2008年08月31日

鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム 鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代

国史跡 鮫ヶ尾城跡 鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム 鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代

編集・発行:妙高市教育委員会 生涯学習課
発行日:2008年8月31日
ページ数:21P+41P
定価:シンポジウム参加者配布
オススメ度:★★★☆☆

書評:
本日妙高市文化ホールで開催された「鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム」で配布された資料集とパンフレットです。戦国時代越後の国で起こった御館の乱の景虎方最後の居城「鮫ヶ尾城」が今年国指定史跡に指定されたことを記念するシンポジウムですが、記念すべきことに来年度のNHK大河ドラマ「天地人」放映決定が重なり、500人の定員を倍に増やして1000人で盛大に行われました。パンフレットは鮫ヶ尾城の発掘調査結果を踏まえた見どころと、御館の乱の舞台となった史跡や背景を紹介している。資料集は御館の乱前後の武田氏と北条氏の動きを編年体でまとめていて非常に参考になる。パンフレットは当日限りの非売品であるが、よくできているので来年大河ドラマも始まることですし販売してほしい。巻末に鮫ヶ尾城の紙模型がついているのだが勿体なくて作れない・・・

[目次]

<国史跡 鮫ヶ尾城跡>
現地形から縄張りを読みとる
地中に刻まれた痕跡をたどる
遺跡からみた存続時期
地域拡大と川中島合戦
決戦 御館の乱
 二人の養氏 景虎と景勝
 天正六年の両軍の動き
 武田氏と北条氏の動き
 天正七年の両軍の動き
 決戦の日 三月二十四日
鮫ヶ尾城跡 立体模型図

鮫ヶ尾城跡 立体模型図

<鮫ヶ尾城国指定記念シンポジウム 鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代>
記念講演 鮫ヶ尾城とその時代 -山城跡からのメッセージ-
 一.越後佐渡の中世城館跡
 二.御館の乱と戦国期城館跡
 三.乱前、乱後の城郭構造の変化
 おわりに -鮫ヶ尾城の風景-
基調講演 武田氏からみた御館の乱
 1 長篠合戦と勝頼
 2 御館の乱
 3 勝頼の動き
 4 その後の勝頼と景勝 -きわめて親密な関係が続く-
 おわりに
基調講演 北条氏からみた御館の乱
 Ⅰ.常陸小川台合戦
 Ⅱ.御館の乱への介入
 Ⅲ.武田氏との抗争再開
 Ⅳ.北条氏にとっての御館の乱

投稿者 Tadashi : 22:37 | コメント (0) | トラックバック

2008年06月14日

福井城下町名ガイドブック

福井城下町名ガイドブック

編集・発行:歴史のみえるまちづくり協会事務局
発行日:2001年11月1日
ページ数:57P
定価:200円(税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
福井城の城下町を散策するときに手頃なガイドブックです。空襲にあった城下町は再整備されて昔の面影はないところが多いですが、ガイドブック片手に昔と今の変わり様を比較してみるのも楽しいですよ。

本書は福井市企画政策部歴史のみち整備推進室で購入できます。福井市立郷土歴史博物館でも購入できますので、土日祝日はこちらで購入するとよいでしょう。

歴史の道整備推進課刊行物ホームページ
福井市立郷土歴史博物館ホームページ

[目次]

概説編
1 福井藩略史
2 福井城の築城と城下町
3 福井城の縄張りと特色
町名編
4 町方の町名
5 武家地の町名
市街地町名改正一覧表
福井城下絵図
福井城下得ずと現在の主要街路

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2008年06月12日

下越地方の城館跡 越後城郭研究第3号

下越地方の城館跡 越後城郭研究第3号

発行:越後城郭研究会
発行日:1979年3月1日
ページ数:24P
著者:花ヶ前盛明
定価:不明 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「下越地方には越後守護上杉氏が越後に入国する以前、すなわち鎌倉時代に地頭として入り勢力を扶植してきた揚北衆がいた。揚北衆とは阿賀野川以北の豪族ということで、本庄氏、色部氏、中条氏、黒川氏、築地氏、水原氏、安田氏等のことである。揚北衆は連合し、たびたび守護上杉氏や上杉謙信に反抗した。

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[目次]

1 はじめに
2 下越地方の城館跡
3 下越地方のおもな城館跡
 (1) 新発田城跡
 (2) 安田城跡
 (3) 鳥坂城跡
 (4) 村上城跡
 (5) 平林城跡
 (6) 津川城跡
 (7) 赤谷城跡
 (8) 黒滝城跡
 (9) 天神山城跡
 (10) 加地城跡
 (11) 五十公野城跡
 (12) 五泉城跡
 (13) 大場沢城跡
 (14) 木場城跡
 (15) 上関城跡
 (16) 垂水城跡

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2008年06月11日

中越地方の城館跡

中越地方の城館跡

発行:越後城郭研究会
発行日:1978年3月1日
ページ数:22P
著者:花ヶ前盛明
定価:不明 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「中越地方にはたくさんの城館跡がある。ここには越後守護上杉氏一族の上条氏(柏崎市の上条城)、越後守護代長尾氏一族の古志(栖吉)長尾氏(長岡市の蔵王堂城、のち栖吉城)、蒲原(三条)長尾氏(三条市の三条城)、上田長尾氏(南魚沼郡六日町の坂戸城)の根拠地があった。」

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[目次]

