八曜の剣 加賀・富樫氏の物語

八曜の剣刊行発表会

野々市フォルテで開催された「椿まつり2016」

八曜の剣刊行発表会

開会式の後、「八曜の剣 加賀・富樫氏の物語」の刊行発表会がありました。

「八曜の剣 加賀・富樫氏の物語」は野々市を拠点にした豪族富樫氏の五代に渡る当主を漫画にした本です。漫画といっても時代考証(東四柳史明氏)もしっかりされているので、歴史ものとしても読み応えあります。

八曜の剣刊行発表会

発表会の後、会場で販売されました。早速一冊購入してきました。
作画は月刊北国アクタスで漫画連載している宮前洋介氏。どなたも大変男前に書かれていました。

ちなみに発行日は3月3日となっていますが、これは義経・弁慶一団が富樫家のもとを訪れたのが桃の節供のころということらしいです。本当の発行日は本日3月19日なんですけど。

今後は頌徳会事務局(野々市市文化課窓口)、野々市市ふるさと歴史館などで購入できるそうです。興味ある方はぜひ

IRいしかわ鉄道開業一周年セレモニー 倶利伽羅駅

IRいしかわ鉄道開業一周年

倶利伽羅駅で行われたIRいしかわ鉄道開業一周年記念セレモニーに行ってきました。

倶利伽羅地区は人口減少もあって観光に力を入れていて、もっと盛り上げたいという気持ちが他の地区より強いですね。
IRいしかわの一年は想定以上の業績でしたが、倶利伽羅駅の利用者数は平均200人以下と往時に比べるまでもなく、昔は倶利伽羅だけではなく、笠谷も倶利伽羅駅を利用していたということで非常に賑わった時期もあるそうです。また倶利伽羅駅から隣の石動駅までは峠越えの急勾配で蒸気機関車のときは2台で越えていった難所だったとか。

IRいしかわ鉄道としては終着駅でもありますが、七尾方面は津幡駅が分岐駅ですから、その先の津幡は通過駅としても富山方面の利用者がほとんどです。基本的に無人駅でもあり、観光地の倶利迦羅不動寺や倶利伽羅古戦場へ行こうにも歩くには少し遠いですね。昔からの変わらない風景としては良い場所なんですけど。

IRいしかわ鉄道開業一周年

イベントは岩崎豊年太鼓や

IRいしかわ鉄道開業一周年

刈安小学校有志による倶利伽羅峠の歌

IRいしかわ鉄道開業一周年

津幡町長やIRいしかわ副社長らがついたお餅のふるまい

IRいしかわ鉄道開業一周年

名古屋市を拠点とする「ややfish」によるミニコンサートなどがありました。
本日初披露の「おまん小豆音頭」も大盛況でした。

IRいしかわ鉄道開業一周年

地元作成の1周年記念ファイルとふるまいお餅、おまん小豆茶をいただきました。

IRいしかわ鉄道開業一周年

IRいしかわ鉄道開業一周年

金沢駅の北陸新幹線金沢開業一周年記念式典の後、津幡駅に戻りがてらスタンプラリーをしていました。
東金沢駅で待っていると、金沢駅で記念式典を終えた臨時のIRいしかわ鉄道開業一周年記念号がちょうどやってきました。

IRいしかわ鉄道開業一周年

津幡駅で開催される一周年記念イベントとウォークラリーに参加する方々を乗せた電車に乗りました。

IRいしかわ鉄道開業一周年

プレートが「臨時列車 1周年記念号 2016.3.12」と特別仕様となっています。

IRいしかわ鉄道開業一周年

乗ると、記念乗車証をいただきました。とてもラッキーです!

IRいしかわ鉄道開業一周年

スタンプラリーは富山のあいの風とやま鉄道の共同開催で、各駅の駅スタンプを集めてまわります。
IRいしかわは土日は1日乗車フリー券を買えますが、あいの風とやまは1日乗車フリー券は前日までに購入せねばならず、それを知らなかった私は電車でまわることを断念し、富山は車で一駅ずつまわりました。

とやまは前日までに購入とは、ふらっと来た観光客には不便この上ないですね。ぜひ改善して欲しいものです。

IRいしかわ鉄道開業一周年

達成景品は特製缶バッチで、10駅で大きい缶パッチを5駅で小さい缶バッチをもらえます。とりあえず初日に両方をゲットしました。

IRいしかわ鉄道開業一周年

金沢駅に景品引き換えにもう一度行く途中、津幡駅で金沢駅に戻る臨時列車にまた乗る機会を得ました。

IRいしかわ鉄道開業一周年

津幡に来るときは余裕がなかったので見ていなかったですが、吊り広告はアントのリニューアル広告のみです。

IRいしかわ鉄道開業一周年

臨時列車とは森本駅で下車してお別れしました。
普段あまり乗らない電車の旅でしたが、特別な1日となりました。

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

昨年の開業時はいっぱいだろうと敬遠して新高岡駅に行きましたが、今年の一周年は金沢駅に行ってきました。
コンコースで行われた記念式典、見ているのは一般人というより報道陣のほうが多い。
というより、前面は報道陣で二重三重に人垣を作られ、その脇からそっと見える程度でした。

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

一年ですっかり人気者となったひゃくまんさんは、出番待ちをする間、観光客に愛想を振りまいてくれて、後ろにも振り返りながら手を振ってくれました。

見返りひゃくまんさん、貴重です。

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

来賓の挨拶の後、一周年記念パネルの除幕式がありました。

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

式典後、記念パネルの前で記念撮影がありました。

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

最後に式典やその後の行事に華を添える加賀友禅大使とミス加賀友禅の方々のみで記念撮影がありました。

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

一周年パネルは公募した写真を絵葉書にしてあります。絵葉書をはずすと下に同じ写真があり、遠くから見れば同じように見えます。北陸新幹線の写った絵葉書はあっという間になくなりました。

北陸新幹線金沢開業一周年記念式典

一番列車の到着を待って、改札口から出てくる観光客に加賀友禅大使から一周年記念品が手渡されました。

春はもうすぐ

木ノ浦

珠洲の木ノ浦海岸にやってきました。ほぼ一年ぶりです。
一年前は映画「さいはてにて」の公開があり、ロケ地であった木ノ浦は盛り上がっていました。

木ノ浦

ロケセットの小屋は珠洲に数年間無償貸与されましたが、バルコニーは立入禁止に
もう朽ちてきて危ないのでしょうか?

