2008年01月21日
北國文華 2002春 第11号 特集「ハイカラな都心」を
出版社:北國新聞社
発行日:2001年11月初版
ページ数:302P
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「NHK大河ドラマ『利家とまつ』の放映で、ふるさとの歴史に対する興味と関心が高まっている。四百年というはるかな過去、残された史料では容易に『顔』を見せない戦国の武将や女性たちが、ドラマや小説では鮮やかによみがえってくる。正史には語られない『利家とまつ』、さらに、残された史料に新たな光を当てて浮かんでくる姿を読み解く。」
[目次]
特集 「ハイカラな都心」を
インタビュー 我慢と誇りの文化を
市民生活の舞台づくり
城下を「破壊」した明治維新
名工の卵たちの挑戦
特集 新釈「利家とまつ」
歴史の「森」で見つけた戦国美学
腹痛、吐き気、苦難の人質
晩年に輝いた文雅の心
「律義者」は歴史小説の産物
特集 結川恵の世界
インタビュー 恋する女性の「たくましさ」を
変化するもの、不変のもの
新しい時代の恋人群像
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2007年12月03日
百万石物語 -加賀藩政と徳川幕府-
出版社:北国出版社
発行日:1980年11月初版
ページ数:169P
著者:原谷一郎
定価:1,200円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、戦国の昔から徳川幕府三百年の治世を経て明治に至るまでの史実と、各時代の推移を、歴史書のように堅苦しくなくて、寧ろ興味深い物語り風にまとめあげた労作である。しかも、この封建時代特有の社会情勢や珍しい風習や各時代を彩った数多くの人物、女性たちの面影を、詳しく書き綴っている。」
加賀藩の物語というと利家、利長、利常の三代を書いている本が多い中、本書では広く初代から最後の藩主まで書いている。加賀藩の歴史を概観するには良書である。
[目次]
一、藩祖前田利家の足あと
二、二代藩主利長の苦悩
三、浅井畷の戦い
四、英傑三代藩主利常の治績
五、中興の英主五代綱紀
六、享保の改革と前田家の苦難時代
七、江戸幕府中期の社会情勢
八、江戸幕府中期の加賀藩
九、百万石のこぼれ話
十、封建時代の女性
十一、幕府を崩壊させたものは何か
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2007年11月14日
前田一族 加賀百万石の系譜
出版社:新人物往来社
発行日:1973年11月初版
ページ数:286P
著者:能坂利雄
定価:980円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「ことしの春のまだ浅い頃、新人物往来社編集局長槍田清太郎氏から『前田利家』についての史伝執筆の話があった。想を練りながら進めている内に、利家だけでも弱いから周囲における幾多の群像もあわせて採り上げたなら作品内容にそれなりのボリュームがでるのではないか、それならばいっそのこと内容のポイントを三代君主に及ぶ史伝にした方が系統的な創生史になるのでないかと再転して本書『前田一族』の出発となった。」
前田一族とあるが、時代的には初代利家から三代利常までを中心にしている。前田利家について書かれた初期の作のひとつ。
[目次]
一 戦国呱々
二 槍の又左衛門
三 北陸支配
四 賤ヶ岳前後
五 能越転戦
六 天下を支える者
七 「咲きつづくわが枝の花」 -天下後見
八 関ケ原への道
九 太平への道標
一〇 前田家領国の変遷
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2007年11月13日
加賀文化の華 前田綱紀展
編集・発行:石川県立美術館
発行日:1988年10月1日
ページ数:267P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「旧館時代に、初代前田利家、三代前田利常をとりあげ、加賀文化の形成期にスポットをあてた展観をすでに開催してきましたが、本年は加賀文化の完成者である五代前田綱紀をとりあげることにしました。綱紀が生きた時代は、江戸時代中期の文化爛熟期に照合し、みずから学を好み、美術文化を奨励したところから、加賀藩とくに首府としての金沢は、稀にみる学術、美術の都市として繁栄しました。今日の尊経閣文庫、美術工芸標本の集大成というべき百工比照、加賀藩工芸工房としての細工所等は、すべて綱紀時代に完成されたものであり、今日の石川県の伝統工芸のルーツとなっていることはいうまでもありません。」
同館開館五周年を記念して、昭和63年10月1日から26日まで開催された「前田綱紀展」の展示図録です。古書店でみつけましたが、綱紀の蒐集した尊経閣文庫(他の藩主蒐集分と区別して尊経閣蔵書という)や百工比照を多数掲載しており、普段みることができないものもあるので珍しいです。特に、百工比照は石川県の伝統工芸の基礎となった見本帳であり貴重な資料です。図録にはカラーとモノクロのページがありますが、せめて百工比照はすべてカラーで掲載してほしかったです。
[目次]
前田綱紀について
図版
解説
出品目録
前田綱紀年譜
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2007年11月02日
加賀百万石
発行元:教育社
発行日:1980年1月初版
ページ数:269P
編者:田中喜男
