金沢城跡玉泉院丸遺構確認調査 調査概要2(2010年度)

金沢城跡玉泉院丸遺構確認調査 調査概要2(2010年度)
編集・発行:石川県土木部公園緑地課、石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年11月
ページ数:6P
定価:現場説明会参加者配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今日開催された金沢城玉泉院丸の現場説明会の配布資料。玉泉院丸にあった庭園の泉水へ流れ込む滝の一部が発見されたことによる説明会。

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自主研究 金沢城辰巳櫓13 北國TODAY VOL.59

自主研究 金沢城辰巳櫓13 北國TODAY VOL.59
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2010年6月30日
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第13回。今回のテーマは「辰巳櫓20分の1模型完成 公開座談会」。座談会の内容をまとめているが、辰巳櫓再建に向けて期待が募りますね。20分の1模型は今はしいのき迎賓館二階に展示されている。

金沢城の三御門 -河北門・橋爪門・石川門- 金沢城史料叢書11

金沢城の三御門 -河北門・橋爪門・石川門- 金沢城史料叢書11
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年3月初版
ページ数:168P
定価:1,200円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「石川県金沢城調査研究所では、平成18年度から石川門を含む金沢城の城門に関する総合的調査に着手しております。この事業では、考古学、歴史学、建築史学、それぞれの立場から総合的な調査を進め、城内各所に存在した城門の姿や、その変遷、使われ方等の解明に努めてきました。本書は、これまで4年間の調査成果を、中間報告としてまとめたものです。本書では、石川門に関する基本資料を多く載せておりますが、これは現在進めている附属太鼓塀等の解体修理工事に伴う調査の中で、多くの関係資料が確認されたためであります。これに加え、本年春、復元工事が完了する河北門について最新の調査成果を要約し紹介しました。さらに橋爪門については、これまで周知されている資料を中心に掲載し、今後の調査に備えることにしました。」
石川門の太鼓塀修理に関する資料が中心ですが、石川門の昭和修理に関する未公開の写真が多数掲載されているのは貴重である。三御門の文字史料が掲載されている。
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金沢城跡石垣修築工事報告書 -玉泉院南西石垣- 金沢城史料叢書10

金沢城跡石垣修築工事報告書 -玉泉院南西石垣- 金沢城史料叢書10
発行元:石川県土木部公園緑地課、石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年3月26日初版
ページ数:(本文編)177P+(資料編)244P
定価:6,680円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本報告書は、平成17~20年度に石川県が実施した金沢城跡玉泉院丸南西石垣修築に伴う調査及び工事の報告書である。」
石川県体育館の撤去に伴い、金沢城公園の一部として整備と発掘調査の始まった玉泉院丸の石垣の修築工事の報告書。修築工事の報告のみならず、玉泉院丸に関する古地図、古写真なども掲載されているので玉泉院丸整備の第一弾報告書として利用できる。カラー図版も混ざるためか高価となっているが、「本文編」「資料編」の2冊で構成されている。
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研究紀要 金沢城研究 第8号

研究紀要 金沢城研究 第8号
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年3月初版
ページ数:116P
定価:370円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
収録城郭:金沢城、甲府城
書評:
「金沢城調査研究所」の報告書第8号である。本年は金沢城の絵図を読み解く論文が多いので興味を持ちやすいであろう。また、公儀普請や山梨県を中心とした石垣の比較検討から金沢城の石垣を見つめ直す視点で客員研究員の論文が並んでいる。
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自主研究 金沢城辰巳櫓12 北國TODAY VOL.58

自主研究 金沢城辰巳櫓12 北國TODAY VOL.58
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2010年3月31日
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第12回。今回のテーマは「模型の力 遠くから一目瞭然 全国の城郭復元ブームに一石」。ついに完成した金沢城辰巳櫓の20分の1模型の製作における苦労話や、模型にすることで今後に向けていかせることを4ページで紹介する。ちなみに、この模型は北國新聞赤羽ホール一階に展示されている。

特別名勝兼六園(江戸町跡推定地)発掘調査報告 -附 本多家上屋敷跡試掘掘調査報告-

特別名勝兼六園(江戸町跡推定地)発掘調査報告 -附 本多家上屋敷跡試掘掘調査報告-
編集・発行:石川県立埋蔵文化財センター
発行日:1992年3月31日
ページ数:128P+図版49P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「特別名勝兼六園の一角で発見された近世遺跡は、江戸町遺跡とも称され、珠姫の輿入れと深く関わるものと考えている。つまり、珠姫の輿入れに際しては、江戸から数百人ともいわれる家臣・従者が随行しており、輿入れ後も、金沢城近辺に居住の便を与えられている。徳川側にとっては、輿入れとはいえ一種の人質ともいえるものであり、いざという時に備え、ある程度の兵力を城外に確保したものであろうか。ともかく、珠姫輿入れとともに生まれた家臣・従者たちの居住地(屋敷跡)を、当時の金沢の人々は『江戸町』と呼んだとされ、その地点こそ石川門の前面、現在、茶店や土産物店が立ち並び、多くの観光客が行き交っている緩やかな坂道(桂坂~蓮池門跡間)沿いなのである。」

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シンポジウム 天下普請にみる石垣技術

シンポジウム 天下普請にみる石垣技術 シンポジウム 天下普請にみる石垣技術
編集・発行:石川県金沢城調査研究所、石川県金沢城・兼六園管理事務所
発行日:2010年2月6日
ページ数:14P
定価:参加者配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
2010年2月6日に金沢市文教開館で開催されたシンポジウムの配布資料。天下普請で加賀藩前田家の担当した石垣技術の変遷から、金沢城の石垣技術を見つめ直す内容で、とても新鮮な提言もあった。

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自主研究 金沢城辰巳櫓11 北國TODAY VOL.57

自主研究 金沢城辰巳櫓11 北國TODAY VOL.57
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2009年12月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第11回。今回のテーマは「20分の1模型ができた!2年がかり、迫力は満点」。3ページのレポートであるが、20分の1模型は3Dプリンターで製作されたそうな。3Dプリンターとは聞きなれない機械ですが、コンピューターに立体設計図面をセットし、石膏を下部から上部へ積み重ねて完成される仕組みだそうです。石垣は手作りとなっていて、どこに展示されるのか楽しみです。

自主研究 金沢城辰巳櫓10 北國TODAY VOL.56

自主研究 金沢城辰巳櫓10 北國TODAY VOL.56
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2009年10月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第10回。今回のテーマは「20分の1模型製作急ピッチ 高石垣は完成、年内には櫓も」。4ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。20分の1模型は辰巳櫓だけではなく、その下の高石垣、そして4枚戸の太鼓塀も再現されるようです。高石垣の写真が掲載されていましたがかなり本格的です。展示の第一候補はしいのき迎賓館、辰巳櫓も望めるスペースは展示にもぴったりですね。