2011年07月27日

ひょうごの城 新版

ひょうごの城 新版

編者:橘川真一、角田誠
出版社:神戸新聞総合出版センター
発行日:2011年2月
ページ数:527P
定価:3,200円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「世界文化遺産の姫路城をはじめ、赤松氏ゆかりの中世山城や“天空の城”として人気の高い竹田城など、日本でも有数の城をもつ兵庫県。厳選81城の築城・落城にまつわる歴史や城の遺構を、豊富な写真・図版とともに探訪する。〔初版のタイトル:ひょうごの城紀行〕」

1998年に「ひょうごの城紀行」として上下2巻で発行された書籍の改訂増補版であるが、前書が古書としても入手困難になっている現状では待ちわびた再販ということになるだろう。紹介されているのは、藩陣屋、砦、砲台などを含む81城で、今回巻末の「兵庫県の城郭一覧」が加筆されているようです。

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[目次]

神戸 摩耶山城、滝山城、花熊城、淡河城、枝吉城、端谷城、他
阪神 尼崎城、富松城、塚口城、他
東播磨 明石城、三木城、他
西播磨 姫路城、置塩城、感状山城、白旗城、赤穂城、長水城、龍野城、利神城、他
但馬 豊岡城、出石城、有子山城、此隅山城、八木城、竹田城、他
丹波 篠山城、八上城、金山城、柏原藩陣屋、黒井城、岩尾城、他
淡路 洲本城、白巣城、他
兵庫県の城郭一覧

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2011年07月20日

雲州松江の歴史をひもとく 松江歴史館展示案内

雲州松江の歴史をひもとく 松江歴史館展示案内

出版社:松江歴史館
発行日:2011年3月19日
ページ数:122P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「松江歴史館の基本展示図録。江戸時代の松江城と城下町、開府以前の松江、松江藩士のルーツ、松江藩を支えた産業、不昧が育てた松江の文化、地下に眠る家老屋敷跡などを豊富な写真や資料で紹介する。」

今年3月19日に松江城に隣接して開館した松江歴史館の展示図録。フルカラーで松江の歴史を概観できますよ。

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[目次]

第1章 計画都市(城下町)松江の形成
第2章 松江の開府
第3章 松江藩に仕えた人々
第4章 藩政改革とその後の松江藩
第5章 松江藩を支えた産業
第6章 水とともに生きる
第7章 松江の息づかい
第8章 松江城下の人々の暮らし
第9章 不昧が育てた松江の文化
第10章 地下に眠る家老屋敷跡
雲州松江を感じる

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2011年02月24日

鬼ノ城 甦る吉備の古代山城 日本の遺跡42

鬼ノ城 甦る吉備の古代山城 日本の遺跡42

著者:谷山雅彦
出版社:同成社
発行日:2011年2月
ページ数:178P
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「総社市吉備高原の南端に位置し、瀬戸内海を見渡す絶好の眺望をもつ古代の山城・鬼ノ城は、永らく何のために造られたのかわからない謎の城であった。その過去・現在・未来を、最新の発掘データを踏まえ解説する。」

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[目次]

はじめに
Ⅰ 鬼ノ城を取り囲む環境
Ⅱ 鬼ノ城再発見
Ⅲ 明らかになる鬼ノ城のすがた
Ⅳ モノが語る鬼ノ城 -最新の発掘調査成果[遺物編]-
Ⅴ 西日本の古代山城
Ⅵ 吉備(備中)の寺院
Ⅶ 生まれ変わる鬼ノ城 -史跡整備と活用-

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2011年02月11日

第十師管内史蹟古戦史集録 第二集

第十師管内史蹟古戦史集録 第二集

編集:第十師団司令部
発行:第十師団司令部
発行日:1938年3月20日
ページ数:264P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本集録は主として管下学校配属将校に於て蒐集せし管内の史蹟古戦史並に先人の遺跡を獲るに従って収録し以て軍隊の教育学校配属将校の学生生徒の指導個人の修養等の資となさんとするものなり」

戦前に陸軍が各地の師団により調査まとめた城跡や古戦場の記録。本書は姫路に駐屯した第十師団によって山陽地方を中心に調査されている。昭和13年に発行された古い本なので背部分のホッチキスが錆びて朽ちているのでページが外れ、そのため目次の一部が購入時に欠落していた。

戦前陸軍が収集した貴重な記録であり、現在の認識との比較検討の対象となる。

[目次]

岡山城
備中松山城趾と其戦歴
美作国の古城址
津山城
美方郡古城址
芦屋亀ヶ城址
美方郡大庭村に於ける諸城址
清富城址
長水城址
三木戦史
城の山戦史
名和氏の忠勤
中国役と鳥取城攻防戦
因伯に於ける山中幸盛の活動
伯耆国天萬の戦闘
黒坂不動嶽の夜戦
龍ノ口城攻撃
福山合戦
大井田氏経と備中福山合戦
源平両軍の水島合戦
南北朝及足利時代赤松氏を繞る西播の史蹟
赤穂地方義士の遺蹟

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2011年01月08日

お城の話

お城の話

著者:美濃源三郎
発行:郷土史研究会
発行日:1964年12月
ページ数:162P
定価:300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「苔むした石塁や、雑草の生い茂る城跡にたたずんで、私たちはその先祖の歩みを偲び、明日への発展を期したいと思うのである。文中に登場のわれらの先祖は、私たち子孫になにものかの教訓を与えてくれるのあろう。その意味において、本書には城跡所在地の旧家と伝えられるものの祖を、なるべく多く登場させた。もちろん史実、旧家の古文書をもととしているが、必要に応じて仮空の人物も配している。」

文庫サイズで岡山県の代表的な城の話を14載せている。岡山は郷土史が充実した土地ですね。

[目次]

一、福山城と水野氏
二、作州山城と森藤氏
三、岩槻城と土師氏
四、撫川城と戸川氏
五、高松城と生駒氏
六、金川城と松田氏
七、村上城の興亡
八、能美城と熱田氏
九、犬居城と天野氏
一〇、三宮城と毛利 宇喜多の攻略戦
一一、松島と神功皇后
一二、三原城と小早川氏
一三、一瀬城と竹内氏
一四、岡崎城と徳川家康

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2010年11月27日

美作国の山城

美作国の山城

編集:「美作国の山城」編集委員会
発行:第25回国民文化祭津山市実行委員会
発行日:2010年10月30日
ページ数:462P+付図1枚「岩屋城跡」
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆

書評:
「本書は、「第25回国民文化祭・おかやま2010」で津山市が主催する「中世山城の祭典」の記念冊子であります。これまで美作地域には、中世城館は約300箇所ぐらいあるのではないかと漠然と推定されていましたが、今回の調査で、その数の倍以上の666の城館があることが判明いたしました。これまで、中世城館をまとめた冊子は、美作地域はもとより岡山県内においても皆無であり、本書刊行の意義は計り知れないものがると考えています。」

今年の国民文化祭の記念冊子なんですが、これがものすごいです。400ページを越えるボリュームに、美作国の城跡の写真と縄張り図、インタビューなどが含まれています。写真はカラー、紙も上質で、制作費だけでも1000円を越えると思われるので、着払い送料がそれなりにかかりますが、価値はそれ以上ですよ。一般販売の声に応えて発行されたものですが、品切れになる前にぜひ入手してください!