定価:600円(再版、当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「幕藩制下の前田氏領の成立から解体までを軍役・農政・流通・文化・打ちこわしのなかで探る。」
城下町の構成や文化から前田家加賀百万石を解き明かそうとしている。
[目次]
序章 百万石大名の登場
1 城下町と都市の成立
成立期の城下町
元和~寛文期の城下町建設
領内諸都市と在町
2 藩政と流通
農政の確立
軍役と知行
流通市場の形成
3 社会と文化
城下町金沢の発展
百万石文化の背景
日本の書府
工芸の保護
4 転換期から化政期
財政窮乏と物価高騰
一揆と打ちこわし
小商品生産の展開
領内商品の江戸直売
化政期の都市社会
5 藩末の社会
天保の改革
海運の発展
三州大打ちこわし
付表 金沢町肝煎裁許区画
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2007年08月26日
利家とまつに学ぶ 北國新聞文化センター特別講座「続金沢学」
出版社:北國新聞社
発行日:2001年11月初版
ページ数:330P
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
2001年1月から11月まで北国新聞文化センターが開講した特別講座を基に、その後の新事実も追加して編集。石川県内の歴史研究、郷土史学の最前線に立つ講師が、二人三脚で加賀百万石を築いた夫婦に迫る。
2001年のNHK大河「利家とまつ」で盛り上がる機運のなか、行なわれた文化講座の講義をまとめたもの。よって、文章は講師が話しているそのままにまとめられているので読み易い。講師も利家研究の第一人者が揃っているので、前田利家の副読本としておすすめである。
[目次]
第1章 戦う利家と子育てのまつ
第1講 信長と利家
第2講 生い立ち、出会い
第3講 北陸大名への道
第4講 夫婦をめぐる人々
第5講 能登国拝領
第6講 信長の死
第7講 賤ヶ岳の合戦
第2章 豊臣大名 前田利家
第8講 金沢入城
第9講 末森山合戦
第10講 関東の陣と諸大名
第11講 朝鮮出兵と利家
第12講 豊臣家臣と利家
第13講 利家の経営戦略
第3章 利家と秀吉、家康
第14講 秀吉と利家
第15講 秀吉の死と家康
第16講 利家の遺言状
第17講 前田家臣団
第18講 利家の人物像
第19講 芳春院の決断
第4章 加賀百万石
第20講 徳川幕府と加賀百万石
第21講 芳春院と利常
第22講 利家と寺社信仰
第23講 正室まつと五人の側室
第24講 利家とまつに学ぶ
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2007年05月23日
北陸合戦考
出版社:新人物往来社
発行日:1988年9月初版
ページ数:250P
著者:能坂利雄
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書に扱った北陸の合戦は、年代的に古代から書き起こしたかったが、文献の関係から中世あたりから選び、年号の下限を関ヶ原の合戦でとどめることとなった。『年表』の方では大坂冬の陣あたりまでとした。しかし、本書でとり上げた合戦をもってすべての事件であるというわけではなく、このほかに多く書き残した合戦のあったことはいうまでもない。たまさか紙数の都合で割愛することとなったが、いずれ改めて書き起こし、ともに鎮魂の書としたいと思っている。」
石川・富山・福井の北陸三県を対象に、14の中世の合戦をまとめている。著者は富山県氷見の人だが、なるべく主観を入れないように、文献調査などの結果報告というような書き方である。
[目次]
倶利伽羅の合戦 - 木曽義仲の奇襲
篠原の合戦 - 別当実盛の最後
北陸宮上洛 - 宮崎太郎奮戦
風翔ける承久の乱と宮崎城 - 宮崎左衛門尉定範の消息
石動山大合戦 - 「本能寺の変」との連動
金ヶ崎城合戦 - 義貞の占拠と陥落
燈明寺畷の合戦 - 義貞の最後
富樫一族と一向宗攻防戦 - 尾山城奪取
兄を逐った越後の虎 - 下克上謙信の内紛
腥風七尾城合戦 - 能登畠山氏の崩壊
武田信玄と越中戦国往来 - 信玄の文書作戦
一乗谷の合戦 - 守護大名朝倉氏の崩壊
府中の一揆掃討戦 - 一揆勢の首級一万二千有余
風雲魚津城 - 織田と上杉の決戦
松倉城の覇者 - 新川郡に君臨した椎名一族
北ノ庄城炎上 - 柴田勝家の最後
決戦末森城の奪還 - 軍旅十万富山城包囲
血風大聖寺合戦 - 関ヶ原前哨戦
(付)畠山殿伝記
北陸の合戦年表
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2006年07月08日
週刊名城をゆく 第7巻 金沢城 利家とまつが築いた礎
出版社:小学館
発行日:2004年3月初版
ページ数:35P
全体指導:小和田哲男
定価:533円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
名城と城下町を味わいつくす50巻。城下町の魅力を、旅情たっぷりの写真や紀行文で紹介し、城と城下町散策のためのMAPも付いた大人のための城下町ガイドです。
小学館ホームページ:週刊名城をゆく 名城と城下町を味わいつくす50巻
[目次]
金沢への旅
残された美を訪ねて 金沢城をゆく
大名庭園-兼六園
栄光とその歴史 加賀百万石の確立
戦略検証<7> 金沢御坊の戦い
辰巳用水と板屋兵四郎
城主の系譜 草創期の加賀前田家
城めぐりMAP
井沢元彦の武将列伝<7> 前田利家
金沢城をめぐる戦国群像
