2011年09月26日

もりおか歴史文化館開館記念特別企画展 南部家の至宝 -名品が伝える盛岡の歴史-

もりおか歴史文化館開館記念特別企画展 南部家の至宝 -名品が伝える盛岡の歴史-

編者:盛岡市教育委員会歴史文化課
発行:盛岡市教育委員会歴史文化課
発行日:2011年6月30日
ページ数:67P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

「待望久しかったもりおか歴史文化館が開館の運びになりました。平成15年に南部家45代当主の故南部利昭氏から新たに寄贈を受けた多くの歴史資料は、当館の収蔵資料をさらに充実させるものとなりました。」

書評:
今年7月1日に開館した記念特別展の図録です。盛岡南部家の宝物が集録されていますが、その一部は文化館の常設展でも展示されています。開館したのに常設展図録がまだないのが残念です。

[目次]

展示資料紹介
 武具・甲冑
 衣装
 調度品
 美術品
 古文書・印章

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2011年09月24日

為信戦跡 弘前城築城400年祭記念

為信戦跡 弘前城築城400年祭記念

編者:一般財団法人 弘前市みどりの協会
発行:一般財団法人 弘前市みどりの協会
発行日:2011年9月21日
ページ数:32P
定価:800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
弘前城築城400年を記念して発行された津軽為信誕生までの津軽氏の関係する城を紹介しています。津軽氏の城めぐりには丁度いい。弘前城などで購入できます。

[目次]

為信戦跡マップ
プロローグ 津軽氏発祥の地 種里城
平野進出の拠点 大浦城
為信初陣の地 野崎城
津軽統一の第一歩 石川城
猛将の散った地 和徳城
津軽東部支配の重要拠点 大光寺城
交通・交易の要衝 浪岡城
外ヶ浜の拠点 油川城
信念を貫いた千徳氏 田舎館城
アイヌとの戦い 飯詰城
外ヶ浜の完全掌握へ 横内城
前線基地から本城へ 堀越城
千徳氏の滅亡 浅瀬石城
エピローグ 津軽の統治者 津軽為信の誕生

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2011年09月23日

歴代城主展 平成23年度若松城天守閣郷土資料館第1回企画展

歴代城主展 平成23年度若松城天守閣郷土資料館第1回企画展

編者:若松城天守閣郷土資料館
発行:若松城天守閣郷土資料館
発行日:2011年3月27日
ページ数:95P
定価:800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
今春赤瓦に葺き替えられたことを記念した歴代城主展。葦名氏から保科氏までの遺物をカラーで紹介。

[目次]

葦名氏
伊達氏
蒲生氏
上杉氏
加藤氏
保科氏

赤瓦の天守閣
若松城下絵図屏風
取り壊し前の若松城
再建された若松城天守閣
鬼瓦
若松城の瓦
安土城の赤瓦
盛岡城の赤瓦
山形城の赤瓦

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2011年07月30日

弘前城築城四百年 城・町・人の歴史万華鏡

弘前城築城四百年 城・町・人の歴史万華鏡

監修:長谷川成一
出版社:清文堂
発行日:2011年1月
ページ数:270P
定価:2,700円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「2011年に築城400年を迎える弘前城。北の大地に台頭した新興近世大名の居城から、軍都、学都への歩みをたどる。『東奥日報』連載をもとに書籍化。」

今年築城400年祭が開催されている弘前城。とてもタイムリーな発売です。元は新聞記事ということだが、侮るなかれ!なかなかに本格的な内容となっています。弘前城の現代までの歴史を知ることができますよ。

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[目次]

城の章 「北狄の押さえ」から師団施設、公園への有為転換
町の章 城下町から軍都、学都への歩み
人の章 貴賤、聖俗、老若男女、貧富の別問わぬ悲喜こもごも

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2010年12月17日

私説 弘前城ものがたり -知られざる築城の謎-

私説 弘前城ものがたり -知られざる築城の謎-

著者:田澤正
出版社:北方新社
発行日:2010年11月
ページ数:121P
定価:1,260円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「弘前城は、為信嫡男信建が慶長8年に築城を開始し、志半ばで没したのち、慶長12年に為信が完成させた−。従来説と異なる築城の経緯と、幻の2代藩主信建の実像に迫る。『陸奥新報』連載を大幅に加筆して単行本化。」

こういう通説に横槍を入れるような本も歴史本として楽しいです。記事として作成されただけあって読みやすく、写真が多いところもおすすめです!