[目次]

第一章 美作国の城館
 津山市
 真庭郡
 苫田郡
 勝田郡
 英田郡
 久米郡
 補遺
第二章 美作国城館の概説
 概説 -美作国の山城・丘城・館城-
第三章 美作国の中世山城をもとめて
 山形省吾・聞き書き 美作の中世山城をもとめて
 「聞き書き」を終えて 山形省吾氏と美作城郭史研究
付編
 主要参考文献および解題
 掲載山城一覧

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2010年08月11日

三木合戦 謎を追う

三木合戦 謎を追う

発行:三木市観光協会
発行日:2003年1月
ページ数:49P
著者:福本錦嶺
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「三木市内には多くの史跡や歴史が残っているが、その中でも三木合戦という大激戦のことが大変有名である。東播八郡を領した三木城主別所長治が、城に籠城して、これを攻めた羽柴秀吉が、一年十か月もかけて兵糧攻めにして、とうとう降伏させたという大きな攻防戦であった。勝者の秀吉と、敗者となって自害した別所長治について、地元の調査と、今までの研究会の発表とを合わせて考察してみたいと思う。」

「謎を追う」という書名であるが、内容は三木合戦に関係するトピックをQ&A形式でまとめている。三木市の道の駅観光案内で購入しました。

[目次]

織田軍とはどんな軍か
織田信長の天下布武
別所氏の三木籠城
三木合戦の記事を載せた本
別所側の夜襲
秀吉の策略
秀吉、平井山に本陣を造る
秀吉の三木城包囲
秀吉軍の支城攻め
秀吉の三木城攻めについて
三木城主の降伏
合戦後の秀吉
豊臣秀吉の歩んだ道

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探訪 三木合戦

探訪 三木合戦

発行:三木市観光協会
発行日:1996年3月、1997年4月改訂
ページ数:44P
著者:福本錦嶺
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今から四百年余り前、織田信長の毛利攻めに際し、三木城主、別所長治と織田軍の総帥・羽柴秀吉との間で繰り広げられた三木合戦は、秀吉が奇策・兵糧攻めを採用したことから、「三木の干殺し」として語り継がれています。この戦いは、およそ22か月の籠城の後、城主別所長治や一族の自刃によって幕を閉じましたが、秀吉の最も長い戦いの一つとなったほか、城主の命と引替えに戦が終結するといったその後の秀吉の戦法に大きな影響を与えています。今回その三木合戦のあらましや史跡を紹介するため、ポケット版の小冊子をまとめました。」

三木合戦の関連史跡のガイドブック。三木市の道の駅観光案内で購入しました。

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2010年08月10日

国史跡竹田城跡 パンフレット

国史跡竹田城跡 パンフレット

発行:和田山市観光協会
発行日:2001年4月、2010年4月改訂
ページ数:44P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
竹田城跡を紹介する地元観光協会編集のパンフレット。中でも角川映画「天と地と」で復元された舞台セットの写真が2枚掲載され、今はなき櫓などのあった風景を想像できる。JR竹田駅内観光案内センターで購入できますよ。

[目次]

一 日本一の山城
二 国の史跡指定
三 昭和の石垣修復
四 竹田城の歴史
五 悲劇の城主「赤松廣秀」
六 赤松廣秀と藤原惺窩
七 竹田城の崩壊
八 お城まつり
九 竹田城のみどころ
十 竹田城を歩く
十一 遺構群
十二 城跡からの眺望
十三 登山道
十四 城下町竹田の移り変わり
十五 竹田城に関係する寺院・神社など
十六 いにしえの郷
十七 昭和の竹田の町づくり
十八 平成の幻の竹田城
十九 ふるさと散策
二十 地場産業と特産品・土産
二十一 観光コース
二十二 竹田城関係略年表

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2010年02月14日

松江城 山陰文化シリーズ28

松江城 山陰文化シリーズ28

発行:今井書店
発行日:1967年11月20日
ページ数:134P
著者:河井忠親
定価:350円 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
本書は島根大学山陰文化研究所の研究成果を市民向けに平易にまとめて発行するシリーズの一冊です。松江城をテーマに築城までの経緯と現状について触れていますが、平易すぎることはなく、40年経過した今でも十分に参考になる内容です。とかく注目される現存天守のみならず、石材や木材の調達場所に関する項を設けるなど学術的要素も残しています。

[目次]

第一章 富田城から松江城へ
 第一節 開府以前の松江
 第二節 堀尾氏入部までの富田城
 第三節 堀尾氏の入国と松江移城
 第四節 城地の選定と忠氏の夭折
第二章 松江城の構築とその後
 第一節 松江城の規模とその天守
 第二節 築城工事の開始と経過
 第三節 天守閣の構造とその築城
 第四節 築城用の石材
 第五節 天守閣の建築用材と瓦
 第六節 城下町の建設
 第七節 松江大橋の架橋
 第八節 松江城の沿革
あとがき

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2010年01月25日

西国城館論集Ⅰ 河瀬正利先生追悼論集

西国城館論集Ⅰ 河瀬正利先生追悼論集

編集・発行:中国・四国地区城館調査検討会
発行日:2009年11月28日
ページ数:320P
定価:2,940円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
1997年に発足した中国・四国地区城館調査検討会の始めての論文集。内容は専門的なものですが、最新の城館研究に触れることができます。

[目次]

河瀬正利先生と中国・四国地区城館調査検討会
中国・四国地区城館調査検討会の歩みと河瀬先生追悼論集刊行
中世山城「播磨城山城」再論
伯耆江美城とその城下町
伯耆における「平地の城」について
米子城跡における近世城下町成立期の様相
鳥取県における中世城館の様相
黒田館跡と茶臼山城跡
瓦質土器からみた出雲西部の地域動向について
土居成遺跡出土の陶磁器について
三宅御土居跡の時期的変遷について
石見銀山周辺の「海城」について
島根県下における山城跡出土の陶磁器
二ツ山城と本城の周辺あれこれ
岡山県下のコビキBの瓦を伴う城郭群
津山城跡出土の「作」刻印瓦と吉ヶ原ブランド瓦
本拠の変遷 -毛利氏を中心として-
史跡小早川氏城跡(新高山城跡)の石垣についての考察
広島築城再考
パリア海退が中世地域社会に与えた影響について
織豊城郭成立以前の家紋瓦 -山口氏凌雲寺跡採集瓦の研究-
大内氏関連町並遺跡の陶磁器埋納土坑について
勝端城館跡
讃岐国における城割りについて
高松城天守に関する考察
湯築城跡と周辺遺跡の変遷過程
河後森城出土瓦の系譜 -軒平瓦Ⅱ類と聚楽第の瓦-
中世後期の村落研究 -15~16世紀の土佐における一事例-
守護城下町を守るムラ -豊後府内の事例から-

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2010年01月10日

姫路城 名城をゆく2 小学館101ビジュアル新書

姫路城 名城をゆく2 小学館101ビジュアル新書

出版社:小学館
発行日:2009年12月
ページ数:190P
編集:小学館「名城をゆく」編集部
定価:1,100円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「白鷺城の名もある、完璧な城郭・姫路城。その見どころのほか、歴史を動かした人物や合戦、城下町を紹介する。修理中の見学情報、地元出身のドイツ文学者が城への思いを綴った文章なども収録。城内・周辺地図付き。」

以前同社から発売された「週刊名城をゆく」から4年。目次構成は前書を踏襲しているが、内容は新書版となって非常に充実している。シリーズ第2冊目は現在平成の大修理中の姫路城。ポケットサイズで城内・城下散策には欠かせない一冊となっている。

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[目次]

1章 世界文化遺産・国宝姫路城
2章 姫路城の歴史1 戦国時代
3章 姫路城を歩く
4章 姫路城の歴史2 江戸時代
5章 城下町探訪
6章 周辺散策
周辺城址・城砦ガイド
周辺城址地図
姫路城略年表

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2009年08月03日

岩国城

岩国城

発行:岩国市観光協会
発行日:1979年3月20日
ページ数:63P
著者:棟安唯夫
定価:400円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「昨今、岩国を訪れる人々から、岩国城や藩政期の岩国について、説明を求められることが多い。それらの人々のなかには、歴史に対して関心をもっておられる人も多く、かなり詳細な質問を受けることがある。そこで、岩国城と近世岩国の歴史について、概略をまとめた解説書の必要を感じていたのであるが、たまたま、そうしたものを書いてみてはどうかという人のすすめもあって、筆を執った次第である。」

岩国城とその城下、城主について簡潔にまとめられたガイドブック。元ネタは岩国市史のようなので、さらに詳しく知りたい人はそちらを参照したほうがよいでしょう。現在販売されていないようなのが残念。

[目次]

岩国城以前の岩国
吉川氏について
岩国城の築城
山上要害の築城
築城に使用された材料
城下町の建設
岩国城(山上要害)の破却とその後
錦帯橋の架橋
岩国の干拓
吉川氏の格式
歴代の藩主と略史

