2008年05月14日

但馬八木城 兵庫県八鹿町ふるさとシリーズ第1集

但馬八木城 兵庫県八鹿町ふるさとシリーズ第1集

編集・発行:八鹿町教育委員会
発行日:1989年3月31日
ページ数:139P+図版8P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「城郭調査の方法も良く判らないままに、『とにかく八木城・八木土城を図化する、八木城に関係する文章を何でも集める』ことからスタートして3年間が経過した。この間の調査成果を『但馬・八木城』としてまとめることができた。八木城の調査方法は城郭研究者の北垣總一郎先生・角田誠先生、但馬史研究会の小谷茂夫先生、宿南保先生に接する中で学ばせて頂いたものである。縄張り図などの現地調査は、西尾孝昌先生と谷本進がクリノメーターと巻尺を使用して実施したものである。この本は前半の基調報告と後半の調査報告の2本だてとなっている。基調報告では北垣先生の講演会記録や、松田時一氏が長年にわたって調査された伝承がメインである。また調査報告では八木城・八木土城の縄張り図や写真がメインである。山に登って雑木の伐採をしながら記録するという大変えらい調査であった。」

とにかくいろいろな記事を集めています。中でも地元広報「広報ようか」の抜粋記事はよく特徴を伝えていて良いと思います。

[目次]

第1章 基調講演
 第1節 八木城の石垣普請
 第2節 但馬における石垣をもつ山城
 第3節 八木氏と八木城
 第4節 八木城の伝承と地名
第2章 調査報告
 第1節 はじめに
 第2節 八木城の概略
 第3節 八木城の調査
 第4節 八木土城の調査
 第5節 織豊期の八木城下町
 第6節 まとめ
 第7節 八木城縄張りの考察
第3章 八木城の価値と保護
第4章 資料編(八木城関係史料)
第5章 おわりに

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2008年04月05日

重要文化財 備中松山城

重要文化財 備中松山城

発行:高梁市
発行日:1972年6月1日改訂版
ページ数:32P
編集:備中松山城管理事務所
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
城を紹介した小冊子を出しているところは多いが、備中松山城もそのひとつである。数年前に訪れたときは小冊子は見かけなかったが、古書として何点か入手したうちの1つである。コンパクトに備中松山城の歴史がまとめられているが、イラストや図面がなかなかに貴重ではなかろうか。城の小冊子かと思いきや最後の章は高梁の著名人の紹介であるから城下町高梁の紹介小冊子というのが適切であろう。

[目次]

写真および図面
 上空から眺めた松山城
 天守閣と二重櫓
 松山城復古図及大松山想像図
 御根小屋復古図
 松山城平面図及断面図
 歴代城主一覧表
 松山城址分布図
 幕末の松山御城下
一 高梁
二 臥牛山
三 松山城のうつりかわり
四 松山の城下町
五 郷土に名をのこした人々

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2008年01月24日

郷土史紀行 広島近郊の山城と史跡ベスト33

郷土史紀行 広島近郊の山城と史跡ベスト33

出版社:H・L・C(ヒューマン・レクチャークラブ)
発行日:2002年11月初版
ページ数:223P
著者:請川洋一
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「現役を引退したからといって、なにも家の中で、じっとしていることはないのです。今まで、様々な柵の中に身を置いて、しかも働きづめに働いてきたのですから、これからの人生は、思いのまま心のままに、大いに楽しんでください。そんな、第2の人生の楽しみ方のひとつに、『山城ハイキングと史跡巡り』はいかがでしょう。小高い山があれば『山城』、といっても決してオーバーではないほど、中世の山城は私たちの周囲に、その姿をとどめているのです。山城は、何も知らずに登ればただの山です。しかし、そこには『本丸』や『二の丸』といった、城を構成していた削平地(郭)や堀、石畳、石垣、門跡など、様々な遺構があるのです。そんな、500年の時を越えて今に残る施設を前に、往時に思いを馳せる、なんというロマンでしょう。」

