域・三坂越の山城の形成について
Ⅴ 能美郡軽海郷を中心とした一向一揆の山城の創築・改修・現在の遺構について
Ⅵ 滓上川流域を中心とした能美郡軽海郷の領主(支配権)と山城の形成について
Ⅶ 研究を終えて

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2008年01月30日

波多野氏と城と館/朝倉兵庫助景綱の館と城 福井考古学会会誌第6号抜刷

波多野氏と城と館/朝倉兵庫助景綱の館と城 福井考古学会会誌第6号抜刷

発行:福井考古学会会誌
発行日:1988年8月31日
ページ数:12P
著者:青木豊昭
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
福井県内の城と館がセットで存在する、永平寺町の波多野城と波多野館、織田町の朝倉兵庫助景綱城と朝倉兵庫助景綱館の論文である。福井考古学会会誌に掲載されたものの抜粋。薄い本ではあるがなかなかに興味深い。

[目次]

波多野氏の城と館
1.はじめに
2.既往の調査研究
3.城と館の構造と規模
4.城と築造年代とその主
5.波多野氏の城館の位置づけと今後の課題

朝倉兵庫助景綱の館と城
1.はじめに
2.既往の調査研究と問題点
3.朝倉兵庫助景綱の館と城の実態
4.景綱と一揆との戦い
5.景綱の館と城の意義と今後の課題

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2008年01月25日

ふる里読本 末森城合戦と桜井三郎左衛門の謎

ふる里読本 末森城合戦と桜井三郎左衛門の謎

編集・発行:ふる里タンク高松会
発行日:2005年9月
ページ数:33P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今に残る能登街道 高松宿の繁栄を約束させた男の歴史ロマンを探る」

昨年の「桜井三郎左衛門翁 末森城合戦と高松浜」に続く、郷土の偉人、桜井三郎左衛門の真実に迫ります。

図書館で借りて、一部コピーを所有しています。

[目次]

「新左衛門家」家系図
大正十一年高松町制施行記念行事 故桜井三郎左衛門氏を讃えての追彰文
天正十二年九月 末森城合戦記
末森城合戦要図 成政の「鶴翼の陣形」
桜井三郎左衛門翁の六つの謎
六つのなぞを追って
加賀百万石の礎 三郎左衛門の偉業
佐々成政と前田利家の対比年表
前田利家の家臣 越前武将達
知恵者桜井三郎左衛門翁謎の鍵は越前にあった
永禄十年朝倉館で絢爛の宴あり
朝倉義景に三人の娘がいた
朝倉義景の女系図
桜井新三郎から桜井新左衛門そして三郎左衛門
新左衛門の流浪
戦国時代は情報合戦の時代
三郎左衛門は劣勢の利家の為に働いたのは?
本願寺教如
末森城合戦 桜井三郎左衛門翁関連年表
新三郎~新左衛門~三郎左衛門のルーツ年表
仮説の歴史を綴る一こま

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2008年01月24日

第16回北陸中世考古学研究会資料集 中世城館から城下町へ

第16回北陸中世考古学研究会資料集 中世城館から城下町へ

編集・発行:北陸中世考古学研究会
発行日:2003年11月22日
ページ数:196P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「北陸地方では城館とその周辺の様相が明らかになっている例はまだ少ないが、一部の遺跡では長期間にわたる発掘調査の結果、単体の居館跡ではなく、周辺に同時期の遺跡を伴う例が、確実に増加している。そこで主に室町期以降の城館と、その外側で館と一体となって立地する遺跡を類型化することにより、館の中と外の空間利用のあり方を分析する。
 戦国期に定型化する山城・武家屋敷・町屋のいわゆる戦国期城下町、近世に入り再編される城郭・武家屋敷・町屋の近世城下町の事例を整理し、前段階からの流れを踏まえて居館を中心とした都市遺跡の発展・北陸地方での地域性を究明する。城下町の調査は、一乗谷朝倉氏遺跡を除けば、発掘調査によって全体像が明らかになった例はないため、同遺跡の成果に学びつつ、考古資料だけでなく、文献、絵図、地割り研究も取り入れて多角的に検討する。」

2003年11月22日・23日に新潟県上越市埋蔵文化財センターで開催された北陸中世考古学研究会の記録集。発掘調査の報告がメインである。写真はコピーなのであまり良くない。研究者向き。北九州中国書店で購入できます。

北九州中国書店ホームページ

[目次]

基調講演
 北陸における中世城館から城下町の様相 -能登七尾・府中を中心として-
越前・若狭
 戦国城下町越前一乗谷
加賀・能登
 加賀・能登の主要遺跡分布図
 石川県の様相
越中
 越中の主要遺跡分布図
 越中(富山県)の様相
越後・佐渡
 越後における遺跡位置図
 越後における城館の周囲の状況
 新潟県における戦国期城下町・近世城下町
動向と記録
 福井県の動向(2002年度)
 石川県の動向(2002年度)
 富山県の動向(2002年度)
 新潟県の動向(平成15年の状況)
 第15回北陸中世考古学研究会の記録
 平成15年度北陸中世考古学研究会 見学会

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2007年12月26日

古城萬華鏡 高岡誕生の物語

古城万華鏡 高岡誕生の物語

出版社:桂書房
発行日:2006年3月初版
ページ数:418P
著者:山本和代子
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「加賀藩2代藩主前田利長公が開いた歴史のある町・高岡。そこに生まれ育った著者が、前田利長の人生や彼をめぐる人々、その居城と城下町づくりにまつわる話などを語る。山元醸造株式会社ホームページの連載記事を書籍化。」

地元高岡の方による開祖前田利長と高岡城、高岡の町の話です。著者は専門家でないので、本で調べたものや人伝に聞いた話がかかれていますが、その内容は非常に読みやすいものとなっています。金沢とともに城下町として世界遺産登録を目指している高岡市の歴史を学んでみませんか。

本書は地元出版社によるもので、一部書店では入手しづらいこともあります。また発行部数もそれほど多くないと思われますので、「高岡」「高岡城」「前田利長」に興味ある方は早めに入手しましょうね。一部ネット書店などは「古城万華鏡」で登録されています。

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[目次]

第一章 高岡の開祖、前田利長
第二章 前田利長をめぐる人々
 第一節 クルスの残像
 第二節 もうひとつの百万石
 第三節 親と子
 第四節 武将たちの去就
 第五節 技と進取
第三章 味めぐり
第四章 築城と開町
 第一節 守山城
 第二節 金沢城
 第三節 富山城
 第四節 駿府城
 第五節 高岡城石垣石の話
 第六節 高岡城の姿
 第七節 普請から破却まで
 第八節 風水都市高岡
 第九節 開町当時の高岡
おわりに
前田利長の一生と関連事項
前田家系図