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[目次]

弘前城地・金澤について
戦国の驍将・南部右京亮為信
弘前城築城の理由
一年間で城はできない
弘前城は誰が造ったか
築城の実際
二代信建が消された理由
津軽氏の滅亡を救った信牧
本丸極秘の間
天守閣の取建

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2010年01月29日

最北の古代城柵官衙遺跡 史跡秋田城跡 発掘調査20周年記念

最北の古代城柵官衙遺跡 史跡秋田城跡 発掘調査20周年記念

発行:秋田城を語る会
発行日:1993年2月
ページ数:212P
編集:金曜会
定価:1,500円(3%税込) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「秋田城を取り巻く学術的な問題はたくさんあるが、本書はその問題に真っ向から取り組もうとするものではなく『史跡指定の経緯や保護管理、環境整備、文献史料、地質そして発掘調査の経過など、古代秋田城については、この一冊を読めばおおよそ理解ができる』という目的である。これから飽きた城を考えてみたい、という方々の言わばハンドブックとして多くの方々に活用していただければ幸いである。」

秋田城に関する文献はたくさんありますが、こちらは発掘調査など現場に関係のある方々によりまとめられた経緯の本であり、会員のみに頒布されたと思われる貴重なものです。調査の経緯に、当時の新聞記事などが掲載され、当時の熱気が伝わってきます。

[目次]

一 秋田城とは
二 史跡指定に至るまで
三 国営発掘調査の成果
四 秋田城跡の保護
五 秋田市教育委員会による発掘調査
六 文献にみる秋田城
七 秋田城跡周辺の地理、地質
八 環境整備事業に着手
あとがき


秋田城・出羽国関係年表
寺内地区明治以降略年表

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2009年09月02日

よみがえる白石城

よみがえる白石城

出版社:碧水社
発行日:1999年5月2日
ページ数:79P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
戦後初めて木造建築として復元された白石城天守を中心に、白石城の歴史を解説する。復元されたばかりの天守を見る事ができる貴重な写真集としてもおすすめである。

[目次]

破却前に描かれた白石城天守
大大名級の規模を誇った白石城天守
平成に復元された三天守
甦った白石城天守
威風堂々の本丸大手二ノ門
本丸大手入口・大手一ノ門
本丸の構造を解明する「本丸屋形図」
往時の威容を再現 本丸復元模型
堅固無比の大手門枡形
城の中枢 御成御殿・表御殿・奥向御殿
江戸時代前期の「白石城絵図」
江戸時代末期の「白石城絵図」
白石城下復元図
片倉家中武家屋敷
城と人 栄光の白石城
白石城の歴史
白石城復元の過程
白石城関係年表

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2009年08月18日

図説 久保田城下町の歴史

図説 久保田城下町の歴史

出版社:無明舎出版
発行日:1983年2月初版、2009年4月2版
ページ数:152P
著者:渡部景一
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「佐竹氏転封による久保田城下町の成り立ちから各町内の歴史的変遷まで140点余の古地図・写真・図版でわかりやすく解説。歴史散歩としても最適な一冊。」

本書は1983年に発行され、長らく絶版となっていました。今春にようやく増刷され、B5判上製本だったものがA5判並製本にコンパクト化されましたが、定価は大幅に下がりました。文字や図版は縮小されたものの、久保田城下町研究にとって本書の役割は小さくありません。ネット書店にはこの増刷分を掲載しているところは少ないですが、版元に在庫はあるようなので、ネット書店で入手できないようであれば出版社のホームページを一度ご覧ください。

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[目次]

一章 城下町のなりたち
 一 佐竹氏の転封
 二 久保田の自然環境
 三 久保田の村々
 四 築城の構想
 五 久保田城の築城
 六 旭川の堀替え
 七 城下町の形成
 八 旭川の橋
 九 城下町の道
二章 城下町の各町
 一 三の丸重臣屋敷
 二 内町
 三 外町
 四 寺町
 五 近郊の村
久保田城下町関係略年表