広島県近郊に残る山城をハイキングコースを兼ねて、その歴史の解説と見所をイラスト付きで掲載している。総フルカラーの写真やイラストは見ているだけでも楽しくなるが、地方出版社のためか最近の発行にしては入手が難しいのが残念である。

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[目次]

1 銀山城跡 安芸武田氏栄華の後先
2・3 己斐城跡・立石城跡・古城跡 己斐3城
4 門山城跡 陶晴賢陸の拠点
5 高松山城跡 熊谷氏三人の拠点
6 木ノ宗山城跡 吉川興経幽閉の城
7 鏡山城跡 周防大内氏安芸の拠点
8 頭崎城跡 広島県内第2の規模
9 木村城跡 小早川隆景若き日の拠点
10 鍵城跡 小早川水軍浦宗勝の城
11 松尾城跡 竹原小早川西の守り城
12・13 新高山城跡・高山城跡 対峙する小早川城跡
14 星ケ城跡 毛利氏一族の城
15 桂城跡 毛利氏重臣桂元澄の城
16 鈴尾城跡 毛利元就生誕の地
17 郡山城跡 毛利元就の居城
18 多治比猿掛城跡 元就の青春
19 五龍城跡 元就の娘が嫁いだ城
20・21 田屋城跡・日下津城跡 カタクリの里の2城
22 南天山城跡 和智氏三次盆地の拠点
23 今田城跡 吉川氏一族の城
24 小倉山城跡 毛利元就お方の里
25 日山城跡 吉川元春の居城
26・27 発坂城跡・岩田城跡 栗栖氏2城
28 青陰城跡 因島水軍の城
29 鞍掛城跡 杉隆泰と元就合戦の地
30 亀居城跡 広島城の支城
31 琴石山 室町時代の砦
32 高尾山 安芸国国府の見張り台
33 宗箇山 広島藩家老上田宗箇の松
山城を楽しむために
山城用語

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2008年01月23日

日本史研究叢刊12 戦国・織豊期城郭論 丹波国八上城遺跡群に関する総合研究

日本史研究叢刊12 戦国・織豊期城郭論 丹波国八上城遺跡群に関する総合研究

出版社:和泉書院
発行日:2000年6月初版
ページ数:323P+付録地図2枚
編者:八上城研究会
定価:9,500円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「篠山盆地の南部、高城山に築かれた、篠山町のルーツと呼ぶべき八上城。その遺跡保存運動に取り組んできた八上城研究会が、これまでの運動の経過と遺跡調査の成果を総括する。」

八上城の調査と保存運動の経緯が中心ではあるが、丹波地方の古文書史料、城郭の縄張図も多数掲載されている。濃い内容で丹波地方の研究には欠かせない一冊となっているが、価格が高い。その理由に関して研究成果の発表に関して補助金が出なかったことを序に説明している。とはいえ、古書の出回りも少ないので、丹波地方の城郭研究にはぜひ新本でどうぞ。(新本も価格からして発行部数は決して多くはないと思います)

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[目次]

はじめに -破壊の危機に直面する遺跡群-
第一部 遺跡保存運動のあゆみ
第二部 城郭・城下町論
 第一章 八上城とその城下町の変容
 第二章 八上城包囲の付城群について
第三部 関係史料
第四部 城郭資料
 第一章 丹波の中世城郭概要
 第二章 波多野氏支配下の諸城郭
 第三章 城郭データ
第五部 城郭採集遺物
むすび -遺跡保存運動の新たな地平-

<巻末資料> 八上城関係略年表

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第8回播磨考古学研究集会資料集 「城館からみた中世の播磨」 -城館の実年代と戦国時代研究の課題-

第8回播磨考古学研究集会資料集 「城館からみた中世の播磨」 -城館の実年代と戦国時代研究の課題-

編集・発行:第8回播磨考古学研究集会実行委員会
発行日:2007年1月31日
ページ数:208P
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今回のテーマは中世城館を取り上げます。近年、多くの城館に関して精力的な考古学の調査成果や縄張り研究によって、その実像が明らかになってきています。播磨でも置塩城・坂本氏城・三木城・端谷城などの発掘調査が行われ、大きな注目を集めています。今回は播磨の全調査成果を集成した資料集を作成し、各研究報告とシンポジウムを通して、"今"多くの成果から明らかにされつつあるのか、播磨の中世城館から探ってみたいと思います。」