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2007年12月18日

富山県中世城館遺跡総合調査報告書

富山県中世城館遺跡総合調査報告書

編集・発行:富山県埋蔵文化財センター
発行日:2006年3月初版
ページ数:カラー図版12P+358P+図版36P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書は、富山県が文化庁国庫補助金を受けて、平成12年度から平成17年度の6か年で実施した富山県中世城館遺跡総合調査の報告書である。」

昨年3月に完了した富山県の中世城館調査の報告書。一般販売はされず、ようやく古書として出回り始めた。遺構を確認できた城跡については縄張り図が描かれているが、歴史的な経緯などの説明は短いものが多く、他県に比べて内容不足は否めないか。しかし、富山県を網羅していることは意義がある。

[目次]

Ⅰ 序章
 1 調査の経緯と経過
 2 縄張り図の新たな工夫
Ⅱ 調査の成果
 1 市町村別城館遺跡一覧表
 2 城館遺跡分布図
 3 城館遺跡の概要
 4 文献・史料調査の成果
  (1)中世史料にみる越中の城館
  (2)近世書上類にみえる中世城館
Ⅲ 特論
 1 越中中世史概説
 2 越中における中世城館の形成と展開 -文献史料を中心に-
 3 「安城」の所在に関する研究
 4 宝永誌瞥見
 5 標高・立地からみた富山県内の中世城館について
Ⅳ 主要文献目録・近世史料一覧
Ⅴ 索引
Ⅵ 写真図版

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2007年12月08日

史跡鳥越城跡附二曲城跡環境整備事業報告書

史跡鳥越城跡附二曲城跡環境整備事業報告書

編集・発行:鳥越村教育委員会
発行日:2001年3月初版
ページ数:147P+図版39P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「白山麓のなかほどに位置する鳥越村は、古代は白山信仰の行者が盛んに往来し、中世は本願寺門徒が一向一揆に活躍する場として知られ、豊かな歴史的遺産が数多く残されています。その中でも、『国指定史跡鳥越城跡附二曲城跡』は、北陸の中世史において見逃す事の出来ない一向一揆の史跡です。鳥越村としましては、村民憲章に『一向一揆の史跡をもつふるさと』とうたい、活力ある村づくりの原点として、史跡鳥越城跡附二曲城跡をとらえていることから、本丸の建物遺構に基づいた建物復元をなんとか実施いたく、『基本計画』を策定し、文化庁、石川県と協議しました。その結果、平成9年から12年の4カ年計画で、『史跡等活用特別事業(ふるさと歴史の広場)』として、国庫補助事業の採択をしていただき、史跡整備を実施することになりました。当初、基本計画で予定していた箇所で、発掘調査結果等により若干変更した部分もありますが、城門、柵列等歴史的建造物の復元、一向一揆歴史館の建設、屯舎の建設、本丸遺構等の史跡整備を実施し、4カ年間の事業をようやく終了することができました。これらの事業は、今後、史跡見学者の史跡に対する学習等に絶大なる効果を発揮するものと期待しているところであります。」

本書は、建物が復元されるなど整備された石川県鳥越城跡の整備計画に係る経過をまとめたものです。併せて、復元前の発掘調査結果と一向一揆歴史館建設に関する経緯もまとめてあり、整備方針など詳細に理解できます。本書は古書の出回りもなく購入ままならなかったので、一部をコピーで入手した。

[目次]

Ⅰ 遺跡の概要
 1 位置と環境
 2 史跡鳥越城跡附二曲城跡の概要
Ⅱ 環境整備事業の経過
 1 指定前後の発掘調査と保存管理
 2 環境整備基本計画
Ⅲ 事業概要
 1.事業の位置
 2.事業対象面積
 3.事業の目的
 4.事業の内容
Ⅳ 事業内容と経費
 1,一向一揆歴史館(ガイダンス施設)と展示
 2.建物復元
 3.その他
 4.事業費
Ⅴ 事業地の発掘調査概要
 1.既往の調査
 2.第10次発掘調査 1996年
 3.第11次発掘調査 1997年
 4.第12次発掘調査 1998年
 5.第13次発掘調査 1999年
Ⅵ 管理運営と今後の問題点
 1.関連する条例
 2.管理運営規則
 3.今後の問題点
Ⅶ 資料
 1.一向一揆歴史館映像台本
 2.設計図面
 3.写真

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2007年12月07日

天堂城跡 -奥能登最大規模を誇る城跡遺構と温井一族を考察-

天堂城跡 -奥能登最大規模を誇る城跡遺構と温井一族を考察-

著者・発行:高井勝己
発行日:2000年11月1日初版
ページ数:75P
定価:1,500円 自費出版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「天堂城跡は、奥能登地域最大の規模を誇る城跡で、能登守護畠山氏の重臣温井氏が北辺の守りのために築城したと伝えられている。奥能登地域には、鎌倉初期に地頭職として入部した長谷部一族が穴水城を拠点として縄張りを巡らしていたが、畠山氏が守護となり入部すると、畠山氏の被官遊佐氏や温井氏が台頭することとなり、能登の主要地に進出したと見られる。このため、室町中期以降は、長谷部氏と肩を並べて温井氏の名が登場する。」

石川県輪島市の天堂城跡とその周辺城砦を自主調査してまとめた労作。県内でもあまり知られていない天堂城であるが、規模としては国史跡の七尾城、鳥越城に次ぐ大きなものである。本書片手にぜひ踏破してみたい。

本書は、高井勝己氏に直接はがきで申込みして購入できる。

[目次]

1.城跡の所在地
2.城跡の概要
3.遺構の状況
(1)殿様屋敷遺構
(2)兵庫屋敷遺構
(3)木戸口遺構
(4)ゴンゲン山遺構
(5)犬伏山遺構
(6)コエドヤシキ遺構
(7)ヤシキダ遺構
(8)堂ノ谷内後山遺構
(9)チョウセンマチ遺構
(10)エンニャマ遺構
4.築城年代を考察
5.天堂城の付砦
(1)姫ヶ城
(2)八幡山砦
(3)別所谷ノゾキ堂堡
(4)七日坂砦
(5)木戸ノ口砦
6.温井氏の能登定住を考察
(1)温井氏の入部は鎌倉期か
(2)温井氏は国衙の役人か
(3)最初の入部地は鹿島郡か鳳至郡か
(4)長谷部氏との住み分け

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2007年12月01日

中世北陸の城館と寺院 第15回北陸中世考古学研究会 資料集

中世北陸の城館と寺院 第15回北陸中世考古学研究会 資料集

編集・発行:北陸中世考古学研究会
発行日:2002年11月23日初版
ページ数:247P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「中世北陸の在地勢力の象徴である城館と宗教勢力の象徴である寺院との関係を追求する趣旨で、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館で行なわれた北陸中世考古学研究会の資料集。」

