石川県庁舎を改築した「しいのき迎賓館」がオープンしました。

式典を見ようと急いでやってきたものの、オープン9時を少し過ぎて人もまばら・・・・
と思っていたら、式典は10時からで、それ以後でないと中には入れないそうです。

正面のしいのき近くなど県庁職員が警備?に出ているのかと思っていましたが、来賓のお出迎えだったようです。

ということで、ふるさと偉人館を先に観覧します。

今日から企画展「加賀の三羽烏遺墨展」が始まり、まずは高光大船から二週間ずつ公開されます。

まるで美術館のようなたたずまいです。

10時に近づき、大勢の人が集まってきていました。来賓は200名とか

祝辞は谷本石川県知事から始まり、森衆議院議員、ほか国会議員、県議会議長、山出金沢市長と続きました。
新聞やニュースなどでは知事の言葉ばかり引用されていましたが、森議員が、「金沢は立派になったが、金沢城跡だけではなく、七尾城跡、小松城址も・・・」と言われていたのは、金沢一極集中と諌めたというよりも、地盤の加賀地区に気を使った?とも思えるが、金沢城は年々整備されていきますが、同じく国史跡の七尾城跡は近年ほとんど手が入れられておらず、また小松城址に至っては・・・と言う部分もありますので、真っ当な意見ですね。

式典の花形、テープカットの時間です。

テレビ局や新聞社の後方でしたが、いい位置で写真が撮れました。
テープカットの後、少し時間を置いて入館ができるようになりました。

エントランスは県庁時代の名残りをとどめる赤じゅうたんです。

中央階段のまわりは一階から三階までの吹き抜けとなっていて、いかにも開放的でした。
それでは今日・明日のみ開放されている部屋を見て回りましょう。

まずは大学コンソーシアム石川の交流サロンです。

こちらはセミナールームAです。

広いほうがセミナールームBです。

ガラス張りの北側廊下からは金沢城の石垣を一望できます。

二階ガーデンルームです。シャンデリアで豪華な部屋です。

二階北側のガラス張りに隣接するイベントルームです。立食パーティなどに使えるそうですが、夜だとライトアップが綺麗に見えるものの、外からも丸見えですね。

今日は花見客も混ざって多くの人でした。
カテゴリー: 歴史散歩
金沢市内を花見散策
今日は良い天気でした。春休みとあってか、子供連れも多かったですが、花見には少し早かったですね。
今日は随分歩きましたが、その道のりをご紹介します。

最初に、新聞報道にあった弁護士会事務所の撤去場所へ。ここは全国で唯一残る旧陪審員裁判所だったのですが、老朽化のため撤去されました。平成の世に陪審員制度が復活し、注目を集める中、保存する手立てはなかったのでしょうか?

白鳥掘の桜は7分咲き、城内はまだまだ3分咲きといったところでしょうか?

河北門は整備も終わり、24日の公開日を待つばかりです。と、河北門は有料?になるのでしょうか。

ここで、腹が減ってきたので食事ついでに、これまた新聞報道にありました「辰巳櫓復元模型」を見に行きました。20分の1の辰巳櫓は迫力あります。よく見ると、立体プリンターの継ぎ目がわかりますが、平面ではない立体の分かりやすさはピカイチです。
10日にオープンになる「しいのき迎賓館」が展示の第一候補だったはずですが、県施設での展示は難しかったのでしょうか?結局、自社ホール内での展示となりました。やはり辰巳櫓台が見える場所かどうでない場所なのかは重要だと思いますけど。

いもり堀は試験注水も終わり、10日の公開に向け、今週は再び注水が始まります。

10日公開はこちら「しいのき迎賓館」ばかり宣伝されていますが、レストランやカフェは庶民の手の届く値段じゃないですね。駐車場も市内一の値段設定となるようです。

先日説明会の行われた本多家屋敷跡に、草が生い茂る前にもう一度行きたいと思っていましたので、天気もよかったので行ってきました。県立美術館の回りは現在整備中なので、脇道から入りましたが、ここは整備しないのでしょうか?

その後、麓の中村記念美術館の春季展「館蔵名品展」を見てきました。

ここで前田土佐守家資料館へ向かう予定でしたが、思い出したことがあり竪町に寄りました。

とその店を探している途中に、「竪町」の標柱を見つけました。一年前に立てられたものでした。

と、目的の店を発見!「竪町に古書店ができた」と聞いていたので、どんな店か見に来ましたが、音楽や絵画など芸術書中心で自分には無縁なお店でした。残念・・・

前田土佐守家資料館で開催中の「史料にみる武具・軍装」、一度見に来ましたが、3月以降一部展示替えがあると聞いていたので見に来ましたが、あれ?どれだったのだろうか?


