2009年08月14日
御土居堀ものがたり
出版社:京都新聞出版センター
発行日:2005年10月初版、2008年5月再版
ページ数:297P
著者:中村武生
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「アジア、西洋を歩くと街をぐるりと取り囲む都市城壁が見られる。かつては京都にも、城壁と堀が並置された『御土居堀』があった。城壁と堀がなぜセットになっているのかを検証、現在の様子も紹介する。『京都新聞』連載に加筆。」
「御土居」とは豊臣秀吉によって京の街のまわりに築造された土居と堀のことである。筆者はその歴史的重要性を説明するとともに、失われていく御土居の保護を訴えている。御土居に関する本が少ない中で手頃な価格で入手できる本書の存在は非常に大きい。
[目次]
第一部 御土居堀ものがたり
第二部 御土居堀跡を歩く
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2009年07月21日
大阪城天守閣復興三十年史
編集・発行:大阪城天守閣復興三十周年記念事業実行委員会
発行日:1961年11月
ページ数:48P+図版46P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「大阪城天守閣は、昭和六年、御大典記念事業として、市民の熱誠こもる醵金で再建された由緒あるモニュメントである。再建以来早や三十年、入場人員はすでに延べ二千万人を越え、戦時戦後の受難時代も今は昔語りになろうとしている。」
モノクロであるが、大阪城天守閣博物館の蔵品を見る事ができ、天守再建から三十年の歴史を知ることができる貴重な書である。
[目次]
一、沿革
一 前史
二 開館から終戦まで
三 終戦から現在まで
二、敷地・建造物
一 設備概要
二 平面見取図
三、事業概要
一 常設展観
二 特別展観
三 入場者数
四、収蔵品目録
五、条例規則
付 復興天守閣略年表
収蔵品図版
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2009年04月15日
膳所六万石史
発行:立葵会
発行日:1983年8月初版
ページ数:302P
著者:竹内将人
定価:1,500円(当時)
オススメ度:★★★★☆
書評:
本書は滋賀県大津市にあった膳所藩に関して、真実にそってまとめられた良書である。当時発行されたばかりの大津市史第四巻の誤植に関する指摘も掲載され、膳所藩に関して調べる際にはまずあたるほうがよい書であろう。惜しいのは本書が非常に入手困難になってしまっていることである。
[目次]
第一章
一、概説
二、築城の経緯
三、膳所城の特徴
四、膳所城の規模
五、歴代の城(藩)主
六、膳所藩領とその石高
七、膳所藩の職制
八、膳所藩の兵制
九、膳所藩の学制
十、膳所藩の員数
十一、江戸及び京屋敷
十二、藩主の隠居所浜御殿
第二章
一、膳所藩の初期
二、膳所藩の中期
三、膳所藩の後期
第三章
一、御所火の番に京詰の事
二、江戸参勤交代の事
三、膳所騒動「お為筋一件」
四、膳所藩の土一揆
五、膳所藩の武道
六、幕末に於ける藩の動向
七、膳所城事件
八、藩籍奉還、廃城、廃藩置県
第四章
一、勢多橋の架替普請
二、膳所城の年中行事
三、膳所城下の神社
四、城下寺院の特徴
五、歴代藩主の紋所
六、歴代藩主の仁政
七、出丸と寛文の構築変え
第五章
一、膳所藩の名士
二、城下の行事、産業、名産
三、膳所城下こぼれ話
四、膳所城関係の遺構
五、新修大津市史春秋
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2009年03月06日
第二回特別展 桑山一族の興亡 -桑山氏新庄入部四〇〇年記念展-
発行:新庄町歴史民俗資料館
発行日:2001年10月6日
ページ数:40P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平成13年は、近世大名桑山氏が新庄の領主として入部して、ちょうど400年にあたる記念すべき年です。今回の特別展では桑山氏発展の祖である重晴から、関ヶ原の戦い、新庄入部と領内経営、大坂の陣、桑山氏改易とその後の桑山氏の様子と、時代の流れにそって展示を構成しました。」
平成13年10月6日から11月18日まで同館で開催された展示図録です。カラーで古文献や合戦屏風、新庄城絵図などが掲載され、桑山氏に関しての貴重な資料集と思います。
[目次]
図版
1.j桑山氏発展の祖 重晴
2.関ヶ原の合戦から新庄、そして大坂の陣へ
3.その後の桑山氏と家臣たち
解説
桑山一族の興亡
展示品解題
釈文
桑山氏関係年表
展示品一覧
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2009年02月17日
大阪城天守閣所蔵大坂築城関係史料 大阪城天守閣紀要二
編集・発行:大阪城天守閣
発行日:1972年3月30日
ページ数:34P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「大阪城天守閣ではこれまで大阪城関係資料の蒐集につとめてきたが、それらの中には、展示資料としては地味で目立たないものであっても研究資料としては価値の高いものも少なくない。今回そのうちから築城関係古文書の主要なものを公刊することとした。」
[目次]
豊臣時代大坂築城関係史料
徳川時代大坂築城関係史料
一、京極文書
二、渋谷文書
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2009年02月11日
園部文化博物館平成11年度秋季特別展 園部藩と城 -維新の築城にいたるまで-
編集・発行:園部文化博物館
発行日:1999年11月3日
ページ数:42P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「明治維新の只中に築城されるという珍しい歴史をもった園部城は、明治六年に出された太政官達によって築城後まもなく廃城となりました。敷地は役所、学校、公園などになり、現在でも園部町内外のみなさんの憩いの場、教育の場として特別な意味を持つ場所となっています。今回はこの園部城が築城されるにいたった経緯、そしてその背景にあったものがなにであったのかを紹介したいと思います。」
開館一周年を記念して、平成11年11月3日から12月5日まで開催された特別展図録です。すべて白黒なのが残念です。
[目次]
一、小出氏と城
二、園部陣屋の造営
三、幕末の園部
四、明治維新と園部城
五、新しい時代の中で
古文書釈文
出品目録
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2009年01月29日
彦根城の修築とその歴史
発行:彦根市教育委員会
発行日:1995年7月
ページ数:24P
編集:彦根城博物館
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「彦根城は昭和三十二年から三十五年にかけて実施された国宝彦根城の天守・附櫓および多聞櫓の修理から三十三年を経て、現在、平成八年末の完成をめざして再度大改修工事が進められている。この展示を通じて江戸時代の彦根城の存在がどのような意味をもっていたか。また、頻繁に行われた修築は、彦根藩のみならず幕府と彦根藩との関係においてどのような意味をもっていたのかを考えたい。」
本書は平成七年七月二十三日から八月二十二日までの期間、彦根城博物館が開催するテーマ展の展示図録である。
[目次]
Ⅰ 彦根城の築城
築城の意義
築城にたずさわった人々
築城のようす
Ⅱ 彦根城の修築
修築の手続き
災害と修築
修築にたずさわった人々
昭和の修理 発見墨書・刻銘
彦根城築城・修築、城下災害略年表
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2008年07月21日
週刊京都を歩く No.9 二条城周辺
出版社:講談社
発行日:2003年9月2日
ページ数:34P
定価:560円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「四季折々の花を愛でつつ、天下泰平の世を想う。京都二条城周辺のビジュアルガイド。」
[目次]
京都のことのは 菊日和
都の風景 二条城周辺
古都めぐり 二条城・神泉苑
京都文学散歩
古都めぐり 二條陣屋
伝統美を訪ねて 西陣織
生活歳時記 細部にこだわりのある宿
古都千二百年の恋物語
京の味 静家
京の宿 吉川
今週の旅ガイド 二条城周辺
年中行事 二条城周辺
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2008年05月02日
京都・近江 戦国時代をゆく
出版社:淡交社
発行日:2008年3月初版
ページ数:167P
著者:津田三郎
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長に始まり、明智光秀、豊臣秀吉を経て徳川家康に至る戦国時代にスポットを当て、京都・近江を舞台に繰り広げられた合戦や事件などの出来事を時系列に配列して紹介。舞台の現状の写真、地図、アクセスも掲載。」
口絵はカラーだがほとんどはモノクロページです。歴史的経緯を追いながら周辺の遺跡を紹介している。
[目次]
はじめに
全域地図
カラー口絵
第一章 近江を制するもの、天下を制す
織田信長 観音寺城攻略
信長 上洛
信長 二条城築城