1 はじめに
2 中越地方の城館跡
3 中越地方のおもな城館跡
 (1) 栖吉城跡
 (2) 蔵王堂城跡
 (3) 栃尾城跡
 (4) 護摩堂城跡
 (5) 五十嵐城跡
 (6) 与板城跡
 (7) 小木の城跡
 (8) 夏戸城跡
 (9) 坂戸城跡
 (10) 樺野沢城跡
 (11) 浅貝寄居城跡
 (12) 大井田城跡
 (13) 節黒城跡
 (14) 時水城跡
 (15) 下倉城跡
 (16) 椎谷陣屋跡
 (17) 上条城跡
 (18) 北条城跡
 (19) 安田城跡
 (20) 赤田城跡

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2008年06月10日

上越地方の城館跡

上越地方の城館跡

発行:越後城郭研究会
発行日:1977年3月1日
ページ数:15P
著者:花ヶ前盛明
定価:不明 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「上越地方にはたくさんの城館跡がある。その大部分は戦国期のものである。南北期の動乱時代、南朝方として活躍した風間信濃守信昭は直峰城(安塚町)を根拠地とした。信濃守は越後各地で足利尊氏方の豪族と激戦を展開した。そのため豪族達は築城し、いずれかに属した。しかし戦国時代に大々的に普請されたため、南北朝期の遺構は破壊されてしまった。江戸時代の城跡としては福島城(上越市)高田城(上越市)と清崎城(糸魚川市)だけである。」

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[目次]

1.はじめに
2.上越地方の城館跡
3.上越地方のおもな城館跡
 (1) 春日山城
 (2) 御館
 (3) 福島城
 (4) 高田城
 (5) 鮫ヶ尾城
 (6) 箕冠城
 (7) 不動山城
 (8) 根知城
 (9) 勝山城
 (10) 直峰城
 (11) 顕法寺城
 (12) 猿毛城
 (13) 旗持城

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2008年05月15日

富崎城塁群の変遷 -富崎城とその周辺の城-

富崎城塁群の変遷 -富崎城とその周辺の城-

編集・発行:富山の城を考える会
発行日:1990年6月10日
ページ数:230P
著者:佐伯哲也
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「富崎城塞群は、富崎城を中心に、十六の城館から構成され、婦中町、八尾町、山田村、富山市の、二町一村一市にまたがる大城塞群である。富崎城は、越中最大の豪族・神保氏の重要拠点の一つで、富崎城塞群の各城址には、神保氏の家臣達が在城したと考えられ、それを裏付けるかのように、同城塞群には神保氏やその家臣達の伝説を伝えている城が非常に多い。」

富崎城は富山県婦中町(現在富山市)にある。著者である佐伯氏の所属する「富山の城を考える会」は現在の北陸城郭研究会の前身である。論文の体裁も北陸城郭研究会の機関誌に準じるもので、詳細な調査と踏査により記述されている。富崎城塞群に関する書籍は非常に少ないので貴重な資料と言える。対象城塞の研究時にはぜひ参考にして下さい。

[目次]

1.はじめに
2.各城址の紹介
 (1)富崎城址
 (2)銀納砦址
 (3)茶臼山城址
 (4)長沢城址
 (5)家老屋敷城址
 (6)鶴ヶ城址
 (7)下瀬砦址
 (8)赤坂砦址
 (9)森田山砦址
 (10)大館城址
 (11)高山城址
 (12)小島城址
 (13)白井谷の鐘突堂
 (14)三田の関所
 (15)大道城址
3.おわりに

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2008年05月06日

佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 上

佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 上

出版社:中村書店
発行日:1980年12月初版
ページ数:317P
編者:田中圭一
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「越後や佐渡にはたくさんの城がある。高田の城はお堀で有名だし、新発田の城には江戸時代の建造物がのこっている。また、越後春日山の城は上杉氏の城としてあまねく知られている。そして、かなりの数の城が保存の対象として史跡に指定されもしている。ところで、私たちがここでえがこうとする古城の歴史は、実は、その城の縄張りをあきらかにしたり、城主の系譜をただしたり、また、その滅亡のようすを述べようとしているのではない。私たちは、この城に佐渡の中世の村人の歴史を語らせたいと考えているのである。越後もそうだが、佐渡でも、中世についての文献は、庄園の史料や特定の寺社の所領にかかわる史料、地頭・土豪たちのゆずり状、そんなものが断片的にのこっているだけである。」

佐渡における中世の歴史を紐解きながら城を紹介するというもの。単なる城の紹介本とは異なるので、興味深く読み進めることができます。残念ながら絶版になっているので非常に入手が難しくなっていますが、おすすめです。

[目次]

まえがき
Ⅰ 佐渡の城
 郷代官たちの城
 居館と山城
 高台に移る城
 山城と平城
 高館形式の城
 水堀をめぐらした城
 平城の初原的形態
 一国一城制
Ⅱ 守護代本間氏の来国
 相模の豪族
 本間一族
 海老名氏
 佐渡の守護人
 守護代本間氏
 本間氏の佐渡土着
 本間氏定着の場所
Ⅲ 木浦守護代職
 木浦郷と代官所
 小木の城
 宿根木の城
 宿根木浦合戦
 羽茂本間の小木半島支配
Ⅳ 久知本間氏と久知給分帳
 久知本間氏
 久知の古城
 馬坂の城
 さいごの久知殿
 家臣の素姓
 久知給分帳
 羽丹生雅楽
 羽丹生雅楽の子孫
 野中の家号
 三分の一の村
 片野尾金子家
Ⅴ 久知殿の家臣
 村の代表者
 三国太郎左衛門家
 三国家の由緒
 川崎土手
 檜田家文書
 十王堂
 八幡・水尾の祭
Ⅵ 村殿と殿原たち
 矢馳の村殿
 矢馳の城
 矢馳殿本間讃岐守季暁
 本間茂右衛門家
 牛込殿
 長七城
 殿原たち
 山の代官・海の代官
Ⅶ 地頭と寺
 地頭の菩提寺
 村殿たちの寺
 古城の遺物
Ⅷ 佐渡と上杉氏
 佐渡に一揆蜂起
 天正五年の一揆
 長尾氏と一揆との戦い
 謙信の越中での戦い
 謙信の動向
 佐渡一揆の性格
Ⅸ 上杉景勝の佐渡攻め
 羽茂対河原田
 天正の乱
Ⅹ 上杉景勝の佐渡支配
 景勝の統治
 寺社領の支配
 在番衆
 古藤清雲軒
Ⅺ 相川陣屋と港役所
 大久保長安の陣屋
 城下町
 港代官の役所
 原土佐の城
 横地所在衛門の城
 服部伊豆の城