尾山神社の神門前の桜もまだまだ満開前でした。

そこから、新聞報道にあった黒門広場へ。

ミツバチが桜の蜜を一所懸命に集めていましたよ。

満開じゃないなと思っていたら、裏(黒門側)の桜が満開でした。

最後に泉鏡花記念館で「幽霊と怪談の展覧会Ⅱ」の後期展を見てきました。ちょうど先日の室生犀星も伝説でしたが、会談や伝説は時代を経ても面白いです。


帰り道、橋場のしだれ桜はきれいでした。

早めに行ったので早めに帰ってきましたが、春一の散策は疲れました。
しいのき迎賓館からの眺めは・・・
10日のオープンする旧石川県庁のリニューアル施設、「しいのき迎賓館」です。

入り口看板はOKです。

でもまだ中には入れません。当然ですが・・・

ふと見ると、外を歩いている人がいたので、自分も歩いてみました。

オープンカフェからはいもり堀の鯉喉櫓台が見えます。が、辰巳櫓は少し隠れています。

カフェでは今日も従業員の方がオープンに向け、配膳の練習や掃除をしていました。

目を転じれば、正面に三十間長屋が見えます。葉がない今だけかもしれませんが。

人がいないと広いなあーと思っていたら、どうもまだ広場には入っていけなかったようですね。
室生犀星記念館「犀星と加賀の昔話」
昼から晴れてきましたので、室生犀星記念館へ。
途中、思い立って手前にある中村神社を見に行ってきました。

神社境内に桜のある神社も多いですが、ここには入ってすぐの参道沿いに桜が植えられています。

まだちょっと早かったですね。

室生犀星記念館では3月から新しい企画展が始まっています。

犀星が題材とした加賀の昔話や伝説を紹介するもので、地元の題材に少々展示を見入ってしまいました。

帰りに地元新聞でも紹介されていた新グッズの絵葉書を購入してきました。犀星の飼い猫の写真がプリントされた図柄が4種類。中でも一番人気はこの「ジイノ」です。本当にカワイイですのー
鳥越一向一揆歴史館セミナー
鳥越一向一揆歴史館セミナーに参加してきました。
旧鳥越村時代に一向一揆歴史館として開館、以来白山市への合併、そして今年10年目を迎えます。5月には入館者10万人を迎える予定だそうで、自分は友の会まだ5年目ですが、全国に稀有なこの歴史館が注目されることを願っています。

今日は輪島光琳寺住職の木越祐聲氏による「山内と金沢御堂」というテーマでした。木越氏は今こそ住職をされていますが、数年前までは石川県立歴史博物館の学芸員をされていましたので、住職という立場というよりも講師という立場での講演でした。

今日は、越前超勝寺と加賀4カ寺(松岡寺、本泉寺、光教寺、願得寺)の対立が起きた「享禄の錯乱」から加賀一向一揆滅亡までの山内衆の動向についてよくわかりました。現在の山内衆とは鳥越を中心とした白山麓と考えている人が多いですが、中世は小松市波佐谷を含むもっと広い地域を指したそうです。
木越氏は余談もとても面白かったのですが、その中からひとつ。中世から残った石川県の氏族に「長氏」があります。穴水の長谷部信連の子孫で、加賀八家にも名を連ねましたが、「長谷部」がなぜ「長」となったのか?ずっと不思議なことだったのですが、中国(宋)式に姓を一字にすることが中世に流行ったそうです。そこで一字取って「長」にしたとか。鎌倉後期の武将「高師直」も元は「高科」という姓だったそうな。へぇーーーって感じですよね。
やっぱり軽だよね・・・
今日は福井市まで足を伸ばしました。

福井市立郷土歴史博物館の企画展「越前松平家の名品Ⅳ」を見てきました。福井藩主松平春嶽と親交があった勝海舟の肖像写真や、三国志の三顧の礼を題材にした「風雪三顧図」を見て、常設展を見ました。
行きは一般道でしたが、帰りは新車になってから初めて高速道路を利用しました。
ところが・・・・
前車はインテグラのマニュアルでした。5速で時速100キロで走ると一般道よりも3~5km/1Lは燃費が良くなっていたので、新車は高速では「さぞ燃費が上がるだろう」と思っていたのです。
その新車はゼストスパークです。
最初の10キロほど時速100キロで走ってみました。燃費は・・・・一般道に比べて3~5km/1L下がってしまいました。オートマだと踏めば踏むほど回転数が上がるので、確かに時速100キロで走ると4000回転超えていたけど、インテグラより燃費悪いとは・・・・
残念だけど事実を受け入れて、最適な速度を探ります。結局、80キロの貨物トラックの後ろについて、残りを走ってきました。信号ないけど一般道並みだ・・・。
今まで時速100キロで走っていたものを、80キロで走らなければいけないので、イライラしないためにも何か対策を考えねばならないぞー
れきはくコレクション2009

平成21年度の寄贈・購入資料を展示した「れきはくコレクション」が今年も開催されています。

入り口には平成3年に開催された石川国体のマスコット「元気くん」の人形が・・・懐かしいですね。
博物館内は撮影禁止ですが、元気くんだけは撮影OKということで1枚記念撮影です。
今日はれきはくコレクションだけが目的だったわけではなく、れきはくゼミナールとして「盆正月と山王祭」に参加するためでもありました。