姉川の合戦
信長 比叡山焼き討ち
明智光秀 坂本城築城
小谷城落城と朝倉・浅井氏滅亡
信長 安土城築城
国友衆 種子島銃を完成
第二章 天下統一への戦い
秀吉 長浜城築城
明智光秀 亀山・周山城築城丹波平定
本能寺の変前夜 信長と光秀の確執
本能寺の変
細川藤孝・忠興父子と本能寺の変
山崎の合戦と光秀の最後
織田信長の葬儀
賤ヶ岳の戦い
信長登場前の天下人 三好長慶
第三章 桃山の栄華と終焉
豊臣秀次 八幡山城築城
聚楽第の建設
北野大茶湯
東山大仏殿の建立
佐和山城と石田三成
秀吉の京都改造 御土居の築造
千利休の切腹
伏見城の築城
醍醐の花見
秀吉の死 豊国神社・朝鮮出兵の終焉
関ヶ原の戦
細川幽斎の籠城戦
見果てぬ夢 信長・秀吉・家康 それぞれの死
ふろく 京都・近江 訪ねてみたい資料館・博物館
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2008年04月23日
安土城再見 -天守閣の復原考証-
出版社:西田書店
発行日:1991年2月初版
ページ数:218P
著者:兵頭与一郎
定価:2,300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「昭和49年12月15日付の新聞各紙に内藤昌氏の安土城天守復元図が公表された。『国華』に発表された内藤氏の『安土城の研究』の論文と図面を見たとき、"これはおかしい"と直感した。史料的素性の怪しい『天守指図』に基づいて作られたこの復元案を細かくチェックしてゆくと、基本的な構成に無理があり、いい加減な推測と独断的措定によってでっち上げられたもので、『信長公記』や南蛮史料のデータを充足することができず、矛盾と疑問だらけで、どうにも納得できぬものであった。」
著者は当時、日本城郭文化研究協会常務理事、「素人が専門家の論文に対して」と謙遜しているが、かなりの意欲作です。残念ながら絶版になっていて入手は非常に困難ですが、時々古書として出回ることがあるので地道に捜してみてください。
[目次]
(1)新しい覇者のシンボル作り
(2)信長の居城歴と城づくり
(3)”自分の城”を作る -安土築城
(4)ステータス・シンボルのタワー構想
(5)「天守閣」の誕生とその歴史
(6)織田政権の縮図 -安土城
(7)新首都 -城下町「安土」の造成
(8)「信長公記」に見る安土城天守閣
(9)安土城天守閣復原考証の奇跡
(10)謎のヴェールは果たして脱げたのか
(11)来日宣教師の的確な観察報告
(12)不整形天守台と方形の礎石群
(13)天守台石塁高の謎と焼跡の出土品
(14)天守台の石垣勾配と穴太衆
(15)天守閣の屋根瓦と棟飾り
(16)天守閣最上階屋根型の考察
(17)新しい時代と建物の相関関係
(18)"唐様"の八角形展望階
(19)建造物のカラーは"時代"の反映
(20)"吹き抜け"は虚構の空間
(21)内藤復原案に対する反論と疑問点
(22)宮上氏の復原図を検証
(23)黄金国ジパングを安土城に具現
(24)極彩色障壁画制作と狩野永徳
(25)信長がこよなく愛した安土城
(26)安土城天守閣を復原考証
(27)「安土山図屏風」は行方不明
(28)天下人の居城 -三人の個性と城
(29)大天守閣炎上 -安土城の終焉
(30)覇者交替とイメージの払拭
(31)誰も真似できなかった天守閣
終りに -安土城跡に立って
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2008年04月12日
近世の城と城下町 -膳所・彦根・江戸・金沢-
出版社:サンライズ出版
発行日:2008年3月初版
ページ数:217P
編集:滋賀県文化財保護協会
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関ヶ原の合戦で天下を掌握した徳川家康は、江戸幕府を開き、重要地に譜代大名を配置して城を築き、城下町の整備を行いました。近江では、井伊氏の彦根城と戸田氏の膳所城がそれにあたります。これらの城と城下町は、幕府支配の要地として江戸時代を通じて幾度かの改修を行い維持されてきましたが、明治維新によって二つの城は対照的な結末を迎えることになります。」
昨年8月12日に安土城考古博物館で開催されたシンポジウム「城と城下町 -彦根藩と膳所藩を中心に-」と、関連する博物館講座2講座をまとめた記録集です。最新の発掘調査を分かりやすく解説されています。講演集ですのでよみやすいものとなっています。
[目次]
第一部 シンポジウム 城と城下町 -彦根藩と膳所藩を中心に-
一 天下統一と彦根・膳所築城
二 彦根城と城下町の調査
三 膳所城下町を掘る
四 パネルディスカッション
第二部 江戸城・金沢城とその城下町
一 発掘された江戸城と城下町
二 よみがえる金沢城と城下町
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2008年04月07日
伏見城 日本古城友の会機関誌「城と陣屋」
発行:日本古城友の会
発行日:1978年1月初版
ページ数:48P
編集:伏見城研究会
編集・発行:前田航二郎
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
日本古城友の会の機関誌「城と陣屋」であり、会員や他城郭研究会により編集されている。本書は京都市の「伏見城」についてまとめている。モノクロページだが、伏見城に関する書籍は少ないため貴重である。
[目次]
一、はじめに
二、伏見城築城前史
三、築城の沿革
四、城郭の規模概観
五、歴代の城主城代
六、伏見城と城下町
七、伏見城跡の現況と遺物
八、附表、伏見城略年譜
九、別添表一伏見城の各期における建物名一覧
十、別添表二伏見城天守の様式比較
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2008年03月08日
近畿の名城展
編集・発行:大阪城天守閣
発行日:1976年10月1日
ページ数:40P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「今回、再建四十五周年を迎える大阪城天守閣を会場に、各城郭の絵図や遺物など各種の関連資料を集めて、近畿の名城の歴史をふりかえってみることにいたしました。」
大阪城天守閣で昭和51年10月1日から11月7日まで開催された特別展図録です。巻頭カラーで金箔瓦が数点出ていますが、ほとんどはモノクロです。城絵図や人物絵図、遺物など城郭ごとに掲載されています。
[目次]
カラー図版
近畿の名城
安土城
八幡城
彦根城
聚楽第
伏見城
足利義昭二城館(旧二城城)
二城城
淀城
豊臣時代大坂城
徳川再築大坂城
高槻城・岸和田城
姫路城
和歌山城
築城図屏風
近畿の城所在地図
関係年表
出品リスト
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2008年03月07日
シリーズ「遺跡を学ぶ」2 天下布武の城 安土城
出版社:新泉社
発行日:2004年2月初版
ページ数:93P
著者:木戸雅寿
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長が建てた特異な城として、様々な小説等に登場した安土城。近年の考古学的発掘調査により通説には多くの誤りがあることが判明。安土城の真実の姿を考古学的調査から具体的に明らかにし、安土城築城の歴史的意義を探る。」
安土城郭調査研究所で実際に安土城の発掘に携わった木戸氏によるものである。発行当時までの安土城の発掘成果や遺物をふまえた解説が特徴である。安土城については発掘開始から20年という節目を迎えて一旦調査は終了したので、本書以後の成果を踏まえて2冊目の発行が望まれる。薄い本であるが、フルカラーの写真が満載である。
[目次]
序 天下布武へ向けて
第1章 城の道を掘る
第2章 麓の屋敷郡を掘る
第3章 安土山と山下町
第4章 信長の居城
第5章 安土城の到達点
第6章 天下布武の城
第7章 安土城築城の意義
終章 そして炎上
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シリーズ「遺跡を学ぶ」43 天下統一の城 大坂城
出版社:新泉社
発行日:2008年2月初版
ページ数:93P
著者:中村博司
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「大坂本願寺から豊臣氏の栄華の舞台となり、徳川家の別邸となった大坂城。戦乱の世から江戸時代の幕開け、江戸から明治へという時代の大きな転換点に立ち会い、歴史の流れと運命をともにした大坂城400年の歴史をたどる。」
元大阪城博物館館長の中村氏によるものです。城内で発見された豊臣時代の石垣や金箔瓦などカラー写真で載っていますが、テーマが大坂城全体に至ることにより、このシリーズ特有の発掘調査成果に焦点をあてた誌面構成がやや薄いように感じます。薄い本ですが、カラー写真満載です。
[目次]
第1章 天下統一の城
1 秀吉・秀頼二代の栄華の夢舞台
2 徳川将軍家の名城として
第2章 大坂本願寺の時代
1 大坂御坊から大坂本願寺へ
2 本願寺の遺構を求めて
第3章 豊臣秀吉の大坂築城
1 秀吉、大坂城を手に入れる
2 天守台・本丸の築城
3 豊臣大坂城の石垣発見
4 二之丸の築造
第4章 日本一の大城郭
1 惣構堀の構築
2 秀吉最晩年の大坂普請
3 大坂築城の経過
4 大坂城、滅亡への道
第5章 徳川秀忠の大坂城再築