2007年2月4日に姫路市教育会館で開催された講演会の記録集。中世城館の発掘調査の状況、縄張図が多く載っていて参考になります。北九州中国書店で購入できます。

播磨の考古学ぽーたる(播磨考古学研究集会)
北九州中国書店ホームページ

[目次]

基調講演
 播磨の中世城館における縄張りからの年代観
 播磨の中世土師器の様相
事例報告
 城山城
 建物の変容からみた城館遺跡
 姫路の15世紀の居館と集落
資料集
 1.縄張り掲載文献一覧
 2.播磨の中世城館発掘調査事例

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2007年11月28日

世界の遺産 姫路城

世界の遺産 姫路城

出版社:神戸新聞総合出版センター
発行日:1994年8月初版
ページ数:254P
編者:播磨学研究所
定価:1,700円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「播磨学研究所では、姫路城が世界文化遺産に指定されるのを機に、1993年10月から12月にかけ、姫路城の再発見を促す願いを込めて、姫路市文化センター、姫路独協大学を会場に、『播磨学講座・世界遺産としての姫路城』を開催しました。講師を快く引き受けて下さった先生方はもちろん、予想を越えて参加していただいた多くの受講者の熱意に支えられ、充実した公開講座になったと考えております。本書は、この播磨学講座における講演を一冊にまとめたものです。日本文化の国際的位置付けとその中における姫路城の文化史的意味をはじめ、建築美の秘密、そして城をとりまく多彩な人間模様などが多角的に語られています。姫路城の『巨大さ』を改めて浮き彫りにするとともに、世界遺産としての条件を申し分なく満たしていることも明らかになったはずです。国際的な視野も含めて、姫路城を中心に総合的に解明した初めての書ではないかと密かに考えています。」

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[目次]

Ⅰ 日本文化の顔
 ドナルド・キーン 日本文化の国際性
 梅原猛 日本文化の遺産としての城
 小川国夫 姫路城 その夢と現実
Ⅱ 建築美の秘密
 伊藤ていじ 池田輝政と姫路城
 井上宗和 世界の中の姫路城
Ⅲ 多彩な人間模様
 黒部亨 榊原征岑と高尾太夫
 津本陽 宮本武蔵の史観
 田中澄江 姫路城の千姫
世界遺産としての姫路城 あとがきにかえて

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史話 明石城 のじぎく文庫

史話 明石城 のじぎく文庫

出版社:神戸新聞出版センター
発行日:1975年11月初版
ページ数:116P
著者:黒田義隆
定価:700円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「はじめに」や「あとがき」がないので正確なところは分からないが、著者略歴を見ると、「明石市政だより」に掲載した「明石の史話」をもとにして再構成したものと思われる。「史話明石城」となっているが、城に関することに限らず城下で起こった出来事も広く収集している。

[目次]

明石城以前の明石
ジュスト右近殿
小笠原忠真の明石築城
本丸に三層の城主の館
町割をつくった宮本武蔵玄信
甥の成長に筋を通した忠真
忠真の逸話あれこれ
小笠原一族北九州へ
一時幕府管理になった明石城
ひんばんな城主の交代
山すそに五千メートルの用水路
村人感謝の日向守供養墓
忍び源次右衛門
歴代城主の地子免除状
黒船の来たころ
長崎御用の川路全権団
明石藩の正月
明石の産物と献上品
心うるわしき芳姫様
算学の人々
明石藩文学梁田蛻巌
船遊びと天候予知
韋駄天の意趣討ち
お抱力士は二十一人
明石の俳人たち
蘭学の人々
城にまつわる話
夏まつりのいろいろ
辞世あれこれ
大蔵谷宿
津田柳雪と松石隊
維新の町
廃藩後の明石城