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2009年06月03日

岡山城物語 上巻

岡山城物語 上巻

出版社:岡山リビング新聞社
発行日:1991年6月
ページ数:172P
著者:市川俊介
定価:1,068円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「この度、岡山リビング新聞社の御厚意により、『岡山うらばな史~烏城物語』の連載の前半(南北朝期~宇喜多氏時代)を上梓することになった。『岡山うらばな史』は、リビング新聞社の"気楽に茶の間で読め、岡山の歴史を理解できる"ような記事をという註文で執筆した。」

郷土史に分類できる地元新聞に掲載された記事を加筆修正して掲載している。もとが新聞記事ということもあり非常に読みやすい。最近は増えてきた地元郷土史の本であるが、本書のように一昔の本となると絶版しているものが多く、入手が困難なのが残念である。

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[目次]

戦国時代とは
群雄割拠
備前統一
備中高松城水攻め
貴公子秀家
城と城下
戦国の人物

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2009年06月02日

岡山城物語 下巻

岡山城物語 下巻

出版社:岡山リビング新聞社
発行日:1992年7月
ページ数:197P
著者:市川俊介
定価:1,068円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「備前の国は、絢爛豪華な大輪の花を咲かせた古代吉備文化の中核として繁栄した。この地は気候や豊沢な土地という自然条件に恵まれ、中世の戦乱暗黒時代に、幾多の武将が争奪を繰り返した。この足跡については、昨年春、『岡山城物語』(上巻)で発行した。この度、『岡山うらばな史~烏城物語』(リビングおかやま)に連載した後半の『江戸時代』を『岡山物語』(下巻)として上梓することになった。リビング新聞に、過去6年間、265回連続掲載した。」

郷土史に分類できる地元新聞に掲載された記事を加筆修正して掲載している。もとが新聞記事ということもあり非常に読みやすい。最近は増えてきた地元郷土史の本であるが、本書のように一昔の本となると絶版しているものが多く、入手が困難なのが残念である。

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[目次]

小早川氏
池田氏
諸大名の成立
城下町の形成
城下町
人物と史跡、伝承

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2009年05月10日

石見・大田城 青杉城、三久須城、三隅高城などの興亡

石見・大田城 青杉城、三久須城、三隅高城などの興亡

発行日:1989年3月27日
ページ数:132P
著者:石村禎久 自費出版
定価:1,400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「恥ずかしながら大田城へ登ったことがないが、登った人の話によると眺めはすばらしいという。このように登ったこともないクセに、ここに一本をまとめて見た。太田町の人々は、意外に大田城のことを知らないのではないかと思う。実は私自身もその一人で、数年前に近くの建設業・木村さんのアピールで、ちょっとまとめてみようかと考えたのが始まりで、手をつけてみると資料はほとんどがゼロに近く、そのブランクに目や鼻、口をつけたいという次第である。」

著者は大田城の麓の町に住み、郷土史を研究している関係で、大田城にも興味をもったようだ。少ない資料のなか、初心者にもわかりやすくまとめられている。

[目次]

石見大田城築城前夜
佐波胤連の大田築城
三角高城攻撃と高兄弟の最後
足利直冬は石見銀山の銀を採る
大田城および周辺の城
石見銀山争奪戦と大田城
豊島深十郎のこと
円城寺由来記
大田城昔ばなし
関連年表
旧城址あれこれ

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2009年03月25日

端谷城

端谷城

発行:神戸新聞事業社
発行日:1973年11月3日、2000年9月1日再版
ページ数:145P
著者:前山純三、菅保
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
神戸市櫨谷町にある端谷城に関して、土地の所有者である前山氏と、明石史話会会長の菅氏による郷土史という視点で城跡と周辺で展開された合戦についてまとめた書である。平成12年に城跡として再整備されたことを記念して再版された。市販されたものなのか、小部数で関係者に配布されたものであるのか不明であるが、端谷城を知るには貴重な本であろう。周辺の砦跡についても触れられている。

[目次]

序文
戦国城について
端谷城
まえがき

第一章 端谷城の遺構
 一、城の位置
 二、城の形態
 三、中核部としての本丸、二の丸
 四、南の堀切りと土塁
 五、通路
 六、侍屋敷跡
 七、西の壇
 八、城の外核防衛線
 九、乏しい水利
第二章 防衛上の支城(砦)
 一、城ケ谷砦
 二、福谷砦
 三、池谷砦
 四、菅野砦
 五、高和砦
 六、城ケ市砦
 七、高畑砦
第三章 三木合戦
 一、三木合戦始まる
 二、衣笠載景等別所氏に味方す
 三、秀吉三木城幕下の諸城を攻める
 四、野口城の戦い
 五、神吉城、志方城の攻防
 六、秀吉平井山に本営を置く
 七、高砂城の戦い
 八、三木釜山城完全に包囲さる
 九、平井山の戦い
 十、丹生山、淡河城の戦い
 十一、大村の合戦
 十二、三木釜山城の最後
 十三、別所長治等城兵の命に代る
第四章 端谷城の戦い
第五章 衣笠氏の事蹟
第六章 衣笠氏の系図
第七章 その後の衣笠氏の一族

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2009年03月20日

脇坂淡路守 たつの市立龍野歴史文化資料館37

脇坂淡路守

編集・発行:たつの市立龍野歴史文化資料館
発行日:2007年9月28日
ページ数:97P
定価:1,500円(税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「脇坂家歴代を、初代安治から現当主まで、様々な資料で紹介。併せて脇坂家に伝来した鎧・刀などの武具類を紹介。B2版脇坂家系図・箱付」

平成19年9月28日から11月11日まで同館で開催された企画展「脇坂淡路守-脇坂家資料寄贈記念展-」図録。脇坂家の各代の遺品をカラーで紹介している。領地であった龍野城下町絵図も複数掲載されている。

たつの市立龍野歴史文化資料館刊行物

[目次]

図版
 安治
 安元
 安政
 安村
 安照
 安清
 安興
 安弘
 安實
 安親
 安教
 安董
 安坦
 安宅
 安斐
 安熈
 安之
 研之・安知
 武具・その他
脇坂家武具解説
年表
資料一覧
協力者一覧

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2009年03月15日

平成19年度春の企画展 中世からのメッセージ -遺跡が語るひろしまの歴史-

平成19年度春の企画展 中世からのメッセージ -遺跡が語るひろしまの歴史-

編集・発行:広島県立歴史博物館
発行日:2007年4月27日
ページ数:81P
定価:1,200円(税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「1970年代以降に国土の開発が急激に進み、各地で中世遺跡の発掘調査がさかんに実施されるようになると、文字資料ではわからなかった事実が次々と明らかになってきました。遺跡から掘り出された多様な資料によって、文字の記録には残されなかった中世の人々の生活や社会の様子が復元できるようになったのです。そこで当館では、近年の広島県内における中世遺跡の発掘調査を紹介し、遺跡から明らかになった地域の歴史を学習するための機会として、この展覧会を企画いたしました。」

フルカラーで各遺跡の遺物や遺構が簡潔に紹介されている。

[目次]

第1章 中世を伝えるもの
 (1) 文字が伝える世界
 (2) ものが伝える世界
第2章 中世考古学の方法
 (1) 遺跡を掘る
 (2) 成果をまとめ。伝える
 (3) 年代を測る
第3章 掘り出された遺跡
 (1) 鏡西谷遺跡
 (2) 三日市遺跡
 (3) 三太刀遺跡
 (4) 尾道遺跡
 (5) 薬師城跡
 (6) 御土居遺跡
 (7) 郡山大通院谷遺跡
 (8) 山崎遺跡
 (9) 妙音寺原遺跡
第4章 安芸と備後の中世
 (1) 椀と皿
 (2) 鍋と釜
 (3) 擂鉢
第5章 未来へのメッセージ
 展示資料一覧

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2009年02月21日

津山の城づくり みまさかの歴史絵物語(5)

津山の城づくり みまさかの歴史絵物語(5)

編集・発行:美作の歴史を知る会代表 長畑博
発行日:1989年11月
ページ数:40P
定価:800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
津山の歴史的風景や遺跡を絵本にして紹介するシリーズの津山城の築城編。特徴ある絵と解説により子供達にも親しみやすく、築城の経緯や事件、作業に狩り出された農民の苦労や職人の意気込みを紹介している。本書は復元された津山城備中櫓受付で購入しました。

