2010年を総括して

激動の2010年、自分にとっても不安定な一年でした。
昨年に続いて、今年を総括してみます。
・金沢城シンポジウム(2月)
・一乗学アカデミー検定(2月)
・浅井三姉妹講演会(3月)
・金沢城河北門、いもり堀完成(4月)
・名古屋城検定(5月)
・VSUG Day 2010、堺市観光(5月)
・長島大垣バスツアー(6月)
・全国城郭研究者セミナー(8月)
・静岡旅行、ガンダム立像(8月)
・名古屋開府400年記念 「大名古屋城展」(9月)
・大野城フォーラム(10月)
・関ヶ原合戦410年祭(10月)
・東京出張、「徳川御三卿展」(11月)
・名古屋開府400年記念 「国宝 初音の調度」(11月)
県外は17回(26日、うち宿泊9日)と昨年より微減ですが、今年は名古屋開府四百年という節目の年となり、名古屋に3回出かけました。愛知、静岡、岐阜、三重、福井、富山と中部地方が中心の一年でした。河北門が完成し、玉泉院丸や橋爪門の発掘調査も続いていて金沢城には頻繁に通いました。
今年の城は39城。少なかったですが、桶狭間古戦場巡りや静岡旅行では精力的にまわりました。
来年は連泊が難しくなるのでやはり遠出はできそうにありません。でも、NHK大河「江」関連のイベントや史跡めぐりはぜひしたいですね。盛り上がるだろうし!
春にはいよいよ安土城築城が完了し、完成式を迎える!?(本当か)ことになります。時間的にも城めぐりに時間割けるかな?高速1000円も続くようで良かった。
城郭さんぽ日記
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プログラマのつぶやき
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安土城築城記
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知識の泉
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裏・城郭さんぽ&うさぎと一緒な毎日
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NHK大河ドラマの誘致に向けて 「義仲と巴」シンポジウム

津幡町は昨年度からNHK大河ドラマ誘致に力を入れていて、その今年度最大のイベントが今日開催された「義仲と巴」シンポジウムです。
「義仲と巴」シンポジウム
この景気が落ち込む中でも大河ドラマ放映による観光効果は絶大ですからね。
「義仲と巴」シンポジウム
会場は津幡町文化会館「シグナス」です。
「義仲と巴」シンポジウム
入ると、先日新聞報道になった誘致シールと、火牛のモーちゃんとカーくんが出迎えてくれます。
「義仲と巴」シンポジウム
ほぼ会場が満員となりましたが、金沢市、野々市町、能美市、小松市、加賀市など県内以外にも小矢部市、富山県、南砺市、長野県、木曽町など遠くからも来ていましたね。
来賓の挨拶が長かった。まあ、これから一緒に行政連携して頑張ろうという意味もあるのでこれは仕方がないですが、「利家とまつ」と言ったり、「義家」と言ったり、「義経」と言ったり、「義仲と巴」で集まった方々とは思えない言い間違いが多かった。
「義仲と巴」シンポジウム
基調講演は作家の鈴木輝一郎氏でした。内容は「大河ドラマの傾向と対策」ということで、木曽義仲と巴御前が採用に向けて有望であることを解説するものでしたが、唯一原作がないことが欠点だというものでした。
結局は自分が原作書きたい!と訴えたかっただけなんですけど・・・・
「義仲と巴」シンポジウム
基調講演の前後に、アトラクションとして、子ども源平太鼓と、
「義仲と巴」シンポジウム
金沢二俣いやさか踊りがありました。いずれも初めて見ました。
「義仲と巴」シンポジウム
最後に、東四柳史明教授、鈴木氏、青山泉鏡花記念館館長、高岡千栄子氏によるパネルディスカッションとなりました。津幡町としては義仲最大の見せ場のひとつ倶利伽羅峠の「火牛の計」が当然描かれることを期待しているわけですが、青山館長があれはフィクションと説明したりして、大河ドラマはドラマですから面白ければ史実と多少違うのはいいでしょう。
北陸新幹線金沢開業を2014年に控え、再来年の「平清盛」の次の源平時代の採用を狙いますよ!

