講座「加能史料」はいま

加能史料はいま

今日は、石川県立図書館で加能史料編纂室の定期講演会「加能史料はいま」がありました。加賀・能登の編年史を収録する「加能史料」の編纂段階でわかったことなどを発表する場です。

今回は木越氏祐馨氏による「大坂本願寺と加賀の一揆」というテーマの講演でした。加賀の一向一揆は一向衆寺院と一向衆門徒であった地元有力者との連合体による政治闘争でしたが、越前や越中をも巻き込んで一進一退の攻防を繰り広げました。中世は村や郷という境界は意識しても国という概念は薄かったのかもしれません。