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佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 下

佐渡歴史文化シリーズⅨ 佐渡古城史 下

出版社:中村書店
発行日:1981年4月初版
ページ数:317P
編者:田中圭一
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「近年、土地開発事業が急激に盛んになってきた。ブルドーザーが動きまわり、わずかの期間に何千年、何百年と変らずつづいてきた土地の姿が一変してしまう。そのなかには私たちの先祖の作りあげてきた文化的遺産も多数ふくまれている。遺跡とか遺構とかいわれるもの、また、そのなかに埋蔵されている遺物というようなものがどんどんなくなっていく。中世の城址もその例外ではありえない。」

佐渡における中世の歴史を紐解きながら城を紹介するというもの。単なる城の紹介本とは異なるので、興味深く読み進めることができます。残念ながら絶版になっているので非常に入手が難しくなっていますが、おすすめです。

[目次]

Ⅰ 雑太城と吉岡城
 竹田本間氏
 雑太城
 城下町づくり
 小田氏と計良氏
 雑田の殿さまの子孫
 吉岡の城
 吉岡本間氏
Ⅱ 宮浦城
 宮浦地頭
 宮浦城址
 大永の戦乱
 慶宮寺
 一宮大明神
 野崎館址
Ⅲ 河原田城
 獅子ヶ城
 一族の領内配置
 石田郷地頭
 初期の居館は
Ⅳ 羽茂本間氏
 本間氏代々
 羽茂城
 北ノ城の発掘
 羽茂と長尾の結びつき
 羽茂の家老たち
 塩を焼く殿さま
 漆で稼いだ殿さま
Ⅴ 三川城
 腰細の城
 殿さまと寺院
 徳和の本間三家
 腰細城の家臣たち
Ⅵ 新穂郷の城
 二方潟の殿さま
 二方潟の城
 土屋という村
 新穂郷の殿さまたち
 竹井の城
 夷本間家
 下新穂城
 上新穂の城
 新穂の殿さま
 計良七郎左衛門
 北方の殿さま
 北方の城
 舟代の城
 大野の城
Ⅶ 青木城
 中世の青木郷
 青木の城
 村殿と殿原
Ⅷ 吉井藍原氏
 藍原氏の入国
 藍原氏の故地
 十六郷の番頭制
 吉井の番頭たち
 長江川の水
Ⅸ 石花の城
 石花の殿さま
 吉井殿と海府
 石花の家臣たち
 海府の村々の城
Ⅹ 加茂渋谷氏と吉住本間氏
 加茂郷地頭職
 渋谷庄
 渋谷氏一族
 渋谷氏の寺々
 渋谷小左衛門家
 加茂郷の本間氏
 村々から納められた税
 白瀬七人衆
 北五十里の新左衛門
 鷲崎の大屋
Ⅺ 新保と泉保の城
 新保の城
 中興城
 泉保地頭職
 泉の城
 藤津城
Ⅻ 潟上家と沢根家
 米沢潟上家と沢根家
 米沢の武家屋敷
 潟上帰本斎高秀
 銀山をもった殿さま
 潟上の城
 潟上殿原衆
 沢根城
 五十里の城
あとがき

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2008年05月03日

日本中世武士の時代 越後相川城の歴史

日本中世武士の時代 越後相川城の歴史

出版社:新人物往来社
発行日:2008年3月初版
ページ数:366P
著者:槇道雄
定価:2,400円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「新潟県中越地震の震源地・川口町は、どのような歴史をたどったか。越後相川城の軌跡を機軸に、武士の時代を照射する。地方から中央を見る視点が、中世史に新たな断面を見せる。」

著者は地元の出身であり、そういう意味では郷土史である。内容は非常に専門的であるため、タイトルにつられて新書気分で購入すると難度に面食らうかもしれない。しかし、新潟県中越の中世史を研究するなら一読を。

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[目次]

序章 筆者のプロローグ
 1 相川城址の位置
 2 天納原の戦い
 3 相川城関係者の後裔
第Ⅰ章 中世的世界の展開
 1 武士出現の背景
 2 越後平氏の活躍
 3 薭生氏の勲功
 4 宇賀地域の戦い
 5 永享の乱
 6 享禄・天文の乱
 7 石坂氏と妙見会水城
第Ⅱ章 薭城城主平子氏
 1 平子氏の出自
 2 平子氏と越後
 3 周防国仁保氏
第Ⅲ章 星野一族の来越
 1 千谷川星野家文書
 2 星野村星野氏の伝説
 3 星野常陸介親忠
第Ⅳ章 越後相川城の終焉
 1 御館の乱
 2 上杉遺民一揆
跋文 天神囃子と松飾