1 再築普請の経過
2 細川家の石垣築造物語
3 徳川大坂城の威容
4 大坂城の終焉
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2008年03月06日
豊臣秀吉と京都 聚楽第・御土居と伏見城
出版社:文理閣
発行日:2001年12月初版
ページ数:249P
編者:日本史研究会
定価:5,200円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本書においては、豊臣政権期の京都・伏見に焦点をあて、最新の研究成果をまとめることとした。本書に収録した論稿には、政治史的な観点から首都としての京都・伏見の性格を解明したもの、文献史料はもとより考古学研究の成果や古地図の分析によって都市の実態を精緻に復元したもの、広く全国の城郭や都市と比較することで聚楽第や伏見の特質をうかびあがらせたものなどがある。研究の手法・視角は多様であり、まさに学際的に豊臣秀吉と京都の関係を解き明かすものとなっている。」
論文集なので少し専門的ではありますが、聚楽第や御土居、伏見城に関して詳細に書かれた類書はほとんどないので貴重な存在です。地方出版社のため発行から日が経ち入手が非常に困難な状態ですので、興味ある方は早めの入手をおすすめします。良い内容なので古書はおそらく定価以上になるでしょう。惜しいのは、この価格ながらモノクロであることでしょうか、折角貴重な発掘の遺物写真が掲載されていても現物の雰囲気が伝わりません。しかし、本書を読めば京都の町の印象がガラリと変わるでしょう。
[目次]
第一部 秀吉と都市京都を読み解く
1 織田信長と京の城
2 豊臣政権と首都
3 「御土居」への道 -戦国・織豊期における都市の展開-
4 城郭史からみた聚楽第と伏見城
第二部 よみがえる豊臣期京都
1 豊臣政権の京都都市改造
2 聚楽第と城下町
3 聚楽第の築城と都市の発展
第三部 天下人の首都-伏見
1 考古学からみた伏見城・城下町
2 伏見城とその城下町の復元
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2008年02月27日
第6回特別展「大和の城と城下」
編集・発行:葛城市歴史博物館
発行日:2005年10月15日
ページ数:51P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近年、中世守護所、戦国期城郭・城下、織豊期城郭・城下および江戸時代の城郭・城下町の研究が、考古学・歴史学・歴史地理学などの分野で進み、学際的な研究が行われるようになっています。その結果、中世や近世の城郭および城下の研究が飛躍的に進みました。大和国に築かれた城のうちにも、中世から江戸時代まで存続した城があります。これらの城は、数多くの戦乱に巻き込まれ、城主も様々に変遷しました。そのような過程をへて、中世城郭から近世城郭として転生し、城下町を形成しました。今回の展示では、郡山城・宇陀松山城・高取城・二見城および葛城市に存在した新庄陣屋を取り上げます。」
この図録は平成17年10月15日から11月27日まで開催された展示図録。薄いが展示品はカラーで掲載され、城下町絵図なども雰囲気は十分に伝わります。葛城市歴史博物館で購入することができます。送料290円と合わせて定額小為替でよい。
[目次]
大和国の初藩居城・陣屋所在地図
一、郡山城
二、宇陀松山城
三、高取城
四、二見城
五、新庄陣屋
新庄陣屋の成立と展開
展示資料釈文
近世大和国城郭・城下年表
展示品一覧
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2008年02月26日
国際シンポジウム 韓国の倭城と大坂城 資料集
編集・発行:倭城・大坂城国際シンポ実行委員会
発行日:2005年9月10日
ページ数:250P
定価:1,300円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
2005年9月10日・11日に大阪市中央公会堂で開催されたシンポジウムの資料集。内容はやや専門的ではあるが、発掘調査の成果など市販されていない報告書を引用したものも多数あるため、非常に貴重な資料といえる。モノクロではあるが、ページ数に比較するとお買い得といえるか。北九州中国書店で購入できます。
[目次]
ごあいさつ
趣旨説明
基調講演 豊臣秀吉の城造り
研究発表
Ⅰ 倭城とは何か
1 倭城への道 -小早川・毛利氏の場合-
2 朝鮮の城郭と豊臣軍 -織豊大名の異文化遭遇-
3 金海竹島倭城と亀浦倭城支城部の性格
4 韓国慶尚南道地域の城郭遺跡の発掘調査成果 -最近調査された邑城と鎮城を中心として-
Ⅱ 倭城と同時期の国内城郭
5 宇喜多・小早川の居城 岡山城
6 四国大名衆の城郭と倭城
7 秀吉晩年の大坂城改造
Ⅲ 倭城の石垣
8 施工から見た韓国倭城
9 倭城の石垣 -採石遺構とその技術を中心に-
Ⅳ 倭城以降、大坂城再築へ
10 関ヶ原合戦後の築城ラッシュ
11 石切丁場の出現 -徳川氏大坂城・芦屋市東六甲石切場の発掘調査から-
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2008年01月25日
東大阪市文化財マップ 改訂版
編集・発行:東大阪市教育委員会
発行日:2000年初版
ページ数:付図7枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
東大阪市の指定文化財の地図。1993年に作成したものを2000年に改訂している。市内を7つ(A~G地区)にわけて、表面に地図と文化財の位置、裏面に文化財の解説と一部写真が掲載されている。色づけされているので見やすい。城館関係は、A地区に「足立氏館跡」、B地区に「池島城跡」、D地区に「若江城址碑」が掲載されている。
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2008年01月07日
大阪府の古城砦 所在地一覧
出版社:城郭文庫
発行日:1974年3月初版
ページ数:24P
著者:前田航二郎
定価:不明
オススメ度:★☆☆☆☆
書評:
「本書に収録した城名は、何れも私が古文書の記録や、その地の伝承をもとにして収録した一覧表です。それは整理も不充分で、まことに未熟なものですが、今後の課題として、先達同学の各位の御教正と御指導によりまして現地踏査と資料収集により、美しく逞ましく肉付けがなされ、精緻な史料『大阪の古城砦』が完成できますよう念願する次第です。」
「城名」と「所在地」のみの一覧表であるが、348城砦の城名が記載されている。しかし、それ以上でもそれ以下でもないので、一般の城郭事典にないような城名があれば発見の楽しみができたと思うのが唯一の楽しみか。
[目次]
豊能郡
能勢町
東能勢村
箕面市
池田市
豊中市
吹田市
茨木市
高槻市
三島郡
摂津市
大阪市
枚方市
守口市
門真市
大東市
四条畷市
交野市
東大阪市
八尾市
松原市
藤井寺市
羽曳野市
富田林市
河内長野市
南河内郡
河南町
千早赤阪村
太子町
美原町
狭山町
堺市
泉大津市
高石市
和泉市
岸和田市
貝塚市
泉佐野市
泉南郡
泉南町
南海町
田尻町
熊取町
岬町
投稿者 Tadashi : 22:42 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月30日
秋季特別展 荒木村重と有岡城
編集・発行:伊丹市立博物館
発行日:2006年10月初版
ページ数:14P
定価:300円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
平成18年10月開催の企画展の図録。ページ数は少ないながらオールカラーページで写真やイラストが多く掲載され見ごたえあります。現在は残念ながら品切状態であり、再販が望まれます。
[目次]
Ⅰ 有岡城以前
Ⅱ 摂津守村重
Ⅲ 村重支配下の摂津
Ⅳ 有岡城攻防
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2007年12月28日
肥田城遺跡発掘調査報告書 宇曽川災害復旧助成事業に伴う
編集・発行:滋賀県教育委員会文化部文化財保護課、滋賀県文化財保護協会
発行日:1988年3月初版
ページ数:106P+カラー図版2P+図版88P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回報告書を上梓いたします発掘調査は、宇曽川災害復旧助成事業に伴って実施されたものです。付近は、戦国時代に高野瀬氏によって築城された肥田城をはじめ、江戸時代には宇曽川水運の中心的な船着場の一つとして、古くから注目されてきた地域であります。調査の成果をまとめて本書が、この地域の歴史を理解する上で、また埋蔵文化財をより深く理解していただく上で、御活用いただければ幸いです。」
本調査区は肥田城の推定区域内だったが、結果として全く遺構が出ず、調査区域よりも西側に位置するであろうと結論付けている。
[目次]
第1章 はじめに
1.位置
2.肥田城の盛衰
3.近世の肥田
4.「近江愛智郡志」にみる肥田城
第2章 調査の経過
1.試堀調査
2.発掘調査の経過
3.遺物の整理
第3章 層位・トレンチ
1.第1トレンチ
2.第2トレンチ
3.第3・5トレンチ
4.土塁
5.第4トレンチ
6.第6トレンチ
7.第7トレンチ
8.第8トレンチ
第4章 遺物
Ⅰ.近世の遺物
Ⅱ.中世の遺物
第5章 要説