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2009年02月14日

日本の遺跡33 吉川氏城館跡 中世安芸の城と館

日本の遺跡33 吉川氏城館跡 中世安芸の城と館

出版社:同成社
発行日:2008年12月初版
ページ数:178P
著者:小都隆
定価:1,800円+税5%
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「毛利元就の次男・吉川元春の館跡や、拠点の小倉山城跡、日山城跡、ゆかりの寺院跡など、9か所からなる遺跡群「吉川氏城館跡」。中世城館遺跡総合調査をもとに、これまでの調査と研究の成果をまとめる。 」

本書を読むまで、恥ずかしながら吉川氏城館跡とは、吉川元春館跡と万徳寺跡とどこかの詰め城のことだろうと思っていた。実際は所領であった地域一帯の9遺跡の総称として「吉川氏城館跡」が史跡指定されているということで、これだけの遺跡が良好に現在も残されていることだけでも貴重なことである。

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[目次]

Ⅰ 中世の安芸と吉川氏城館跡
 1 安芸国の中世
 2 吉川氏の歴史
 3 吉川氏城館跡の概要
Ⅱ 史跡指定から整備まで
Ⅲ 大朝本庄・新庄の遺跡
 1 大朝本庄の遺跡
 2 大朝新庄の遺跡
 3 小倉山城跡
Ⅳ 火野山と周辺の遺跡
 1 日山城跡
 2 吉川元春館跡
 3 万徳院跡
Ⅴ 地域の経済基盤
 1 鉄の生産
 2 材木の生産
 3 吉川氏の経済力
Ⅵ 周辺地域の状況
 1 壬生庄と山県凡氏
 2 吉茂庄と石見の国人領主高橋氏
 3 吉田庄と毛利氏
Ⅶ 吉川氏城館跡をめぐって
 1 吉川氏と安芸の中世
 2 中世城館跡の分類と変遷
 3 吉川氏城館跡と安芸の城館跡
Ⅷ 吉川氏城館跡の現在
 1 吉川氏城館跡の現状
 2 これからの吉川氏城館跡

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2009年02月03日

萩城下町地図 -嘉永年間萩城下・侍屋敷と町-

萩城下町地図 -嘉永年間萩城下・侍屋敷と町-

発行:しらがね 白石書店
発行日:1969年8月初版、1972年9月改訂3版
ページ数:A1判折り込み絵図1枚
編集:萩郷土文化研究会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本図は、財団法人熊谷美術館所蔵『萩城下絵図屏風』の複製図の印刷である。複製にあたっては、御家流書体を楷書に改め、肩書の長いものは略語を記し、また他家所蔵絵図、萩藩分限帳などを参照して二十数箇所にわたり修正したほかは、地形・彩色等は微細な点まで原図を忠実に再現した。」

萩城は雲に包まれるように描かれているが、城下は町割りははっきりと分かり、寺院地が赤色、町人地が彩色されるなど萩城下町の様子がよくわかる絵図である。

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2009年02月01日

藩政時代広島城明細絵図 附属城坊居館・武家屋敷図

藩政時代広島城明細絵図 附属城坊居館・武家屋敷図

編者・発行:林保登
発行日:1934年1月26日
ページ数:付図15枚
定価:1円50銭(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本絵図の発行は編者が自己本業の余暇既往七カ年を費して編集を終え昨夏ようやく発行した『芸藩集要附藩士家系名鑑』に継ぐの一仕事で材料を得るに従いて各その原図を活写し縮図案配して上梓せしめた相当努力を要したものである。」

なにしろ戦前の古いものなので状態はよくないですが、貴重な絵図が15枚(うち3枚は1枚に複数図)付いています。広島城そのものよりも城下町のほうが多いですね。昭和45年に芸備風土研究会より復刊されていますが、それにしても古いので絶版です。

[絵図]

広島城(本丸)名在絵図(文久年度)
支封三次家御曲輪絵図侍屋敷共
 三次御本館見取図
 三原城絵図   以上1枚
内証分家近江守吉田居館図
 幕府直轄備後甲奴郡上下村陣屋図
 天正十七年広島方角図   以上1枚
御城郭松原明地内白鳥栗林ヨリ八丁馬場一丁目横町筋迄
小姓町西白鳥口御門ヨリ矢倉下迄
本町播磨屋町革屋町筋ヨリ国泰寺新開迄
内白鳥八丁堀筋流川通柳町薬師堀ヨリ竹屋新開迄
白鳥一本木神田橋辺御材木場迄
本町西引御堂十日市鷹匠町堺町筋舟入村迄
慈仙寺鼻ヨリ天神町筋水主町小瀬新開迄
尾長村ヨリ愛宕町矢賀村迄
広瀬村小屋天満町ヨリ観音村高瀬新開迄

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2008年10月25日

古代山城 鬼ノ城 展示ガイド

古代山城 鬼ノ城 展示ガイド

編集・発行:総社市教育委員会
発行日:2005年10月3日
ページ数:29P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
鬼ノ城を分かりやすく解説しています。価格も手頃なので、訪問したときはまず手に入れましょう。鬼ノ城ビジターセンターで購入できます。

[目次]

鬼ノ城のご案内
はじめに 城のイメージ
第一章 西日本の古代山城
 古代山城とは?
 各地の古代山城
第二章 鬼ノ城の概要
 鬼ノ城の二面性
 猛き巌の山 鬼城山
第三章 古代の土木技術
 版築土塁
 版築と千本づき
第四章 城壁のようす
 石垣と突出部
 水門
 敷石
第五章 内部施設と出土遺物
第六章 西門の復元模型と映像コーナー
 総社市鬼城山ビジターセンター利用案内

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2002年度秋季特別展 「水野氏五代展」 -築城380周年記念-

2002年度秋季特別展 「水野氏五代展」 -築城380周年記念-

編集・発行:福山城博物館
発行日:2002年10月6日
ページ数:108P
定価:3,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「この度の展覧会では、水野勝成から勝俊-勝貞-勝種-勝岑までの五代に亘って備後十万石の領主として福山の政治を担った水野氏のあゆみを、藩主の書状や古地図・遺愛品・武具・肖像画などさまざまな歴史史料と関係の写真パネルをとおして紹介するものです。」

同博物館で2002年10月6日から11月24日まで開催された特別展の図録です。福山城博物館で購入できます。

[目次]

図版
 カラー
 モノクロ
概説
 近世最後の城福山城
 福山藩主水野氏治世の推移
資料解説
出品資料目録
参考資料

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新版 福山城(付 城背地域)

新版 福山城(付 城背地域)

編集・発行:福山市文化財協会
発行日:2006年9月30日初版
ページ数:129P+付図2枚
定価:900円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「福山城について、古くは『備陽六郡志』などの多くの文献に記述が見られますが、一冊にまとめたものは、国史蹟指定を記念して1936年福山市発行の『福山城誌』と、1957年設立の当協会が、福山城再建を機に、1966年福山市文化財シリーズ第一集として刊行した『福山城』、それに1985年芦田川文庫発行の『久松城』、1999年刊行の『備後福山城』しかありません。近時、各種資料の研究や史跡の整備・発掘調査がすすみ、福山城関係の全容がだんだん明らかとなってまいりました。おりよく本年は、福山市の市制施行九十周年にあたります。そこで、現在までの諸文献をまとめ『新版 福山城』を発刊することといたしました。」

福山城博物館受付で購入できます。福山城を知るには良い入門書であり、おすすめです。

[目次]

一、福山城の規模
 1、福山城の様式
 2、本丸
 3、二之丸
 4、三之丸
二、福山城の歴史
 1、築城以前の福山
 2、福山城の築城
三、福山城下町の建設
 1、市街地の形成
 2、水利工事
 3、干拓事業
四、歴代の城主
 1、水野家時代
 2、三代官時代
 3、松平家時代
 4、阿部家時代
五、廃藩としろの変遷
 1、廃城と入札
 2、福山公園の沿革
六、福山城の復元
 1、天守閣の復元
 2、月見櫓の復元
 3、御湯殿の復元
 4、城塀と渡櫓の復元
 5、鏡櫓の復元
 6、鐘櫓の修理復元
 7、城跡の環境整備
 8、福山城郭関係遺跡の史跡指定
 9、その他の福山城郭関係遺跡
付、城背地域
 1、「先人の森」小丸山
 2、城背の神社
 3、宮川筋の社寺
福山歴史年表