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2009年05月14日

仙台開府四百年記念特別展Ⅲ 仙台城 -しろ・まち・ひと-

仙台開府四百年記念特別展Ⅲ 仙台城 -しろ・まち・ひと-

編集・発行:仙台市博物館
発行日:2001年3月31日
ページ数:160P
定価:不明
オススメ度:★★★★☆

書評:
「当館では仙台開府四百年記念特別展として、平成11年春に『東北の戦国時代 -伊達氏、仙台への道-』を、平成12年春には『大名家の婚礼 -お姫さまの嫁入り道具-』を開催してまいりました。開府四百年、そして仙台市博物館40周年にあたる本年、完結編として『仙台城 -しろ・まち・ひと-』を開催いたします。伊達政宗が青葉山を新たな居城の地と定め、城の縄張りを開始したのは慶長5年(1600)12月24日のことでした。翌年から城の建設とまちづくりが本格的に開始され、以後仙台城と城下町仙台は、時の移ろいとともにその姿を変えながら今日の仙台市へと成長してきました。この展覧会では、仙台の原像というべき"しろ"と"まち"、そしてそこに生きた"ひと"の様相を、近年の仙台城本丸跡の発掘成果や、仙台城と同時代の城、そして『仙台』の地名の由来にも注目しながら紹介いたします。」

平成13年4月27日から6月3日まで仙台市博物館で開催された特別展の図録。仙台開府四百年記念の図録ということだけあって、貴重な展示物の写真が豊富に、しかもカラーで掲載されている。仙台城調査の基礎資料として使用するには、絵図など原図が大きすぎて読み取れないものもあるが、複数掲載されているので、数の把握としては役に立つ。私も古書で初めてみたが、現在入手が非常に困難であるのが残念である。

[目次]

カラー図版
 一 「仙台」の夢
 二 仙台城のすがた
 三 城下町仙台
論説
 総論 仙台城と城下町
 各論 仙台城の発掘調査
 各論 仙台城本丸の障壁画
 各論 城下町仙台の風景
英文要旨
資料解説
略年表

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2009年05月13日

仙台城歴史散策 青葉城の盛衰とロマン

仙台城歴史散策 青葉城の盛衰とロマン

発行:宮城文化協会
発行日:1988年11月
ページ数:152P
著者:逸見英夫、水殿畔
定価:1,800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
NHK大河「独眼流政宗」の盛り上がりを受けて、地元協会で編集された本である。現在入手可能かどうかがよく分からないが、古書でもほとんど見かけない。地元編集ということで仙台城以外の関連事項も多く載せてあり参考になるが、すべてモノクロページというのが残念。

[目次]

第一部 仙台城の盛衰
 青葉山の自然
 国分氏時代の千代城
 仙台城築城
 二の丸
 三の丸
 第二師団時代
 平和時代の仙台城址
 仙台城秘話
 青葉山・仙台城年表
 仙台藩歴代藩主略記
第二部 新しいロマンをかけて
 名城の復元
 新聞でみる仙台城の話題
第三部 青葉山散策
 青葉山散策マップ

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2009年02月15日

武者たちの舞台・下巻 - ふくしま紀行 城と館

武者たちの舞台・下巻 - ふくしま紀行 城と館

出版社:福島民報社
発行日:2008年11月
ページ数:276P
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書は『福島民報』に平成15年3月から19年2月まで連載した『ふくしま紀行 城と館』の記事、写真を基本に構成しました。新聞掲載時の内容に一部加筆や補筆をしています。」

上巻では中通りの城館跡を紹介している。新聞掲載記事とはいえ、各城館には4ページ以上に渡って紹介されている。若松城については2ヶ月に渡る掲載だったようで特にページ数が多い。写真が大きくきれいなのはうれしい。難点はネット書店で購入できないところか?