北陸各県から中世城館の発掘調査の実績を持ち寄って比較検討するための資料として作成されたものであろう。偶然入手できたものであるが、一部考古学専門書店では購入できるようである。

[目次]

基調講演
 境内都市論
越前・若狭
 越前・若狭の様相
 1.岸水遺跡
 2.法土寺遺跡
 3.中角遺跡・中角館跡
 4.豊原寺跡
 5.諏訪間興行寺遺跡
 6.市荒川興行寺遺跡
 7.藤巻館跡
 8.史跡 白山平泉寺旧境内
 9.松丸館跡
 10.特別史跡 一乗谷朝倉氏遺跡
 11.三峯寺跡
 12.般若寺跡
 13.史跡 杣山城跡
 14.石山城跡
加賀・能登
 加賀・能登の主要遺跡分布図
 1.石動山遺跡
 2.永光寺遺跡
 3.気多社僧坊群遺跡(寺家ブタイ地区)
 4.寺家遺跡(砂田地区)
 5.御舘館跡
 6.堅田B遺跡
 7.河原市館跡
 8.梨木城跡
 9.冨樫館跡
 10.宮永ほじ川遺跡
 11.勅使館跡
 12.永町ガマノマガリ遺跡
 能登・加賀の城館と寺院
越中
 越中の主要遺跡分布図
 越中(富山県)の様相
 1.山崎城跡
 2.阿尾城跡
 3.木舟城跡
 4.寺家新屋敷館跡
 5.医王山遺跡群
 6.梅原護摩堂遺跡
 7.井口城跡
 8.八塚C遺跡
 9.増山城跡
 10.黒河西山遺跡
 11.白鳥城跡
 12.友坂遺跡
 13.安田城跡
 14.仏生寺城跡
 15.弓庄城跡
 16.伝承真興寺跡
 17.松倉城跡
越後
 越後におけるおもな中世城館・寺院遺跡の位置図
 中世越後の城館と寺院
 2.政所条遺跡群
 3.住吉遺跡
 5.宝積寺館跡
 6.和納館跡
 8.三貫梨遺跡
 11.田塚山遺跡群B地点
 17.高柳遺跡群
東北地方の様相
 1.睦合館跡
 2.木ノ沢館跡
 3.観音寺廃寺跡
 4.仙人西遺跡
報告
 福井県における中世遺跡発掘調査の動向 平成13年度
 石川県の動向 -2001年度-
 富山県の動向 (2001年度)
 新潟県の動向
 第14回北陸中世考古学研究会の記録
 平成14年度中世考古学研究会 夏の見学会

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2007年10月20日

小松城 小松城展図録

小松城 小松城展図録

発行・編集:小松市立博物館
発行日:1987年10月3日
ページ数:50P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
一向一揆時代から明治時代までの小松城に関する資料(遺物・図面・書・書籍)を集めたもの。2点を除き、掲載されている写真がモノクロなのは残念である。城絵図などはこのサイズでは判別できないので、カラーで大きなサイズの図録ができないものかと思う。但し、小松城に関する資料が集められた資料は少なく、そういう意味では貴重な資料である。

本書は「小松市立博物館」で購入できます。

小松市立博物館 図録ホームページ

[目次]

小松城考
小松城年表
利常の小松養老期間の江戸と小松在城時
小松侍帳による居住地と侍人数
藩政時代の小松町行政組織
展示目録

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2007年10月03日

発掘された戦国の城下と港

発掘された戦国の城下と港

発行・編集:石川県立郷土資料館
発行日:1977年10月初版
ページ数:60P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
石川県立郷土資料館で昭和52年10月12日から11月20日に開催された秋季特別展の図録。

[目次]

図録
福井市一乗谷遺跡
金沢市普正寺遺跡
一乗谷遺跡 本館
一乗谷遺跡 武家屋敷
瓢町遺跡
一乗谷遺跡 寺院
一乗谷遺跡 庭園
一乗谷遺跡 出土物
一乗谷遺跡 古文書
草戸千軒町遺跡
普正寺遺跡 出土物
十楽寺経塚 出土物
華報寺中世墳墓 出土物
名立沖海底遺跡 出土物
七尾城 出土物
鳥越城跡 出土物

展示解説
一乗谷朝倉氏遺跡
中世の日本海海運
謙信の南下と七尾城
国盗りの終焉

北陸地方室町戦国時代略年表

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2007年09月19日

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

発行・編集:加賀市教育委員会
発行日:1995年3月初版
ページ数:28P+図版8P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「城跡が存在する総面積は、35万平方メートルに及ぶ広大なもので、発掘初年度に当たる平成5年度においては、約11万平方メートルの調査を行い、昨年3月"加賀熊坂城跡"の報告書を発行いたしました。次いで発掘第2年次に当たる本年度は、平成6年5月から11月にかけて、熊坂口之城跡および熊坂黒谷城跡を中心に、約4万4千平方メートルの調査を実施しました。この結果について、この報告書を発行する運びとなったわけであり、内容の遺構状況によりご理解いただけると思いますが、期待されていたような城郭であるという裏付けなされるほどのものでなかったようであります。調査に基づく専門家の意見を総合しますと、現在のところ、この遺跡は、一向一揆の農民たちが築いた一時的な駐屯地的陣跡と見るのが適当であると言われており、堅固な城として作られたものではないようであります。」

2冊目になる本書では実際にコースとして破壊の可能性のある場所を中心に発掘調査された結果を収録している。

[目次]

第1章 遺跡の位置と環境
 1.遺跡の位置
 2.遺跡周辺の地質
第2章 調査の概要
 1.調査の方法
 2.調査の経過
第3章 検出された遺構と遺物
 1.熊坂口之城跡
 2.熊坂黒谷(奥)城跡
第4章 熊坂黒谷城跡・焼土遺構の考古学地磁気測定
第5章 まとめ
写真図版

投稿者 Tadashi : 01:09 | コメント (0) | トラックバック

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

発行・編集:加賀市教育委員会
発行日:1994年3月初版
ページ数:20P+図版9P+付図2枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「平成元年、市内熊坂町、細坪町の両町にまたがる山林に、ゴルフ場建設の計画が提示されました。しかし、このゴルフ場建設予定地内には、35万平方メートルに及ぶ広大な中世の城郭である、熊坂黒谷城・熊坂口之城・菅谷砦と言われている3つの城跡が確認されています。教育委員会としましては、埋蔵文化財の現状保存の原則に立ち、遺跡をはずしてコースの設計をされるよう、開発業者に強く申し入れると同時に、協議を重ねて来ました。最終的に、城郭の中心部を含む大半の遺跡をコースからはずし、調査面積は約11万平方メートルと絞り込み、極力現状保存に力を注ぎました。止むなく改変される遺跡につきましては、記録保存とし、適切な発掘調査を行うこととしました。」