1.近世肥田の考古学的検討
2.近世の掘立柱建物
3.桶を据えた土坑の性格
4.近世の土器とその傾向
5.中世の土器
第6章 宇曽川の舟運
1.宇曽川の概要
2.宇曽川の舟運の始期
3.江戸時代の舟運
4.舟川開削と宇曽川
5.明治期の舟運
6.宇曽川の舟運と衰退と終焉
7.宇曽川の舟川としての上限
8.舟の運行
9.問屋と舟着場
観察表
1.染付観察表
2.出土陶磁器一覧表
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2007年12月13日
図録 特別展秀吉と大阪城 -その歴史と謎をさぐる-
発行:大阪城天守閣特別事業委員会
発行日:1988年10月9日初版
ページ数:カラー23P+モノクロ71P
編者:大阪城天守閣(大阪市経済局)
定価:1,000円(当時)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「歴史博物館の役割を担って昭和6年に再建された大阪城天守閣では、大阪の歴史の重要なポイントである『秀吉と大阪城』について、当初から重点的に資料を収集し、調査研究を行い、展示公開に努めてきました。昭和55~56年には『秀吉と大阪城展』を全国各地で巡回開催したこともあります。しかし、その後も多くの新資料や大阪城内外での新たな発掘資料が増大し、研究も進んできましたので、5ヵ年計画でようやく全階の展示設備改修が終ったのを機に、大阪城天守閣の2階から7階までの全展示室を会場に、特別展『秀吉と大阪城 -その歴史と謎をさぐる-』を開催することにいたしました。」
大阪城天守閣で1988年10月9日から11月6日まで開催された特別展の図録。図録では展示物の解説を日本語と英語を併記して外国人にも便宜を図っている。
[目次]
カラー図版
秀吉のイメージ
秀吉の伝説
筑前守秀吉(信長の部将時代)
本能寺から賤ヶ岳へ
天下人秀吉
秀吉の姓と署名・花押・印
ゆめの又ゆめ(秀吉の死)
関係地図
秀吉の家系
「秀吉と大阪城」関係年表
大阪城の謎
出品目録
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2007年11月30日
史跡彦根城
発行:彦根市
発行日:1965年8月初版
ページ数:36P
編者:彦根市役所事業部観光課 北野源治
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
昭和40年代の彦根城の市作成ガイドブックです。写真はモノクロであるが、往時の写真と同じ場所の現在の様子を撮った写真が並べられていて興味深い。
[目次]
天守閣
彦根城見取図
現在の彦根城、いろは松から見た城山
天秤櫓、廊下橋
太鼓門、三重櫓
時報鐘、馬屋
玄宮園の原図、現在の一部
楽楽園、地震の間、雷の間
埋木舎、澍露軒
井伊大老銅像
彦根古絵図
明治初年の表門橋及表御殿、現在の表門橋
往時の大手口、現在の大手橋
往時の京橋口、現在の京橋
往時の水手黒門口、現在の黒門口
彦根城明細図
往時の彦根城及市街図、旧彦根城図
開国記念館
彦根と彦根城
彦根築城の次第及沿革
城郭規模
玄宮園、楽楽園
彦根城の佐和口多門櫓復元
彦根と井伊直孝公
彦根藩主の暦代
井伊大老開国100年祭
新民謡 大江戸吹雪、彦根ばやし
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2007年11月29日
近江の文化財教室 合本1
発行:滋賀県文化財保護協会
発行日:1982年3月初版
ページ数:230P
定価:1,400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「当協会では県内の文化財を広く紹介して、文化財に関する認識を深め、愛護していただくことをねらいとして、毎号テーマをきめて平易に解説して発行したのが『文化財教室シリーズ』であります。昭和50年9月にその第1号を創刊して以来50号を数えるに至りました。一冊に収録したものをという要望も高まり、ここにとりまとめることができました。」
一つのテーマ2~5ページでまとめられ、滋賀県の主な文化財を概観できる。現在合本4冊目まで発行されている。
[目次]
観音寺城跡
大津京跡
大中の湖南遺跡
近江の肖像
滋賀里百穴
近江の石造層塔
近江の石造宝塔
彦根城馬屋
小谷城跡
奈良朝廃寺
石山貝塚
比叡山寺
近江の石造宝篋印塔
近江国衙
近江の古瓦Ⅰ総説
近江の石造五輪塔と無縫塔
近江の塔―その遺跡と遺物―
近江の古瓦Ⅱ 湖西・湖北
日吉大社
白鬚神社
近江の石燈籠
近江の石仏
木地屋の民俗文化財
天然記念物 三島池のカモと生息地
近江の神社建築
信楽焼の歴史と現況
大津絵
三尾君と息長眞人
藤樹書院
天然記念物 伊吹山地草原植物およびその自生地
金剛輪寺三重塔
近江の石造道標
近江の古瓦Ⅲ 湖東北半部
八幡商人と歴史民俗資料
光浄院庭園
近江伝承の模刻像
長浜曳山祭
湖北のオコナイ
三上山と御上神社
草津宿本陣
万葉からみた湖西
坂本里坊の庭園
重要文化財 大角家住宅
地名と民俗―湖西の産鉄伝承―
近江の平安彫像―前期―
湖西の古絵図―湖岸地形の変化を見る―
大津祭
近江の銅鐸
万葉からみた湖北
琵琶湖の湖底遺跡
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2007年11月11日
石田三成と佐和山城址 東山の史蹟と景勝
編集・発行:彦根石田三成公顕彰会 元彦根図書館長 北野源治
発行日:1974年8月初版
ページ数:217P
定価:500円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本冊子も版を重ねて来ましたが、今回更に稿を補足して顕彰に幾分でも役立てようと考えた次第です。今回、島津藩と関係深い高宮町小林家から興味ある資料を提出して下さったので追加記述とした。彦根の東山一帯が史蹟と景勝に富める観光地であることを広く認識してほしいとの念願から今回、本冊子に付加することにしました。更に『彦根の昔と今』に関して簡単ながら人口の変動と町名の変移を記述して参考の資料とした。」
前回の同名書「石田三成と佐和山城址」から10年経ってかなり内容を追加・補足して、石田三成公顕彰会の発行として完成形となっている。現在入手が非常に困難、また高価なのであるが、全体に焼けが強く残るものの地元古本屋で偶然にも安く入手することができた。文章は口語調に改められて前書に比べ非常に読み易くなっている。文字が大きめなので文章量はそれほど多くない。
[目次]
まえがき
一、「真心の生涯」を送られた石田三成公
二、石田家の系図
三、この親にしてこの子あり
四、生いたちと人柄
五、三成の功績
六、秀吉への忠勤
七、堺奉行時代の功績
八、朝鮮征伐における貢献
九、秀吉の信頼
十、天下分目の関ヶ原戦
十一、佐和山落城と三成の最後
十二、三成の風貌
十三、三成の温情
十四、石田氏の血族、後裔
十五、石田氏の追悼行事
十六、「関ヶ原役」記念祭
十七、「関ヶ原古戦場」と「天下分目の戦」を偲びて
十八、顕彰歌、詩、和歌
十九、生きてきた石田三成の異説
二十、佐和山城下の七不思議
二十一、佐和山城址
二十二、初芽の局の純情
二十三、旧憤打破と徳川の政策
二十四、秀吉亡後の諸将の動静
二十五、おあむ物語
二十六、石田三成略年表
二十七、古城山の述懐
二十八、「石田正宗」の由来
二十九、関ヶ原の戦況図
三十、佐和山城古図
三十一、顕彰会今後の念願
三十二、島津藩と小林家、石田三成の詩
付加 東山一帯の史蹟と景勝
あとがき
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2007年11月07日
安土町立城郭資料館 館内ごあんない
編集・発行:安土町立城郭資料館
発行日:不明
ページ数:10P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
安土駅南口にある町立資料館の案内パンフレット。20分の1安土城模型と安土・南蛮図屏風陶板壁画の二つの目玉展示に注目です。パンフレットの写真もきれいですが、実際に見てもらうのが一番でしょう。
本書は安土町立城郭資料館で購入できます。
[目次]
安土城ひな型
屏風絵風陶板壁画
安土城内部障壁画
安土山と観音寺山模型
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2007年10月29日
みーな びわ湖から 96号 特集近江城郭風雲録
編集・発行:長浜みーな協会
発行日:2007年8月初版
ページ数:72P
定価:480円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
長浜市で発行されている地域誌である。今回の特集は北近江の中世城郭ということで、いろいろな城跡に体当たり訪問しているのだが、歴史を解説しながらの取材記事は引き込まれるものがあり、今すぐにでも訪れたくなる。地元ならではの話題もあり面白い。
本書は長浜城歴史博物館で購入できます。
[目次]
巻頭エッセイ「もののふの品格」 松平定知
北近江の城跡 基礎知識
風と雲の記憶 戦国絵巻を語り継ぐ人びと
賤ヶ岳合戦に思いを馳せる余呉の山城散歩
湖北を見晴らす高台の城
土塁からのメッセージ
山城の常識を覆す数々の石垣
信長の近江侵略に備えた城
西美濃の山城には今も戦さの匂い
近江中世城跡琵琶湖一周のろし駅伝
中世近江城郭絵図
湖北史話「戦国大名浅井氏の忠臣・遠藤喜右衛門直経」
太尾山城ジオラマ製作プロジェクト!
