2009年01月24日
虚空蔵大台滝遺跡 -主要地方道秋田御所野雄和線秋田空港アクセス道路整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第416集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2007年3月
ページ数:194P+図版59P+附図6枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平安時代後半から中世にかけての城館が中心の遺跡で、高位の平坦部その南の斜面部、さらに南の沢地を挟んだ尾根部から、虎口・空堀・切岸・土塁・テラス状遺構・掘立柱建物跡(40棟)・礎石建物跡などが検出された。平坦部の台地縁辺では、多くの遺構を取り囲むように数条の柵跡が巡っていた。斜面部には東西5間×南北4間の掘立柱建物跡が上方の空堀と切岸の土砂に密閉された状態で見つかり、建物の造成面になるテラス状遺構の整地層からは、かわらけと関連して東濃産の灰釉陶器椀が出土した。付近からは銅製の小塔も見つかった。尾根部のテラス状遺構からは、11世紀後葉と考えられるかわらけがまとまって出土している。平安時代後半の清原氏一族に関連した遺跡と考えられる。」
[目次]
第1章 はじめに
第1節 調査に至る経過
第2節 調査要項
第2章 遺跡の環境
第1節 遺跡の位置と立地
第2節 歴史的環境
第3章 発掘調査の概要
第1節 遺跡の概観
第2節 調査の方法
第3節 調査の経過
第4節 整理作業の方法と経過
第4章 調査の記録
第1節 平坦部の調査
第2節 斜面部の調査
第3節 尾根部の調査
第5章 自然科学的分析
第6章 まとめ
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2009年01月23日
久保田城跡・藩校明徳館跡 -秋田中央道路建設事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第412集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2006年3月
ページ数:94P+図版35P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近世久保田城跡の城内中土橋及び両側の堀跡と、城外武家屋敷の調査成果を収めた。中土橋と堀の構築時期が判明した他、堀に関わる祭祀跡が見つかった。2つの遺跡からは、近世初頭から近代までの陶磁器をはじめとした、土製品・石製品・木製品などが多量に出土した。」
発掘場所は別に紹介している「東根小屋町遺跡」とすぐ傍です。遺跡の写真はよく似た場所を写しています。調査区域は比較的狭いので遺物は多くでていますが、遺構は土橋など少ないです。
[目次]
はじめに
第1節 調査に至る経過
第2節 調査要項
遺跡の環境
第1節 遺跡の位置と立地
第2節 歴史的環境
久保田城跡
第1章 発掘調査の概要
第1節 遺跡の概観
第2節 調査の方法
第3節 調査の経過
第4節 整理作業の方法と経過
第2章 調査の記録
第1節 基本土層
第2節 検出遺構と出土遺物
第3節 遺構外出土遺物
第3章 自然科学的分析
第1節 漆塗脇差の修理報告書
第2節 漆塗脇差の分析報告書
第4章 まとめ
藩校明徳館跡
第1章 発掘調査の概要
第1節 遺跡の概観
第2節 調査の方法
第3節 調査の経過
第4節 整理作業の方法と経過
第2章 調査の記録
第1節 基本土層
第2節 検出遺構と出土遺物
第3節 遺構外出土遺物
第3章 まとめ
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新屋敷遺跡 -一般国道13号湯沢横手道路建設事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書Ⅱ- 秋田県文化財調査報告書第389集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2005年3月
ページ数:146P+図版26P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「鎌倉時代の広大な居館跡の一角を調査。溝によって区画された掘立柱建物跡・竪穴状遺構・井戸跡・土坑・焼土遺構等を検出。律令型の掘立柱建物跡は秋田県内でも類例が少ない。遺物は12世紀末~13世紀を主体とし、中国産磁器や常滑産陶器の出土が特筆される。」
販売図書ページには「附図あり」となっているが附図はない。総ページ数も違ってます。巻頭のカラーページが多いです。調査記録がほとんどで歴史的な考察がないのが少し残念です。
[目次]
第1章 はじめに
第1節 調査に至る経過
第2節 調査要項
第2章 遺跡の立地と環境
第1節 遺跡の位置と立地
第2節 歴史的環境
第3章 調査の概要
第1節 遺跡の概観
第2節 調査と整理の方法
第3節 調査の経過
第4章 調査の記録
第1節 基本層序
第2節 検出遺構
第3節 出土遺物
第5章 自然科学的分析
第1節 新屋敷遺跡出土鉄関連資料の金属考古学的調査
第2節 新屋敷遺跡出土炭化材の自然科学分析
第6章 新屋敷遺跡の掘立柱建物跡
第7章 まとめ
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東根小屋町遺跡 -秋田県教育・福祉複合施設整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第387集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2005年3月
ページ数:174P+図版20P+付図11枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「秋田市街地の中心部で発見された上級武士の屋敷跡。佐竹氏による城下町整備に伴い、低湿地帯を埋め立てて宅地造成されたため、地盤沈下と嵩上げ盛土をくり返し、旧秋田保健所の建物基礎内外に良好に遺存していた。日本海運でもたらされた初期伊万里を始めとする、16世紀後半~19世紀の陶磁器・木製品が多量出土した。」
発掘調査場所は大手門堀のすぐ傍である。附図として添付されている「久保田城下町 町割区画概略図」「秋田市街地に残る町割区画と旧町名」は大判で久保田城下町の様子がよくわかる。
[目次]
第1章 はじめに
第1節 発掘調査に至るまで
第2節 調査要項
第2章 遺跡の立地と環境
第1節 遺跡の立地と地理的環境
第2節 歴史的環境
第3章 発掘調査の概要
第1節 遺跡の概観
第2節 調査の方法
第3節 発掘調査の経過
第4章 調査の記録
第1節 掘立柱建物跡
第2節 出土遺物
第5章 自然科学的分析
第1節 秋田県、東根小屋町遺跡における自然科学分析(トイレ遺構分析)
第2節 東根小屋町遺跡の自然科学分析
第3節 秋田県東根小屋町遺跡出土木製品の樹種調査結果
第6章 まとめ
図版
投稿者 Tadashi : 23:14 | コメント (0) | トラックバック