風雲 肥前戦国武将史 -戦国武将伝と山城散歩-

風雲 肥前戦国武将史 -戦国武将伝と山城散歩-
出版社:佐賀新聞社
発行日:1995年1月1日
ページ数:426P
著者:木原武雄
定価:2,427円+税 絶版
オススメ度:★★★★☆
書評:
「一色、今川、渋川、松浦党、龍造寺、神代、筑紫・・・。肥前を舞台に活躍した戦国武将たち。攻防の拠点となった城の構造、実態を長年の調査で解明し、彼らの盛衰をたどる。城郭想定法(学)と歴史発見。」
この本はスゴイです。「山城散策」と軽い題名となっているが、佐賀県を中心に300以上の中世城郭が掲載され、それに縄張り図や写真、解説が付いているのです。これを一人調査し、まとめた著者の木原さんもすごいですが、地方出版社が扱う内容でもないですね。あまり売れそうにない・・・。ということもあるのか、佐賀県の城郭調査には又とない内容の本ではあるのですが、現在入手が難しいです。今城ブームが再来しているので再販してくれるとうれしいですね。
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世界遺産 琉球王国のグスク及び関連遺産群

世界遺産琉球王国のグスク及び関連遺産群
発行:「琉球王国のグスク及び関連遺産群」世界遺産登録記念事業実行委員会
発行日:2001年2月8日
ページ数:199P
編集:沖縄県教育庁文化課
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
世界遺産になった記念誌として作成されたもの。第二章の遺跡写真がきれいです。

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首里城 -その歴史への誘い-

首里城 -その歴史への誘い-
編集・発行:沖縄県
発行日:1992年10月30日
ページ数:23P
編集:金曜会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
首里城復元を祝して発行された首里城の歴史に関する小冊子。写真・図版による首里城の紹介ガイドとして利用できます。
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平成21年度特別企画展 肥前名護屋城と「天下人」秀吉の城

平成21年度特別企画展 肥前名護屋城と「天下人」秀吉の城
発行:佐賀県芸術文化育成基金
発行日:2009年10月9日
ページ数:135P
編集:佐賀県立名護屋城博物館
定価:1,470円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「今回の秋季特別展では、特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡」の発掘調査成果や「天下人」の城の原点である織田信長の築いた安土城、天守や石垣などに象徴される城のイメージを定着させた「天下人」秀吉の築いた大坂城・聚楽第・石垣山城などを文献資料・美術資料・考古資料を織り交ぜながら展示紹介します。」
平成21年10月9日から11月23日まで名護屋城博物館で開催された特別企画展の図録ですが、フルカラーで発掘調査の結果写真が多数掲載されており、秀吉関連の城跡を概観する意味でもとてもよい資料集となっています。なかなか現地には行けないので、六一書房で購入しました。

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熊本城みてある記

熊本城みてある記
編集・発行:熊本市広報課
発行日:2009年4月
ページ数:35P
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「市政だより(平成18年5月号~平成20年4月号)に連載し好評だった「熊本城みてある記」を一冊の本にまとめました。日本三名城の一つ、熊本城の歴史や見どころを曲輪(くるわ)ごとに紹介したもので、熊本城散策にも最適です。」
熊本市の広報誌に掲載された記事が元になっているようですが、再構成されて熊本城の手軽なパンフレットとなっています。A4版なので持ち歩くには少々不便ですが、豊富な写真と1ページ読みきりの記事がいい感じに仕上がっていますよ。
熊本市市政情報プラザ(郵送あり)または熊本城入場門窓口で購入できます。
熊本城みてある記 詳細記事

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熊本城 名城をゆく1 小学館101ビジュアル新書

熊本城 名城をゆく1 小学館101ビジュアル新書
出版社:小学館
発行日:2009年7月
ページ数:190P
編集:小学館「名城をゆく」編集部
定価:1,100円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「加藤清正が心血をそそいで築いた難攻不落の名城・熊本城。その見どころのほか、歴史を動かした人物や合戦、城下町を紹介する。肥後細川家18代当主・細川護煕の寄稿文も収録。城内・周辺地図付き。」
以前同社から発売された「週刊名城をゆく」から4年。目次構成は前書を踏襲しているが、内容は新書版となって非常に充実している。シリーズ第一冊目が本丸御殿再建で注目されている熊本城というのも良いチョイスだと思う。ポケットサイズで城内・城下散策には欠かせない一冊となっている。
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福岡城天守は四層(四重)か

福岡城天守は四層(四重)か
出版社:梓書院
発行日:2009年4月
ページ数:277P
著者:荻野忠行
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「福岡城天守は四層ではなかったか。福岡城天守と南三階櫓を、名島城との関連から再考する。黒田二十四騎菅氏、筑前臼杵氏、松永家(森家)、名島城金箔瓦についての論考も収録。」
著者の福岡城関係の著書は4冊目。通説とは違う地元郷土史家ならではの福岡城史論を読めます。発行部数は少ないと思いますので、新刊が残っているうちに興味ある方はご購入ください。
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福岡城天守と光雲神社 荒戸東照宮跡・光雲神社西公園鎮座百年祭

福岡城天守と光雲神社 荒戸東照宮跡・光雲神社西公園鎮座百年祭
出版社:梓書院
発行日:2006年9月
ページ数:143P
著者:荻野忠行
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「福岡城天守(閣)は実在したのか。福岡藩藩主黒田長政の『遺言』と黒田忠之の『忠之公御代日記』を新たな史料として、天守論争に一石を投じる。また、長政公の霊を奉祠していたとされる光雲神社についても触れる。」
福岡城の天守を追い求めて研究を進めている荻野氏の3作目。発行部数のためか入手しづらいのが勿体ない。
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福岡城天守と金箔鯱瓦・南三階櫓

福岡城天守と金箔鯱瓦・南三階櫓
出版社:梓書院
発行日:2005年7月初版
ページ数:245P
著者:荻原忠行
定価:1,700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「九州における『織豊系城郭』が、発掘調査により次第に明らかになりつつある。その中でも特に『金箔鯱瓦』の鱗形と天守瓦屋根飾りの『破風』に焦点をあてて、『福岡城天守』を再考する。」
福岡城天守をターゲットにしながらも、ほとんどは他城が紹介されている。まあ比較から本質を考えるという意味では問題はないのだが、こちらの本も入手が非常に難しくなっているのは発行部数故か?
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福岡城祈念櫓・月見櫓・大手門のなぞ

福岡城祈念櫓・月見櫓・大手門のなぞ
出版社:梓書院
発行日:2004年8月初版
ページ数:210P
著者:荻原忠行
定価:1,700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「全国城郭で唯一『祈念』の名を持った福岡城祈念櫓。八幡大正寺から福岡城に再移築された現在の祈念櫓は、本当は月見櫓が改変された櫓ではないだろうか。石田耕古画伯の『二つの大手門』絵画を分析し、その謎を解き明かす。 」
福岡城の謎について数々の著作を持つ荻原氏の一冊。5年前くらいの刊行にもかかわらず、発行部数が少なかったのだろうか?長い間入手が非常に困難となっている。
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