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2008年03月11日

木舟城シンポジウム 戦国の終焉 よみがえる天正の世のいくさびと

木舟城シンポジウム 戦国の終焉 よみがえる天正の世のいくさびと

編集・発行:福岡町教育委員会
発行日:2002年11月29日
ページ数:29P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今から416年前、木舟城は大地震に見舞われ、前田秀継城主夫妻が落命する悲劇の舞台となったお城として有名です。時には『幻の城』とも形容されることがあった木舟城ですが、能越自動車道建設に伴う発掘調査によって城下町が次々と発見されたことで城を取り巻く状況が一変しました。幻が実体を持ち始めたことで木舟城は衆目を集めるところとなり、町では埋蔵文化財担当の専門職員を採用し城の実態解明を目指して『木舟城跡調査検討委員会』を発足させました。継続的な調査研究の結果、2002年には城の範囲確認という初期の目的を達成し、その成果は報告書にまとめられています。シンポジウムでは、そうした調査成果を広く公開するとともに、様々な視点から木舟城に迫ります。」

本書は2002年11月30日に福岡町総合町民センターで開催されたシンポジウム資料の解説図録です。当日配布されたものか販売されたものか分かりませんが、運よく古書で入手しました。ページ数は少ないですがフルカラーで写真や発掘成果、復元推定図などが掲載されています。木舟城の地滑り痕跡の写真もカラーで掲載されており貴重です。

[目次]

1.木舟城へのいざない
2.戦国の城を読む
3.戦国の城と城下町の解明 -木舟城と石黒氏の興亡-
4.木舟城のすがた
5.木舟城の城下町
6.天正大地震と城下町 -長浜町遺跡-
7.木舟城の地震考古学
8.越前一乗谷

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2008年02月24日

能登国の山城 中世の羽咋郡と鹿島郡 能登口郡・中世の特徴的な城塞群について(上編)

能登国の山城 中世の羽咋郡と鹿島郡 能登口郡・中世の特徴的な城塞群について(上編)

発行日:1998年4月
ページ数:168P
著者:南龍雄
定価:不明 自費出版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「能登口郡の城塞群の概要、山城の全体的な特徴、山城の特徴的な防御的遺構等について、まとめてみたい。」

自費出版による石川県羽咋郡と鹿島郡周辺の城塞に関する書籍です。図書館で借りて、一部コピーを所有している。

[目次]

Ⅰ 能登口郡・中世の特徴的な城塞群の概要について
 1.能登口郡の城郭及び城塞群の一覧図
 2.能登口郡の城塞群の特徴とその概要について
Ⅱ 能登口郡・中世の特徴的な城塞群
 1.得田城について
 2.土田城(二所宮城)について
 3.富来城塞群について
 4.西谷内城塞群について
 5.熊木城について
 6.赤倉寺の山岳寺院を中心とした赤蔵山の城郭化について
 7.柴峠城について
 8.八田城ヶ峰城について
 9.八伏山砦と福水城及び白瀬山砦について
 10.仏木合戦の古戦場跡について
Ⅲ 戦国守護大名・能登畠山氏の七尾城の縄張の概要
Ⅳ 縄張調査とその研究のまとめを終えて

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一向一揆の山代 旧能美郡軽海郷 三坂越と滓上川流域の城塞群について

一向一揆の山代 旧能美郡軽海郷 三坂越と滓上川流域の城塞群について

発行日:1996年12月
ページ数:100P
著者:南龍雄
定価:不明 自費出版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「古代より、能美平野から国府-滓上川の河合-中峠-三坂峠-山内-白山への道が、白山宮加賀馬場の禅定道であった。それが三坂越であり、能美平野から梯川支流の滓上川の河合を経て、三坂峠を越え、大日川の河谷・鳥越村(現石川郡)へ出る道筋(国道360号線)である。」

自費出版による石川県三坂越周辺の城塞に関する書籍です。図書館で借りて、一部コピーを所有している。

[目次]

Ⅰ 三坂越と滓上川流域の城塞群の概要について
 1.旧能美郡軽海郷の地形図
 2.三坂越と滓上川流域の城塞群についての概要
Ⅱ 三坂越と滓上川流域の城塞群について
 1.推定・仏ヶ原城
 2.岩淵城
 3.城後山の陣営
 4.城端山の狼煙台
 5.岩倉城
 6.中峠城塞群
 7.三坂峠
 8.二曲城
 9.中城
 10.鵜川陣営
Ⅲ 鍋谷越、三谷越、五十谷越の山城群について
 1.鍋谷城
 2.池城の砦
 3.江指城
 4.日谷城図
Ⅳ 滓上川流域・三坂越の山城の形成について
Ⅴ 能美郡軽海郷を中心とした一向一揆の山城の創築・改修・現在の遺構について
Ⅵ 滓上川流域を中心とした能美郡軽海郷の領主(支配権)と山城の形成について
Ⅶ 研究を終えて

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2008年01月30日

波多野氏と城と館/朝倉兵庫助景綱の館と城 福井考古学会会誌第6号抜刷

波多野氏と城と館/朝倉兵庫助景綱の館と城 福井考古学会会誌第6号抜刷

発行:福井考古学会会誌
発行日:1988年8月31日
ページ数:12P
著者:青木豊昭
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
福井県内の城と館がセットで存在する、永平寺町の波多野城と波多野館、織田町の朝倉兵庫助景綱城と朝倉兵庫助景綱館の論文である。福井考古学会会誌に掲載されたものの抜粋。薄い本ではあるがなかなかに興味深い。

[目次]