福島民報 民報出版物ガイド

[目次]

福島県の城郭概観
会津
浜通り
会津・浜通りの城館跡一覧
「武者たちの舞台」関連年表
博物館・資料館一覧

投稿者 Tadashi : 20:33 | コメント (0) | トラックバック

武者たちの舞台・上巻 - ふくしま紀行 城と館

武者たちの舞台・上巻 - ふくしま紀行 城と館

出版社:福島民報社
発行日:2008年11月
ページ数:313P
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書は『福島民報』に平成15年3月から19年2月まで連載した『ふくしま紀行 城と館』の記事、写真を基本に構成しました。新聞掲載時の内容に一部加筆や補筆をしています。」

上巻では中通りの城館跡を紹介している。新聞掲載記事とはいえ、各城館には4~10ページに渡って紹介されている。写真が大きくきれいなのも楽しめる。難点はネット書店で購入できないところか?

福島民報 民報出版物ガイド

[目次]

発刊にあたって
中通り
中通りの城館跡一覧

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2009年02月14日

遺跡と景観 東北中世考古学叢書3

遺跡と景観 東北中世考古学叢書3

出版社:高志書院
発行日:2003年5月初版
ページ数:237P
編者:東北中世考古学会
定価:2,500円+税5%
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「土中から現れる多種多様な遺物や遺構に息を吹き込み、遺跡に命を与えることが遺跡の景観復元である。考古学による景観復元論の課題に向けて実践例を示し、その方法論を模索する野心的試み。」

城館のあった当時の景観を復原しようと試みた論文を集めた本。書名からはわかりにくいですが、東北の城館に関する考古学の成果が凝縮されています。

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[目次]

第1部 遺跡と景観
 城跡の風景から
 北の「城」と南の「城」
第2部 北の歴史景観を読み解く
 古代の区画施設を有する集落
 浪岡地域における古代・中世の歴史景観
 中世・大光寺城跡の歴史景観
 近世・堀越城から弘前城への歴史景観
 津軽西浜の歴史景観
 胆沢地域の歴史景観
 遊佐荘の歴史景観
 三春城下の歴史景観
 「北の歴史景観を読み解く」に寄せて
 北奥の城館と町

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2009年02月11日

日本の遺跡31 志波城・徳丹城跡 古代陸奥国北端の二城柵

日本の遺跡31 志波城・徳丹城跡 古代陸奥国北端の二城柵

出版社:同成社
発行日:2008年10月初版
ページ数:194P
著者:西野修
定価:1,800円+税5%
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「相互の距離が近いうえに、水害がもたらした移転という背景を持つため、親子、兄弟のような城柵だと言われる志波城跡と徳丹城跡。そうした連続性や関連性がある2つの城柵を考古学的に分析し、特性を究明する。 」

前号に続き、古代城柵である。城柵の中心的存在であった多賀城と北へ延びていった前線にあった志波城と徳丹城。多賀城跡と2冊でおすすめします。

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[目次]

Ⅰ 以って蝦夷に備える
 1 城柵とは?蝦夷とは?
 2 城柵設置の目的
 3 史料にみえる城柵 -城柵の分布
 4 母なる北上川
Ⅱ 岩手の三城柵の歴史的背景
 1 胆沢城
 2 志波城
 3 徳丹城
 4 志波城移転と徳丹城造営
Ⅲ 三郡の設置とその母体
 1 志波村の古墳群と集落
 2 遺跡からみた志波城設置以前
Ⅳ 志波城跡 - 最大の城柵
 1 研究史 -太田方八丁遺跡から志波城跡へ
 2 国指定史跡と保存管理計画の策定
 3 志波城跡の発掘調査成果
Ⅴ 徳丹城跡 - 最小の城柵
 1 研究史 -まぼろしの徳丹城はいずこに
 2 国指定史跡
 3 徳丹城に先行する官衙
 4 徳丹城跡の発掘調査成果
Ⅵ 志波城と徳丹城 - 最大の城柵から最小の城柵へ
 1 志波城と徳丹城の歴史的評価
 2 徳丹城の廃止
 3 徳丹城廃止後のこの地域
Ⅶ 過去から現在、そして未来へ
 1 志波城のとりくみ
 2 徳丹城のとりくみ

