惣構シンポジウム 金沢

零下で迎えた今朝の金沢
惣構シンポジウム 金沢
雪国の金沢でもめずらしい景色を今朝は見れましたよ!
石垣に降り積もった雪景色。雪が降っても日中零下になることは少ないため、朝日でかなり溶けてしまうことが多く、今日は天気もよかったですからやはり夕方にはすっかり溶けていました。
惣構シンポジウム 金沢
雪に覆われたいもり堀。こういう景色もなかなか見れませんよ。いもり堀は常時流水があるとはいえ、徐々に水質が低下してきていましたから、水面を覆ってくれているほうがもしかして絵になるかも!?
惣構シンポジウム 金沢
尾張神社境内の利家公も大きな雪帽子をかぶって寒そうでした。
惣構シンポジウム 金沢
今日の会場は石川県文教会館。
惣構シンポジウム 金沢
金沢市の後援で、大阪市立大学の仁木教授が代表を務める日本学術振興会科学研究費補助金研究プログラム「惣構の理論的・実践的検討-近世城下町像の再構築と「町づくり」への活用」の三カ年最終年の成果報告会として開催されました。
惣構シンポジウム 金沢
会場は100名もいなかったかな・・・ほとんどがいわゆる関係者で、一般市民は少なかったようです。歴史に関心が高い金沢にしては珍しいことですが、広報の問題なのか?天候の問題なのか?まあ準備状況を見ても、いつものように人が集まってしまっていたら大変だっただろうけど。
報告会は、会津若松、小田原、金沢、岐阜、中津の順で開催されました。
小田原だけはまだ未踏の地。小田原は「大構」って言うそうです。会津若松に惣構が残っているのは初めて知ったし、岐阜の北惣構はチェック済みだけど、消滅した南惣構はこちらも初めて知りました。城下の案内板には多々問題があるようだけど。中津は城売り出し騒動のときに行きましたけど、観光パンフレットには当時城下に残る石垣の記載はあれど、惣構の記載はなかったので未チェックでした。中津は九州で唯一惣構が残る城として、今後も惣構を含め中津城を売り出していくとのことですが、ネックは財政だとか。中津では「おかこい山」っていうらしい。それで気がつかなかったのかな?
こういう話聞くと、また行きたくなるよなー
惣構シンポジウム 金沢
分厚い資料集を含めて参加は無料!パンフレットは少し遅れて到着したこともあって金沢、中津のみでした(最初は他のもあったようです)。
金沢市の藩政期の重ね地図は、まち博2004で金沢工業大学の増田教授が作成した地図の複製で、市主催のまち歩き企画に参加した方であればよく知る内容ですが、市内を1枚で見渡せるということで購入しました(こちらは有料で500円)。関係者には人気なかったようですが、一般市民にはぼちぼち売れていたようです。八家の上・下屋敷、寺社地、惣構を確認するにはとてもわかりやすく、有用な地図ですよ。
惣構シンポジウム 金沢
報告会が少し押したこともあって、最後のシンポジウムは短かったけど、どの自治体も惣構を観光に活かそうと良い情報交換の場となったようです。