あやしい取材班 小谷城奇襲ルートを行く
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2007年10月20日
築城四百年記念 元離宮二条城
出版社:京都新聞出版センター
発行日:2003年9月初版
ページ数:55P
編者:京都新聞出版センター
定価:762円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「徳川家康が1602(慶長7)年に造営した二条城。江戸初期の遺構である二の丸御殿をはじめ、明治半ばに移築された元桂宮の御殿である本丸など貴重な遺構の数々を豊富なカラー写真で紹介、解説する。」
写真はカラーで大きく掲載されているので、解説書というよりも写真集のイメージである。
[目次]
往時と現在 造営時には五層の天守閣
二の丸御殿 唯一残る江戸初期の遺構
二の丸庭園 遠州作の神仙蓬莱の世界
本丸御殿 公家住宅の貴重な遺構
櫓と門 華麗に装飾された唐門
二条城年表
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2007年10月13日
二条城にはふたつ天守閣あり
出版社:大龍門書店
発行日:2000年11月初版
ページ数:144P+附図5枚
著者:永井太一郎
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長が築いた幻の二条城や、二条城の二つの天守閣である初代家康の天守閣と二代秀忠・三代家光の天守閣について、二条城のあらまし、二条城の建物などを写真や図を交えて解説する。」
貴重な絵図や古文献が掲載されているが、内容の理解は読者次第というところか。
[目次]
序章 旧二条城
一、旧二条城 織田信長が築いた幻の二条城
二、旧二条城 南北縦の石垣発掘調査
第一章 初代家康の天守閣について
一、二条城普請に参加した大名ならびに諸将
二、天守閣の工事
三、建築材料の入手
四、その後の天守
五、慶長期記分
第二章 二代秀忠・三代家光の天守閣
一、秀忠・家光の天守閣について
二、天守閣の石垣普請について
三、天守閣の工事
四、天守閣の外容
五、建築材料の入手
六、その後の天守
七、寛永期記分
第三章 二条城あらまし
一、家康創建の二条城
二、秀忠・お江与・和子の入内
三、秀忠・家光の行幸
四、将軍家光の時代
五、二条城の支配
六、地震と火事 幕末最後の二条城
七、現在の二条城記分
第四章 二条城の建物
一、二の丸御殿の障壁画と欄間彫刻
ニ、外構え
三、内構え
四、建造物移築
あとがき
附図
図1 二條御城絵図
図2 淀城天守閣の根石平面図と云うことは二条城創築の天守閣根石平面図
図3 淀城天守台の平面図と云うことは創建の二条城の天守台の平面図
図4 初代慶長期時代 家康の二条城天守復原立面図(東面)
図5 二代目寛永期時代 秀忠・家光の二条城天守復原立面図(西面)
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2007年09月24日
石田三成と佐和山城址
編集・発行:元彦根図書館長 史談会員 北野源治
発行日:1964年10月初版
ページ数:77P
定価:150円(当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「出生地に於ける記念碑の建設と慰霊祭に呼応して三成の居城であった佐和山城址の史蹟紹介保存運動が実現さるるに至った。編者は先年かかる史蹟が空しく古城山として忘れ去らるるを見るに忍びず、古図、古記、伝説により又実地踏査によって調べたものを一括し『佐和山城址』として小冊子を刊行し希望者に領布したが何分にも部数に限りがあり、広く其の所望に応ずる事の出来ないのを遺憾としていたが其の後是非再版をとの切なる申込もだし難く茲に題を改めて『石田三成と佐和山城址』とし親しく三成の偉績を偲ぶための資料の一部を書き上げ城址紹介保存の意味をも含めてまとめたのであるが元より文章其他至って拙なるもの、然し成るべく平易に青少年諸氏の読物として提供し聊かなりとも人情美、志気涵養の一端ともなり感奮興起の資ともならばと念願し茲に再刊した次第である。」
数少ない佐和山城について書かれた書籍です。彦根石田三成公顕彰会により同名の書が後に発刊されているようですが、内容はどれほど重複があるのか分かりません。文章は今の口語体と少し違うのでスラスラというわけにはいきません。
[目次]
石田三成公肖像
石田群霊碑
佐和山城の古図と同城址図
まへがき
一.郷土の偉人顕彰
二.三成の人となり
三.石田家の系図
四.石田三成の温情
五.賢明なりしこと
六.秀吉への忠勤
七.天下分目の関ヶ原戦
八.佐和山落城と三成の最後
九.日本武士道の表れ
十.佐和山城址、詳説
十一.初芽の局の純情
十二.三成の後裔
十三.三成の風貌と古記
十四.関ヶ原役記念祭
十五.関ヶ原古戦場と天下分目の戦を偲びて
十六.生きていた石田三成の異説
十七.佐和山城下の七不思議
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2007年09月02日
難波宮と大坂城 発掘調査とシンポジウムの記録 大阪府文化財センターDVDシリーズVol.1
編集・発行:(財)大阪府文化財センター
発行日:2005年
内容:DVD2枚+年表2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
評価:
平成16年6月12日と20日に行なわれたシンポジウムの一部を収録したDVDビデオ。そのほか、大坂城の現地説明会の様子と出土品を写真で紹介している。収録された講演は版権の問題であろうか、大阪府文化財センターの職員のものに限られている。こうしたシンポジウムや講演会は全国で年に何回も開かれているが意外と映像化されて入手できるものはない。折角なので、すべて収録してほしかった。
現在入手可能かどうか分からない。偶然入手したものなので、市販したものか関係者に配布されたものかも不明である。当センターホームページではシンポジウムの資料はないが、元になった発掘の現地説明会の資料をPDFでダウンロードすることができる。
シンポジウム 難波宮と大坂城
大阪府文化財センター ホームページ
[内容]
Disc1
難波宮北西部の発掘調査 -新発見の重要考古資料-
上町台地の王宮と難波長柄豊碕宮
Disc2
シンポジウム「難波宮」 -宮城北辺をさぐる-
秀吉の大坂城 -知られざる堀と防御施設-
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2007年09月01日
近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編
出版社:サンライズ出版
発行日:2007年8月初版
ページ数:259P+附図3枚
編集代表:中井均
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「ご存知のように佐和山城は石田三成の居城として著名ですが、その構造や残存する遺構についてはほとんど知られることはありませんでした。一方、関ヶ原合戦後に近江に入部した井伊家は佐和山城を廃して新たに彦根城を築城し、その本拠を移動します。このように両城の存在は、地域のなかで織豊期から江戸時代への城郭の変遷が捉えられる好事例でもあり、今回両城の分析を試みた次第です。」
早くから刊行予定になりながらようやく刊行されたという気持ちです。城郭談話会の編集物としては7冊目になりますが、自費出版ではなく、初の出版社経由ではないでしょうか。編集方針は従来と変わらず、一冊としてのまとまりよりも、個々の論文の主張を楽しむというスタンスです。写真は本誌ですが、これに付図と箱が付きます。
[目次]
佐和山城の歴史と構造
佐和山城と封建領主堀尾毛介(吉晴)
佐和山城に遺るもの
彦根城の縄張り
佐和山城・彦根城の石垣
彦根城の登り石垣について
国宝彦根城天守前身建物復元CG解説
彦根城跡本丸御広間の建物遺構について
彦根城の失われた諸櫓の建築規模
彦根城の再検討
彦根城修補許可の老中奉書について
御城内御絵図
明治維新以降の彦根城関連略年表
写真図版
付図1 佐和山城跡概要図
付図2 彦根城跡概要図
付図3 御城内御絵図
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2007年07月07日
大坂・近畿の城と町 懐徳堂ライブラリー7
出版社:和泉書院
発行日:2007年5月初版
ページ数:165P
編者:懐徳堂記念会
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、『平成13年度 懐徳堂春季講座』として2001年5月28日から四日間にわたって開催された『大坂・近畿の城と町』における講演にもとづいて編集されたものである。それは日本史学を代表する城・城下町・寺内町の名だたる四人の研究者によるリレー講座であり、その点で大変贅沢な講演会であった。」