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2007年11月24日

広島城四百年

広島城四百年

出版社:第一法規
発行日:1990年5月初版
ページ数:253P
編集:中国新聞社
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「素朴な疑問ほど、答えるのが難しいものだ。毛利輝元はなぜ広島に築城したのか。石や木材はどこから運び、どうやって築いたのか。そして城下町の人々はどんな暮らしをしていたのか。こんな素朴な疑問を解き明かしてみたいというのが、そもそもの出発点だった。」

中國新聞社で昭和63年1月から1年半連載された記事をまとめたもの。とはいえ、一般の新聞記事のような軽い記事ではなく、可能な限り原史料にあたったというアプローチは一歩突っ込んだ記事となっている。

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[目次]

第1部 空白に挑む
第2部 毛利元就と山城
第3部 平城の時代へ
第4部 築城
第5部 毛利氏の時代
第6部 福島氏の時代
第7部 浅野氏の草創期
第8部 天下泰平
第9部 維新の前後
第10部 戦争と平和

諸氏系図
広島城平面図
広島城関連年表
広島城関係主要出版物

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2007年10月21日

吉田 -吉田町の史跡と文化財-

吉田 -吉田町の史跡と文化財-

発行:吉田町産業振興課
発行日:2003年3月初版
ページ数:31P
監修:吉田町歴史民俗資料館(現在の吉田歴史民俗資料館)
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
吉田町にある郡山城跡をはじめとする史跡や文化財のガイドブック小冊子。数年前の訪問時に吉田町歴史民俗資料館で購入しました。数百円だったと思いますが、現在でも販売されているかは不明です。各項目簡潔に説明されていて持ち歩くには調度よいのですが、地図が掲載されていないので別に地図を用意する必要があります。

[目次]

吉田のおこり
郡山城跡
毛利元就墓所
百万一心碑
三矢の訓跡碑
毛利氏歴代墓所
清神社
宮崎神社
宮崎神社
古城の数々
土生玄碩の碑
へらほりの池跡
だんじり屋台
神楽
花田植
神儀舞・獅子舞
吉田の文化財
 1 吉田地区
 2 可愛地区
 3 郷野地区
 4 丹比地区
郡山公園
郡山城跡図

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2007年09月02日

描かれた郡山城展 -絵図にみる戦国の城と城下町-

描かれた郡山城展 -絵図にみる戦国の城と城下町-

編集・発行:吉田町歴史民俗資料館(現在の吉田歴史民俗資料館)
発行日:1993年10月初版
ページ数:68P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
「この郡山城や当時の吉田を研究する上で、重要な資料の一つに城絵図があります。現在知られている絵図は、約30点あまりありますが、いずれも江戸時代以降に描かれたもので大きくは2・3の系統に分かれます。したがって、同一のものの写しが数多く存在しています。これらの絵図中には、明らかな誤りや矛盾もありますが、細かく描写や記載事項を読み取ることにより、多くの情報を得ることができます。本展は、こうした絵図の分類を試みるとともに、城や城下町・江戸時代の宿場町や山河さらには当時の民衆のくらしや文化など、絵図に描かれたさまざまな情報を観察していこうとするものです。」

本書は、平成5年10月23日から12月7日まで開催された特別展「描かれた郡山城展」の解説図録です。多くの郡山城絵図が掲載されているが、残念ながらすべてモノクロなので、表紙以外は実際の絵図の色彩が判別できません。

[目次]

描かれた郡山城
郡山城絵図の基礎的考察
展示物写真
吉田郡山城関連遺跡出土の陶磁
解説目録
参考資料目録

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2007年08月31日

三刀屋氏とその城郭

三刀屋氏とその城郭

編集・発行:三刀屋城跡調査委員会
発行日:1985年6月初版
ページ数:226P
著者:白井伸昂、池田芳雄
定価:1,800円+税(限定500部)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「かねてから、三刀屋城は、富田城、三沢城とともに出雲の三城と呼ばれ、山城の代表的なものとして注目されている。そして、戦国時代尼子氏と毛利氏の攻防のはざまにあって、数多くの戦記を残している。しかし、そのわりにはこれまで史家の踏破がなく、三刀屋城にかかわる著述もなく、あまり脚光を浴びていないのが不思議な気がする。昭和57年7月刊行の三刀屋町誌編集にあたり、三刀屋氏にかかわる各種資料を検討し、その系譜はもとより、14代三百四十年の史実を明らかにするとともに、三刀屋氏をめぐる当時の雲陽の動きが一層はっきりしてきた。その上に三か年にわたる三刀屋城跡の踏破によって、城郭の解明が進むにつれ、なおさら三刀屋氏の強力な姿がほうふつと蘇ってきた。」

