2008年05月17日

城郭談話会20周年記念誌 城郭研究の軌跡と展望Ⅱ

城郭談話会20周年記念誌 城郭研究の軌跡と展望Ⅱ

発行:城郭談話会
発行日:2004年3月31日
ページ数:200P
編集:高田徹
定価:4,000円(税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
関西を中心とする城郭談話会の20周年記念誌。論文有、思い出有と多彩な内容だが、皆城が好きなんだなということが伝わってくる。角田氏、宮田氏、中井氏による対談は城の社会的地位の変遷がわかりとても面白かった。本書は関係者の方より特別に譲っていただきました。

[目次]

城郭研究最前線!
20周年を振り返って
倭城踏査の記録
例会の記録
対談 城郭談話会設立当時の「思いで」と、現在の会について「思うこと」

投稿者 Tadashi : 23:13 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月17日

図説近畿中世城郭事典

図説近畿中世城郭事典

編集・発行:城郭談話会
発行日:2004年12月31日
ページ数:342P
定価:4,000円(税込)
オススメ度:★★★★★

書評:
「関西在住の城郭研究者が、自由に意見交換できる場として、城郭談話会を設立して今年20年を迎える。これを記念して新たに編纂したのが、この『図説近畿中世城郭事典』である。敗戦後の歴史学は、城郭研究を忌諱し、沈黙し続けてきた。しかし、1970年代の列島改造は山城遺構をも飲み、中世城郭遺跡は発掘調査の対象となり、数多くの成果を挙げることとなった。この結果、中世城郭遺跡は地域の中世史研究によって最も重要な遺跡として注目され、縄張り研究も認知されることとなった。その縄張り研究の成果が、『図説中世城郭事典』全三巻(1987:新人物往来社)の刊行であった。当時の中世城郭研究は、縄張り図の作成そのものであった。調査に行けば、毎回未知の城郭遺跡と遭遇した。『図説中世城郭事典』で、全国的に網羅された中世城郭の縄張り図は、こうした発見の時代を象徴するものであった。この本に誘われて城跡を訪れた人も多いことだろう。そして、1990年代は縄張りから城郭構造を分析する研究が進んだ年代であったといっても過言ではないだろう。そうした研究の飛躍的発展の成果を、今回刊行することとなったのである。」

近畿地方の200箇所の城跡について、基本見開きで城跡の構造と縄張図を掲載している。縄張り研究には非常に役立ち、前述の「図説中世城館事典」とともに揃えたい一冊であるが、入手経路が分からなかった。本書は長年捜し求めていたが、今回ようやく入手することができた。

[目次]

滋賀県
京都府
奈良県
大阪府
兵庫県
和歌山県

投稿者 Tadashi : 00:12 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月16日

筒井氏と筒井城

筒井氏と筒井城

編集・発行:城郭談話会、大和郡山市教育委員会
発行日:2003年3月31日
ページ数:8P
定価:非売品 限定2000部
オススメ度:★★★☆☆

書評:
筒井城総合調査を受けて、地元住民や筒井順慶顕彰会の会員に配布するため2000部のみ作成されたパンフレット。フルカラー。遺構の写真を掲載し、筒井城跡の価値を報告、啓蒙する内容となっている。

[目次]

中世の城について
筒井城主・筒井氏について
筒井城について
今に残る遺構
筒井城の発掘調査
筒井氏・筒井城の年表

投稿者 Tadashi : 01:19 | コメント (0) | トラックバック

筒井城総合調査報告書

筒井城総合調査報告書

編集・発行:城郭談話会
発行日:2004年3月31日
ページ数:281P
定価:3,000円(税込)
オススメ度:★★★★☆

書評:
「筒井順慶のふるさと、大和郡山市筒井町では毎年『順慶まつり』がかいさいされており、順敬は今も地域の方々に親しまれています。また、順慶の居城であった筒井城を大事に守り、後世に伝えて行こう、という動きも活発です。大和郡山市ではこうした地元の意向を受け、住宅開発で破壊が目前に迫った城の中心部を買い上げると共に、計画的な発掘調査を実施し、後世に筒井城の姿を伝えるべく努力しております。本書は、平成14年1ケ年にわたり筒井氏や筒井城に関する最新の調査・研究を行った『筒井城総合調査』に参加いただいた方々に、その成果を論文として執筆いただいたものです。したがって本書は、筒井氏・筒井城を知る上で最も信頼すべき基礎資料であると同時に、全国的に見ても希な、特定の戦国武将およびその城郭に関する研究書といえるでしょう。」

本書は他の城郭談話会編集の城郭研究シリーズと少し趣が異なる。それは大和郡山市教育委員会の委託という公的報告書に準ずる調査であったことによるのだろう。筒井城に関する基礎資料としては本書に勝るものはないであろう。筒井氏や筒井城に関して興味のある方はぜひ入手してほしい。

[目次]