附図の現況測量図が使いやすく役に立ちます。

[目次]

第1章 調査の経過と遺跡の概要
 第一節 調査に至る経緯と経過
 第二節 調査組織
 第三節 調査の方法
 第四節 調査の経過
第2章 位置と歴史的環境
 第一節 遺跡の位置
 第二節 遺跡周辺の地質
 第三節 周辺の遺跡
 第四節 歴史的環境
第3章 検出された遺構と遺物
 第一節 菅谷砦跡
 第二節 熊坂口之城跡
 第三節 熊坂黒谷(奥)城跡
第4章 まとめ
写真図版

附図1 菅谷砦跡・熊坂口之城跡現況測量図
附図2 熊坂黒谷(奥)城跡現況測量図

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2007年09月18日

加賀藩の絵図展

加賀藩の絵図展

編集・発行:新湊市博物館
発行日:2003年5月9日
ページ数:24P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
「本館の展示の中心は、江戸時代後期を代表する和算家・測量家の石黒信由以下4代の遺品高樹文庫です。信由は、宝暦10年(1760)射水郡高木村に生まれ、最高水準の和算・測量術・絵図作製技術を身に付けていました。文政2年(1819)加賀藩から越中・加賀・能登(富山・石川県)の測量を命じられ、5年後にきわめて正確な絵図を藩に提出しました。その精度は高く、同時代の測量家で日本全図を作製した伊能忠敬の業績に並ぶものです。」

本書は、新湊市博物館で平成15年5月9日から7月6日に開催した企画展「加賀藩の絵図展」の展示図録です。絵図を中心に39点紹介されていますが、実物は相当に大きく、縮小された写真では文字は読み取れません。雰囲気でがまんして、本物は博物館へ見に行きましょう。

射水市新湊博物館ホームページ

[目次]

序にかえて
1 信由図の系譜
2 信由以下4代の実学
3 石黒家の収集図
資料目録

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金沢市鷹巣城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要24

金沢市鷹巣城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要24

発行・編集:金沢市教育委員会、金沢市埋蔵文化財調査委員会
発行日:1980年3月初版
ページ数:37P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
本書は、金沢市西市瀬町と同市瀬領町地内にある鷹巣城址の緊急調査報告書である。なお、附編として、城郭内に、土器片の散布がある通称瀬領遺跡の分布踏査報告を併せてある。

なぜ緊急調査だったのか本誌から読み取ることはできないが、前年に同市松根城址も緊急調査されており、加越国境の城址を調査したものと思われる。

[目次]

一.城址の概観
二.測量調査の概況
三.文献資料調査
四.分布踏査調査
五.あとがき

投稿者 Tadashi : 00:23 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月13日

松任市出城城跡 松任市成町宅地造成に係る埋蔵文化財発掘調査概要報告書

松任市出城城跡 松任市成町宅地造成に係る埋蔵文化財発掘調査概要報告書

発行・編集:松任市教育委員会
発行日:2002年3月初版
ページ数:21P+図版7P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
宅地造成に先んじて実施された発掘調査の報告書である。松任城の出丸であった松任出城跡の堀遺構の一部とみられる遺構も発見され、出城が伝承ではないことが確認されたと結論づけている。

[目次]

第1章 位置と環境
第2章 調査の経緯と経過
第3章 遺構と遺物
第4章 結語
図版

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2007年09月10日

高岡開闢由来記・高岡町由緒聞書 高岡市古書古文献シリーズ第三集

高岡開闢由来記・高岡町由緒聞書 高岡市古書古文献シリーズ第三集

発行:高岡市立中央図書館
発行日:1996年3月初版 (底本:1924年)
ページ数:14P
編集:高岡文化会
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
古文献を写真印刷して復刊する高岡市の古書古文献シリーズの一冊である。本書は高岡開町から明治初期までの事象を簡潔に説明する「高岡開闢由来記」と、各町会の由来について説明する「高岡町由緒聞書」から成る。

本書は高岡市立図書館(3F)で購入することができる。見本誌も置いてあるので内容を見てからの購入も可能である。高岡駅南口の市立駐車場を利用すると1時間の駐車料サービスを図書館で受けられる。

高岡市立中央図書館 刊行物紹介ページ

[目次]

高岡開闢由来記
第一 高岡町立開闢の事
第二 櫻馬場の事
第三 高岡郷社関野神社の事
第四 高岡神社の事
第五 高岡御祭礼曳山の事
第六 利長卿御薨去の事
第七 御廟御造築の事
第八 高岡山瑞龍寺の事
第九 高岡城取毀の事
第十 御旅屋の事
第十一 御参勤中御伺の事
第十二 古御城立一位樹の事
第十三 御旅屋七本杉の事
第十四 木町浦の事
第十五 片原横町影なしの事
第十六 同所孝子動地之碑の事
第十七 国幣中社の事
第十八 公園の事
第十九 高岡市内社寺の事
第二十 高岡大佛の事
第二十一 高岡報時鐘の事
第二十二 御巡幸行在所の事

高岡町由緒聞書
高岡町舊家覚

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高岡古城志 高岡市古書古文献シリーズ第五集

高岡古城志 高岡市古書古文献シリーズ第五集

発行:高岡市立中央図書館
発行日:1999年3月初版 (底本:1939年)
ページ数:96P
著者:増山安太郎
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
古文献を写真印刷して復刊する高岡市の古書古文献シリーズの一冊である。本書は珍しい高岡城に関する歴史をまとめたものである。高岡城は加賀前田藩2代藩主利長の隠居城として築城され始めたが、完成をみることなく廃城となった経緯がある。

本書は高岡市立図書館(3F)で購入することができる。見本誌も置いてあるので内容を見てからの購入も可能である。高岡駅南口の市立駐車場を利用すると1時間の駐車料サービスを図書館で受けられる。

高岡市立中央図書館 刊行物紹介ページ

[目次]

第一 前田利長卿高岡に築城す
一 富山城の火難
二 新城を関野に築く
三 高山南坊城の縄張りす
四 関野を高岡と改称す
五 木町を開く
六 築城の工事進めらる
七 本丸の石垣崩壊す
八 築城の功成る
九 利長卿高岡城に入る

第二 高岡城の結構
一 高岡城の地取り
二 高岡城の縄張り

第三 高岡の城下
一 武家屋敷
二 高岡の城下町
三 城下の防備

第四 高岡城の地位
一 近代の城地
二 高岡の地勢
三 金澤城との比較
四 三州政治の中心
五 暗雲低迷の天下
六 豊臣秀頼利長卿を誘ふ
七 利長卿薨後の高岡城

第五 高岡城破却せらる
一 一国一城の令
二 加賀藩高岡城址の保存を図る
三 古城址に藩倉を建つ
四 古城址公園となる

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2007年09月02日

福井城跡 水環境整備事業(光明寺用水地区)に伴う調査 福井県埋蔵文化財調査報告第50集

福井城跡 水環境整備事業(光明寺用水地区)に伴う調査 福井県埋蔵文化財調査報告第50集

編集・発行:福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行日:2001年3月初版
ページ数:44P+図版23
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
光明寺用水(現在は芝原用水と呼ばれている)の老朽化に伴う改修工事の過程で行なわれた調査報告書。調査の過程で発見された石垣や出土物に関してまとめている。光明寺用水は福井城本郭の北側に位置する。