島根県の三刀屋城研究に関する現在の到達点を示した書。発行部数が少ないので入手が非常に困難である。三刀屋氏に関する文書「三刀屋文書」については先に刊行された三刀屋町誌よりも詳細に掲載されている。

[目次]

(一)はじめに
調査に至った経緯・調査の方法と経過・今後の活用について

(二)中世末の三刀屋=毛利・堀尾時代を中心として=
一.「みとや」の地名
二.諏訪部氏(のち三刀屋氏)の支配
三.三刀屋氏の転封
四.その後の三刀屋
五.三刀屋城について
六.文献資料 -三刀屋文書・三刀谷系図-

(三)遺構
一.三刀屋城址(城山)
二.石丸城址(じゃ山)
三.その他の郭・砦の配備
四.地名・古道等の検討
五.城域の構成

(四)出土陶磁器について
一.石丸城址出土陶磁器
二.天神丸出土陶磁器

(五)結び

付図
荘園の分布
出雲国の主要な山城(尼子十旗十砦)
毛利支配三十六条城分布
三刀屋周辺の諸城と砦

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2007年08月29日

英賀城史

英賀城史

出版:駟路の会
発行日:1976年5月初版
ページ数:118P
著者:西木馨
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「最近英賀城の歴史と、城主三木氏に就きまして、従来の説に研究が加えられ、新しい説が発表されるようになりました。これはとりもなおさず、英賀城の歴史に対する、世論と関心の高まりを示すもので喜びに堪えません。然るにその大かたは文献と、古文書を資料として作られるせいか、机上論に終っているように思われてなりません。これは地元住民の責任で、地元住民がもっと積極的に郷土の歴史に取組み、埋れた遺蹟や資料、その他口伝に残るもの等を公開して、郷土史の啓蒙に努めなくてはなりません。そうした観点から不肖・馨は、浅学微才を省りみず、再び英賀城史を書くことに致しました。」

地元の方による英賀城の歴史。姫路城史や飾磨郡史などからの抜粋が多いようですが、著者が集めた地元ならではの伝承も加えれており貴重な書籍です。今回古書として偶然入手できたものですが、地元図書館のほかはあまり出回っていないようです。

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※Amazonに掲載されているのは同著者による資料編です。

[目次]

第一編 総説及沿革
第二編 城郭
第三編 吉川時代
第四編 赤松時代
第五編 三木時代
第六編 落城以後
第七編 系譜
第八編 歴代城主
第九編 落城以後の河野家
第十編 本徳寺亀山に移る
第十一編 河野家墓所
第十二編 遺蹟
第十三編 英賀年譜
附記 赤松氏、三木氏の文献と研究の読後感と英賀城史のまとめ

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2007年08月27日

絵図の世界 -出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図-

絵図の世界 -出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図-

出版社:ワン・ライン
発行日:2006年8月初版
ページ数:149P+附図1枚
編集:島根大学附属図書館
定価:2,286円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
本書は、平成17年11月21日~12月2日まで島根大学附属図書館で開催された企画展「絵図の世界 -出雲国・隠岐国・桑原文庫の絵図-」の図版・解説、および平成17年11月26日に行なわれた絵図展講演会の記録である。

絵図のデジタル化に取り組んでいるというだけあって本書も良い紙に鮮明な印刷で、絵図の細かい文字も読むことができます。そのため薄い本にもかかわらず、意外に重量があります。

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[目次]