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日本の遺跡30 多賀城跡 古代国家の東北支配の要衝

日本の遺跡30 多賀城跡 古代国家の東北支配の要衝

出版社:同成社
発行日:2008年9月初版
ページ数:178P
著者:高倉敏明
定価:1,800円+税5%
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「古代東北の行政・軍事的中心地だった多賀城と付属寺院多賀城廃寺、周辺部の国府域を考古学的に分析し、東北の古代都市像を描く。最新の発掘データをふまえ凝縮した、遺跡の総合ガイドブック。 」

長く発掘調査が続けられている多賀城跡の、その成果をまとめているが、その膨大な成果と多数の論文をあげて著者は本書では不十分な部分もあると、あとがきで綴っている。しかしながら、それらを整理してまとめて見る事ができることは意味がある。

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[目次]

Ⅰ 多賀城跡の位置と環境
 1 多賀城の位置と立地
 2 多賀城考 新たな多賀城像を探る
Ⅱ 多賀城の遺跡認識と保存の歴史
 1 遺跡の研究史
 2 保存の歴史
Ⅲ 古代律令国家と多賀城
 1 律令制国家の建設
 2 古代陸奥国のようす
 3 多賀城の創建
 4 城柵の設置
Ⅳ 多賀城跡の発掘調査成果
 1 政庁跡の発掘調査
 2 外郭施設と門
 3 城内道路跡
 4 城内の官衙跡
 5 出土遺物
Ⅴ 多賀城廃寺跡
 1 正式名称は「観音寺」
 2 伽藍の調査
 3 出土遺物
Ⅵ 古代都市多賀城の建設
 1 多賀城周辺の遺跡調査
 2 古代都市の誕生
 3 出土文字資料
 4 わが国第二の古代都市
Ⅶ 追加指定された遺跡
 1 館前遺跡
 2 市川橋遺跡 多賀城跡南面地域
 3 柏木遺跡
 4 山王遺跡千刈田地区「国守館跡」
Ⅷ 文化財を活かしたまちづくり

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2009年02月08日

限定版 伊達政宗が片腕片倉小十郎居城 白石城

限定版 伊達政宗が片腕片倉小十郎居城 白石城 限定版 伊達政宗が片腕片倉小十郎居城 白石城

出版社:白石市文化財愛護の会
発行日:1982年8月初版、1987年9月第二版
ページ数:487P
著者:片倉信光
定価:5,500円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「この書は、江戸時代、仙台藩では仙台城の外唯一の城として引き続き十代約二百六十余年間片倉氏の居住した白石城の規模及びその変遷を網羅し、さらに城内の生活や年中行事に至るまで、片倉家所蔵の未発表の資料を集成したもので、城郭研究に新たな方向性を見い出し得るものと確信いたします。」

白石城に関する貴重な資料集です。当時も限定版として発売されていたこともあり、現在では古書でも非常に入手が難しい状態にあります。

[目次]

城郭の規模
 白石城の位置
 白石氏時代
 蒲生氏時代 - 益岡城
 上杉氏時代
 伊達氏時代
 現況との対比
 現存する城郭
 現存する建造物類
 城の破損と修復・付新造
 築城の石材
 工事道具
片倉家中の武芸と備え
城の生活
図録
 嘉永四年練兵行軍之図 完
 白石城旗調
 石清水社行幸供養行列図
 天和絵図

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2009年01月20日

白石城物語

白石城物語

出版社:白石市文化体育振興財団
発行日:1995年5月3日初版、2001年10月1日再版
ページ数:337P
編集:読売新聞東北総局
定価:1,143円+税5%
オススメ度:★★★★☆

書評:
本書は、当時読売新聞の記者として白石に駐在していた名村栄治氏による読売新聞の連載「白石城物語」をまとめたものである。新聞掲載の記事とはいえ、白石城の歴史に関する本格的歴史書として成立している。白石市から発行されており、一般書店では販売されていないようであるが、いまでもどこかで入手できるのであろうか。自分は古書店で入手したが、市民向けに定価が抑えられているのであるが、古書はそれよりも高いですね。

[目次]