[目次]

第1章 調査に至る経過
第1節 調査に至る経緯
第2節 調査の経過

第2章 福井城跡の地理的・歴史的環境
第1節 地理的環境
第2節 歴史的環境

第3章 遺構
第1節 イ地点
第2節 ロ地点
第3節 ハ地点
第4節 ニ地点
第5節 ホ地点
第6節 第2次調査区

第4章 遺物
第1節 土器類
第2節 金属製品
第3節 石製品
第4節 木製品
第5節 鋳造関係

第5章 まとめ

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2007年07月08日

若狭の中世城館

若狭の中世城館

発行:小浜市教育委員会
発行日:1979年2月初版、1979年8月改訂版
ページ数:217P
編集:小浜市教育委員会文化課
定価:1,100円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
本書は、小浜市史編纂事業の一環として若狭一円の中世城館を調査しその結果をまとめたものです。調査対象は、当時調査中の名田庄村を除く若狭全域の山城のうち主たるものとし、若干の館跡と小浜城を収録している。

各城館ごとに遺構の状態、城館の歴史を解説し縄張図を付ける。ページ数が町ごとで通しページでないところが使い勝手が悪く違和感があるが、若狭地域の城館を調査する際の基礎資料と言える。

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[目次]

美浜町の中世城館 15P
1 狩倉山付城
2 中山の付城
3 岩出山砦
4 国吉城

三方町の中世城館 11P
1 鳥浜城
2 南前川城
3 大倉見城
4 鈴ヶ嶽城
5 岩屋堡

上中町の中世城館 33P
1 麻生野堡
2 霧ヶ嶺城
3 堂山城
4 山内城
5 安賀里城
6 膳部山城
7 熊川城
8 赤松城
9 箱ヶ岳城
10 持田城
11 向山砦
12 吉田堡

小浜市の中世城館 78P
1 加茂堡
2 新保山城
3 東谷城
4 賀羅岳城
5 岡山城
6 次吉城
7 天ヶ城
8 畑田氏城址
9 茶磨山城
10 小浜城
11 茶臼山城
12 湯谷山城
13 聖谷城

大飯町の中世城館 22P
1 オンジョ城
2 大島丸山城
3 高田城
4 達城
5 石山城

高浜町の中世城館 26P
1 小屋場
2 白石山城
3 十念獄城
4 砕導山城
5 高浜城
6 青城
7 難波江城

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2007年07月01日

丸岡城の昔と今

丸岡城の昔と今

発行:丸岡町長 高倉忠
発行日:1979年10月初版、1991年3月改訂版
ページ数:34P
編集:伊東尚一
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
丸岡城の歴史を簡潔なかたちでまとめてあります。丸岡城の歴史の入門書的な位置付けができるでしょう。作成された時代的なものか写真はすべてモノクロです。丸岡城歴史民俗資料館で販売されています。

坂井市丸岡城ホームページ

[目次]

一 日本最古の天守閣
二 城下町の発達
三 城主の交替 本多時代
四 有馬時代
五 丸岡城の払い下げ
六 丸岡城の解体修理
七 大震災後の復興工事

附録 丸岡城略年表

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丸岡城略史

丸岡城略史

発行:丸岡城下を考える会
発行日:1991年10月初版、1999年3月改訂版
ページ数:233P
編集:大谷英仙
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
元亀元年(1570)から平成3年(1991)までの丸岡の出来事を全国の出来事と並列して年表としてまとめたもの。参考資料に「丸岡城略史」(丸岡五徳会、昭和63年刊)と同名の書籍があるが内容が同一のものかまでは不明です。本書は、丸岡城の研究の補助史料として使うことができます。丸岡城歴史民俗資料館で販売されています。

坂井市丸岡城ホームページ

[目次]

古写真・絵図・平面図

丸岡城略史
元亀元年(1570)~平成3年(1991)

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越前丸岡の民話と伝説

越前丸岡の民話と伝説

発行:築城四百年記念祭実行委員会
発行日:1975年3月初版、1998年9月第5版
ページ数:68P
編集:岩崎新之助
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「丸岡町・・・私達の住んで居る丸岡町は、どの地方より誇る事の出来る沢山の文化財を持ち、日本で一番古い丸岡城天守閣を始めとし六呂瀬古墳、豊原三千坊、千古の家と千有余年の長い歴史があります。このたび築城四百年を期して、この跡を温める一助にと『越前丸岡の伝説・民話集』を広く紹介するにあたり、村々の古老の物語を取り調べてここに書き述べました。」

丸岡町(現在は坂井市)の民話と伝説を収録したもの。昭和50年に収集されたものなので、現在は失われているものもあるでしょう。本書は丸岡城歴史民俗資料館で販売されています。

坂井市丸岡城ホームページ

[目次]

鳴鹿地区(10)
磯部地区(6)
高椋地区(16)
丸岡地区(11)
長畝地区(31)
竹田地区(10)

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2007年06月28日

福井市史 資料編別巻 絵図・地図

福井市史 資料編別巻 絵図・地図

発行・編集:福井市
発行日:1889年3月初版
ページ数:268P+付録2枚
定価:8,250円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「複製技術や印刷文化が格段の進歩をとげた今日においても、ときには畳数枚分もの大きさに及んで写真撮影はもちろんのこと、全体を見ることすら容易でない絵図資料は、文書資料の活字化の場合とは異なる多くの複製上の困難をはらんでいる。事実、史料探訪の折に興味深い絵図(そのほとんどは彩色されている)にめぐりあっても、それらが資料として利用されうるような形で複写・撮影されるのは、まれな例に属するというのが現状である。現在各地で盛んに刊行されている歴史資料集のなかにも絵図資料を集めて一巻を編むといった例がきわめて少ないのは、この間の事業を反映したものであろう。こうしたなかで本書は、私たちの住む福井市域の歴史にかかわる絵図・地図資料を集め、まとめてみようとする一つの試みであり、数多くの人たちの種々の協力に支えられて成ったものである。もとより資料は現物を見るにしくはない。しかしこうした試みがなければ、貴重な絵図資料はいつまでも小さな限られた世界にとどまり続けるであろう。」