図版
【国絵図】
1 寛永出雲国絵図
2 出雲国十郡村附絵図
3 出雲国十郡絵図
4 出雲国絵図
5 隠岐国絵図
【城下町絵図・村絵図・河川絵図・耕地絵図】
6 松江城下町絵図<堀尾期>
7 松江城下町絵図<松平期>
8 松江雑賀町絵図
9 松江末次本町絵図
10 川下辺絵図
11 島根郡村絵図
12 縦縫郡平田村灘分出来須村持分田畑絵図
【桑原文庫の絵図】
13 永禄江戸図
14 正保江戸糀町図
15 大坂城惣指図
16 天草原之城攻諸手仕寄場惣絵図
17 関原両軍陣之図
【近代地図】
18 日本・朝鮮図

講演集
はじめに
一 堀尾期の松江城下町
二 松江平野の地形とその形成過程
三 出雲の近世絵図について
四 絵図にみる近世の隠岐
五 絵図のデジタルコンテンツ化の取り組み

絵図展での取り組み

付録 元和・寛永年間 松江城下町絵図<堀尾期>トレース図

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2007年05月24日

岡山の城と城址 岡山文庫19

岡山の城と城址 岡山文庫19

出版社:日本文教出版
発行日:1968年11月初版、1973年2月3版
ページ数:186P
著者:市川俊介、藤井駿、坂本一夫
定価:550円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今日に残る城は、城といっても、ただ石垣や濠を残すだけのものが多い。『荒城の月』がさびしく城址を照らし、『兵どもの夢』のあとには薄の穂がゆらいでいる。しかし、それらの城址は、われわれの人生に無限の哀感をそそるとともに、また祖国の歴史の重みをかみしめさせてくれる。岡山県下に残されている古城は六百におよぶ。いま、それらの中から、主なる三十六の城と城址を選んで撮影し解説を加えた。もとより学術的な書物ではない。史跡踏破を好む方々へのガイドともなれば幸甚である。」

岡山の代表的な城郭ガイド。編集途中で専門のカメラマンに任せたという写真は、編集当時の城の姿がよくわかり、古写真を含めて、多くの写真が掲載されている。

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[目次]

岡山城
備中松山城
津山城
富山城
乙子城
竜ノ口城
三石城
天神山城
沼城
砥石城
明禅寺城
常山城
本太城
金川城
虎倉城
徳倉城
備中高松城
下津井城
撫川城
鶴首城
備中福山城
楪城
猿掛城
経山城
冠山城
鴨山城
国吉城
笠岡山城
高越山城
勝山城
佐井田城
岩屋城
神楽尾城
篠葺城
三星城
竹山城

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2007年05月02日

備中高松城水攻の検証 附 高松城址保興会のあゆみ

備中高松城水攻の検証 附 高松城址保興会のあゆみ

発行日:1999年11月初版
ページ数:237P
編者:林信男
定価:2,100円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
高松城址保興会の副会長で、長年高松城の水攻めに取り組んでいる編者が集大成としてまとめたのが本書である。巻頭の1985年の洪水時の写真を見ると、水攻めは歴史的真実だと思わずにいられない。自費出版のようなので入手が困難かもしれません。

[目次]

高松城水攻めの粗筋
高松城から学び得た多くのこと
現地調査への僅かなヒント第二話
備中高松城水攻堤への異論
高松城水攻堤高四間説所感
梅雨と歴史
歴史に遺る魂
古川古松軒と備中高松城水攻め
清水宗治時代の高松城(発掘調査による結果)
順逆二門無し
雑記
高松城の水攻めと地形
発掘調査について
宗治精神に学ぶ
高松城関連境目七城
高松城関連遺跡
信長の高野攻めに対する祈祷の霊験
秀吉の密書
小早川隆景の書状について
備中国加夜郡高松城水攻地理之図
長久保赤水
宗治の書翰
本能寺の変と使者の到着
安国寺恵瓊の手紙
明智光秀(密書)
正義霊社
清水家の優遇
清鏡寺、正義霊社に参拝
末近信賀の画像
首瓶
本能寺の変の謎
文英と清水宗治
築堤解明に迫る
中国大返しシンポジウム
明智光秀公顕彰会に参加して
弓矢茗荷(冥加)の瓦について
高松城本丸の遺跡
備中高松民謡
略史年表

