今年も金沢能楽美術館で加賀万歳を見てきました。今や恒例行事のようになりましたが、昨年以上の人出です。天候が悪いことを考えれば、加賀万歳の楽しさが普及してきた証ですね。
能楽美術館の前に前田土佐守資料館でも公演されましたが、一階展示室の狭い空間で行うようで、展示室内ということもあり、撮影は禁止されているので、こちら能楽美術館のほうが、舞台も広く、撮影もできるので良いですね。

自分は開演時間ギリギリでしたが、皆さん早くから待っていたのでしょうね。いよいよ始まりました。

例年どおり、「式三番そう」から始まり、「町づくし」と進みます。
町づくしの合間には楽しい掛け合いがあり、会場は笑いに包まれました。
「新・町づくし」も少し披露され、今年のケーブルテレビのふるさと講座が楽しみになりました。

最後に、「北国下道中」が演じられました。今年も楽しいひとときでした。
カテゴリー: 歴史散歩
東本願寺の至宝展
初売りの香林坊大和に行きました。

といっても、福袋が目当てだったわけではなく、8階催事場で開催中の「東本願寺の至宝展」を見たかったのです。
昨年の春から東京、札幌、大阪、京都、名古屋と開催されてきて、ここ金沢が最後の開催となっています。現在本山の御影堂が修築中ということで、内装品を寺外へ持ち出せる貴重な機会です。

会期は15日間と短いですが、想像していた以上の展示数で、普段は間近に見ることができないものも多数ありますのでとても良い機会でした。「山科本願寺旧跡之図」や「大坂石山画図」など城好きな自分には興味深い展示物はマジマジと見入ってしまいました。
尾山神社で男みくじ
旧北国街道の大通りから尾山神社神門までの金屏風。

恒例の景色となりました。

今年の年始は雪模様になったにもかかわらず、多くの人たちが初詣に訪れています。

今年初登場となるおみくじ、「男みくじ」「女みくじ」。男みくじの利家公の鯰尾兜がいいですね。

早速「男みくじ」ともうひとつ、2種類のおみくじを購入しました。今年の運勢は・・・・秘密です。
今年の正月菓子は「金沢夢菓子 久寿玉」!!
今日は仕事帰りに金沢駅で正月菓子を買ってきました。去年は諸江屋さんの福徳(ふっとこ)と辻占いを買ったので、今年は森八さんの福徳を買おうと思っていたのですが・・・・
今日はあいにく売り切れていました。
ということで・・・いろいろと物色した結果、諸江屋さんの「金沢夢菓子 久寿玉」にしました。

包み紙も金沢城下絵図になっていて、楽しいですね。

紅白の米煎餅の玉が中に入った箱がなぜサイコロなのか?店頭では単なる意匠なのだと思っていましたが・・・
箱を開くと、中には「金澤道中双六」が!!
なるほど!双六に、サイコロに、そして駒は中の菓子?

玉を開くと・・・
(右から)小花うさぎ、舞づる、金平糖、小柴舟、あめ玉、千代結び
と6種類の菓子が入っています。あめ玉と千代結びがきれいですし、どれもおいしい。
正月皆が集まる場所には楽しい菓子ですよ。
冬季展「文様の世界」 中村記念美術館

今月から安江金箔工芸館と中村記念美術館の2館で冬季展「文様の世界」が始まりました。
今日は中村記念美術館のほうに行きました。

今回の展示は3月にミニ検定が行われるそうですが、それもあるのでょうか?今までの展示で見たものが多数展示されていましたが、何回見ても興味あるものと興味ないものは分かれますね。
国史跡指定答申記念講演会 「辰巳用水」 -その水と時の流れ-