福山市城下町名変遷一覧表・福山城下地図
福山城 今と昔・福山城全景復元図・城背の社寺

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2008年10月19日

吉川史料館

吉川史料館

編集・発行:吉川史料館
発行日:1995年11月
ページ数:46P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「岩国城を取り巻くように、清らかな水が流れる錦川。それに架かる錦帯橋を渡った一角に、今回吉川史料館が開館する運びとなりました。本館の展示品は、すべて吉川重喜氏よりご寄贈いただいた史料で、吉川家に伝わった大切な遺産です。この貴重な文化財産を散逸することなく永久に保存し、併せて多くの皆様にご鑑賞いただくために、当史料館を建設いたしました。」

吉川史料館の開館記念として5000部発行された図録。展示品として常に見ることができないものも掲載されており、写真は非常にきれいです。当館で購入できます。

吉川史料館ホームページ

[目次]

吉川家
図録
解説

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2008年05月14日

但馬八木城 兵庫県八鹿町ふるさとシリーズ第1集

但馬八木城 兵庫県八鹿町ふるさとシリーズ第1集

編集・発行:八鹿町教育委員会
発行日:1989年3月31日
ページ数:139P+図版8P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「城郭調査の方法も良く判らないままに、『とにかく八木城・八木土城を図化する、八木城に関係する文章を何でも集める』ことからスタートして3年間が経過した。この間の調査成果を『但馬・八木城』としてまとめることができた。八木城の調査方法は城郭研究者の北垣總一郎先生・角田誠先生、但馬史研究会の小谷茂夫先生、宿南保先生に接する中で学ばせて頂いたものである。縄張り図などの現地調査は、西尾孝昌先生と谷本進がクリノメーターと巻尺を使用して実施したものである。この本は前半の基調報告と後半の調査報告の2本だてとなっている。基調報告では北垣先生の講演会記録や、松田時一氏が長年にわたって調査された伝承がメインである。また調査報告では八木城・八木土城の縄張り図や写真がメインである。山に登って雑木の伐採をしながら記録するという大変えらい調査であった。」

とにかくいろいろな記事を集めています。中でも地元広報「広報ようか」の抜粋記事はよく特徴を伝えていて良いと思います。

[目次]

第1章 基調講演
 第1節 八木城の石垣普請
 第2節 但馬における石垣をもつ山城
 第3節 八木氏と八木城
 第4節 八木城の伝承と地名
第2章 調査報告
 第1節 はじめに
 第2節 八木城の概略
 第3節 八木城の調査
 第4節 八木土城の調査
 第5節 織豊期の八木城下町
 第6節 まとめ
 第7節 八木城縄張りの考察
第3章 八木城の価値と保護
第4章 資料編(八木城関係史料)
第5章 おわりに

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2008年04月05日

重要文化財 備中松山城

重要文化財 備中松山城

発行:高梁市
発行日:1972年6月1日改訂版
ページ数:32P
編集:備中松山城管理事務所
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
城を紹介した小冊子を出しているところは多いが、備中松山城もそのひとつである。数年前に訪れたときは小冊子は見かけなかったが、古書として何点か入手したうちの1つである。コンパクトに備中松山城の歴史がまとめられているが、イラストや図面がなかなかに貴重ではなかろうか。城の小冊子かと思いきや最後の章は高梁の著名人の紹介であるから城下町高梁の紹介小冊子というのが適切であろう。

[目次]

写真および図面
 上空から眺めた松山城
 天守閣と二重櫓
 松山城復古図及大松山想像図
 御根小屋復古図
 松山城平面図及断面図
 歴代城主一覧表
 松山城址分布図
 幕末の松山御城下
一 高梁
二 臥牛山
三 松山城のうつりかわり
四 松山の城下町
五 郷土に名をのこした人々

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2008年01月24日

郷土史紀行 広島近郊の山城と史跡ベスト33

郷土史紀行 広島近郊の山城と史跡ベスト33

出版社:H・L・C(ヒューマン・レクチャークラブ)
発行日:2002年11月初版
ページ数:223P
著者:請川洋一
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「現役を引退したからといって、なにも家の中で、じっとしていることはないのです。今まで、様々な柵の中に身を置いて、しかも働きづめに働いてきたのですから、これからの人生は、思いのまま心のままに、大いに楽しんでください。そんな、第2の人生の楽しみ方のひとつに、『山城ハイキングと史跡巡り』はいかがでしょう。小高い山があれば『山城』、といっても決してオーバーではないほど、中世の山城は私たちの周囲に、その姿をとどめているのです。山城は、何も知らずに登ればただの山です。しかし、そこには『本丸』や『二の丸』といった、城を構成していた削平地(郭)や堀、石畳、石垣、門跡など、様々な遺構があるのです。そんな、500年の時を越えて今に残る施設を前に、往時に思いを馳せる、なんというロマンでしょう。」

広島県近郊に残る山城をハイキングコースを兼ねて、その歴史の解説と見所をイラスト付きで掲載している。総フルカラーの写真やイラストは見ているだけでも楽しくなるが、地方出版社のためか最近の発行にしては入手が難しいのが残念である。

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[目次]

1 銀山城跡 安芸武田氏栄華の後先
2・3 己斐城跡・立石城跡・古城跡 己斐3城
4 門山城跡 陶晴賢陸の拠点
5 高松山城跡 熊谷氏三人の拠点
6 木ノ宗山城跡 吉川興経幽閉の城
7 鏡山城跡 周防大内氏安芸の拠点
8 頭崎城跡 広島県内第2の規模
9 木村城跡 小早川隆景若き日の拠点
10 鍵城跡 小早川水軍浦宗勝の城
11 松尾城跡 竹原小早川西の守り城
12・13 新高山城跡・高山城跡 対峙する小早川城跡
14 星ケ城跡 毛利氏一族の城
15 桂城跡 毛利氏重臣桂元澄の城
16 鈴尾城跡 毛利元就生誕の地
17 郡山城跡 毛利元就の居城
18 多治比猿掛城跡 元就の青春
19 五龍城跡 元就の娘が嫁いだ城
20・21 田屋城跡・日下津城跡 カタクリの里の2城
22 南天山城跡 和智氏三次盆地の拠点
23 今田城跡 吉川氏一族の城
24 小倉山城跡 毛利元就お方の里
25 日山城跡 吉川元春の居城
26・27 発坂城跡・岩田城跡 栗栖氏2城
28 青陰城跡 因島水軍の城
29 鞍掛城跡 杉隆泰と元就合戦の地
30 亀居城跡 広島城の支城
31 琴石山 室町時代の砦
32 高尾山 安芸国国府の見張り台
33 宗箇山 広島藩家老上田宗箇の松
山城を楽しむために
山城用語

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2008年01月23日

日本史研究叢刊12 戦国・織豊期城郭論 丹波国八上城遺跡群に関する総合研究

日本史研究叢刊12 戦国・織豊期城郭論 丹波国八上城遺跡群に関する総合研究

出版社:和泉書院
発行日:2000年6月初版
ページ数:323P+付録地図2枚
編者:八上城研究会
定価:9,500円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「篠山盆地の南部、高城山に築かれた、篠山町のルーツと呼ぶべき八上城。その遺跡保存運動に取り組んできた八上城研究会が、これまでの運動の経過と遺跡調査の成果を総括する。」

八上城の調査と保存運動の経緯が中心ではあるが、丹波地方の古文書史料、城郭の縄張図も多数掲載されている。濃い内容で丹波地方の研究には欠かせない一冊となっているが、価格が高い。その理由に関して研究成果の発表に関して補助金が出なかったことを序に説明している。とはいえ、古書の出回りも少ないので、丹波地方の城郭研究にはぜひ新本でどうぞ。(新本も価格からして発行部数は決して多くはないと思います)

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[目次]

はじめに -破壊の危機に直面する遺跡群-
第一部 遺跡保存運動のあゆみ
第二部 城郭・城下町論
 第一章 八上城とその城下町の変容
 第二章 八上城包囲の付城群について
第三部 関係史料
第四部 城郭資料
 第一章 丹波の中世城郭概要
 第二章 波多野氏支配下の諸城郭
 第三章 城郭データ
第五部 城郭採集遺物
むすび -遺跡保存運動の新たな地平-