第一章 古絵図は語る
 一 片倉家屏風絵
 二 白石城絵図
 三 白石城本丸屋形図
 四 古絵図に見る白石城の変遷
 五 白石城下絵図
第二章 歴史と群像
 一 白石氏と白石城
 二 蒲生氏と白石城
 三 上杉氏と白石城
 四 片倉氏と白石城
 五 奥羽越列藩同盟
 六 白石城解体
第三章 昔の光
第四章 復元への道
白石城関係年表

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2008年07月08日

日本の遺跡27 五稜郭 幕末対外政策の北の拠点

日本の遺跡27 五稜郭 幕末対外政策の北の拠点

出版社:同成社
発行日:2008年5月初版
ページ数:186P
著者:田原良信
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「箱館戦争の舞台となった五稜郭は、軍事要塞ではなかった−。軍事的要因よりもライフラインを充実させた政治的な中心地・五稜郭の真の姿を再考する。最新の発掘データをふまえ凝縮した、遺跡の総合ガイドブック。」

同成社の日本の遺跡シリーズは前号に引続き城郭がテーマとなりました。発掘調査を元に構成された内容は少し難しいところもありますが、最新の発掘成果に触れられる貴重な機会を提供してくれます。

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[目次]

Ⅰ 五稜郭の概要
 1 五稜郭の位置
 2 五稜郭の構造と規模
Ⅱ 五稜郭の沿革
 1 五稜郭築造と函館奉行所
 2 激動の函館戦争
 3 函館戦争終了後の五稜郭
Ⅲ 五稜郭関係の資料調査
 1 資料調査の経緯
 2 五稜郭築造平面図資料
 3 五稜郭内函館奉行所庁舎写真
 4 五稜郭関係記載の文献史料
Ⅳ 五稜郭跡発掘調査の経緯
 1 試堀調査の開始と発掘調査場所の確定
 2 五稜郭跡遺構確認発掘調査の実施
Ⅴ 五稜郭の発掘調査成果
 1 函館奉行所庁舎建物跡遺構
 2 付属建物跡遺構
 3 付設の工作物跡
 4 函館戦争の関係遺構
 5 発掘調査で出土した遺物
 6 地上遺構の構造確認
Ⅵ 五稜郭跡の復元整備に向けて
 1 始められた整備計画
 2 奉行所の復元をめざして
 3 決定した整備内容と活用の方向性
Ⅶ 五稜郭とヨーロッパの城塞都市
Ⅷ 五稜郭関連の遺跡
 1 五稜郭の鎮守府「東照宮」
 2 東照宮を守備する台場「四稜郭」
 3 松前藩の函館港湾警備「戸切地陣屋跡」

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2008年03月18日

多賀城 焼けた瓦の謎

多賀城 焼けた瓦の謎

出版社:文芸春秋
発行日:2007年7月初版
ページ数:124P
監修:工藤雅樹
定価:1,429円+税
オススメ度:★★☆☆☆

書評:
「大化の改新の本当の意味とは? 奈良の大仏に貼った大量の金箔はどこから来たのか? なぜ桓武天皇は東北に3度も軍勢を送ったのか? 古代史の謎がひとつにつながる。わかりやすい文と絵で、考古学と歴史学を解説。」

多賀城に関する論文集だと思って手に取ったら、あれ??と思いました。それもそのはずで本書は、担当編集者である下山進さんの長女の夏休みの自由研究がきっかけとなっているそうです。イラストと少なめの文字、本書は多賀城ができた時代の背景をわかりやすく解説しています。入門書としてどうぞ。

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[目次]

1 出土した焼けた瓦
2 大化の改新
3 中央集権国家の膨張
4 みちのくのやまに黄金の花が咲く
5 反乱する蝦夷たち
6 多賀城緊迫す
7 伊勢の斎宮にかかった美しい雲
8 桓武天皇
9 朝廷軍の敗戦
10 坂上田村麻呂
11 人々の暮らし
12 文字をもたない人々
13 天下の苦しむところは、軍事と造作なり