[目次]
第一章 摂河泉の中世城郭
第二章 寺内町と城下町 -戦国社会の達成と継承-
第三章 江戸時代の大坂城 -どのようにして城は維持されたのか-
第四章 大坂城と城下町大坂 -豊臣から徳川へ-
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2007年05月26日
図説 再見大阪城
出版社:大阪都市協会
発行日:1983年9月初版
ページ数:222P
著者:渡辺武
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この本は大阪城についての体系だった概説書として書かれたものではない。写真集でもないし、論文集や随想集でもない。もちろん物語りでもない。名称のつけにくい妙な本であるが、これまで大阪城について出された本としては先例のないものであるし、他の域についても類品はないように見うけられる。もともと財団法人大阪都市協会の月刊誌『大阪人』に1981年4月から1983年3月まで二年間にわたって連載した『再見・大阪城』というグラフ中心の軽い読み物なのである。しかし読み物とはいえ、大阪城の歴史的な移り変わりについては基本的な史料や遺跡・遺物の紹介が必要なので、どうしても全国からそれらの写真を求め、いちいち解説を加えて少しでも正確な紹介を目指すことになりがちであった。イラストや図表の一つ一つにもオリジナルな工夫を施したものが少なくない。こうして、大阪城の歴史と現状についての歴史と現状についての資料写真と解説のミックス版が生まれた。しかし、雑誌連載中に記事の中の誤りや説明の不十分さについて熱心な読者からその都度有益な指摘をいただき、誌上を借りて訂正をさせて頂いた例もあり、後日、自ら気付いて訂正の機会を待っていた項目も少なくない。これらをすべて取り入れ、連載後明らかになった新しい情報をも最大限もりこんで、新しく整理編集しなおしたのが本書である。」
図説という銘だけあって、写真やイラストが非常に多く掲載されている。惜しいのは、巻頭のみカラーで内容はモノクロだということ。カラーで伝わる雰囲気というのもあるので残念である。が、それぞれの写真に解説がついていると思えば、とても有益な書籍である。現在は再増補版が販売中。
[目次]
第一章
黄金の城
秀吉の城下町
秀吉以前の大坂城
秀吉と大坂城の人びと
山里の茶室
第二章
関ヶ原前後
大坂冬の陣
大坂夏の陣
第三章
徳川再築の大坂城
居城のの石垣
第四章
豊臣の遺構を求めて
大阪城の謎と伝説
第五章
徳川二百五十年の大坂城
第六章
昭和六年の天守閣復興
四百年を迎える大阪城
年表
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2007年03月04日
戦国大名浅井氏と小谷城
発行元:湖北町教育委員会
発行日:1991年3月初版
ページ数:30P
編者:小和田哲男
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
浅井氏研究の第一人者である小和田氏による小谷城の入門書。簡潔ながら小谷城や浅井氏の歴史に触れ、城跡の見どころを解説している。
購入は、滋賀県湖北町のホームページからメールで申し込むことができる。
[目次]
一.全国で五本の指に入る戦国の山城
二.小谷城が築かれたのはいつか
三.浅井三代の領国経営と小谷城
四.姉川の戦いとそのあとさき
城跡を歩く
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戦国大名浅井氏と小谷城 中村一郎先生遺稿集
発行元:小谷城址保勝会
発行日:1988年3月初版
ページ数:54P
著者:中村一郎
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「故中村一郎先生は、小谷城跡の麓湖北町大字丁野出身で、早くから『戦国大名浅井氏と小谷城』をテーマに研究され、小谷城跡やその関係の中世城郭を精力的に調査されており、特に小谷城跡の研究では第一人者でありました。また氏は小谷城跡の保護・保存にも力をそそがれ、保存団体である小谷城址保勝会の再建に中心的な役割をし、以来保勝会の事務局長として保存・啓蒙活動を進められ大きな業績を残されました。」
地元の人ならではの小谷城に関する論文集である。保勝会会報に載せられたものが中心であり、なかなかまとまって入手できるものではないので、小谷城や浅井氏を研究する人は一冊持っていても損はないであろう。
購入は、滋賀県湖北町のホームページからメールで申し込むことができる。
[目次]
第一章 戦国大名浅井氏と小谷城
一.史跡小谷城跡
二.小谷城の盛衰
三.初代城主浅井亮政の旗上げ
四.小谷城下へ馳せ参じた湖北の小豪族や農民
五.近江守護六角定頼の来攻
六.緒戦で武名をあぐ・少年城主浅井賢政(長政)公
七.美影寺川の合戦
八.浅井長政とお市の方の結婚
九.運命をかけた姉川の戦い
十.浅井長政と結んだ江北の一向一揆
十一.浅井氏の最後
第二章 小谷城跡とその支城跡の調査
一.小谷城の過去と未来
二.小谷城跡の土塁
三.小谷城月所丸の発見
四.小谷城大野木屋敷の発見
五.広大な寺域の小谷城観音寺跡
六.小谷城の城下町
七.丁野山城跡
八.岡山城中島砦
九.浅井時代の佐和山城
十.小谷山上の城址碑
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戦国大名浅井氏 紙本著色小谷城跡絵図
発行元:近江の城友の会
発行日:1991年3月初版
ページ数:4P+絵図1枚
編者:近江の城友の会
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
小谷城跡の明治時代の絵図。小冊子「戦国大名浅井氏と小谷城」や「史跡小谷城跡」の表紙に印刷されている絵図である。小冊子のものは文字が小さくて読めないが、この絵図は書き込まれた伝承などの文字を読むことができる。絵図のほかに解説になる当時の近江の城会報が同封されている。会報にはこの絵図の対比で、別の湖北町所蔵の小谷城跡絵図がモノクロであるが載っている。
購入は、滋賀県湖北町のホームページからメールで申し込むことができる。
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史跡 小谷城跡 -浅井氏三代の城郭と城下町-
発行元:湖北町教育委員会、小谷城址保勝会
発行日:1988年10月初版
ページ数:78P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
本書は、1970年より6ケ年にわたって行われた史跡小谷城跡環境整備事業にともなう発掘調査によって出土した遺物を中心にまとめたものである。初めに、略史や城下に関する論文が数ページあるが、多くを出土した焼物の図版や写真で埋めているので、小谷城の解説本として期待すると反する可能性があるので注意。あくまで小谷城跡の調査報告書であるので、そういう目的で購入されたい。
購入は、滋賀県湖北町のホームページからメールで申し込むことができる。
[目次]
第1章 小谷城略史
第2章 小谷城の城下について
第3章 小谷城より出土した遺物について
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小谷城清水谷遺跡発掘調査報告書
発行元:湖北町教育委員会、小谷城清水谷発掘調査団
発行日:1978年10月初版
ページ数:14P+図版10P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
本書は、昭和53年度に行われた滋賀県の実施する農業用水路工事に伴う小谷城清水谷遺跡発掘調査報告書である。清水谷は以前より小谷城の館が営まれていたところと考えられ、小谷城の性格を知る上で重要な役割を果たしているところと言われてきたが、遺跡の規模・実態などは明確に把握されておらず、工事地域について事前に発掘調査を実施することになったようである。
本調査では明確な遺構範囲を確定できなかったようであるが、調査報告書は一般に販売されることは珍しいので、興味あれば入手されたい。ちなみに時代的なものであろうが、図版として載っている写真はすべてモノクロである。
購入は、滋賀県湖北町のホームページからメールで申し込むことができる。
[目次]
はじめに
第1章 位置と環境
第2章 調査
第3章 遺構
第4章 遺物
第5章 まとめ
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2007年03月03日
近畿城門
発行元:丸善
発行日:1985年7月初版
