南砺市福野の夜高祭に仕事の後出かけました。

石川県の加賀地方の祭りが金沢城下に近いためにおとなしい祭りが多いのに比べると、能登地方や呉西地方の祭りは同じ加賀藩内においては激しいものが多いです。

駐車場の案内が全くなかったので停めるのに苦労したが、駐車場から会場まで歩く途中の家々には

行燈が飾られ、光っていて美しい。

ギャラリーで行燈の絵が4種類売っていたので3種類買ってきました。左から「三国志 関羽と張飛」「川中島 信玄と謙信」「倶利伽羅峠 源義仲」です。家々の行燈は後者2種類しか見なかったですが、どれも勇壮ですね。

ギャラリーにはミニ行燈が

ところ狭しと並べられ、

別の会場にはキルトの武者絵も飾られていました。

暗くなった町の中を光のともった大あんどんが進みます。

意外に速いんですよ、このあんどんが。

「四ツ角」と呼ばれる場所はこの大あんどんがすべて見れるとあって、多くの人が陣取りをしていました。

この時点では華やかな祭りだった・・・・


「引き合い」が始まるまで時間があったので、福野駅前の「文久の大行燈」が飾られていると聞いたので見に行ったが、電気が付いていない。それも何かボロボロです。平成12年に復元されたものだそうですが、なんでこんな状態なのでしょうね。

今年の引き合いは22時50分に始まりました。7台の大あんどんの内、動くのが3台、動かないのが3台、なにもしないのが1台です。
3台×3台で9回の引き合いが行われますが、実際に始まると凄いの一言ですね。「引き合い」は別名「けんか」とも呼ばれていますが、あんどんがすれ違うときに互いのあんどんを壊し合います。その時にヒートアップして喧嘩が頻発したのでそう言われるそうですが、あれでは本当に喧嘩にならないほうが不思議なほどです。
引き合い終了後、当番町の裁許を行います。
こんな感じです。最後に当番裁許長の挨拶「しゃんしゃんの儀」で締めるそうですが、そこまでは見てません。この時点で23時40分です。
大あんどんの脇には壊された残骸が・・・。きれいな端は観客が持ち帰っていました。