波多野氏の城と館
1.はじめに
2.既往の調査研究
3.城と館の構造と規模
4.城と築造年代とその主
5.波多野氏の城館の位置づけと今後の課題

朝倉兵庫助景綱の館と城
1.はじめに
2.既往の調査研究と問題点
3.朝倉兵庫助景綱の館と城の実態
4.景綱と一揆との戦い
5.景綱の館と城の意義と今後の課題

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2008年01月25日

ふる里読本 末森城合戦と桜井三郎左衛門の謎

ふる里読本 末森城合戦と桜井三郎左衛門の謎

編集・発行:ふる里タンク高松会
発行日:2005年9月
ページ数:33P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今に残る能登街道 高松宿の繁栄を約束させた男の歴史ロマンを探る」

昨年の「桜井三郎左衛門翁 末森城合戦と高松浜」に続く、郷土の偉人、桜井三郎左衛門の真実に迫ります。

図書館で借りて、一部コピーを所有しています。

[目次]

「新左衛門家」家系図
大正十一年高松町制施行記念行事 故桜井三郎左衛門氏を讃えての追彰文
天正十二年九月 末森城合戦記
末森城合戦要図 成政の「鶴翼の陣形」
桜井三郎左衛門翁の六つの謎
六つのなぞを追って
加賀百万石の礎 三郎左衛門の偉業
佐々成政と前田利家の対比年表
前田利家の家臣 越前武将達
知恵者桜井三郎左衛門翁謎の鍵は越前にあった
永禄十年朝倉館で絢爛の宴あり
朝倉義景に三人の娘がいた
朝倉義景の女系図
桜井新三郎から桜井新左衛門そして三郎左衛門
新左衛門の流浪
戦国時代は情報合戦の時代
三郎左衛門は劣勢の利家の為に働いたのは?
本願寺教如
末森城合戦 桜井三郎左衛門翁関連年表
新三郎~新左衛門~三郎左衛門のルーツ年表
仮説の歴史を綴る一こま

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2008年01月24日

第16回北陸中世考古学研究会資料集 中世城館から城下町へ

第16回北陸中世考古学研究会資料集 中世城館から城下町へ

編集・発行:北陸中世考古学研究会
発行日:2003年11月22日
ページ数:196P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「北陸地方では城館とその周辺の様相が明らかになっている例はまだ少ないが、一部の遺跡では長期間にわたる発掘調査の結果、単体の居館跡ではなく、周辺に同時期の遺跡を伴う例が、確実に増加している。そこで主に室町期以降の城館と、その外側で館と一体となって立地する遺跡を類型化することにより、館の中と外の空間利用のあり方を分析する。
 戦国期に定型化する山城・武家屋敷・町屋のいわゆる戦国期城下町、近世に入り再編される城郭・武家屋敷・町屋の近世城下町の事例を整理し、前段階からの流れを踏まえて居館を中心とした都市遺跡の発展・北陸地方での地域性を究明する。城下町の調査は、一乗谷朝倉氏遺跡を除けば、発掘調査によって全体像が明らかになった例はないため、同遺跡の成果に学びつつ、考古資料だけでなく、文献、絵図、地割り研究も取り入れて多角的に検討する。」

2003年11月22日・23日に新潟県上越市埋蔵文化財センターで開催された北陸中世考古学研究会の記録集。発掘調査の報告がメインである。写真はコピーなのであまり良くない。研究者向き。北九州中国書店で購入できます。

北九州中国書店ホームページ

[目次]

基調講演
 北陸における中世城館から城下町の様相 -能登七尾・府中を中心として-
越前・若狭
 戦国城下町越前一乗谷
加賀・能登
 加賀・能登の主要遺跡分布図
 石川県の様相
越中
 越中の主要遺跡分布図
 越中(富山県)の様相
越後・佐渡
 越後における遺跡位置図
 越後における城館の周囲の状況
 新潟県における戦国期城下町・近世城下町
動向と記録
 福井県の動向(2002年度)
 石川県の動向(2002年度)
 富山県の動向(2002年度)
 新潟県の動向(平成15年の状況)
 第15回北陸中世考古学研究会の記録
 平成15年度北陸中世考古学研究会 見学会

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2007年12月26日

古城萬華鏡 高岡誕生の物語

古城万華鏡 高岡誕生の物語

出版社:桂書房
発行日:2006年3月初版
ページ数:418P
著者:山本和代子
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「加賀藩2代藩主前田利長公が開いた歴史のある町・高岡。そこに生まれ育った著者が、前田利長の人生や彼をめぐる人々、その居城と城下町づくりにまつわる話などを語る。山元醸造株式会社ホームページの連載記事を書籍化。」

地元高岡の方による開祖前田利長と高岡城、高岡の町の話です。著者は専門家でないので、本で調べたものや人伝に聞いた話がかかれていますが、その内容は非常に読みやすいものとなっています。金沢とともに城下町として世界遺産登録を目指している高岡市の歴史を学んでみませんか。

本書は地元出版社によるもので、一部書店では入手しづらいこともあります。また発行部数もそれほど多くないと思われますので、「高岡」「高岡城」「前田利長」に興味ある方は早めに入手しましょうね。一部ネット書店などは「古城万華鏡」で登録されています。

この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

[目次]

第一章 高岡の開祖、前田利長
第二章 前田利長をめぐる人々
 第一節 クルスの残像
 第二節 もうひとつの百万石
 第三節 親と子
 第四節 武将たちの去就
 第五節 技と進取
第三章 味めぐり
第四章 築城と開町
 第一節 守山城
 第二節 金沢城
 第三節 富山城
 第四節 駿府城
 第五節 高岡城石垣石の話
 第六節 高岡城の姿
 第七節 普請から破却まで
 第八節 風水都市高岡
 第九節 開町当時の高岡
おわりに
前田利長の一生と関連事項
前田家系図