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2008年03月12日

記念刊行 秋田城址が指定史蹟となるまで

記念刊行 秋田城址が指定史蹟となるまで

編集・発行:寺内町役場
発行日:1935年11月26日
ページ数:9P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆

書評:
戦前、秋田城址が国史蹟として指定されたことを記念して地元寺内町(のちに合併して秋田市となる)で発行された小冊子。旧字体で少々読みづらいところであるが、当時秋田城址について判明していたことが記録されており、貴重である。

[目次]

秋田城址が指定史蹟となるまで
秋田城址研究史大要
寺内町秋田城址名所旧蹟案内図

投稿者 Tadashi : 00:18 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月20日

根城ものがたり

根城ものがたり

出版社:デーリー東北新聞社
発行日:1985年6月初版
ページ数:221P
著者:正部家 種康
定価:2,000円(当時) 絶版
オススメ度:★★★★☆

書評:
「根城の殿様は、どこから来て、どこへ行ったのか。中世に大活躍した根城南部氏の壮大なものがたり。根城南部氏は遠く甲斐の国からやって来て根城に城を築いた。そして、遠野へ国替えになるまでの300年、北奥羽の雄だった。その盛衰を物語りふうにまとめた根城築城650年記念出版。三戸南部との関係は?一読して南部氏のすべてが分かる必読の郷土の歴史書だ。」

元は地元デーリー東北新聞に掲載された記事であるそうだが、一般的な短い章を束ねたというものではなく、歴史的経緯に沿って書かれている。元八戸市職員、八戸市博物館館長を務めただけあって、物語といえども史実に基づいて書こうという姿勢は非常に評価できるものであり、入手する価値はある。

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[目次]

序章 根の城六百五十年
一章 甲斐の始祖たち
二章 師行の活躍
三章 南朝への忠誠
四章 南北朝の統一
五章 二つの争乱
六章 主従の逆転
終章 遠野への道
系図
あとがき

投稿者 Tadashi : 15:10 | コメント (0) | トラックバック

2007年05月01日

中世出羽の領主と城館 奥羽史研究叢書2

中世出羽の領主と城館 奥羽史研究叢書2

出版社:高志書院
発行日:2002年2月初版
ページ数:318P
編者:伊藤清郎、山口博之
定価:3,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「本書の課題と視点を明らかにしておこう。第1に、出羽という地域は、辺境にあたるとともに、北方性を兼ね備えた地域である。北日本そして北アジアから見る日本史を展開するに格好の場といえよう。さらに太平洋中心史観ともいうべき観点を批判できる素材が多く存在する地域でもある。第2に、日本海海運そして最上川・雄物川・米代川などの舟運、さらに羽州大道など陸路を手がかりにして見る歴史である。東アジア世界との関連も視野に入ってこよう。第1、第2を通じて、一国民の歴史から脱却をはかるステップになれば幸いと考える。第3に、第1、第2と深く関連するのであるが、発掘によって出土した遺物・遺構などモノや情報から探る歴史である。この3点を念頭に置きながら、『領主と城館』に焦点をすえて、以下順に論を展開していく。」

中世出羽国に関する論文集であり、内容は専門的である。

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[目次]

序 -研究史と課題-

第1章 中世の出羽国
第一節 中世成立期の出羽国
第二節 奥羽合戦と鎌倉幕府
第三節 南北朝・室町時代の動乱と出羽
第四節 戦国・織豊時代の出羽

第2章 中世出羽の城館
第一節 出羽南部の城館
第二節 出羽北部の城館
第三節 中世出羽の海運と城館
第四節 城下絵図と発掘

第3章 発掘された中世の出羽
第一節 中世出羽国土器・陶磁器の様相
第二節 発掘された貨幣
第三節 発掘された中世の街道・古道
第四節 出羽府中と秋田城

投稿者 Tadashi : 01:22 | コメント (0) | トラックバック

2007年04月03日

根城跡 陸奥の戦国大名南部氏の本拠地 日本の遺跡19

根城跡 陸奥の戦国大名南部氏の本拠地 日本の遺跡19

出版社:同成社
発行日:2007年2月初版
ページ数:178P
著者:佐々木浩一
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
根城跡は八戸市馬淵川右岸に所在し、国史跡指定は1941年と古い。中世の北奥羽一帯を支配した南部氏の本拠地で、落城・領主交替もなく約300年存続した。1978年より本格的な発掘調査を開始、環境整備も順次進められ、主殿や附属施設等が主に考古学的成果を基に復原された。本丸の整備が完了した1994年から「史跡根城の広場」として一般公開されている。