保興会のあゆみ

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2007年04月11日

ひょうごの城紀行・上 のじぎく文庫

ひょうごの城紀行・上

出版社:神戸新聞総合出版センター
発行日:1998年4月初版
ページ数:302P
編者:朽木史郎、橘川真一
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「兵庫の城と言えば、多くの方が、姫路城を連想されるであろう。たしかにこの城は、兵庫県を代表するだけでなく、日本の名城中の名城であり、平成5年には、世界文化遺産として、わが国の第1号に登録され、まさに世界の名城の一つとなった。しかし、姫路城だけが兵庫の城ではない。瀬戸内から日本海まで、古来、一畿三道、旧5ヶ国に広がる兵庫県土に培われた人びとの歴史は、日本史の縮図であると言われるように、近世19藩の城をはじめ、戦国合戦の舞台となった城は勿論、城史も城主も分らない遺構を、数えると千城を越え、兵庫県は、城の博物館と言っても過言でなかろう。」

上下巻で71城、上巻では36城紹介する。

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[目次]

神戸
 滝山城
 蒲公英城
 淡河城
 枝吉城

阪神
 塚口城
 越水城
 伊丹城
 小浜城
 三田城

東播磨
 船上城
 神吉城
 小野藩陣屋
 満久城
 三草山城・三草藩陣屋
 野間城

西播磨
 姫路城
 御着城
 感状山城
 置塩城
 福本藩陣屋
 城山城
 上月城
 安志藩陣屋

但馬
 水生城
 黒井城
 岩尾城
 篠山城
 金山城

淡路
 洲本城
 由良城
 岩屋城
 郡家城

投稿者 Tadashi : 00:33 | コメント (0) | トラックバック

ひょうごの城紀行・下 のじぎく文庫

ひょうごの城紀行・下 のじぎく文庫

出版社:神戸新聞総合出版センター
発行日:1998年12月初版
ページ数:290P
編者:朽木史郎、橘川真一
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書に収録の城は、凡例に述べたように、兵庫県内に所在する中世以来、千余の中から71城を選んでいる紀行しているが、全国に城の数は、つい二十数年前には二万とも三万とも推定され、近年では五万を越えるとさえいわれるようになった。上巻の巻頭に『兵庫県は、城の博物館である』と述べた。今日の博物館は、古いものをケースの中に陳列するだけでなく、そのものに語らせ、先人の知恵を学び、よりよい暮しの文化創造の糧にすることが使命であるように、県内各地の城跡を身近な博物館として甦らせ、生涯学習の場に活用してほしいとの願いでもある。」

上下巻で71城、下巻では35城紹介する。

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[目次]

神戸
 花熊城
 摩耶山城
 兵庫城
 落葉山城
 端屋城

阪神
 尼崎城
 西宮砲台
 鷹尾城
 山下城

東播磨
 明石城
 中道子山城
 比延山城
 三木城
 高砂城

西播磨
 坂本城
 林田藩陣屋
 白旗城
 利神城
 三日月藩陣屋
 山崎城
 波賀城

但馬
 豊岡城
 此隅山城
 村岡藩陣屋
 朝倉城
 竹田城

丹波
 柏原藩陣屋
 高見城
 久下城
 八上城

淡路
 炬口城
 白巣城
 養宜館

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2006年06月16日

古代山城・鬼ノ城を歩く

古代山城・鬼ノ城を歩く

出版社:吉備人選書
発行日:2002年9月初版
ページ数:186P
著者:村上幸雄、葛原克人
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「鬼ノ城」がもつ最大の魅力は、要害堅固な古城山城としての卓越した内容である。古城山城は、西日本以西におよそ30城を数えるが、鬼ノ城ほど遺構が原状に近い状態で残り、規模や構造がわかるものも珍しい。どれ一つをとっても、まさにトップクラスのものといっていい。約100点の貴重なカラー写真で案内する鬼ノ城散策に必携の一冊。

地元ガイドが書いた案内書。鬼ノ城へ登る前に目を通しておくと、より楽しめます。駐車場よりぐるっとまわるだけでも2時間はかかります。足場が危険な場所もあるので、散策はぜひ晴れた日に!