市史に絵図編を置くのは最近では珍しくなくなったが、それでも数は限られる。そんな中で先鞭を付けた一冊が本書であるが、初期の印刷技術はまだまだ拙く大きな絵図は文字を読み取れるほどの鮮明さはない。撮り直して再販していただけるとうれしいのだが、まだすべて市史が完結していない今は無理な話か。絵図と解説がセットになっているのでゆっくりと眺めてみたい一冊である。

福井市 福井市史刊行一覧ホームページ

[目次]

1 古代・中世
2 国絵図
3 城下絵図
4 町絵図
5 城郭図・屋敷図
6 寺社境内図
7 村絵図
8 検地文間図
9 浦絵図・漁場図
10 河川図
11 水利図
12 道中図
13 相論図
14 明治期行政区画図
15 市街図
16 地形図

付録図解説

総説

付録1 福居城下絵図 貞享二年(1685)
付録2 福井市街全図 昭和八年(1933)

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2007年06月27日

新修七尾市史 7 七尾城編

新修七尾市史 7 七尾城編 新修七尾市史 7 七尾城編

発行元:七尾市
発行日:2006年3月初版(限定1000部)
ページ数:385P+240P
編者:七尾市史編さん専門委員会
定価:6,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆

書評:
「本書の内容は、文献史料編と考古資料編に大別される。前者は、既刊の『古代・中世資料編』の続編でもあり、永正元年(1504)から天正十年(1582)7月の石動山・荒山合戦までの史料を、編年体で収録したもので、七尾市史中世資料編のうちの『戦国編』ともいうべきものである。そこには堅固な山岳城(七尾城)を構成し、戦国大名として領国支配を展開する一方、黄昏の室町幕府を支え、能登に地方武士文化を高揚させた、幕府管領畠山氏の庶流『能登畠山氏』の、戦国期における関係史料を網羅した。収録された史料はいささか難解ではあるが、それらを丹念に読み解くことによって、政治・経済・文化の書く分野にわたり京都と深く係わりながら、日本の戦国社会のなかで光彩を放ち続けた大名能登畠山氏と、その拠点であるのと七尾の重要な歴史的位置が浮かび上がってこよう。後者の考古資料編は、昭和四十八年以降続けられてきた、七尾城跡遺跡遺構の測量・発掘調査と、平成三年の市内古屋敷町のシッケ地区遺跡の発掘に始まる、七尾城下町遺跡群の遺構・遺物に関する発掘成果を、豊富な図版などを付して集成したものである。あわせて七尾城についての江戸時代の地誌類や、史跡としての七尾城跡保存の歩みをたどる近現代の関係資料も収録した。七尾城跡が、全国でも屈指の規模と構造を誇る戦国城郭であることは、夙に知られていたが、新たに七尾城下の発掘によって、整然とした町並みの一部が検出され、本格的な戦国城下町の存在が予測できたことは、注目される。」

市史や市史別冊に城館編を設ける自治体は全国でも増えてきたが、一城(七尾城)のみで一冊にしてしまった市史は類がないであろう。現時点はまさに七尾城の最高の資料集といえるであろう。

七尾市 七尾市史編さん室ホームページ

[目次]

文献史料編
第一章 七尾築城の周辺
第二章 義総とその時代
第三章 未曾有の内乱の中で
第四章 七尾落城への道
第五章 戦国七尾城軍記
第六章 上杉時代の七尾城

考古資料編
第1章 七尾城跡とその調査
第2章 城郭の遺構と遺物
第3章 城下の遺構と遺物
第4章 周辺の城館跡
第5章 記録類からみる七尾城

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2007年06月04日

史料年表能登の中世戦国史 七尾城と小丸山城

史料年表能登の中世戦国史 七尾城と小丸山城

出版社:北国新聞社出版局
発行日:2005年9月初版
ページ数:823P
著者:坂下喜久次
定価:3,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆

書評:
「七尾城と小丸山城」という標題であるが、広く能登地域の中世から近世までの歴史史料をまとめた書である。その史料の数は約1600点、頁数も800ページを超える大作である。これだけの史料を集め、まとめることにどれだけの努力と労力があったか想像もできないが、一般市民に向けれた書とは言え、中世能登研究者にとっても今後は必携の一冊となるだろう。内容は史料・史実をできるだけ忠実に再現することに重きを置いているため、読み物として購入するとがっかりするかもしれない。この書を足がかりに更に探求するという使い方がよいだろう。

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[目次]

はしがき

第一部 歴史の舞台能登の庄園
第一章 羽咋郡
第二章 鹿島郡
第三章 鳳至郡
第四章 珠洲郡

第二部 守護畠山氏と能登国
第一章 南北朝合一、畠山氏能登の守護となる
第二章 応仁・文明の乱、戦国時代となる
第三章 永正一揆拡がる
第四章 享禄の錯乱起こる
第五章 畠山氏の内訌、天文の乱
第六章 重臣の抗争と弘治の大乱
第七章 能登の下克上
第八章 上杉謙信軍の南進

第三部 前田氏の能登領有
第一章 織田軍団の進攻
第二章 前田利家能登の国主となる
第三章 秀吉と利家
第四章 七尾城と城下町が開墾される
第五章 所口屋敷を城郭地とする
第六章 前田利政能登の領主となる
第七章 七尾町名変更の略歴史

あとがき

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2007年05月27日

七尾城の歴史

七尾城の歴史

発行:七尾城の歴史刊行会
発行日:1968年7月初版
ページ数:315P
著者:片岡樹裏人
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書は、七尾城と畠山氏についての文献をできるだけ集め、文献に忠実、ということに重点をおいた。畠山氏の社稷が漸く揺らぎはじめた天文年間から、城陥るに到った天正年間までを中心に、その前後を含んだ能登畠山全時代の諸事実と、事実を通した私なりの考察で、七尾城の歴史を幾分なりともうかがい知ろうとしたものである。」

七尾城と畠山氏の歴史に関する史料を集めて編年でまとめている。七尾城の構造については触れていないが、歴史に関してはかなり詳細に調べてあるので、七尾城を研究するときには必携の一冊である。発行部数が少ないのか、古書にもなかなか出てこない。

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[目次]

系図一 能登畠山氏(七尾)
系図二 松波畠山氏
系図三 長氏

第一部 七尾城史略
一 はじめに
二 七尾城史略

第二部 研究・考証資料
一 はじめに
二 畠山満慶の能登入国
三 守護・地頭
四 七尾城の築城と規模
五 畠山時代の文化
六 飯川氏
七 石塚合戦
八 大槻合戦 -末広野の激戦-
九 畠山義綱をめぐる内紛の時代
一〇 八世七尾城主義隆の毒死
一一 上杉謙信の能登遠征
一二 畠山氏および家臣間の姻戚関係
一三 七尾城の歴史に登場する主要人物とその年令考
一四 付録