<巻末資料> 八上城関係略年表

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第8回播磨考古学研究集会資料集 「城館からみた中世の播磨」 -城館の実年代と戦国時代研究の課題-

第8回播磨考古学研究集会資料集 「城館からみた中世の播磨」 -城館の実年代と戦国時代研究の課題-

編集・発行:第8回播磨考古学研究集会実行委員会
発行日:2007年1月31日
ページ数:208P
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今回のテーマは中世城館を取り上げます。近年、多くの城館に関して精力的な考古学の調査成果や縄張り研究によって、その実像が明らかになってきています。播磨でも置塩城・坂本氏城・三木城・端谷城などの発掘調査が行われ、大きな注目を集めています。今回は播磨の全調査成果を集成した資料集を作成し、各研究報告とシンポジウムを通して、"今"多くの成果から明らかにされつつあるのか、播磨の中世城館から探ってみたいと思います。」

2007年2月4日に姫路市教育会館で開催された講演会の記録集。中世城館の発掘調査の状況、縄張図が多く載っていて参考になります。北九州中国書店で購入できます。

播磨の考古学ぽーたる(播磨考古学研究集会)
北九州中国書店ホームページ

[目次]

基調講演
 播磨の中世城館における縄張りからの年代観
 播磨の中世土師器の様相
事例報告
 城山城
 建物の変容からみた城館遺跡
 姫路の15世紀の居館と集落
資料集
 1.縄張り掲載文献一覧
 2.播磨の中世城館発掘調査事例

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2007年11月28日

世界の遺産 姫路城

世界の遺産 姫路城

出版社:神戸新聞総合出版センター
発行日:1994年8月初版
ページ数:254P
編者:播磨学研究所
定価:1,700円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「播磨学研究所では、姫路城が世界文化遺産に指定されるのを機に、1993年10月から12月にかけ、姫路城の再発見を促す願いを込めて、姫路市文化センター、姫路独協大学を会場に、『播磨学講座・世界遺産としての姫路城』を開催しました。講師を快く引き受けて下さった先生方はもちろん、予想を越えて参加していただいた多くの受講者の熱意に支えられ、充実した公開講座になったと考えております。本書は、この播磨学講座における講演を一冊にまとめたものです。日本文化の国際的位置付けとその中における姫路城の文化史的意味をはじめ、建築美の秘密、そして城をとりまく多彩な人間模様などが多角的に語られています。姫路城の『巨大さ』を改めて浮き彫りにするとともに、世界遺産としての条件を申し分なく満たしていることも明らかになったはずです。国際的な視野も含めて、姫路城を中心に総合的に解明した初めての書ではないかと密かに考えています。」

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[目次]

Ⅰ 日本文化の顔
 ドナルド・キーン 日本文化の国際性
 梅原猛 日本文化の遺産としての城
 小川国夫 姫路城 その夢と現実
Ⅱ 建築美の秘密
 伊藤ていじ 池田輝政と姫路城
 井上宗和 世界の中の姫路城
Ⅲ 多彩な人間模様
 黒部亨 榊原征岑と高尾太夫
 津本陽 宮本武蔵の史観
 田中澄江 姫路城の千姫
世界遺産としての姫路城 あとがきにかえて

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史話 明石城 のじぎく文庫

史話 明石城 のじぎく文庫

出版社:神戸新聞出版センター
発行日:1975年11月初版
ページ数:116P
著者:黒田義隆
定価:700円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「はじめに」や「あとがき」がないので正確なところは分からないが、著者略歴を見ると、「明石市政だより」に掲載した「明石の史話」をもとにして再構成したものと思われる。「史話明石城」となっているが、城に関することに限らず城下で起こった出来事も広く収集している。

[目次]

明石城以前の明石
ジュスト右近殿
小笠原忠真の明石築城
本丸に三層の城主の館
町割をつくった宮本武蔵玄信
甥の成長に筋を通した忠真
忠真の逸話あれこれ
小笠原一族北九州へ
一時幕府管理になった明石城
ひんばんな城主の交代
山すそに五千メートルの用水路
村人感謝の日向守供養墓
忍び源次右衛門
歴代城主の地子免除状
黒船の来たころ
長崎御用の川路全権団
明石藩の正月
明石の産物と献上品
心うるわしき芳姫様
算学の人々
明石藩文学梁田蛻巌
船遊びと天候予知
韋駄天の意趣討ち
お抱力士は二十一人
明石の俳人たち
蘭学の人々
城にまつわる話
夏まつりのいろいろ
辞世あれこれ
大蔵谷宿
津田柳雪と松石隊
維新の町
廃藩後の明石城

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2007年11月24日

広島城四百年

広島城四百年

出版社:第一法規
発行日:1990年5月初版
ページ数:253P
編集:中国新聞社
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「素朴な疑問ほど、答えるのが難しいものだ。毛利輝元はなぜ広島に築城したのか。石や木材はどこから運び、どうやって築いたのか。そして城下町の人々はどんな暮らしをしていたのか。こんな素朴な疑問を解き明かしてみたいというのが、そもそもの出発点だった。」

中國新聞社で昭和63年1月から1年半連載された記事をまとめたもの。とはいえ、一般の新聞記事のような軽い記事ではなく、可能な限り原史料にあたったというアプローチは一歩突っ込んだ記事となっている。

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[目次]

第1部 空白に挑む
第2部 毛利元就と山城
第3部 平城の時代へ
第4部 築城
第5部 毛利氏の時代
第6部 福島氏の時代
第7部 浅野氏の草創期
第8部 天下泰平
第9部 維新の前後
第10部 戦争と平和

諸氏系図
広島城平面図
広島城関連年表
広島城関係主要出版物

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2007年10月21日

吉田 -吉田町の史跡と文化財-

吉田 -吉田町の史跡と文化財-

発行:吉田町産業振興課
発行日:2003年3月初版
ページ数:31P
監修:吉田町歴史民俗資料館(現在の吉田歴史民俗資料館)
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
吉田町にある郡山城跡をはじめとする史跡や文化財のガイドブック小冊子。数年前の訪問時に吉田町歴史民俗資料館で購入しました。数百円だったと思いますが、現在でも販売されているかは不明です。各項目簡潔に説明されていて持ち歩くには調度よいのですが、地図が掲載されていないので別に地図を用意する必要があります。

[目次]

吉田のおこり
郡山城跡
毛利元就墓所
百万一心碑
三矢の訓跡碑
毛利氏歴代墓所
清神社
宮崎神社
宮崎神社
古城の数々
土生玄碩の碑
へらほりの池跡
だんじり屋台
神楽
花田植
神儀舞・獅子舞
吉田の文化財
 1 吉田地区
 2 可愛地区
 3 郷野地区
 4 丹比地区
郡山公園
郡山城跡図

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2007年09月02日

描かれた郡山城展 -絵図にみる戦国の城と城下町-

描かれた郡山城展 -絵図にみる戦国の城と城下町-

編集・発行:吉田町歴史民俗資料館(現在の吉田歴史民俗資料館)
発行日:1993年10月初版
ページ数:68P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
「この郡山城や当時の吉田を研究する上で、重要な資料の一つに城絵図があります。現在知られている絵図は、約30点あまりありますが、いずれも江戸時代以降に描かれたもので大きくは2・3の系統に分かれます。したがって、同一のものの写しが数多く存在しています。これらの絵図中には、明らかな誤りや矛盾もありますが、細かく描写や記載事項を読み取ることにより、多くの情報を得ることができます。本展は、こうした絵図の分類を試みるとともに、城や城下町・江戸時代の宿場町や山河さらには当時の民衆のくらしや文化など、絵図に描かれたさまざまな情報を観察していこうとするものです。」

本書は、平成5年10月23日から12月7日まで開催された特別展「描かれた郡山城展」の解説図録です。多くの郡山城絵図が掲載されているが、残念ながらすべてモノクロなので、表紙以外は実際の絵図の色彩が判別できません。

[目次]