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2007年12月18日

富山県中世城館遺跡総合調査報告書

富山県中世城館遺跡総合調査報告書

編集・発行:富山県埋蔵文化財センター
発行日:2006年3月初版
ページ数:カラー図版12P+358P+図版36P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書は、富山県が文化庁国庫補助金を受けて、平成12年度から平成17年度の6か年で実施した富山県中世城館遺跡総合調査の報告書である。」

昨年3月に完了した富山県の中世城館調査の報告書。一般販売はされず、ようやく古書として出回り始めた。遺構を確認できた城跡については縄張り図が描かれているが、歴史的な経緯などの説明は短いものが多く、他県に比べて内容不足は否めないか。しかし、富山県を網羅していることは意義がある。

[目次]

Ⅰ 序章
 1 調査の経緯と経過
 2 縄張り図の新たな工夫
Ⅱ 調査の成果
 1 市町村別城館遺跡一覧表
 2 城館遺跡分布図
 3 城館遺跡の概要
 4 文献・史料調査の成果
  (1)中世史料にみる越中の城館
  (2)近世書上類にみえる中世城館
Ⅲ 特論
 1 越中中世史概説
 2 越中における中世城館の形成と展開 -文献史料を中心に-
 3 「安城」の所在に関する研究
 4 宝永誌瞥見
 5 標高・立地からみた富山県内の中世城館について
Ⅳ 主要文献目録・近世史料一覧
Ⅴ 索引
Ⅵ 写真図版

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2007年12月08日

史跡鳥越城跡附二曲城跡環境整備事業報告書

史跡鳥越城跡附二曲城跡環境整備事業報告書

編集・発行:鳥越村教育委員会
発行日:2001年3月初版
ページ数:147P+図版39P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「白山麓のなかほどに位置する鳥越村は、古代は白山信仰の行者が盛んに往来し、中世は本願寺門徒が一向一揆に活躍する場として知られ、豊かな歴史的遺産が数多く残されています。その中でも、『国指定史跡鳥越城跡附二曲城跡』は、北陸の中世史において見逃す事の出来ない一向一揆の史跡です。鳥越村としましては、村民憲章に『一向一揆の史跡をもつふるさと』とうたい、活力ある村づくりの原点として、史跡鳥越城跡附二曲城跡をとらえていることから、本丸の建物遺構に基づいた建物復元をなんとか実施いたく、『基本計画』を策定し、文化庁、石川県と協議しました。その結果、平成9年から12年の4カ年計画で、『史跡等活用特別事業(ふるさと歴史の広場)』として、国庫補助事業の採択をしていただき、史跡整備を実施することになりました。当初、基本計画で予定していた箇所で、発掘調査結果等により若干変更した部分もありますが、城門、柵列等歴史的建造物の復元、一向一揆歴史館の建設、屯舎の建設、本丸遺構等の史跡整備を実施し、4カ年間の事業をようやく終了することができました。これらの事業は、今後、史跡見学者の史跡に対する学習等に絶大なる効果を発揮するものと期待しているところであります。」

本書は、建物が復元されるなど整備された石川県鳥越城跡の整備計画に係る経過をまとめたものです。併せて、復元前の発掘調査結果と一向一揆歴史館建設に関する経緯もまとめてあり、整備方針など詳細に理解できます。本書は古書の出回りもなく購入ままならなかったので、一部をコピーで入手した。

[目次]

Ⅰ 遺跡の概要
 1 位置と環境
 2 史跡鳥越城跡附二曲城跡の概要
Ⅱ 環境整備事業の経過
 1 指定前後の発掘調査と保存管理
 2 環境整備基本計画
Ⅲ 事業概要
 1.事業の位置
 2.事業対象面積
 3.事業の目的
 4.事業の内容
Ⅳ 事業内容と経費
 1,一向一揆歴史館(ガイダンス施設)と展示
 2.建物復元
 3.その他
 4.事業費
Ⅴ 事業地の発掘調査概要
 1.既往の調査
 2.第10次発掘調査 1996年
 3.第11次発掘調査 1997年
 4.第12次発掘調査 1998年
 5.第13次発掘調査 1999年
Ⅵ 管理運営と今後の問題点
 1.関連する条例
 2.管理運営規則
 3.今後の問題点
Ⅶ 資料
 1.一向一揆歴史館映像台本
 2.設計図面
 3.写真

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2007年12月07日

天堂城跡 -奥能登最大規模を誇る城跡遺構と温井一族を考察-

天堂城跡 -奥能登最大規模を誇る城跡遺構と温井一族を考察-

著者・発行:高井勝己
発行日:2000年11月1日初版
ページ数:75P
定価:1,500円 自費出版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「天堂城跡は、奥能登地域最大の規模を誇る城跡で、能登守護畠山氏の重臣温井氏が北辺の守りのために築城したと伝えられている。奥能登地域には、鎌倉初期に地頭職として入部した長谷部一族が穴水城を拠点として縄張りを巡らしていたが、畠山氏が守護となり入部すると、畠山氏の被官遊佐氏や温井氏が台頭することとなり、能登の主要地に進出したと見られる。このため、室町中期以降は、長谷部氏と肩を並べて温井氏の名が登場する。」

石川県輪島市の天堂城跡とその周辺城砦を自主調査してまとめた労作。県内でもあまり知られていない天堂城であるが、規模としては国史跡の七尾城、鳥越城に次ぐ大きなものである。本書片手にぜひ踏破してみたい。

