2008年07月28日

城郭の見方・調べ方ハンドブック

城郭の見方・調べ方ハンドブック

出版社:東京堂出版
発行日:2008年6月初版
ページ数:228P
編者:西ヶ谷恭弘
定価:2,400円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「城郭を調べる際のポイントを、『建築』『土木』『歴史』の視点から詳解。天守や櫓だけではなく、蔵や石垣などの城郭の見方・調べ方を図版とともに解説する。城郭史と分野別の城郭関連図書も収録。」

全国の城館を紹介するものではなく、あくまで構造や歴史など見方を指南する本です。建物のほか、石垣の項が非常に詳しく、石垣丁場が紹介されているなど最新の城郭発掘調査のトレンドを踏まえた構成になっています。

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[目次]

城址調査にあたって
第Ⅰ編 建築(作事)
 天守建築
 破風
 屋根
 矢倉から櫓へ
 矢倉建築
 蔵
 主殿から書院へ
 書院建築
 堀と壁・窓
 狭間と戸
 門
 橋
第Ⅱ編 土木(普請)
 城の立地と構成
 堀・濠・隍 土塁・土居
 石垣
 桃山期から近世の石垣
 石垣の分類
 石垣のふるさと小豆島
 江戸築城の石切丁場
 倭城の石垣と琉球グスクの石垣
第Ⅲ編 歴史
 城郭の歴史
 共同体を守る
 支配拠点の城
 楯籠る城
 象徴としての城
 城と呼ばれない城
城郭史と分野別の城郭関連図書

投稿者 Tadashi : 08:26 | コメント (0) | トラックバック

2007年10月27日

城と城下 近江戦国誌

城と城下 近江戦国誌

出版社:新人物往来社
発行日:1997年5月初版
ページ数:246P
著者:小島道裕
定価:3,000円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「地域社会に残る遺跡・地名・伝承・地誌などの歴史資料をもとにして、戦国期の近江地方の城館・城下町の様相を明らかにする。遺跡調査や城址めぐりに興味をもつ人必読のフィールド・ノート。 」

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[目次]

第一章 城館趾・土豪・村落
1 中世城館の残り方
2 城館関係地名の地域性
3 城館趾と伝承
4 城館趾の調査(一) -土山町頓宮-
5 城館趾の調査(二) -能登川町種村・垣見他-
6 城館趾の調査(三) -野洲町北村・守山氏矢島-
7 平地城館趾と寺院・村落

第二章 城下町
1 観音寺城・石寺
2 小谷
3 上平寺
4 安土

第三章 土豪たちの生涯 -野洲郡北村 木村氏の歴史-
1 「安土町奉行」木村次郎左衛門尉
2 「六角義尭」と木村筑後守
3 秀吉の朝鮮出兵と木村久綱

投稿者 Tadashi : 13:37 | コメント (0) | トラックバック

2007年09月25日

戦国の城を歩く

戦国の城を歩く

出版社:筑摩書房
発行日:2003年4月初版
ページ数:199P
著者:千田嘉博
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「城郭研究とは、研究分野としてたいへん若く、活気にあふれています。ところで、みなさんは中世や戦国時代の歴史を研究するといえば、まず文字史料にもとづいた方法を思いうかべるのではないでしょうか。これにたいして城郭研究は、城跡からわかってくることを資料として歴史の解明を目指します。つまり遺跡としての城跡からはじめる研究なのです。城郭研究の現場では、多分野におよぶ資料群の検討をひとりで行ってしまう、『ひとり学際研究』が流行しています。考古学の研究者も文字史料をあつかい、文献史学の研究者も遺構・遺物を資料にして歴史を組み立てます。考古学や文献史学といったいずれの学問を基盤にしても、城や城下のかたちをつかむことはあたりまえで、そこから何を読みとって、何を解明するかが問われています。この本を通じて、日本列島のいたるところに残る埋もれた城跡を体験し、歴史を考える楽しさを、みなさんと共有したいと思います。」

文体は非常に平易で、楽しみながら読み進めることができます。城の楽しみ方がわかる城郭研究の入門書です。

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[目次]

はじめに
第一章 城にたどる歴史
第二章 城の探検
第三章 花の御所から戦国期拠点城郭へ
第四章 城の語る天下統一
第五章 世界の中の日本の城
あとがき

投稿者 Tadashi : 02:09 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月04日

埋蔵文化財発掘調査の手びき 13版

埋蔵文化財発掘調査の手びき 13版

出版社:国土地理協会
発行日:1966年11月初版、1975年6月13版、2006年2月21版
ページ数:232P
編者:文化庁文化財保護部
定価:1,000円+税(13版)、2,100円+税(21版)
オススメ度:★★★☆☆

書評:
「今日、発掘の技術はめざましく進歩しているといわれる。これを小冊子に詳述することは困難なことであるが、あえてここに『埋蔵文化財発掘調査の手びき』を作成し、埋蔵文化財保護の一環に資することととした。」

文化庁による埋蔵文化財の発掘調査と報告についての手びきである。発掘調査がどのように行なわれているのか、発掘調査書をどう読めばよいのかを知るには絶好の書である。昭和41年の発行から改訂を重ねて現在は21版である。新しい版は最新の発掘方法を知るにはよいが、発掘調査書を読むに当って発行当時の手びきを参考にするために、いくつかの版を揃えるのもよいのではないだろうか。