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[目次]

第一章 鬼ノ城の魅力
第二章 写真で案内する鬼ノ城
第三章 吉備の古代山城

投稿者 Tadashi : 00:41 | コメント (0) | トラックバック

2006年06月08日

新版・岡山の山城を歩く

新版・岡山の山城を歩く

出版社:吉備人出版
発行日:2004年9月初版
ページ数:321P
著者:森本基嗣
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

収録城郭:岡山県の127城

書評:
著者が所属する日本城郭文化学会では、お城というコンテンツを単に考古学や歴史学あるいは軍事学の研究対象にとどまらず、広く一般の生活の中で身近に感じる「文化」として捉え直す活動を提案している。その一つに、キャッスリングという新コンセプトの提唱があり、中世山城へのアプローチを従来の遺構調査等の学術目的にとどめることなく、もっと開放的に「お城巡り」自体をトレッキングの目的として、戦国ロマンに浸りながら森林浴や自然観察なども堪能しようという提案である。本書は単なる山城ガイドブックではなく、山城を愛してやまない一人の男性の汗と涙の奮闘記録である。読者は、あたかも一城ごとに著者と一緒に本丸に辿り着くような爽快感を共有できる。

著者のコンセプトや紙面構成は好感がもてるが、ページ数に比して多くの城を収録しているため、一つ一つの解説が短い城も多い。もう少しページ数を充実させると、より著者とともに爽快感を共有できると思うのだが。

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[目次]

岡山の山城マップ
服装と装備
城郭用語
訪城評価について

備前(36城)

備中(28城)

美作(41城)

近世城郭と陣屋(22城)

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2006年06月03日

尼子とその城下町 [戦国ロマン広瀬町シリーズ5]

尼子とその城下町 [戦国ロマン広瀬町シリーズ5]

出版社:ハーベスト出版
発行日:1972年11月初版、1997年10月復刻版
ページ数:87P
編者:妹尾豊三郎
定価:600円+税
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
島根県広瀬町にある月山富田城址の調査や富田城下町の遺構が発見される経緯やその状況を詳しく紹介。尼子と出雲の関係を城下町を通して探り、尼子氏の治政80年の歴史を明らかにする。

月山富田城の城下町の発掘の様子についてまとめたもの。と言っても、その大部分は富田川の川底に埋もれているということで、川の流れで次第に明らかになってくる城下町の観察記録とでもいうべきか。書籍の薄さからも想像できるように調査書であるので難解な部分も。

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[目次]

尼子とその城下町
 はじめに
 富田城下町の出来た次代
 尼子氏の発祥とその領国出雲
 富田城下町の壊滅
 草戸千軒町遺構
 一乗谷朝倉氏遺跡
 露出した始めた富田城下町
 月山富田城古瓦調査

富田城下町遺物蒐集手記
 富田城下町の遺構をさぐる
 富田川遺構をさぐる
 城下町の井戸跡

月山退城後の尼子義久三兄弟

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2006年05月23日

松江城 新装版

松江城 新装版

出版社:松江今井書店
発行日:1967年11月初版、1998年6月新装版
ページ数:134P
著者:河井忠親
定価:1,700円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
関ケ原の合戦後、月山富田城に入った堀尾吉晴は、新時代へ向けて軍事・政治・経済・交通の要地を求めた。築城の過程から城下町の誕生まで、松江城のすべてを著した1967年刊の新装版。松江城の歴史と成り立ちを知りたい方にはおすすめです!

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[目次]

第一章 富田城から松江城へ
 第一節 開府以前の松江
 第二節 堀尾氏入部までの富田城
 第三節 堀尾吉晴の入国と松江移城
 第四節 城地の選定と堀尾忠氏の夭折

第二章 松江城の構築とそれ以後
 第一節 松江城の規模とその天守
 第二節 築城工事の開始とその経過
 第三節 天守閣の構造とその築造
 第四節 築城用の石材
 第五節 天守閣の建築用材と瓦
 第六節 城下街の建設
 第七節 松江大橋の架橋
 第八節 松江城の沿革

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