描かれた郡山城
郡山城絵図の基礎的考察
展示物写真
吉田郡山城関連遺跡出土の陶磁
解説目録
参考資料目録

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2007年08月31日

三刀屋氏とその城郭

三刀屋氏とその城郭

編集・発行:三刀屋城跡調査委員会
発行日:1985年6月初版
ページ数:226P
著者:白井伸昂、池田芳雄
定価:1,800円+税(限定500部)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「かねてから、三刀屋城は、富田城、三沢城とともに出雲の三城と呼ばれ、山城の代表的なものとして注目されている。そして、戦国時代尼子氏と毛利氏の攻防のはざまにあって、数多くの戦記を残している。しかし、そのわりにはこれまで史家の踏破がなく、三刀屋城にかかわる著述もなく、あまり脚光を浴びていないのが不思議な気がする。昭和57年7月刊行の三刀屋町誌編集にあたり、三刀屋氏にかかわる各種資料を検討し、その系譜はもとより、14代三百四十年の史実を明らかにするとともに、三刀屋氏をめぐる当時の雲陽の動きが一層はっきりしてきた。その上に三か年にわたる三刀屋城跡の踏破によって、城郭の解明が進むにつれ、なおさら三刀屋氏の強力な姿がほうふつと蘇ってきた。」

島根県の三刀屋城研究に関する現在の到達点を示した書。発行部数が少ないので入手が非常に困難である。三刀屋氏に関する文書「三刀屋文書」については先に刊行された三刀屋町誌よりも詳細に掲載されている。

[目次]

(一)はじめに
調査に至った経緯・調査の方法と経過・今後の活用について

(二)中世末の三刀屋=毛利・堀尾時代を中心として=
一.「みとや」の地名
二.諏訪部氏(のち三刀屋氏)の支配
三.三刀屋氏の転封
四.その後の三刀屋
五.三刀屋城について
六.文献資料 -三刀屋文書・三刀谷系図-

(三)遺構
一.三刀屋城址(城山)
二.石丸城址(じゃ山)
三.その他の郭・砦の配備
四.地名・古道等の検討
五.城域の構成

(四)出土陶磁器について
一.石丸城址出土陶磁器
二.天神丸出土陶磁器

(五)結び

付図
荘園の分布
出雲国の主要な山城(尼子十旗十砦)
毛利支配三十六条城分布
三刀屋周辺の諸城と砦

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2007年08月29日

英賀城史

英賀城史

出版:駟路の会
発行日:1976年5月初版
ページ数:118P
著者:西木馨
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「最近英賀城の歴史と、城主三木氏に就きまして、従来の説に研究が加えられ、新しい説が発表されるようになりました。これはとりもなおさず、英賀城の歴史に対する、世論と関心の高まりを示すもので喜びに堪えません。然るにその大かたは文献と、古文書を資料として作られるせいか、机上論に終っているように思われてなりません。これは地元住民の責任で、地元住民がもっと積極的に郷土の歴史に取組み、埋れた遺蹟や資料、その他口伝に残るもの等を公開して、郷土史の啓蒙に努めなくてはなりません。そうした観点から不肖・馨は、浅学微才を省りみず、再び英賀城史を書くことに致しました。」

地元の方による英賀城の歴史。姫路城史や飾磨郡史などからの抜粋が多いようですが、著者が集めた地元ならではの伝承も加えれており貴重な書籍です。今回古書として偶然入手できたものですが、地元図書館のほかはあまり出回っていないようです。

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※Amazonに掲載されているのは同著者による資料編です。

[目次]

第一編 総説及沿革
第二編 城郭
第三編 吉川時代
第四編 赤松時代
第五編 三木時代
第六編 落城以後
第七編 系譜
第八編 歴代城主
第九編 落城以後の河野家
第十編 本徳寺亀山に移る
第十一編 河野家墓所
第十二編 遺蹟
第十三編 英賀年譜
附記 赤松氏、三木氏の文献と研究の読後感と英賀城史のまとめ

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2007年08月27日

絵図の世界 -出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図-

絵図の世界 -出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図-

出版社:ワン・ライン
発行日:2006年8月初版
ページ数:149P+附図1枚
編集:島根大学附属図書館
定価:2,286円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
本書は、平成17年11月21日~12月2日まで島根大学附属図書館で開催された企画展「絵図の世界 -出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図-」の図版・解説、および平成17年11月26日に行なわれた絵図展講演会の記録である。

絵図のデジタル化に取り組んでいるというだけあって本書も良い紙に鮮明な印刷で、絵図の細かい文字も読むことができます。そのため薄い本にもかかわらず、意外に重量があります。

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[目次]

図版
【国絵図】
1 寛永出雲国絵図
2 出雲国十郡村附絵図
3 出雲国十郡絵図
4 出雲国絵図
5 隠岐国絵図
【城下町絵図・村絵図・河川絵図・耕地絵図】
6 松江城下町絵図<堀尾期>
7 松江城下町絵図<松平期>
8 松江雑賀町絵図
9 松江末次本町絵図
10 川下辺絵図
11 島根郡村絵図
12 縦縫郡平田村灘分出来須村持分田畑絵図
【桑原文庫の絵図】
13 永禄江戸図
14 正保江戸糀町図
15 大坂城惣指図
16 天草原之城攻諸手仕寄場惣絵図
17 関原両軍陣之図
【近代地図】
18 日本・朝鮮図

講演集
はじめに
一 堀尾期の松江城下町
二 松江平野の地形とその形成過程
三 出雲の近世絵図について
四 絵図にみる近世の隠岐
五 絵図のデジタルコンテンツ化の取り組み

絵図展での取り組み

付録 元和・寛永年間 松江城下町絵図<堀尾期>トレース図

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2007年05月24日

岡山の城と城址 岡山文庫19

岡山の城と城址 岡山文庫19

出版社:日本文教出版
発行日:1968年11月初版、1973年2月3版
ページ数:186P
著者:市川俊介、藤井駿、坂本一夫
定価:550円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今日に残る城は、城といっても、ただ石垣や濠を残すだけのものが多い。『荒城の月』がさびしく城址を照らし、『兵どもの夢』のあとには薄の穂がゆらいでいる。しかし、それらの城址は、われわれの人生に無限の哀感をそそるとともに、また祖国の歴史の重みをかみしめさせてくれる。岡山県下に残されている古城は六百におよぶ。いま、それらの中から、主なる三十六の城と城址を選んで撮影し解説を加えた。もとより学術的な書物ではない。史跡踏破を好む方々へのガイドともなれば幸甚である。」

岡山の代表的な城郭ガイド。編集途中で専門のカメラマンに任せたという写真は、編集当時の城の姿がよくわかり、古写真を含めて、多くの写真が掲載されている。

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[目次]

岡山城
備中松山城
津山城
富山城
乙子城
竜ノ口城
三石城
天神山城
沼城
砥石城
明禅寺城
常山城
本太城
金川城
虎倉城
徳倉城
備中高松城
下津井城
撫川城
鶴首城
備中福山城
楪城
猿掛城
経山城
冠山城
鴨山城
国吉城
笠岡山城
高越山城
勝山城
佐井田城
岩屋城
神楽尾城
篠葺城
三星城
竹山城

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2007年05月02日

備中高松城水攻の検証 附 高松城址保興会のあゆみ

備中高松城水攻の検証 附 高松城址保興会のあゆみ

発行日:1999年11月初版
ページ数:237P
編者:林信男
定価:2,100円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
高松城址保興会の副会長で、長年高松城の水攻めに取り組んでいる編者が集大成としてまとめたのが本書である。巻頭の1985年の洪水時の写真を見ると、水攻めは歴史的真実だと思わずにいられない。自費出版のようなので入手が困難かもしれません。

[目次]

高松城水攻めの粗筋
高松城から学び得た多くのこと
現地調査への僅かなヒント第二話
備中高松城水攻堤への異論
高松城水攻堤高四間説所感
梅雨と歴史
歴史に遺る魂
古川古松軒と備中高松城水攻め
清水宗治時代の高松城(発掘調査による結果)
順逆二門無し
雑記
高松城の水攻めと地形
発掘調査について
宗治精神に学ぶ
高松城関連境目七城
高松城関連遺跡
信長の高野攻めに対する祈祷の霊験
秀吉の密書
小早川隆景の書状について
備中国加夜郡高松城水攻地理之図
長久保赤水
宗治の書翰
本能寺の変と使者の到着
安国寺恵瓊の手紙
明智光秀(密書)
正義霊社
清水家の優遇
清鏡寺、正義霊社に参拝
末近信賀の画像
首瓶
本能寺の変の謎
文英と清水宗治
築堤解明に迫る
中国大返しシンポジウム
明智光秀公顕彰会に参加して
弓矢茗荷(冥加)の瓦について
高松城本丸の遺跡
備中高松民謡
略史年表