ページ数:174P
著者:近藤薫
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「移築された城門を尋ねて、昭和53年に『東海城門』、昭和56年に『中部城門』、そして今回『近畿城門』をすることが発表出来ました。近畿地方には姫路城、二條城のように城郭の虎口にそのまま残る城門、膳所城のように城郭の遺構は殆どなくなったが浜辺の神社に移築されて残る城門、伏見城、聚楽第のように伝承の域を出ないのもありますが、この地方には多彩、貴重な城門が残っております。今回も明治4年の廃藩以前に建造された城門だけですが例外として明治20年に再建された重要文化財の大坂城、櫻門を入れました。」
今に残る江戸期の城門の写真を集録しています。惜しむらくは、すべての写真がモノクロであまり状態の良くないものがあるということ。時代か紙質もよくなり写真は前号よりは見やすくなっています。
[目次]
滋賀県
大溝陣屋
金堂陣屋
坂本城
佐和山城
膳所城
長浜城
永原御殿
仁正寺陣屋
彦根城
京都府
亀山城
久美浜代官所
聚楽第
園部陣屋
田辺藩藩校明倫館
二條城
福知山城
伏見城
宮津城
山家陣屋
奈良県
櫛羅陣屋
小泉陣屋
郡山城
五條代官所
高取城
松山城
大阪府
麻田陣屋
茨木城
大坂城
交野代官所
白木陣屋
高槻城
永井大之丞陣屋
長尾陣屋
和歌山県
太田城
田辺城
和歌山城
兵庫県
明石城
赤穂城
糸井陣屋
柏原陣屋
篠山城
龍野城
豊岡陣屋
蜂須賀由良藩邸
姫路城
平福陣屋
船上城
水堂陣屋
八上城
山崎城
利神城
若狭野陣屋
補遺 東海・中部・城門
静岡県
堀江陣屋
愛知県
小牧陣屋
重原陣屋
岐阜県
大垣城
三重県
田丸城
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2007年02月18日
近江の山城 ベスト50を歩く
出版社:サンライズ出版
発行日:2006年10月初版
ページ数:261P
編者:中井均
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
滋賀県でお城といえば、まず彦根城がイメージされるのではないだろうか。また、城跡と言えば安土城跡や小谷城跡、観音寺城跡などを想い浮かべられることだろう。ところで、滋賀県下には約1300カ所にのぼる城跡の存在が確認されている。この分布数は全国屈指の数であり、近江の国は淡海の国であるとともに「城の国」でもあった。
本書は、近江の代表的な山城についてのガイドブックとして企画されたものである。従来の城の本といえば城主の歴史や、合戦のことが中心で、城そのものの構造や現存する遺構について述べたものはほとんどなかった。そこで本書では構造や遺構についてとことんこだわってみることとした。もちろん山の上の城跡だけではなく、城跡へのアクセスも忘れず、誰でもが登れるように務めた。なお、滋賀県には山城だけではなく、平地に築かれた城館も数多く残されている。そうしたなかから特に見応えのある11城跡を番外として掲載した。
掲載された城はすべて縄張図がつき、城へのアクセス方法も載っている。この本を手に近江の城跡を訪れる旅も面白い。
[目次]
近江の山城ベスト50
玄蕃尾城
東野山城
賤ヶ岳砦
田上山砦
小谷城
山本山城
虎御前山砦
横山城
上平寺城
長比城
太尾山城
鎌羽城
佐和山城
彦根城
山崎山城
勝楽寺城
和田山城
佐生城
安土城
観音寺城
箕作山城
北之庄城
八幡山城
水茎岡山城
長光寺城
布施山城
星ヶ崎城
小堤城山城
多喜山城
三雲城
水口岡山城
佐久良城
鳥居平城
音羽城
鎌掛城・山屋城
黒川氏城
土山城
上野城
和田城
新宮城・新宮支城
寺前城・村雨城
望月城
小川城
宇佐山城
壺笠山城
打下城
清水山城
日爪城
西山城
田屋城
番外編 近江の平城ベスト11
三田村氏館
長浜城
下坂氏館
肥田城
目加田城
伊庭御殿・永原御殿
水口城
膳所城
大津城
坂本城
大溝城
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彦根城を極める
出版社:サンライズ出版
発行日:2007年2月17日初版
ページ数:63P
著者:中井均
定価:840円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「彦根城をはじめて訪れたのは中学3年生のときでした。そのとき購入したのが昭和44年に再版された、中村不能斎の『彦根山由来記』でした。その後様々な彦根城に関する書籍を目にしましたが、未だにこの由来記を超える彦根城の書物には出会えません。彦根藩士であった著者の思いが由来記に込められているからでしょう。
本書は平成の由来記のつもりでまとめてみました。遠く足元にも及ばないと思いつつ、近年の城郭研究、特に城郭構造から彦根城に迫ってみました。いかがだったでしょうか。彦根城は建物だけではなく、その土木工事にこそ魅力が満載されています。」あとがきより
ポケットサイズの彦根城解説本。彦根城の縄張りこそ見てほしいという著者の思いが伝わってくる。彦根城築城400年祭の開催に当たり、ぜひ一冊持って訪れたい。
[目次]
彦根城を歩く
佐和口多聞櫓
馬屋・内堀の石垣
表御殿
鐘の丸から天秤櫓へ
太鼓門櫓
本丸・天守へ
天守石垣
天守内部
西の丸三重櫓
西の丸堀切と登り石垣
山崎郭
米蔵
大手門口
黒門口から井戸郭へ
玄宮園・楽々園槻御殿
御門跡
旧西郷屋敷長屋門
郭外を歩く
屋敷地
寺町界隈
商家・足軽組屋敷
佐和山城跡を歩く
彦根城略年表
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2006年08月15日
高島の山城と北陸道 城下の景観
出版社:サンライズ出版
発行日:2006年3月初版
ページ数:158P
編集:高島市教育委員会
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、平成17年10月に高島市で開催された「第12回全国山城サミット」の講演・フォーラムの内容をより多くの方々に知っていただくため、講演記録に関係資料を付して一冊としたものです。
[目次]
基調講演
戦国期清水山城・城下の景観
記念講演
戦国時代の山城と城下がもつ多様な機能~越前を中心に~
記念フォーラム
高島の山城と北陸道-城下の景観-
参考年表
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2006年08月14日
戦国の寺・城・まち 山科本願寺と寺内町
出版社:法蔵館
発行日:1998年8月初版
ページ数:284P
編者:山科本願寺・寺内町研究会
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
戦国時代、山科には日本屈指の都市があった。浄土真宗中興の祖・蓮如が築いた山科本願寺とその寺内町である。1997年春、住宅建築にともない、寺内町時代の遺跡をかつてない規模で発掘する調査が行われることになった。これを機会に、都市や城郭、真宗史に関心をもつ関西の研究者が集まり、広く市民に山科本願寺・寺内町の歴史的意義を伝える連続講演会を催すことになった。その成果をまとめたものが本書である。
[目次]
はじめに
Ⅰ
都市史のなかの山科寺内町
寺内町の展開と山科本願寺
蓮如と山科
Ⅱ
山科本願寺・寺内町の様相-蓮如の時代とその後-
考古学からみた山科と山科本願寺
城郭研究からみた山科寺内町
Ⅲ
戦国の城・山科本願寺
山科盆地の村々と本願寺
山科本願寺・寺内町跡の近世・近代
山科寺内町の歴史と研究
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2006年06月27日
定本和歌山県の城
出版社:郷土出版社
発行日:1995年7月初版
ページ数:255P
監修:水島大二
編集:「定本・和歌山県の城」刊行会
定価:10,680円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
県内のどこに、どれほどの城跡が存在しているのだろうか調べてみたい、そんなとき、まず郷土関係の書を開く。ところが、これらの書には古城跡の記載が意外と少ない。そこで、もっと詳しくふるさとの城を知りたいという多くの声に応えるために企画されたのが本書である。
これまでに発刊されている古城跡について記した本の多くは、城跡を実際に歩いて調べたものではなく、江戸時代の「紀伊続風土記」(1840年成立)に記された古城跡を記載したものが大半であった。「紀伊続風土記」では「古城」の項は145か所で、ほかの項目内に古城館の存在を示したものを含めても約330か所に過ぎない。そして、過去の多くの書籍では、地元に城の遺構が残存していても、伝承があっても、「紀伊続風土記」に記載されていない城跡は取り上げていない傾向がみられたのである。また、「城」が「天守閣」の代名詞となっている今日、山上に築かれることの多かった中世城郭は「トリデ」ではあっても「城」ではない、ましてや平地に築かれた「土居」の類に至っては、単なる「屋敷」で「城」とはほど遠いものとして扱われる傾向もみられた。
