美濃古城史 復刻

美濃古城史 復刻
発行元:中川書房
発行日:1893年9月初版、1989年5月復刻
ページ数:104P
編者:梅田晋一
定価:1,261円(税別)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『美濃古城史』は明治26年9月に発行された稀覯書である。発行人長瀬寛二は尾張犬山藩成瀬家と関係があった。この書の根本資料は犬山藩のものとおもわれる。ここに復刻を企画し急需に応ずることにした。」
復刻なしには目に触れることの少ないであろう明治発行の書籍の復刻版である。よって文体も当時発行のままであるから簡単に読めるというものではないが、美濃地方148城の由来について記述した貴重な史料である。

松阪 城と城下町 天守閣建設をめぐって

松阪 城と城下町 天守閣建設をめぐって
出版社:光陽出版社
発行日:1994年10月初版
ページ数:62P
著者:久松倫生
定価:971円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
1980年代松阪市で話題になった松坂城天守閣再建問題について、当時市議会議員であった著者が関わった反対運動の流れをまとめたもの。観光資源としての城=天守閣という安易な考えを見直し、歴史と文化を生かす町づくりをめざしたひとつの町の記録として興味深く読める。
発行部数が少なかったのか、書名を「城と城下町」としながらも城郭案内とは違った視点の内容であるためか、すでに新書は入手困難であり、さらに古書の流通も極端に少ないようである。ようやく古書で見つけて入手した。
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郡上一揆 DVD-VIDEO

DVD-VIDEO 郡上一揆
発売元:株式会社セブンエイト
製作:映画「郡上一揆」製作委員会
劇場公開:2000年
発売日:2003年7月
収録時間:本編112分+メイキング映像約50分
定価:3,900円+税
仕様:片面二層ディスク、カラー、ステレオ、16:9LB、ドルビーデジタル
オススメ度:★★★★★
書評:
江戸時代宝暦年間のいわゆる「郡上一揆」を主演・緒方直人で映画化。統治する武士側からではなく、統治される農民側から描かれ、当時の農民の苦しみや、自由のない社会制度の矛盾がよく描かれた映画です。ボランティアによりエキストラを賄うという市民の力で作られた映画という雰囲気に、力量のある役者が花を添え、涙無しには見られません。メイキングを見て、もう一度見ると別の角度から楽しめます。
道の駅「白鳥」に隣接する「白山文化博物館」のミュージアムショップ(3,500円で販売中)でも入手できます。
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郡上藩宝暦騒動

郡上藩宝暦騒動
発行:白鳥町
発行日:1998年3月初版
ページ数:20P
編集:白鳥町教育委員会
定価:100円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
江戸時代宝暦年間のいわゆる「郡上一揆」の入門的小冊子。騒動の契機、経緯、結果について簡潔にまとめられています。巻末に宝暦騒動遺跡図あり。
道の駅「白鳥」に隣接する「白山文化博物館」のミュージアムショップで入手できます。ビデオ・DVD「郡上一揆」とともにどうぞ。
白鳥町 白山文化の里ホームページ

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ふるさとをゆく 郡上歴史探訪

ふるさとをゆく 郡上歴史探訪
発行者:郡上郡教育振興会
発行日:1999年12月初版
ページ数:214P
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
岐阜県の白鳥町、高鷲村、大和村、明宝村、八幡町、和良村、美並村(平成の合併により八幡市)の歴史を、地元の子どもたちに分かりやすく説明するために作成された教本です。写真や図が多様されている構成もあり、地元以外の人にもわかりやすく郡上の歴史を理解できます。資料の構成も良いですが、これだけの後世に伝えられる歴史があるのがうらやましくなります。
道の駅「白鳥」に隣接する「白山文化博物館」のミュージアムショップで入手できます。
白鳥町 白山文化の里ホームページ

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ふるさと古城の旅

ふるさと古城の旅
出版社:海馬出版
発行日:1998年9月初版
ページ数:250P
著者:水野茂
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★★☆
収録城郭:静岡県の121城
書評:
本書は産経新聞・静岡県版の平成元年11月から平成9年9月までの8年間にわたる連載「ふるさと古城の旅」(352回)から121城をピックアップし、新たな資料を踏まえ加筆したものである。城郭史研究の基礎ともいわれる縄張図を多数収録した、静岡県の中世城館跡および戦国史に関する格好のガイドブックである。
資料の少ない城もあるので解説の長さには文句のつけようがないところであるが、分布図というか全体の位置地図があればもっと良いと思う。
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