年末はいろいろとイベント目白押し

今日は朝から金沢市内の博物館めぐりに行きました。
「雪とくらしの道具」 金沢くらしの博物館
まずは冬支度の金沢くらしの博物館へ。
「雪とくらしの道具」 金沢くらしの博物館
冬季企画展「雪とくらしの道具」、季節展示「天神堂展」を開催中でしたが、
初夢枕紙でいい夢を見よう!
もう一つ、今日から5日間先着20名に「初夢枕紙」をもらえるんですよ。初日の今日はケーブルテレビ局が来て詳しく説明を聞いていたけど、実際には説明部分はカットされてた。そこを聞きたかったんだけど。
「旅と鏡花」 泉鏡花記念館
次に、泉鏡花記念館へ。「旅と鏡花」の前期として東日本編を開催中です。
「うさぎ柄」絵はがきプレゼント
こちらはウサギ好きの鏡花にちなんで、来年の干支「卯」柄のポストカードを先着50名にプレゼント中。前もらったのと同じだけど。
秋声オリジナルグッズプレゼント
その鏡花記念館で徳田秋声記念館のオリジナルグッズプレゼント企画を知って、ちょっと寄ってみました。今日12月23日は徳田秋声の誕生日だそうだ。誕生日と記念館開館5周年を兼ねて、「秋声自筆複製色紙」と伝記小冊子、ポストカードのセットを、先着50名に大判振る舞い。
なんか今日は朝早く出掛けた甲斐があったなー
「新収蔵史料展 -利家・利長・利常の書状-」 近世史料館
最後に、近世史料館に寄って「新収蔵史料展 -利家・利長・利常の書状-」を見てきました。初代利家から三代利常まで古文書が13点展示されています。まだまだ勉強不足で書いてある文字は読めませんので、読み下し付きの数点のみじっくり鑑賞してきました。

津幡ふるさと検定 初級受験いざ!

今日は地元津幡町のふるさと検定に、昨年のリベンジに行ってきました。
津幡ふるさと検定
第3回初級と、初級合格者のための第1回中級が同じ部屋で行われました。
津幡ふるさと検定
今年も!?一夜漬けでしたが、昨年の初級問題と例題を丁寧に復習したおかげで、まあ今年は大丈夫でした。
申込者は初級19人、中級13人ということでしたが、合計では年々少しずつ減っていますね。検定の初めに矢田町長の話があり、人口37500人って話のなかで言っていましたが、試験に出ていそうだと思っていたらやはり出ていました。1問サービス問題になってしまいましたが、過去問にもありますからみんなチェック済みだと思いますから問題ないでしょう。

コミPo!が届いたよ!でも・・・

「コミPo!」が届きました。予約特典として「田中圭一氏のサイン」付きです。
コミPo!
なんのキャラか知らないけど、下書きの鉛筆跡がくっきりと残る・・・ちょっと雑?
コミPo!
ケース裏面を見ると、「コミPo!」はアクティベーションが必要になるようです。
コミPo!
今すぐ触ってみたいけど、年賀状が終わるまで、しばらくは時間がなさそうだな。

コミPo! 素人でも漫画が作れるのか!?

今月「コミPo!」というソフトが発売される。
コミPo!
素人にもマウスで簡単にマンガが作れるというのが売りなんだけど、コミックシーケンサーソフトって言うらしい。初めて聞いた。
ネットでは少し前から一部で盛り上がっているようだけど、ソフト開発系書籍販売会社からのメールマガジンで今日知りました。
サンプル(下にも掲載)を見てみたけど、まあまあ簡単にいろいろできそうだ。なんと言っても、作った漫画を自由に使える(商用にも使える)というのがいいではないか!
初期セットの絵も好みだし、アップグレードもあるようだ。いろいろ見ているうちに本当に欲しくなってきた。おーーーーーーーー欲しくなってきた。
コミPo!作品例     
ということで衝動買い(予約)してしまいました。届くのが楽しみ!!
でも、いつ作品が登場するかはわかりませんけどね・・・・

SSL証明書を導入する

9日のRapidSSLの2048bit鍵長への変更を前にして、昨日から今日にかけて1024bitのSSL証明書を購入しました。
ディファインで格安SSLを購入する
携帯電話対応のため、1024bitで2年契約で購入しました。2年経てば旧機種もなくなりますしね。何とかなるでしょう。
送られてきたSSL証明書をテキストに保存して、Apacheの再起動を行うと以下のエラーになりました。
[Mon Dec 06 20:24:03 2010] [notice] suEXEC mechanism enabled (wrapper: /usr/sbin/suexec)
[Mon Dec 06 20:24:03 2010] [error] Init: Unable to read server certificate from file /etc/pki/tls/certs/www.free-style.biz.crt
[Mon Dec 06 20:24:03 2010] [error] SSL Library Error: 218529960 error:0D0680A8:asn1 encoding routines:ASN1_CHECK_TLEN:wrong tag
[Mon Dec 06 20:24:03 2010] [error] SSL Library Error: 218595386 error:0D07803A:asn1 encoding routines:ASN1_ITEM_EX_D2I:nested asn1 error
[Mon Dec 06 20:36:02 2010] [notice] suEXEC mechanism enabled (wrapper: /usr/sbin/suexec)
[Mon Dec 06 20:36:02 2010] [error] Init: Unable to read server certificate from file /etc/pki/tls/certs/www.free-style.biz.crt
[Mon Dec 06 20:36:02 2010] [error] SSL Library Error: 218570875 error:0D07207B:asn1 encoding routines:ASN1_get_object:header too long
理由がわからずに1時間ほど難儀しましたが、結局Windows上でテキスト保存作業をおこなったために、改行コードが合わなかったようです。
最終的に、viエディタで直接証明書を貼り付けると問題なく動きました。