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[目次]

Ⅰ 埋蔵文化財の保護と発掘
1 埋蔵文化財の保護
2 埋蔵文化財の発掘
3 発掘調査のための手続

Ⅱ 発掘調査の準備
1 調査計画
2 分布調査
3 予備調査

Ⅲ 発掘調査の実施
1 発掘
2 遺跡の種類による発掘
3 調査の記録
4 発掘遺構の保存

Ⅳ 発掘遺物の処理
1 遺物の処理
2 実測
3 拓本
4 写真撮影
5 発掘後の保存管理

Ⅴ 調査結果の整理・発表
1 発掘調査に関連した成果の発掘
 A 現地説明会
 B 調査概報
 C 展示会
2 調査報告書
 A 報告書記載の要件
 B 報告書の作成
3 収蔵施設等
4 模型製作

付録
1 法律・規則
2 法規解説と事務手続
3 埋蔵文化財事務手続系統図
4 調査費用の積算方法の一例
5 参考文献

投稿者 Tadashi : 00:23 | コメント (0) | トラックバック

2007年05月22日

歴史探索入門 史跡・文書の新発見

歴史探索入門 史跡・文書の新発見

出版社:角川書店
発行日:2003年5月初版
ページ数:253P
著者:小和田哲男
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★★☆

書評:
「歴史に出てくる土地を訪れて、自分なりの新しい発見ができたら、どんなに面白いだろうか。本書はそんな希望をかなえてくれる。歴史の現場を訪ねて多くの研究成果をあげてきた著者が、自分流の調査方法を一から教えてくれる。調べ方のノウハウから現地の人たちとの交流のマナーまで、アドバイスと調査に役立つ基礎知識がいっぱい。探索の楽しみが倍増して、きっと何かが発見できる、待望の入門書。」

数々の歴史書やNHK大河「功名が辻」の歴史考証としても有名な著者が60歳を目の前に自身の経験を踏まえて、歴史の現地調査のポイントを解説し、その際守ってもらいたいルールやマナーに触れている。学生をはじめ、一般の歴史愛好家にも非常に有用である。おすすめです。

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[目次]

第一章 歴史探索に必要な懐疑の目
1 通説・定説を疑う
2 驚き・感動が研究のステップに
3 些細な疑問もおろそかにしない
4 まだまだ知らない歴史がある

第二章 現地を歩くと見えてくるものがある
1 「今川用水」の発見
2 古戦場の探索で戦国合戦の見方が変わる
3 歩いてこそわかる歴史がある
4 城の縄張り研究の大きな成果

第三章 聞き取り調査の世界
1 聞き取りの基本
2 伝承からアプローチ
3 中世農民の生活がみえてくる
4 聞き取りの成果をどう生かすか

第四章 地名・屋号は生きている
1 地名を手がかりに城館跡を発見
2 通称地名と伝承地名
3 地籍図の効果的利用法

第五章 歴史の発見と古文書
1 原文書のもつ魅力とは何か
2 文書を発見したときの感動
3 古書店歩きも成果あり
4 使える系図と使えない系図

第六章 知っておきたい現地踏査のルールとマナー
1 古文書調査のときの注意事項
2 所蔵者にもプラスになる調査を
3 史跡や発見現場を訪ねるとき
4 山城に入るときの心得七カ条

第七章 現地調査の基礎知識
1 中世城郭
2 近世城郭
3 古戦場

投稿者 Tadashi : 00:14 | コメント (0) | トラックバック

2007年02月18日

城郭探検倶楽部

城郭探検倶楽部

出版社:新人物往来社
発行日:2003年1月初版
ページ数:269P
著者:中井均、加藤理文
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆

書評:
全国51のお城の歴史や構造、種類、役割などの最新情報と見どころを、実地調査をもとにまとめた実践ガイドブック。撮り下ろしの写真満載だが、惜しむらくはモノクロが多い。『歴史読本』連載に加筆し、単行本化された。お城の楽しみ方が分かる本。天守だけでは物足りなくなってきた方におすすめ!

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[目次]

第一章 城郭探検入門講座① 城の見方・調べ方

第二章 城郭探検入門講座② 城郭解体新書
①中世の城郭の歴史
②近世城郭の歴史
③天守の基礎知識
④櫓の基礎知識
⑤門の基礎知識
⑥石垣の基礎知識
⑦堀の基礎知識
⑧現存する御殿・附属施設

第三章 全国「お城の見どころ」こだわり紀行
福山城
弘前城
久保田城
盛岡城
山形城
仙台城
会津若松城
太田金山城
唐沢山城
笠間城
川越城
久留里城
江戸城
八王子城
小田原城
村上城
富山城
金沢城
一乗谷城
松本城
躑躅ヶ崎館
二俣城
名古屋城
松坂城
苗木城
彦根城
安土城
二条城
大坂城
和歌山城
高取城
姫路城
篠山城
岡山城
津山城
広島城
鳥取城
松江城
萩城
高松城
徳島城
松山城
高知城
福岡城
佐伯城
名護屋城
島原城
熊本城
飫肥城
鹿児島城
首里城

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