こしのくに国府スタンプラリー踏破第1号

こしのくに国府スタンプラリー

3月28日に始まった「こしのくに国府スタンプラリー」

古代に越の国と言われた越前国、加賀国、能登国、越中国、越後国の国府があった(あったと推定される)5市をめぐり、国府の形跡を廻りながらスタンプを集める企画です。

今日踏破認定証(と景品の等伯ファイル)が届きました。やったぜ!第1号!!

狙ってはいましたが、すでに2カ月経ち半分無理かもと思っていました。まだまだ広報不足で訪ねる人が少ないのでしょうか。古代はまだ不明なことが多いですが、その分歴史浪漫を感じられる旅となりますよ。

こしのくに国府スタンプラリー

スタンプ帳はスタンプ設置場所にあります。国府の印を模したスタンプで、中央の瓦の模様がそれぞれ違っています。
実際の印の展示は越中国のみありましたが、実際には文字のみです。当たり前か?

こしのくに国府スタンプラリー

3月31日
1国目、越中国府の高岡市を訪ねました。スタンプは高岡市万葉歴史館です。
国府推定地は高岡市伏木の勝興寺。周辺には国分寺跡や総社の気多神社があります。万葉歌人として有名な大伴家持が国守として赴任したときは越中国は能登国の領域を含んでいました。万葉歴史館に越中国の歴史を学ぶ展示があります。

七尾市にも行きましたが、年度末で休みでした。

こしのくに国府スタンプラリー

4月10日
2国目、能登国府の七尾市を再訪しました。スタンプは能登国分寺展示館です。
国府推定地は七尾市古府周辺。展示館のある国分寺跡、総社の能登総社神社、国分寺にあった薬師堂がある火司神社(国分町)、印と鍵を管理していた印鑰神社があります。

こしのくに国府スタンプラリー

4月12日
3国目、加賀国府の小松市を訪れました。スタンプは小松市埋蔵文化財センターです。
国府推定地は小松市古府周辺。最初に国府台の河田山古墳群史跡資料館を訪れました。埋葬者が全く判明していない河田山古墳群ですが、国府に近い地勢から加賀建国の有力者の可能性もあるでしょう。以前開催した国府関連の展示が残っていて、無料ながら非常に充実した展示でした。近くの古府町には国分寺跡かと推定されている十九堂山遺跡、府南社と呼ばれた総社と推定される石部神社があります。

こしのくに国府スタンプラリー

続けて、小松市埋蔵文化財センターを訪れました。縄文・弥生時代の展示が中心ですが、国府関連の展示も少しあります。

こしのくに国府スタンプラリー

4月30日
4国目、越後国府の上越市を訪れました。スタンプは上越歴史館釜蓋遺跡ガイダンスです。
越後国府は謎だらけで推定地は北陸新幹線上越妙高駅の東側周辺。五智に国分寺があるので直江津地区が国府と考えられてきましたが、ここは鎌倉時代以降の越後国府で、古代は頸城平野の真ん中にあったと想定されるようになりました。古代の遺跡、釜蓋遺跡、吹上遺跡、斐太遺跡などが国府とつながるキーワードになるとか。謎なので展示館でも国府の展示は少ないですが、質問すれば丁寧に教えていただけますよ。

こしのくに国府スタンプラリー

5月28日
最終5国目、越前国府の越前市を訪れました。スタンプは越前市武生公会堂記念館です。
国府推定地は武生駅の西側一帯。周辺には国分寺や総社大神宮があります。市街地のため発掘調査もなかなか進みませんが、公会堂記念館では発掘速報として国府跡の遺物を見ることができました。

古代の国府を巡る旅、平成30年2月28日まで、皆さんも訪ねて楽しんでみたらいかがでしょう。
[amazonjs asin=”490534560X” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”越中国府 今をつなぐもの―萬葉覧古”]

こしのくに国府スタンプラリー 越中国

こしのくに国府スタンプラリー

地元新聞で先週報道され、今週から始まった「こしのくに国府スタンプラリー」
なかなか情報が出てこない中、小松市のホームページでようやく報道資料を見つけたので早速行ってきました。

こしのくに国府スタンプラリー

まずは越中国スタンプの設置場所である高岡市万葉歴史館。

こしのくに国府スタンプラリー

始めて入ったので展示をひととおり見学した後、中庭に出ると、梅や

こしのくに国府スタンプラリー

カタクリが見頃でした。

こしのくに国府スタンプラリー

ガイドマップが見当たらなかったので、受付で尋ねると、明日1日から出す予定だったとのこと。
実施期間は始まっているはずと伝えると、出してきてくれました。1番目の押印です。

こしのくに国府スタンプラリー

越中国の国府は現在の浄土真宗勝興寺に比定されています。万葉歌人大伴家持も国守として赴任しました。
国分寺跡や総社だった越中一宮気多神社も付近にあります。

こしのくに国府スタンプラリー

続けて能登国スタンプの設置場所、能登国分寺展示館に行きました。

こしのくに国府スタンプラリー

ところが、年度末で閉館。なんということでしょう。
応募先は七尾市なのでここは最後にします。

こしのくに国府スタンプラリー

折角天気も良いので、隣接する能登国分寺跡を見学します。

こしのくに国府スタンプラリー

南門をくぐると、中門、金堂、講堂、塔の跡が再現されています。
能登国の国府は国分寺跡の北古府付近に比定されていますが、はっきりした場所は判明していません。

さて、次はどこへ行こうかな。

情報が見つかりにくいので掲載しておきます。
<スタンプラリー実施期間>
平成28年3月28日(月曜日)~平成30年2月28日(水曜日)
<スタンプ設置所>
越前国 武生公会堂記念館
加賀国 小松市埋蔵文化財センター
能登国 能登国分寺展示館
越中国 高岡市万葉歴史館
越後国 上越歴史館釜蓋遺跡ガイダンス
<内容>
古代北陸道に位置する越前国、加賀国、能登国、越中国、越後国の国府が置かれた越前市、小松市、七尾市、高岡市、上越市の4県5市5ヶ所の国府の紹介ならびに歴史文化スポットを巡るスタンプラリー。特典として、5ヶ所のスポットをすべて巡り、最終到達点にて所定の申し込み用紙でご応募いただいた方全員に、「こしのくに踏破認定証」を進呈。