五学会連合研究発表会 「加賀藩を考える」

企画展「水芦光子」 室生犀星記念館
室生犀星記念館で企画展「水芦光子」を見てきました。犀星の最初の女性弟子として知られる水芦光子ですが、意外と直接会ったことはほとんどなかったようです。
また、いくつものTVドラマや映画になっているようですが、リアルタイムには生まれていませんのでぜひ見てみたいですね。
神明宮
その後、お神明さんに寄って、うさぎの土鈴を買ってきました。子年から4年目となりますが、十二支が揃うまでまだまだですね。
企画展「紺谷光俊展」 中村記念美術館
「紺谷光俊展」最後の3期目を見てきました。今回のみどころはなんと言っても「竹取物語絵巻」ですね。1巻しか見たことありませんでしたが、今展示では5巻まですべて展示されていました。ほんとにすばらしい1品です。
五学会連合研究発表会 「加賀藩を考える」
石川県立図書館で開催されていた「第60回五学会連合研究発表会」に行ってきました。五学会とは、石川地理学会、石川考古学研究会、加能民俗の会、石川郷土史学会、北陸史学会の歴史関係の5団体を言うそうです。
五学会連合研究発表会 「加賀藩を考える」
個別発表会やシンポジウムもありましたが、木越隆三氏の基調講演「城下町金沢から見た加賀藩社会」のみ参加してきました。難しい内容でしたが、金沢城研究8号の木越氏寄稿を補完する講演だったので、また復習したいと思います。
企画展「武家の官位叙爵と婚礼」 前田土佐守家資料館
前田土佐守家資料館で「武家の官位叙爵と婚礼」を見てきました。映画「武士の家計簿」で下級武家の生活が話題になっていますが、武家は身分費用というものがあったので、家老格の上級武家、前田土佐守家の婚礼に関する古文献などが展示されていました。
水芦光子文学碑
浅野大橋から徳田秋声記念館へ向かう途中に、水芦光子の「雪の喪章」の文学碑が立っています。この写真先の展示にもありましたよ。
企画展「秋声文学碑物語」 徳田秋声記念館
最後に、徳田秋声記念館で「秋声文学碑物語」を見てきました。卯辰山に文学碑を立てたのは文化勲章を受章した谷口吉郎です。金沢市片町出身の谷口氏は、日本で第1号の文学碑を立てました。この文学碑の除幕式には日本を代表する小説家も多数参加したようですが、前日の講演会で川端康成氏が「日本の小説は源氏に始まり西鶴に飛び西鶴から秋声に飛ぶ」という有名な名言を残したのですね。

加賀藩御算用場跡

今日は金沢市内へ出かけたついでに映画「武士の家計簿」の舞台となった御算用場跡を見てきました。
加賀藩御算用場跡
現在は尾崎神社から黒門前緑地となっている場所が御算用場があった場所です。
加賀藩御算用場跡
尾崎神社は元金沢城内の東照宮でした。祭神は徳川家康と前田利常となります。
先週冬に備えて朱色の板で囲まれました。
加賀藩御算用場跡
その隣に会計事務所が建っています。御算用場の場所で会計の仕事をしたいということで現社長の父の代にここに事務所を建てたそうです。
加賀藩御算用場跡
映画「武士の家計簿」の公開に向けて、ここに新しい案内板が立てられてました。
加賀藩御算用場跡
尾崎神社と反対の隅には黒門前緑地があります。ここは春の桜の時期はきれいですよ。

映画「武士の家計簿」

今日から全国公開された映画「武士の家計簿」
武士の家計簿
加賀藩が舞台とあって、地元では早くからメディアが盛り上がり、一週間前から公開していましたが都合で今日見てみました。
「火天の城」ほどの感動的な場面はありませんでしたが、家計簿(入払帳)からよくぞここまでリアルに再現したものだと思いました。話が飛び飛びで一回見ただけでは理解しにくいシーンがありましたが、DVD絶対欲しいか?と聞かれると・・・価格を見てからですね。
特に、御算用場のような建物が現在残っていないのは仕方がないとしても、金沢城の城外にあった職場が、二ノ丸御殿(城内)へ登城するシーンが何度も映り、いかにも城内へ登城しているような印象を与えるのは映画をわかりやすくする意図があったとしても解せないですね。
映画「武士の家計簿」
映画のパンフレットは「そろばん」が印刷された細長い箱に入った変形パンフですが、その分ページ数が増えていいかもしれないですね。
それにしても、まわりはおじいさん、おばあさんばかり。映画館でもこんな状況になるのは珍しいことです。後ろのシートの団体が、「自分は18」「あんたは20」とやかましかったり、静かなシーンの途中でナイロン袋をガサガサやったりと映画館に慣れていない人たちを呼び込んでいることを見れば、この映画の貢献度はすばらしいです。
地元ショッピングモールではこんな大弾幕を吊って盛り上げていますよ。
映画「武士の家計簿」