はじめに
Ⅰ 筒井氏と筒井城
 1 筒井城の地理的環境および周辺遺跡
 2 筒井城周辺の城館関連遺跡
 3 筒井氏の歴史
 4 筒井城の歴史
 5 筒井城に関する研究史
 6 既往の発掘調査
 7 筒井城の現況
 8 筒井城の縄張りに関する基礎的検討
 9 筒井城と鬼門
Ⅱ 文献史料からみた筒井氏・筒井城
 1 他国勢の大和侵入と筒井党の動向
 2 戦国末期における筒井城の家臣団在城について
 3 筒井地域における文献調査報告
Ⅲ 筒井城周辺の石造物と建造物
 1 筒井順慶五輪塔覆堂の石造物と瓦
 2 筒井周辺の伝統的建築
Ⅳ 関連城館からみた筒井城
 1 大規漠山城の展開と後背地
 2 筒井城から郡山城へ
 3 松永久秀と大和多聞城
 4 大和における中世後半期の城館構造
 5 大和における中世城館の終焉
Ⅴ 筒井城跡の保存と活用
 1 筒井城と小学校教育
付編
 付編1 筒井城跡の保存に関する意見書
 付編2 1617会討論のまとめ
おわりに

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2007年09月01日

近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編

近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編

出版社:サンライズ出版
発行日:2007年8月初版
ページ数:259P+附図3枚
編集代表:中井均
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「ご存知のように佐和山城は石田三成の居城として著名ですが、その構造や残存する遺構についてはほとんど知られることはありませんでした。一方、関ヶ原合戦後に近江に入部した井伊家は佐和山城を廃して新たに彦根城を築城し、その本拠を移動します。このように両城の存在は、地域のなかで織豊期から江戸時代への城郭の変遷が捉えられる好事例でもあり、今回両城の分析を試みた次第です。」

早くから刊行予定になりながらようやく刊行されたという気持ちです。城郭談話会の編集物としては7冊目になりますが、自費出版ではなく、初の出版社経由ではないでしょうか。編集方針は従来と変わらず、一冊としてのまとまりよりも、個々の論文の主張を楽しむというスタンスです。写真は本誌ですが、これに付図と箱が付きます。

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[目次]

佐和山城の歴史と構造
佐和山城と封建領主堀尾毛介(吉晴)
佐和山城に遺るもの
彦根城の縄張り
佐和山城・彦根城の石垣
彦根城の登り石垣について
国宝彦根城天守前身建物復元CG解説
彦根城跡本丸御広間の建物遺構について
彦根城の失われた諸櫓の建築規模
彦根城の再検討
彦根城修補許可の老中奉書について
御城内御絵図
明治維新以降の彦根城関連略年表
写真図版

付図1 佐和山城跡概要図
付図2 彦根城跡概要図
付図3 御城内御絵図

投稿者 Tadashi : 01:50 | コメント (0) | トラックバック

2007年04月16日

大和高取城

城郭談話会編 大和高取城

発行元:城郭談話会
発行日:2001年11月初版
ページ数:394P+図版23P+図1枚
編者:角田誠、谷本進
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「私たちが本書『大和高取城』を発刊し、高取城の調査・研究に取り組んだ理由を述べておきたいと思います。高取城は近世の山城としては最大規模の城郭です。もっとも、近世以前にも中世高取城が存在しましたが、その実態は解明されていません。また、最大規模と言いますが、一体その遺構がどこ範囲にまで広がっているのかという点も明らかにされていません。高取城の先行研究としては『高取町史』等優れたものがありますが、史料的な制約もあって現在みられる姿の高取城が何時完成したのかも諸説あって一致をみません。何故このような問題が、これまでもっと検討されてこなかったのでしょうか。色々な理由が考えられますが、高取城の規模が非常に大きく、その全貌を把握することが難しかったことが最も大きな理由ではないでしょうか。関西の中・近世城郭の縄張り調査が進んでいる中で、高取城のみが取り残されてきたような気もします。関西を中心に城郭研究を進める私たち城郭談話会のメンバーにとって、高取城の調査・研究は、何時かは手をつけなればならないものという共通認識を持っていました。」

城郭談話会の個別城郭研究論集の5冊目。大和高取城を多角的に考察した論文が並ぶ。

事務局である角田様宅にハガキで残部を確認できます。購入申込みも同様に。
〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹 3-8-5 角田誠方

[目次]

高取城略史とその研究史
大和高取城に関する文献史学的研究
高取城縄張りについて
「城内」外部のいわゆる土造りの曲輪について
高取城絵図成立と城郭構造の変遷
高取城における「虎口空間」といわれるものについて
高取城の備え
高取城之建築と残存遺構
高取城天守模型の製作過程における疑問点とその対応
高取城の火薬櫓
大和高取城の瓦について
大和高取城の石垣
高取城天守曲輪石垣における転用石の使用状況について
高取城之石垣符号について
高取城之石垣符号について
高取城周辺の石造物・石碑などについて
高取城下の町並み構成と建築意匠
高取城関係史料翻刻
奈良県下の城館発掘調査事例
郡山城および城下の発掘調査について
大和国における越智氏勢力の城館構成
高取城の城域

投稿者 Tadashi : 11:42 | コメント (0) | トラックバック