私の城下町 金沢・七尾・富山
周辺城址・城砦ガイド
城のできるまで<7> 望楼を上げる
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2006年04月25日
石川県立歴史博物館開館20周年記念春季特別展 加賀百万石への道 -戦国から太平へ-
発行元:石川県立歴史博物館
発行日:2006年4月初版
ページ数:14P
定価:200円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
石川県立歴史博物館において、平成18年(2006年)4月22日から5月28日まで開催された春季特別展「加賀百万石への道 -戦国から太平へ-」の展示品図録です。解説はほとんどなく、写真が多数掲載され、写真集のごときである。特に、護る美と題された見開きページには、甲冑が17組も並び見ていて壮観である。
[目次]
開催にあたって
描かれた武将と妻たち(画像)
護る美(甲冑)
攻める美(刀剣、弓)
戦国から江戸時代へ(旗指物、陣羽織、小袖など)
工芸王国への道
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2006年03月28日
利家とまつ 加賀百万石への旅
発行元:北國新聞社
発行日:2001年9月初版
ページ数:112P
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
前田利家と妻まつの足跡をたどる旅ガイド本。尾張から加賀、能登、近江、京都、大阪、九州、江戸へ、2002年NHK大河ドラマ「利家とまつ」の舞台を歩く。
[目次]
律儀に生きた夫婦道
出世街道マップ
壮大な戦国ホームドラマ
利家と金沢城
金沢
尾山神社
兼六園
本多の森
近江町市場・尾張町
浅野川界隈
長町武家屋敷
東山・卯辰山
野町・寺町
野田山
小立野・湯涌
金石・大野
金沢の伝統工芸と食
能登路
内灘・津幡
押水・志雄
羽咋
七尾
門前・富来
輪島・穴水
珠洲・能都
鹿島・鹿西・志賀
能登の伝統工芸と食
南加賀
松任・美川
小松
鶴来・白山麓
加賀
加賀の伝統工芸と食
東海
荒子・沖之島
桶狭間・長篠
清洲・岐阜
琵琶湖
安土
長浜・賤ヶ岳
北陸
富山
高岡
福井
近畿
京都
大阪
関東
江戸
富岡・小田原
九州
名護屋
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2006年03月27日
図説 前田利家
発行元:尾山神社
発行日:1999年4月初版
ページ数:151P
編者:図説前田利家編纂委員会
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
図説というだけあって資料として写真が多く掲載されていて面白い。NHK大河「利家とまつ」にあわせ第2版が出版された前田利家に関する人気書籍のひとつである。コラムに利家の肖像が16個も比較で載せられており興味深い。
[目次]
第一章 又左の槍
第二章 府中三人衆
第三章 能登国主として
第四章 金沢城入城
第五章 羽柴筑前守利家
第六章 肥前名護屋にて
第七章 五大老の日々
第八章 家臣団群像
第九章 利家の家族
第十章 教養・風雅
第十一章 敬神崇祖
第十二章 利家余香
資料編
利家年譜
利家略系図
尾山神社祭神関係所蔵品目録
利家関係文書釈文
尾山神社略年表
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2006年03月25日
利家・利長・利常 前田三代の人と政治
発行元:北國新聞社
発行日:2002年3月初版
ページ数:226P
著者:見瀬和雄
定価:1,800円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
利家・利長・利常という加賀藩の基礎を作った3人の実績を通して各人の人物像を探っている。利家に関する書籍は多く出ているが、利長・利常にスポットを当てた書籍は少なく貴重である。
[目次]
第一章 前田利家の人と治世
第一節 利家の人物像
第二節 棚木合戦と利家
第三節 利家の在地支配体制
第四節 金沢城の創建
第五節 利家の領国経営
第二章 前田利長・利常の人物と政治
第一節 利長・利常の治世と人物像
第二節 利長と天下分け目の戦い
第三節 利常の財政政策
第四節 利常と改作法
第三章 の前田利常諸政策
第一節 キリシタン禁制の展開
第二節 白山争論と利常
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2006年03月24日
前田利家と能登・七尾 七尾市・前田利家入府420年記念シンポジウム
発行元:北國新聞社
発行日:2002年8月初版
ページ数:197P
編集:七尾市教育委員会文化課
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
平成13年に行われたシンポジウムの報告書という形式でまとめられており、一般の前田利家を扱った書籍は一線と画している。後半は前田利家に関する資料が一部カラーで掲載されている。本文は講演しているような文章そのままなので、読みやすい。
[目次]
作家から見た前田利家像 戸部新十郎
利家とまつが生きた時代 二木謙一
利家と能登・七尾 田川捷一
シンポジウム前田利家と能登・七尾
史料でたどるのとの利家とまつ
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