第三部 史料集

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2007年05月23日

北陸合戦考

北陸合戦考

出版社:新人物往来社
発行日:1988年9月初版
ページ数:250P
著者:能坂利雄
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書に扱った北陸の合戦は、年代的に古代から書き起こしたかったが、文献の関係から中世あたりから選び、年号の下限を関ヶ原の合戦でとどめることとなった。『年表』の方では大坂冬の陣あたりまでとした。しかし、本書でとり上げた合戦をもってすべての事件であるというわけではなく、このほかに多く書き残した合戦のあったことはいうまでもない。たまさか紙数の都合で割愛することとなったが、いずれ改めて書き起こし、ともに鎮魂の書としたいと思っている。」

石川・富山・福井の北陸三県を対象に、14の中世の合戦をまとめている。著者は富山県氷見の人だが、なるべく主観を入れないように、文献調査などの結果報告というような書き方である。

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[目次]

倶利伽羅の合戦 - 木曽義仲の奇襲
篠原の合戦 - 別当実盛の最後
北陸宮上洛 - 宮崎太郎奮戦
風翔ける承久の乱と宮崎城 - 宮崎左衛門尉定範の消息
石動山大合戦 - 「本能寺の変」との連動
金ヶ崎城合戦 - 義貞の占拠と陥落
燈明寺畷の合戦 - 義貞の最後
富樫一族と一向宗攻防戦 - 尾山城奪取
兄を逐った越後の虎 - 下克上謙信の内紛
腥風七尾城合戦 - 能登畠山氏の崩壊
武田信玄と越中戦国往来 - 信玄の文書作戦
一乗谷の合戦 - 守護大名朝倉氏の崩壊
府中の一揆掃討戦 - 一揆勢の首級一万二千有余
風雲魚津城 - 織田と上杉の決戦
松倉城の覇者 - 新川郡に君臨した椎名一族
北ノ庄城炎上 - 柴田勝家の最後
決戦末森城の奪還 - 軍旅十万富山城包囲
血風大聖寺合戦 - 関ヶ原前哨戦

(付)畠山殿伝記
北陸の合戦年表

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2007年04月08日

北国街道の城

北国街道の城

出版社:北國新聞社
発行日:1993年4月初版
ページ数:236P
著者:塩照夫
定価:2,136円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今回は日本の城の中の北陸道(北国街道)の城にスポットをあて、日本の城の歴史の流れの中でその系譜を明らかにしようとしたものである。若狭・越前・加賀・越中・越後と通る北陸道は、京都や江戸から北国に向かう道ということで、北国街道または奥州街道とも称された。現在の県にすれば、滋賀・福井・石川・富山・新潟・長野になる。」

北国街道沿いの城を歴史や構築物の視点から分類するという方法で書かれている。

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[目次]

第一章 城とは
第一節 「城」の語義と定義
第二節 日本の城の種類

第二章 日本の城の歴史 その発達の系譜
第一節 古代城郭
第二節 中世城郭
第三節 近世城郭
第四節 最近世城郭

第三章 城の美しさ 美しさの謎にせまる
第一節 建造物とそのフォルム
第二節 土木構築物とそのフォルム
第三節 大名の庭園

第四章 北陸の城戦国紀行

第五章 火に弱い城と守護神

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2007年03月03日

中部城門

中部城門

発行元:丸善
発行日:1981年10月初版
ページ数:96P
著者:近藤薫
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
「城門の魅力に惹かれ、昭和53年、東海四県の現存している城門、移築された城門を捜し求めて『東海城門』を出しましたが、その後も一つでも多くの城門に接したく、そして先人の残してくれた文化財的な城門の保存を願いながら、今回は中部を尋ねました。ここに集録したのは、明治4年7月の廃藩以前に建造された城門だけです。明治24年に建てられた伊豆木陣屋の正門、外に数件除外してあります。」

今に残る江戸期の城門の写真を集録しています。惜しむらくは、すべての写真がモノクロであまり状態の良くないものがあるということ。

[目次]

山梨県
 石和陣屋
 市川陣屋

長野県
 飯田城
 伊豆木陣屋
 上田藩藩主館
 小諸城
 高島城
 高遠城
 高遠藩藩校
 龍岡城
 松代城
 御影陣屋

新潟県
 春日山城
 木崎城
 北條城
 三條城
 新発田城
 与板城

富山県
 加賀藩奥山廻役所浮田家
 城端城

石川県
 金沢城
 加賀藩江戸上屋敷
 加賀藩十村役代官所
 小松城
 七尾城
 松波城

福井県
 大野城
 織田陣屋
 小浜藩藩校龍造館
 鯖江陣屋
 敦賀城
 府中城
 丸岡城

補遺 東海城門
静岡県
 井出代官屋敷
 久能山城
 黒田代官屋敷
 中泉陣屋

愛知県
 緒川城
 清洲城
 寺部城
 名古屋城
 松江代官所

岐阜県
 岐阜城
 妻木城

三重県
 田丸城
 松坂城

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2007年03月01日

図説氷見の歴史・民俗

図説氷見の歴史・民俗

発行元:氷見市教育委員会
発行日:2003年1月初版
ページ数:235P
編者:氷見市教育委員会
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
富山県氷見市の歴史をカラー写真付きで解説する。「氷見の山城」とともにどうぞ。

氷見の郷土読本ホームページ

[目次]

第1部 氷見の古代・中世
第2部 氷見の近世・近代
第3部 氷見の神社・寺院
第4部 氷見の民俗と暮らし

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氷見の山城

氷見の山城

発行元:氷見市教育委員会
発行日:2001年1月初版
ページ数:248P
編者:氷見市教育委員会
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
富山県氷見市にある35の山城を紹介。この地は能登との国境として戦乱の絶えなかったことで中世から山城が発達した。文化財の副読本として「山城」のみをまとめたものは珍しい。富山県の城郭に興味ある方はどうぞ。

氷見の郷土読本ホームページ

[目次]

氷見の山城分布図
1 はじめに

2 灘浦の城
(一)一夜城
(二)姿城
(三)白河城
(四)宇波城

3 阿尾川流域の城
(一)阿尾城
(二)阿尾島尾山砦
(三)山崎城
(四)八代城
(五)八代西砦
(六)指崎砦
(七)湯山城(森寺城)
(八)海老瀬城
(九)芝峠砦
(十)荒山砦
(十一)柴峠砦

4 余川川流域の城
(一)稲積城
(二)木谷城

5 上庄川流域の城
(一)朝日山砦
(二)千久里城
(三)中村山城
(四)飛滝城
(五)新保城
(六)池田城
(七)岩瀬城

6 仏生寺川流域の城
(一)島崎城
(二)久津呂城
(三)高松城
(四)堀田城
(五)神代砦
(六)飯久保城
(七)惣領砦
(八)惣領南砦
(九)鞍骨山城

7 二上山周辺の城
(一)摩頂山城
(二)多胡城

氷見の中世山城関係年表

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2007年02月19日

柚木城と三ノ坂道

柚木城と三ノ坂道

発行元:金沢市教育委員会
発行日:1996年3月31日初版
ページ数:61P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
石川県金沢市の三ノ坂道周辺の城郭に関する調査報告書です。周辺8城に関して縄張図付きで説明している。周辺城郭を調査する方必携の一冊。