先日も地元新聞に年末に公開される映画「武士の家計簿」の盆正月の様子の写真が掲載されていましたが、その資料を提供したのも、今日の講師である大門氏(同館学芸員)だそうです。
「盆と正月が一緒に来たような賑やかさ」から命名されたという「盆正月」は、金沢独特の祭礼です。同じ藩内でも「盆正月」といわれたのは金沢のみで、越中領では「御恐悦盆」「殿様盆」と呼ばれ、だたの祝日だったそうです。「○○盆」というのは「雨降り盆」という言葉のとおり休日を示す言葉だったそうです。
盆正月は六代吉徳から始まって、幕末まで42回確認できるのですが、時代により、「おどり」から「狂言」、そして「作り物」へと変化していったようです。作り物というのは、鶴来のホウライ祭りのような「ハリボテ」もの、福岡のつくりもん祭りのような「物品寄せ集め」もの、そして七尾の青柏祭のような「人形飾り」ものの三方式がありますが、いずれも金沢ではすでに見る事ができないものばかりです。
藩の許可を得て、町人が作った人気のある「作り物」は藩主の目に触れる機会もあったようで、全国的にも金沢にしかない祭礼だったのですが、今はないことは非常に残念です。
金城短大卒業制作展

市内に出たついでに県立美術館の常設展を見てきました。

前田尊経閣文庫分館では「能面と能装束」というテーマで、能関連品が展示されていました。今回は絵巻がひとつの目玉でした。

今週末はたまたま「金城大学短期大学部美術学科卒業制作展」を地階で行っていましたので、無料ということでもあったので見てきました。
ファッションや日本画、油絵、陶芸などに混ざってメディア造形(CMやDVD作成)やマンガなんかもあっても若いパワーを感じることができました。商品としては今一歩のものも多いですが、どの作品もキラキラしていて楽しそうな制作過程が想像できるようでした。
冬季企画展めぐり

年間パスポートを更新し、2年目の博物館めぐり開始です!

午前中が解説講座に参加するため、前田土佐守家資料館に行きました。
冬季企画展は「史料にみる武具・軍装」というテーマで、史料中心の展示です。カラーで武具を解説した「兵器図解」、上級武家らしく軍旗に関する「加賀藩旗指物図」など、予告なく展示された「織田信長黒印状」、「末森城合戦図」、今回の目玉はなんと言っても「四戦之図屏風」です。
「姉川」「柳ケ瀬」(賤ヶ岳)「長久手」「関ヶ原」の4つの陣取りの様子が地形の中に描かれたものですが、北陸先端大との共同開発「KuKuRi」でタッチパネル上の屏風を拡大してじっくり鑑賞できます。スゴイですよ。

資料館を出て大野庄用水沿いに金沢市立玉川図書館近世史料館にやってきました。
現在、金沢の中級武家の茨木家の文書が一般公開されるのに先立って「茨木文書展」が開催中です。まあ古文書ばっかりの展示ですが・・・

ふらふらと武蔵が辻から新町へ城下散策しながら、泉鏡花記念館に行きました。
昨年に続く企画 「幽霊と怪談の展覧会Ⅱ」です。人気企画だったようですね。今回も面白かったです。現在前期展「湯宿の怪」、来月には後期展「金沢奇譚」になります。

そのまま浅野川沿いに徳田秋声記念館へ。
「俳句と遺墨」というテーマで、小説家である徳田秋声が残した俳句の世界に浸れます。

かなり歩いて疲れましたのでここからは車で移動です。金沢くらしの博物館で開催中の「火消し 昔の消防」を見てきました。今日までは季節展示で「天神堂展」も同時開催されていましたが、金沢で男の子が誕生した年の年末に贈られたという「軍配もち」なるものがレプリカ展示されていて初めて見て驚きました。まだまだ知らないことがたくさんです。

最後に中村記念美術館と同時開催中の「文様の世界」、今日は安江金箔工芸館のほうを見てきました。
今日は浅野川沿いを通ったときに、たくさんの鳥を見ました。現在洪水対策の工事中で流れが変わったからなのか、見たことない数でしたが、鳥の名前はあまり知らないので写真のみです。



これは鴨です。動きがかわいいで、見ていて飽きません。
企画展「新春を祝う お正月と大衆娯楽」

石川県立歴史博物館で開催中の企画展「新春を祝う お正月と大衆娯楽」を見てきました。
昨年「本願寺展」を見て以来ですから久しぶりですね。本展では新春らしく天神堂が展示室入り口に飾られ、正月遊び道具や芝居番付(宣伝広告)などが展示され、思いの他楽しかったですね。
今年度は初めて同館の友の会会員となり、すべての展示会に何度も足を運びました。来年もまた継続して地元の歴史に触れたいと思います。