木ノ浦

海岸で貝殻を探そうかと思いましたが、一年前とちょっと雰囲気が違います。
海が時化ているだけではないですね。前はこんなに岩がなかったような
配置が変わったのかな?

木ノ浦

椿の里は春が訪れています。
春の味覚、ふきのとう

平成27年度発掘報告会 いしかわを掘る

いしかわを掘る

石川県立美術館で今年度の発掘報告会が行われました。

報告は6つ
1.北吉田ノシロタ遺跡(志賀町)
2.佐味今田谷内古墳群(七尾市)
3.末松廃寺跡(野々市市)
4.漆町遺跡(小松市)
5.本多家上屋敷跡(金沢市)
6.金沢城跡[鼠多門・鼠多門橋](金沢市)

金屋町と呼ばれながら史跡が見つかっていなかった「漆町遺跡」で、中世から近世の鋳造施設が発見された事例はとても興味深かったです。

鳥越一向一揆歴史館セミナー「鈴木出羽守と加賀山内」

本日、鳥越一向一揆歴史館の総会とセミナーがありました。
「鈴木出羽守と加賀山内」というテーマでした。

鈴木氏が出てくる古文書・古文献は現在判明しているもので10点のみ
1.天文日記
2.私心記
3.高山別院照蓮寺文書 七里頼周書状
4.林西寺 本願寺顕如消息
5.本願寺文書 本願寺顕如消息案
6.信長公記
7.貞享二年里正由緒記 佐良村九兵衛言上状
8.福島県歴史資料館保管文書 安井久左衛門尉言上状
9.松雲公採集遺編類纂第百五十七 鈴木家系図写
10.林西寺系図

鈴木氏は本願寺本山から派遣された外の人(根来衆か?)とも言われた時もありましたが、現在は以上10点の資料からある時期に本願寺本山から総大将として派遣されたことには違いないが、土着して二曲で何代も暮らしたという結論であるそうです。そしてある時期に当主が「出羽守」、嫡子が「右京進」を代々名乗るようになりました。

白山開山1300年特別記念きっぷ

道の駅しらやまさん

道の駅しらやまさんに久しぶりに寄ってみました。

道の駅しらやまさん

今年に入って300枚限定で配布されていた「白山開山1300年特別記念きっぷ」
とっくに配布終了していると思っていましたが、まだ残っているということでいただいてきました。

道の駅しらやまさん

特別記念きっぷは無料で、裏は白山の解説となっています。
「001295」はどうも1001番から始まっているようですので、あと5枚?

道の駅しらやまさん

無料で1枚いただくのも気が引けましたので、通常の記念きっぷも購入してきた。
こちらも裏は白山開山1300年となっていますので、どこかで変わったんでしょうね。

さあ今年も白山登ろうか!

増穂浦のさくら貝

世界一長いベンチ

寒風吹きすさび、海は時化ていましたが、志賀町の増穂浦に行ってきました。
世界一長いベンチは一時ギネスブックに載りました。

岸壁の母

岸壁の母のモデルがこの町の出身だそうです。

そして増穂浦はさくら貝で有名です。今日はさくら貝を探しに来ました。
荒れた天候の後だったら、たくさん貝が打ち上げられているかと思いまして

さくら貝(ベニガイ)

最初普通の二枚貝でピンクっぽいものを探していましたが、途中で割れた透明な貝を見つけて少し遠くまで歩いて何枚か探し当てました。

これもさくら貝の一種ですが、ベニガイといい、地元ではますほ貝と呼ぶようです。
とても軽くて割れやすい貝ですが、大きくなると烏貝のような細長い形となるようです。

さくら貝

結局、一般的なさくら貝はやはりこちらのようですが、手前の白い貝にピンクや紫、茶などが混ざるようです。ピンクと言ってもちょっと薄いものが多かった。

もう少し暖かくなってから再挑戦することにしましょう。

和田竜さんの講演会に行ってきた

歴史小説を紡ぎ出す

石川県立図書館で開催された講演会「歴史小説を紡ぎ出す」というテーマで和田竜さんに会ってきました。

和田さんは処女作「のぼうの城」でベストセラー作家の仲間入りし、第三作「村上海賊の娘」で本屋大賞を受賞しました。映画化された「のぼうの城」は東日本大震災で公開延期されましたが、歴史好きの自分は公開時には映画館に見に行きました。

もともとは脚本家志望だったという和田さんは作品を考えるときに、全体構成→脚本→小説という手順で小説を書かれるそうです。脚本賞への応募は歴史ものは制作費がかかるということでNGのものが多いところ、逆に注目を浴びて小説が売れたら映画化するよ、という約束の中で「のぼうの城」(最初は「忍びの城」といったそうです)は映画化されたということですが、映画を見たときは面白いながらも少し大げさな部分も多いなーと思っていました。

しかし、和田さんが物語を書くときは「意外性」とか「爽快感」を大事にされていることを聞き、そういう視点で作品を見ると確かにそうなんだと納得しました。