今日は先月辰巳用水が国史跡指定に答申されたことを記念した講演会が行われました。会場はふるさと偉人館の三階講座室です。

先着100名だった会場に5分前に到着すると、すでに最尾列しか空いていない・・・
皆さん早いですねー。

最初に金沢市埋蔵文化財センターの出越所長から、「辰巳用水詳細調査の概要」について報告がありました。

次に、金沢市近世史料館専門員の宇佐美孝氏から、「歴史資料にみる辰巳用水の姿」と題し、文献史料からわかる辰巳用水の講演がありました。

最後に、金沢大学の北浦教授から「辰巳用水にみる近世の土木技術」と題し、土木技術からみた辰巳用水の実像について講演がありました。

平成17年度から行われていた詳細調査では、新聞報道が何度もありましたが、測量調査で三次元画像を作成していたとは驚きました。どことなく洞窟探検ゲームのようです。

考古調査もここまで来たのですね。
尊経閣文庫分館 「大名夫人の調度」

講演会の後、隣接する県立美術館に行ってきました。今日行われていたこちらの講演会はすでに終了していましたが、尊経閣文庫分館の展示が変わっていたので見てきました。
「大名夫人の調度」というテーマで、13代斉泰に嫁いだ溶姫の婚礼調度品が展示されていました。化粧道具や香道具が多かったですが、将棋盤、囲碁盤に並んで、初めて香盤というものを見ました。鷹匠とさまざまな鳥の盤、闘鶏盤など、どうやって遊ぶんだろうね?
金沢の秋を楽しむ

庭満開のドウダンツツジの紅葉です。ここは寺島蔵人邸です。

今が見頃ですが、この時期に来たのは初めてです。秋を堪能しました。

お次は金沢能楽美術館です。本日から冬季特別展「加賀宝生の名品Ⅱ」が始まりました。

能面や能装束を堪能しました。

次に先週から館蔵品展「犀星写真館」が始まった室生犀星記念館に行きました。

室生犀星の写真に混ざって、猫たちの写真が・・・

犀星と一緒に火鉢に手をかけて眠るジイノ。このかわいい図柄がスタンプとして登場です。しおりを作って持ち帰れるので記念になりますね。

帰りに近くの神明社に寄りました。

目的はネズミ年から買っている土鈴です。今年3年目となりますが、今年はいつもの黄色い鈴が・・・
売り切れている。仕方がないので白い鈴(左から1番目)と、迫力ある大きい鈴(右から1番目)を買いました。デフォルメされるとまるで猫のような寅ですね。来年は良い年になりますように!
泉鏡花記念館開館10周年記念特別展「番町の家」
朝から雨模様でしたが、金沢検定受験のため市内に出てきたついでに展示替えした展示をみてきました。

試験の前に少し時間があったので中村記念美術館に来ると、前の旧中村邸でも展示をしていました。

座敷には襖絵や掛け軸、陶器が並べられていましたが、建物そのものもすばらしいものでした。

中村記念美術館では「伝統工芸創作人形展」が始まったばかりでした。地元人形師の作品も並んでいましたが、一見陶器に見えるものもすべて紙ということで細かい仕事でした。

試験の帰りには泉鏡花記念館に寄りました。

当館では現在、開館10周年記念特別展として「番町の家」が開催中です。「番町」って?思いましたが、鏡花終の棲家となった東京都麹町区下六番町のことらしいです。泉鏡花の遺品は慶応義塾大学の図書館所蔵となっており、多くの遺品が公開されるのは全国初です。これを逃すといつ見られるかわからない貴重な展示です。通常展棚まで拡張して展示される数々の品から鏡花在りし日を想像できますよ。
寺島蔵人邸 ドウダンツツジはまだ早かった・・・

テストの帰り、天気も良くなったので紅葉を見ようと寺島蔵人邸に寄りました。

が、まだ早かった。青々としていました。
聞けば最盛期は11月下旬、半月ほど早かった。そう言えば以前聞いたような気がするが、去年は来れなかったんだな。

ということで庭園で秋を探してみる。少し色付いた紅葉を発見!

そして、熟してぶら下がる柿が・・・甘柿か?渋柿か?