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[目次]

Ⅰ 根城跡と八戸
Ⅱ 南部氏根城を築城
Ⅲ 南部氏関連城館と根城
Ⅳ 根城の発掘調査
Ⅴ 発掘資料の整理と確認作業
Ⅵ 史跡の環境整備
Ⅶ 建物復原の検討
Ⅷ 復原建物の展示
Ⅸ 史跡根城の広場の運営

投稿者 Tadashi : 20:48 | コメント (0) | トラックバック

秋田城跡 最北の古代城柵 日本の遺跡12

秋田城跡 最北の古代城柵 日本の遺跡12

出版社:同成社
発行日:2006年7月初版
ページ数:193P
著者:伊藤武士
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
秋田城跡は秋田市内高清水丘陵に所在する最北の古代城柵である。奈良時代、律令国家の対大陸外交・対北方交流重視政策のもと、秋田「出羽柵」として創建された。律令国家の日本海側・出羽国における地域支配の拠点として、行政と軍事、対北方交流の中心であり続けたことが、発掘された遺構や多くの出土遺物(木簡、漆紙文書、土器等)から明らかにされている。

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[目次]

Ⅰ 最北の古代城柵にせまる
Ⅱ 秋田城跡の研究と保護
Ⅲ 秋田城跡の発掘調査
Ⅳ 秋田城をめぐる謎と課題
Ⅴ 秋田城と周辺地域社会
Ⅵ 史跡の整備と活用
Ⅶ 古代城柵「秋田城」とは

投稿者 Tadashi : 00:24 | コメント (0) | トラックバック

2006年05月20日

久保田城ものがたり

久保田城ものがたり

出版社:無明舎出版
発行日:1989年12月初版
ページ数:217P
著者:渡部景一
定価:1,300円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「はじめて秋田市の土を踏んだ人々は、広小路から見える外堀の青い水面と、その向うの黒い森に、しみじみとした感興をおぼえるという。この青い堀と黒い森は、秋田藩佐竹氏の久保田城跡である。蓮の浮かぶ広い水面を見ながらいく道は、昭和62年に建設省が選定した『日本の道一〇〇選』のなかのひとつにも選ばれた懐旧の道でもある。」

「佐竹氏と久保田城」ほか佐竹氏や久保田城に関する書籍を数々執筆している著者が、前書の不足な部分を、新しい史料と発想によって徹底的に書き直したものです。久保田城の歴史から構成、現在の公園の散策ポイントなどをまとめています。久保田城に訪れるときはガイドブックとして利用できます。

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[目次]

第1章 佐竹氏の秋田転封
国替と久保田城
源氏の名門佐竹氏の系譜

第2章 転封当時の久保田
新しい城地の選定
転封前の神明山
神明山周辺の地形
久保田の村々

第3章 久保田城の築城
城と城下の全体構想
本城の構想と築城
旭川の掘替

第4章 城の中枢本丸
本丸の構想と機能
本丸の炎上

第5章 本丸周辺の廓
二の丸
北の丸
西曲輪の兵具蔵
三の丸
八幡山の別廓
御会所

第6章 登城と下城の道
正式な登城の道
参勤交代の道
略式の道
藩主葬送の道

第7章 散策コース
大手門から本丸へ
御物頭御番所
中土橋から二の丸広場へ
長岡安平献桧の碑
飛行詩人佐藤章の胸像
本丸周遊
佐竹義尭公銅像
八幡秋田神社
伝説の与次郎稲荷神社
船木靱負紀功碑
秀吉からもらった大手水鉢
新兵具御隅櫓
二の丸広場から北の丸へ
弥高神社

主要参考文献
秋田藩佐竹氏歴代藩主系譜

投稿者 Tadashi : 02:13 | コメント (0) | トラックバック