保興会のあゆみ

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2007年04月11日

ひょうごの城紀行・上 のじぎく文庫

ひょうごの城紀行・上

出版社:神戸新聞総合出版センター
発行日:1998年4月初版
ページ数:302P
編者:朽木史郎、橘川真一
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「兵庫の城と言えば、多くの方が、姫路城を連想されるであろう。たしかにこの城は、兵庫県を代表するだけでなく、日本の名城中の名城であり、平成5年には、世界文化遺産として、わが国の第1号に登録され、まさに世界の名城の一つとなった。しかし、姫路城だけが兵庫の城ではない。瀬戸内から日本海まで、古来、一畿三道、旧5ヶ国に広がる兵庫県土に培われた人びとの歴史は、日本史の縮図であると言われるように、近世19藩の城をはじめ、戦国合戦の舞台となった城は勿論、城史も城主も分らない遺構を、数えると千城を越え、兵庫県は、城の博物館と言っても過言でなかろう。」

上下巻で71城、上巻では36城紹介する。

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[目次]

神戸
 滝山城
 蒲公英城
 淡河城
 枝吉城

阪神
 塚口城
 越水城
 伊丹城
 小浜城
 三田城

東播磨
 船上城
 神吉城
 小野藩陣屋
 満久城
 三草山城・三草藩陣屋
 野間城

西播磨
 姫路城
 御着城
 感状山城
 置塩城
 福本藩陣屋
 城山城
 上月城
 安志藩陣屋

但馬
 水生城
 黒井城
 岩尾城
 篠山城
 金山城

淡路
 洲本城
 由良城
 岩屋城
 郡家城

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ひょうごの城紀行・下 のじぎく文庫

ひょうごの城紀行・下 のじぎく文庫

出版社:神戸新聞総合出版センター
発行日:1998年12月初版
ページ数:290P
編者:朽木史郎、橘川真一
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書に収録の城は、凡例に述べたように、兵庫県内に所在する中世以来、千余の中から71城を選んでいる紀行しているが、全国に城の数は、つい二十数年前には二万とも三万とも推定され、近年では五万を越えるとさえいわれるようになった。上巻の巻頭に『兵庫県は、城の博物館である』と述べた。今日の博物館は、古いものをケースの中に陳列するだけでなく、そのものに語らせ、先人の知恵を学び、よりよい暮しの文化創造の糧にすることが使命であるように、県内各地の城跡を身近な博物館として甦らせ、生涯学習の場に活用してほしいとの願いでもある。」

上下巻で71城、下巻では35城紹介する。

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[目次]

神戸
 花熊城
 摩耶山城
 兵庫城
 落葉山城
 端屋城

阪神
 尼崎城
 西宮砲台
 鷹尾城
 山下城

東播磨
 明石城
 中道子山城
 比延山城
 三木城
 高砂城

西播磨
 坂本城
 林田藩陣屋
 白旗城
 利神城
 三日月藩陣屋
 山崎城
 波賀城

但馬
 豊岡城
 此隅山城
 村岡藩陣屋
 朝倉城
 竹田城

丹波
 柏原藩陣屋
 高見城
 久下城
 八上城

淡路
 炬口城
 白巣城
 養宜館

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2006年06月16日

古代山城・鬼ノ城を歩く

古代山城・鬼ノ城を歩く

出版社:吉備人選書
発行日:2002年9月初版
ページ数:186P
著者:村上幸雄、葛原克人
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「鬼ノ城」がもつ最大の魅力は、要害堅固な古城山城としての卓越した内容である。古城山城は、西日本以西におよそ30城を数えるが、鬼ノ城ほど遺構が原状に近い状態で残り、規模や構造がわかるものも珍しい。どれ一つをとっても、まさにトップクラスのものといっていい。約100点の貴重なカラー写真で案内する鬼ノ城散策に必携の一冊。

地元ガイドが書いた案内書。鬼ノ城へ登る前に目を通しておくと、より楽しめます。駐車場よりぐるっとまわるだけでも2時間はかかります。足場が危険な場所もあるので、散策はぜひ晴れた日に!

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[目次]

第一章 鬼ノ城の魅力
第二章 写真で案内する鬼ノ城
第三章 吉備の古代山城

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2006年06月08日

新版・岡山の山城を歩く

新版・岡山の山城を歩く

出版社:吉備人出版
発行日:2004年9月初版
ページ数:321P
著者:森本基嗣
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

収録城郭:岡山県の127城

書評:
著者が所属する日本城郭文化学会では、お城というコンテンツを単に考古学や歴史学あるいは軍事学の研究対象にとどまらず、広く一般の生活の中で身近に感じる「文化」として捉え直す活動を提案している。その一つに、キャッスリングという新コンセプトの提唱があり、中世山城へのアプローチを従来の遺構調査等の学術目的にとどめることなく、もっと開放的に「お城巡り」自体をトレッキングの目的として、戦国ロマンに浸りながら森林浴や自然観察なども堪能しようという提案である。本書は単なる山城ガイドブックではなく、山城を愛してやまない一人の男性の汗と涙の奮闘記録である。読者は、あたかも一城ごとに著者と一緒に本丸に辿り着くような爽快感を共有できる。

著者のコンセプトや紙面構成は好感がもてるが、ページ数に比して多くの城を収録しているため、一つ一つの解説が短い城も多い。もう少しページ数を充実させると、より著者とともに爽快感を共有できると思うのだが。

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[目次]

岡山の山城マップ
服装と装備
城郭用語
訪城評価について

備前(36城)

備中(28城)

美作(41城)

近世城郭と陣屋(22城)

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2006年06月03日

尼子とその城下町 [戦国ロマン広瀬町シリーズ5]

尼子とその城下町 [戦国ロマン広瀬町シリーズ5]

出版社:ハーベスト出版
発行日:1972年11月初版、1997年10月復刻版
ページ数:87P
編者:妹尾豊三郎
定価:600円+税
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
島根県広瀬町にある月山富田城址の調査や富田城下町の遺構が発見される経緯やその状況を詳しく紹介。尼子と出雲の関係を城下町を通して探り、尼子氏の治政80年の歴史を明らかにする。

月山富田城の城下町の発掘の様子についてまとめたもの。と言っても、その大部分は富田川の川底に埋もれているということで、川の流れで次第に明らかになってくる城下町の観察記録とでもいうべきか。書籍の薄さからも想像できるように調査書であるので難解な部分も。

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[目次]

尼子とその城下町
 はじめに
 富田城下町の出来た次代
 尼子氏の発祥とその領国出雲
 富田城下町の壊滅
 草戸千軒町遺構
 一乗谷朝倉氏遺跡
 露出した始めた富田城下町
 月山富田城古瓦調査

富田城下町遺物蒐集手記
 富田城下町の遺構をさぐる
 富田川遺構をさぐる
 城下町の井戸跡

月山退城後の尼子義久三兄弟

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2006年05月23日

松江城 新装版

松江城 新装版

出版社:松江今井書店
発行日:1967年11月初版、1998年6月新装版
ページ数:134P
著者:河井忠親
定価:1,700円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
関ケ原の合戦後、月山富田城に入った堀尾吉晴は、新時代へ向けて軍事・政治・経済・交通の要地を求めた。築城の過程から城下町の誕生まで、松江城のすべてを著した1967年刊の新装版。松江城の歴史と成り立ちを知りたい方にはおすすめです!

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[目次]

第一章 富田城から松江城へ
 第一節 開府以前の松江
 第二節 堀尾氏入部までの富田城
 第三節 堀尾吉晴の入国と松江移城
 第四節 城地の選定と堀尾忠氏の夭折

第二章 松江城の構築とそれ以後
 第一節 松江城の規模とその天守
 第二節 築城工事の開始とその経過
 第三節 天守閣の構造とその築造
 第四節 築城用の石材
 第五節 天守閣の建築用材と瓦
 第六節 城下街の建設
 第七節 松江大橋の架橋
 第八節 松江城の沿革

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