本書は、高井勝己氏に直接はがきで申込みして購入できる。

[目次]

1.城跡の所在地
2.城跡の概要
3.遺構の状況
(1)殿様屋敷遺構
(2)兵庫屋敷遺構
(3)木戸口遺構
(4)ゴンゲン山遺構
(5)犬伏山遺構
(6)コエドヤシキ遺構
(7)ヤシキダ遺構
(8)堂ノ谷内後山遺構
(9)チョウセンマチ遺構
(10)エンニャマ遺構
4.築城年代を考察
5.天堂城の付砦
(1)姫ヶ城
(2)八幡山砦
(3)別所谷ノゾキ堂堡
(4)七日坂砦
(5)木戸ノ口砦
6.温井氏の能登定住を考察
(1)温井氏の入部は鎌倉期か
(2)温井氏は国衙の役人か
(3)最初の入部地は鹿島郡か鳳至郡か
(4)長谷部氏との住み分け

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2007年12月01日

中世北陸の城館と寺院 第15回北陸中世考古学研究会 資料集

中世北陸の城館と寺院 第15回北陸中世考古学研究会 資料集

編集・発行:北陸中世考古学研究会
発行日:2002年11月23日初版
ページ数:247P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「中世北陸の在地勢力の象徴である城館と宗教勢力の象徴である寺院との関係を追求する趣旨で、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館で行なわれた北陸中世考古学研究会の資料集。」

北陸各県から中世城館の発掘調査の実績を持ち寄って比較検討するための資料として作成されたものであろう。偶然入手できたものであるが、一部考古学専門書店では購入できるようである。

[目次]

基調講演
 境内都市論
越前・若狭
 越前・若狭の様相
 1.岸水遺跡
 2.法土寺遺跡
 3.中角遺跡・中角館跡
 4.豊原寺跡
 5.諏訪間興行寺遺跡
 6.市荒川興行寺遺跡
 7.藤巻館跡
 8.史跡 白山平泉寺旧境内
 9.松丸館跡
 10.特別史跡 一乗谷朝倉氏遺跡
 11.三峯寺跡
 12.般若寺跡
 13.史跡 杣山城跡
 14.石山城跡
加賀・能登
 加賀・能登の主要遺跡分布図
 1.石動山遺跡
 2.永光寺遺跡
 3.気多社僧坊群遺跡(寺家ブタイ地区)
 4.寺家遺跡(砂田地区)
 5.御舘館跡
 6.堅田B遺跡
 7.河原市館跡
 8.梨木城跡
 9.冨樫館跡
 10.宮永ほじ川遺跡
 11.勅使館跡
 12.永町ガマノマガリ遺跡
 能登・加賀の城館と寺院
越中
 越中の主要遺跡分布図
 越中(富山県)の様相
 1.山崎城跡
 2.阿尾城跡
 3.木舟城跡
 4.寺家新屋敷館跡
 5.医王山遺跡群
 6.梅原護摩堂遺跡
 7.井口城跡
 8.八塚C遺跡
 9.増山城跡
 10.黒河西山遺跡
 11.白鳥城跡
 12.友坂遺跡
 13.安田城跡
 14.仏生寺城跡
 15.弓庄城跡
 16.伝承真興寺跡
 17.松倉城跡
越後
 越後におけるおもな中世城館・寺院遺跡の位置図
 中世越後の城館と寺院
 2.政所条遺跡群
 3.住吉遺跡
 5.宝積寺館跡
 6.和納館跡
 8.三貫梨遺跡
 11.田塚山遺跡群B地点
 17.高柳遺跡群
東北地方の様相
 1.睦合館跡
 2.木ノ沢館跡
 3.観音寺廃寺跡
 4.仙人西遺跡
報告
 福井県における中世遺跡発掘調査の動向 平成13年度
 石川県の動向 -2001年度-
 富山県の動向 (2001年度)
 新潟県の動向
 第14回北陸中世考古学研究会の記録
 平成14年度中世考古学研究会 夏の見学会

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2007年10月20日

小松城 小松城展図録

小松城 小松城展図録

発行・編集:小松市立博物館
発行日:1987年10月3日
ページ数:50P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
一向一揆時代から明治時代までの小松城に関する資料(遺物・図面・書・書籍)を集めたもの。2点を除き、掲載されている写真がモノクロなのは残念である。城絵図などはこのサイズでは判別できないので、カラーで大きなサイズの図録ができないものかと思う。但し、小松城に関する資料が集められた資料は少なく、そういう意味では貴重な資料である。

本書は「小松市立博物館」で購入できます。

小松市立博物館 図録ホームページ

[目次]

小松城考
小松城年表
利常の小松養老期間の江戸と小松在城時
小松侍帳による居住地と侍人数
藩政時代の小松町行政組織
展示目録

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2007年10月03日

発掘された戦国の城下と港

発掘された戦国の城下と港

発行・編集:石川県立郷土資料館
発行日:1977年10月初版
ページ数:60P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
石川県立郷土資料館で昭和52年10月12日から11月20日に開催された秋季特別展の図録。

[目次]

図録
福井市一乗谷遺跡
金沢市普正寺遺跡
一乗谷遺跡 本館
一乗谷遺跡 武家屋敷
瓢町遺跡
一乗谷遺跡 寺院
一乗谷遺跡 庭園
一乗谷遺跡 出土物
一乗谷遺跡 古文書
草戸千軒町遺跡
普正寺遺跡 出土物
十楽寺経塚 出土物
華報寺中世墳墓 出土物
名立沖海底遺跡 出土物
七尾城 出土物
鳥越城跡 出土物