こうした過去の記録に固執せず、城と呼ばれていなくても「城郭」に類する役割と構造をもつものを歩き調べていくうちに、和歌山県内でその数は800余城にもなった。その城名を活字にすれば一枚の紙に収まるものだが、この一枚に35年もの歳月を費やしたことになる。
本書は、県内の城郭を網羅した長年の調査結果を世に問う初の試みであった。城郭研究者のみならず広く一般の読者にとっても読みやすく、使いやすい内容と構成を心掛け、今後、「紀伊続風土記」に代わる郷土の基本書となるよう工夫した。
写真・図版を多用し、和歌山県の城郭を幅広く収録した本書は、和歌山県の城郭資料として第一級である。発行部数のためか、現在非常に入手が困難なのが残念。
[目次]
第一章 紀ノ川流域の諸城
第二章 和歌山市周辺の諸城
第三章 有田川流域の諸城
第四章 御坊・日高の諸城
第五章 田辺・西牟婁の諸城
第六章 新宮・西牟婁の諸城
和歌山県城館跡一覧表
和歌山県城郭史年表
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2006年06月15日
近江の城 城が語る湖国の戦国史
出版社:サンライズ出版
発行日:1997年10月初版
ページ数:200P
著者:中井均
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「滋賀県教育委員会が10年を費やした分布調査の結果は10冊のの報告書にまとめられた。そこには人知れず、草に埋もれた名もなき城館跡の基礎的なデータが収められている。幸いにもこの調査の末端に参加させて頂いたり、報告書に導かれて城跡を見学するうちに、近江の中世城館跡はまさに日本城郭史の縮図であり、実にバラエティーに富む様々な構造を有する城館跡が多数存在することがわかった。
本書は、こうした多様な近江の中世城館跡の分布や構造そのものから、従来文書で明らかにされることのなかった湖国の戦国史の再検討を試みるものである。」
城の構造、立地から存在意義を検討している著者の意欲作。
[目次]
第一章 甲賀の城・湖北の城
甲賀郡中惣と城館
湖北地方の平地城館
境目の城、湖北の山城
第二章 戦国大名の城郭
日本最大級の山城・観音寺城
知られざる山城・上平寺城
浅井三代の居城・小谷城
第三章 石垣・寺院・城郭
穴太積みは実在しなかった
軍事施設、敏満寺遺跡
京極氏、弥高寺より出陣す
湖東三山の防御体制
村の城・寺内町
第四章 信長・秀吉と近江の城
信長の居城、佐和山城
小谷城攻めと陣城
近世城郭の始祖、安土城
安土城下町
湖の城の城郭網
賤ヶ岳合戦と城郭
山の城の城郭網
第五章 よみがえる近江の城
城郭遺構が語る隠された歴史
瓦が語る城郭史
彦根城に見る中世と近世
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2006年06月11日
京極氏の城・まち・寺 北近江戦国史
出版社:サンライズ出版
発行日:2003年10月初版
ページ数:132P
編者:伊吹町教育委員会
定価:1,300円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、平成14年10月20日に伊吹薬草の里文化センターで開催したシンポジウム「京極氏の城・館・庭園-上平寺館・桐ヶ城(上平寺城)・弥高寺-」の記録集です。
1つに城館群に絞ったシンポジウムであるので内容は充実しています。コースの詳細もあり、訪れる際は携帯すると役立つと思われます。本書を出版しているサンライズ出版は地元滋賀県のこうしたシンポジウム記録集をいくつか発行しているので、これからも期待しています。
[目次]
京極氏城館群と弥高寺跡の概要
講演録
戦国期城下町としての上平寺
京極氏の歴史
京極氏城館群の構造
戦国期庭園の調査
中世山岳寺院・弥高寺跡の特質
報告
上平寺城下の発掘調査
伊吹戦国浪漫シンポジウム
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2006年05月10日
城と湖と近江
出版社:サンライズ出版
発行日:2002年5月初版
ページ数:301P
著者:「琵琶湖がつくる近江の歴史」研究会
定価:4,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
前半が「琵琶湖がつくる近江の歴史」研究会のメンバーによる論文集、後半が琵琶湖湖畔に位置する15城の資料集となっている。論文はいずれも城郭と琵琶湖の関係を論じており、書籍の表題どおりである。近江諸城の研究をするときは1冊持っていても良い内容である。
[目次]
第一部 本文編-城から歴史を語る
琵琶湖と近江の国
城の船入
内湖をめぐる城の成立とその機能
湖上交通史における佐和山城の史的意義
中世城館と灌漑水利
川と道を見据えた城郭配置
琵琶湖・河川支配と城郭
第二部 資料編-湖畔の城
山本山城
尾上城
長浜城
朝妻城
佐和山城
彦根城
安土城
八幡城
水茎岡山城
矢橋城
膳所城
大津城
坂本城
堅田城
大溝城
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2006年05月07日
戦国の山城・近江鎌刃城
出版社:サンライズ出版
発行日:2006年1月初版
ページ数:116P
編集:米原市教育委員会
定価:1,300円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
本書は平成17年1月23日に開催された、鎌刃城跡国史跡答申記念講演会「鎌刃城が語る戦国の城-今、明らかにされる戦国城郭の実像-」をもとに製作されたものです。近年までまったく注目されず放置されていたために、良好な状態で残されていた鎌刃城跡がどうように国史跡指定に至ったのか、鎌刃城の意義がよく分かる内容です。講演会というと難しい内容だと先入観を持っている人もいるが、城紹介の一般書とは違った多角的な視点の意見を読むことができ、また講演会当日の雰囲気も感じられ、とてもおもしろいと思います。
[目次]
鎌刃上の歴史と構造
番場と土肥氏
鎌刃城の歴史
鎌刃城跡の発掘調査
講演録
鎌刃城調査の意義
鎌刃城の石垣構造
鎌刃城のを建物復元する
陶磁器から見た鎌刃城
鎌刃城跡 指定への歩み
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2006年05月03日
京都 乙訓・西岡の戦国時代と物集女城
出版社:文理閣
発行日:2005年8月初版
ページ数:198P
編集:中井均、仁木宏
定価:2,200円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
京都市西京区、長岡市周辺の城郭について書いてありますが、開発により徐々に失われていく身の回りの城の姿を描いています。一般の人にも取っ付きやすくするため口語体で書かれた部分もあり、随所に地図、縄張り、イラストが挿入されている。
Ⅱ章の城跡ガイドは縄張り図とともに散策するときのポイントがまとめられていてとても参考になる。
[目次]
Ⅰ戦国時代の乙訓・西岡の風景
戦国社会と土豪居館
乙訓・西岡の城館と集落
物集女城とその周辺 ~考古学からみた村と城~
城主物集女氏の実像を探る
戦国日本のなかの乙訓・西岡
Ⅱ乙訓・西岡の城跡ガイド
嵐山城
石見城
開田城
革嶋城
物集女城
勝龍寺城
峰ヶ堂城
上植野城
神足城
上羽城
今里城
山崎城
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2006年03月09日
図説安土城を掘る―発掘調査15年の軌跡
出版社:サンライズ出版
発行日:2004年10月初版
ページ数:94P
編集:滋賀県安土城郭調査研究所
定価:2,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
安土城郭調査研究所が過去15年間に及ぶ発掘調査の結果を集大成としてまとめた書籍。発掘調査の写真などがカラーで収録されているので資料としての価値は高い。ただ、この1冊から安土城がどのような城だったのかを推測するのは難しいので、CG掲載の別書と一緒に読みすすめたい。
[目次]
プロローグ
大手道
大手道周辺の屋敷群
主郭部
搦手道
百々橋口道・摠見寺跡
大手門周辺地・南面山裾
蓮池周辺
安土城下町
環境整備
安土城に関する文献資料
調査雑録
安土城・城下町関連文献目録
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