[目次]

第1章 柚木城址の概観
 第1節 柚木城址の名称
 第2節 三ノ坂道の経路と歴史
 第3節 地理的位置と歴史的環境
 第4節 柚木城址と周辺の城郭等
 第5節 発見と調査に至る経緯
 第6節 踏査日誌

第2章 柚木城
 第1節 柚木城の遺構
 第2節 周辺の小字名
 第3節 柚木城小考

第3章 周辺の城郭
 第1節 荒山城址
 第2節 北方城址
 第3節 市瀬城址
 第4節 田島城址
 第5節 高峠城址
 第6節 釣部砦址
 第7節 伝燈寺城址
 第8節 三ノ坂道の城郭遺構
 第9節 朴坂越えの道と遺跡

第4章 考察
 第1節 柚木城を巡る合戦について
 第2節 柚木城をめぐる諸問題

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2006年06月27日

戦国越中を行く

戦国越中を行く

出版社:北日本新聞社
発行日:2003年7月初版
ページ数:253P
編集:北日本新聞社
定価:1,714円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
戦国時代の佐々成政が富山城の城主だったことは、広く県民に知られている。しかし、越中の平定がどう進められたかを知る人は、少ないのではないだろうか。本書は、北日本新聞朝刊に平成14年1月から同年11月まで42回連載した「戦国越中を行く」と、同年5月に17回連載し、県内に残るゆかりの史跡や伝説の地を紹介した「今に生きる佐々成政」を合わせて編集した。越中が本格的な戦乱の時代に突入した天文12(1543)年の「越中大乱」から、平定、さらに豊臣秀吉に降伏するまで。成政の動向を中心に、近年の発掘調査の成果を織り込みながら富山の戦国史をまとめた。

新聞の連載記事だったため文章は非常に読みやすく、次に読み進めさせる力がある。城郭に関する情報も豊富であるが、地図が大まかで分かりにくいのが残念。

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[目次]

巻頭カラー特集
 越中戦国史
 越中戦国城マップ
 富山の城
 石川の城
 越中戦国合戦図
 中世のお城
 佐々成政のゆかりの地
 佐々成政と子孫たち

戦国越中を行く

今に生きる佐々成政
 鍬崎山
 小出城
 井波城
 佐々堤
 桜馬場
 魚津城
 弓庄城
 城生城
 ゆかりの会
 増山城
 槍の先清水
 埴生護国八幡宮
 ザラ峠越え
 白鳥城
 剃髪址
 早百合観音
 松倉金山

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2006年05月30日

能登七尾城 加賀金沢城 [中世の城・まち・むら]

能登七尾城 加賀金沢城 [中世の城・まち・むら]

出版社:新人物往来社
発行日:2006年5月初版
ページ数:181P
編者:千田嘉博、矢田俊文
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
文献・考古・地理・建築など様々な分野の研究者がそれぞれの研究成果を融合し、七尾城と金沢城というふたつの城の検証を通して、新しい戦国期の歴史像を明らかにする。本書は、学融合にもとづく新領域の開拓を目指して2005年6月17・18日に奈良大学総合研究所で開催した「能登七尾城・加賀金沢城シンポジウム」の成果をもとに、各報告者が加筆してまとめたものである。

シンポジウムの内容をまとめたものなので、記事によってはやりとりそのものを文字に起こしている。論文の発表記事なので内容的には難解なところも多い。

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[目次]

第Ⅰ部 能登七尾城・加賀金沢城
七尾城から金沢城へ
能登畠山氏と前田氏
守護所・城下町と府中・所口湊
中近世能登七尾の湊町と城下町の景観
領主と町人の間

第Ⅱ部 城郭・都市研究の技法深化と国際比較
戦国城下町の復元史料としての地籍図
中国・韓国の民家調査と建築史研究
イギリス中世城郭都市とその学融合的研究

第Ⅲ部 討論
「七尾から見えるくるものは何か」

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2006年05月21日

松任城と一向一揆 一揆の雄 城主鏑木氏を探る

松任城と一向一揆 一揆の雄 城主鏑木氏を探る

出版社:北国新聞社
発行日:1988年11月
ページ数:203P
著者:鏑木悠紀夫
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「本書を書くに至った動機は、たまたま私の先祖が一向一揆の中にあって中心的役割を演じた松任城主鏑木氏であると伝えられ、先祖の歴史をまとめたいという全く私的理由によるのである。七尾城を手中にし、加賀に進攻してきた上杉謙信の前に一揆勢は殆ど屈したが、その中にあってただ一人最後まで抵抗し、遂に和睦に持ち込んだ松任城主鏑木頼信は一揆側の中心的存在として活躍し、一向一揆の滅亡と運命を共にした人物である。その頼信に代表される松任城主三代にわたる鏑木氏は滅亡後、石動山天平寺の流れをくむ寺の僧になり、神官も兼ねて明治に及んだと云われている。」

とはじめに書いてあるが、松任城と鏑木氏に関して詳細にまとめられている。松任城という歴史上あまり脚光を浴びなかった城と城主に関してまとめたものとしては面白い。これは自分が地元石川県出身ということも大いに関連あるが、松任城は一向一揆の歴史の中でも重要な場所であり、一向一揆を語る上では外せない。

テーマのマイナーさ故か、現在非常に入手が困難な状態であるのが残念である。加賀一向一揆を語る際はぜひ読んでほしい1冊である。

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[目次]

第一章 松任と松任城
 第一節 松任の概要
 第二節 松任城について
 第三節 歴代の城主と城の変遷
 第四節 松任城の廃城

第二章 松任城主の鏑木氏考察
 第一節 鏑木、蕪木の姓について
 第二節 松任城主鏑木氏の考察

第三章 加賀の一向一揆の展開
 第一節 旧仏教系の衰退と真宗の勃興
 第二節 富樫氏の滅亡と「百姓ノ持タル国」の成立
 第三節 金沢御坊の創建と組織機構

第四章 松任城主鏑木氏と一向一揆
 第一節 鏑木氏の関係した事件と活躍
 第二節 鏑木氏の滅亡

第五章 鏑木家の由緒
 第一節 滅亡後の鏑木氏と石動山大蔵坊
 第二節 石動山天平寺について
 第三節 宝光院・延寿寺について
 第四節 鏑木家の系譜

投稿者 Tadashi : 00:54 | コメント (0) | トラックバック