展示解説
一乗谷朝倉氏遺跡
中世の日本海海運
謙信の南下と七尾城
国盗りの終焉

北陸地方室町戦国時代略年表

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2007年09月19日

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

発行・編集:加賀市教育委員会
発行日:1995年3月初版
ページ数:28P+図版8P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「城跡が存在する総面積は、35万平方メートルに及ぶ広大なもので、発掘初年度に当たる平成5年度においては、約11万平方メートルの調査を行い、昨年3月"加賀熊坂城跡"の報告書を発行いたしました。次いで発掘第2年次に当たる本年度は、平成6年5月から11月にかけて、熊坂口之城跡および熊坂黒谷城跡を中心に、約4万4千平方メートルの調査を実施しました。この結果について、この報告書を発行する運びとなったわけであり、内容の遺構状況によりご理解いただけると思いますが、期待されていたような城郭であるという裏付けなされるほどのものでなかったようであります。調査に基づく専門家の意見を総合しますと、現在のところ、この遺跡は、一向一揆の農民たちが築いた一時的な駐屯地的陣跡と見るのが適当であると言われており、堅固な城として作られたものではないようであります。」

2冊目になる本書では実際にコースとして破壊の可能性のある場所を中心に発掘調査された結果を収録している。

[目次]

第1章 遺跡の位置と環境
 1.遺跡の位置
 2.遺跡周辺の地質
第2章 調査の概要
 1.調査の方法
 2.調査の経過
第3章 検出された遺構と遺物
 1.熊坂口之城跡
 2.熊坂黒谷(奥)城跡
第4章 熊坂黒谷城跡・焼土遺構の考古学地磁気測定
第5章 まとめ
写真図版

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加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

加賀国熊坂城跡 加賀セントラルゴルフ倶楽部建設予定地内埋蔵文化財発掘調査概報

発行・編集:加賀市教育委員会
発行日:1994年3月初版
ページ数:20P+図版9P+付図2枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「平成元年、市内熊坂町、細坪町の両町にまたがる山林に、ゴルフ場建設の計画が提示されました。しかし、このゴルフ場建設予定地内には、35万平方メートルに及ぶ広大な中世の城郭である、熊坂黒谷城・熊坂口之城・菅谷砦と言われている3つの城跡が確認されています。教育委員会としましては、埋蔵文化財の現状保存の原則に立ち、遺跡をはずしてコースの設計をされるよう、開発業者に強く申し入れると同時に、協議を重ねて来ました。最終的に、城郭の中心部を含む大半の遺跡をコースからはずし、調査面積は約11万平方メートルと絞り込み、極力現状保存に力を注ぎました。止むなく改変される遺跡につきましては、記録保存とし、適切な発掘調査を行うこととしました。」

附図の現況測量図が使いやすく役に立ちます。

[目次]

第1章 調査の経過と遺跡の概要
 第一節 調査に至る経緯と経過
 第二節 調査組織
 第三節 調査の方法
 第四節 調査の経過
第2章 位置と歴史的環境
 第一節 遺跡の位置
 第二節 遺跡周辺の地質
 第三節 周辺の遺跡
 第四節 歴史的環境
第3章 検出された遺構と遺物
 第一節 菅谷砦跡
 第二節 熊坂口之城跡
 第三節 熊坂黒谷(奥)城跡
第4章 まとめ
写真図版

附図1 菅谷砦跡・熊坂口之城跡現況測量図
附図2 熊坂黒谷(奥)城跡現況測量図

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2007年09月18日

加賀藩の絵図展

加賀藩の絵図展

編集・発行:新湊市博物館
発行日:2003年5月9日
ページ数:24P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
「本館の展示の中心は、江戸時代後期を代表する和算家・測量家の石黒信由以下4代の遺品高樹文庫です。信由は、宝暦10年(1760)射水郡高木村に生まれ、最高水準の和算・測量術・絵図作製技術を身に付けていました。文政2年(1819)加賀藩から越中・加賀・能登(富山・石川県)の測量を命じられ、5年後にきわめて正確な絵図を藩に提出しました。その精度は高く、同時代の測量家で日本全図を作製した伊能忠敬の業績に並ぶものです。」

本書は、新湊市博物館で平成15年5月9日から7月6日に開催した企画展「加賀藩の絵図展」の展示図録です。絵図を中心に39点紹介されていますが、実物は相当に大きく、縮小された写真では文字は読み取れません。雰囲気でがまんして、本物は博物館へ見に行きましょう。

射水市新湊博物館ホームページ

[目次]

序にかえて
1 信由図の系譜
2 信由以下4代の実学
3 石黒家の収集図
資料目録

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金沢市鷹巣城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要24

金沢市鷹巣城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要24

発行・編集:金沢市教育委員会、金沢市埋蔵文化財調査委員会
発行日:1980年3月初版
ページ数:37P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
本書は、金沢市西市瀬町と同市瀬領町地内にある鷹巣城址の緊急調査報告書である。なお、附編として、城郭内に、土器片の散布がある通称瀬領遺跡の分布踏査報告を併せてある。

なぜ緊急調査だったのか本誌から読み取ることはできないが、前年に同市松根城址も緊急調査されており、加越国境の城址を調査したものと思われる。

[目次]

一.城址の概観
二.測量調査の概況
三.文献資料調査
四.分布踏査調査
五.あとがき

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2007年09月13日

松任市出城城跡 松任市成町宅地造成に係る埋蔵文化財発掘調査概要報告書