浜松に来たらやっぱり「うなぎ」を食べなきゃね!明日は浜松を離れるので今日は出かけましょう。
考えが安直ーーーーと言われそうだが、うなぎは私の大好物なのですよ。

浜松駅で安いうなぎ屋を探していたら「うおかっちゃん」という店を見つけました。美味しかったです。

帰ってホテルで昨日浜名湖ICで購入した名産「安部川もち」を食べました。初めて食べましたが、こちらも美味しかったですよ。
カテゴリー: 歴史散歩
祐閑寺名月椿鑑賞会
夕方6時は今はすっかり暗いですが、ここ津幡町倉見は外灯も少なく辺りは一層暗いです。

ここは倉見にある祐閑寺です。

境内には早咲きの椿である名月椿が見頃を迎えています。

この白い椿の花が津幡町文化財にも指定されている名月椿です。

今日はここで鑑賞会が開かれるということで母を伴って来ました。

本堂に作られた椿と写真の中で、二胡の演奏や能が演じられました。

本格的に能を鑑賞したのは初めてですが、とても分かりやすい題材だったのでよかったですね。

琴の演奏中は一日の疲れも出て少しウトウトしてしまいました。
卯辰山山麓寺院群探訪会
今日の午前中は金沢歴史遺産探訪月間のイベントとして、「卯辰山山麓寺院群探訪会」に参加しました。数年前に卯辰山山麓寺院群はすべてまわりましたが、普段は内部を公開している寺院はほとんどなく、寺宝や庭園を見学できる貴重な機会となりました。

集合は宇多須神社です。メンバーは先日の惣構跡探訪会と半分くらいは同じかな?

コースは「宇多須神社」→「即願寺」→「玄門寺」→「妙泰寺」→「心蓮社」→「光覚寺」の6カ寺です。

まずは集合場所となった宇多須神社で寺宝を見せていただきます。

神鏡の裏に徳川家の家紋が彫られています。普段は鏡面が正面ですから裏を見る機会は滅多にありませんね。

続けて、即願寺に向かいます。このお寺は車道に向かって横向きに建っているのが不思議でしたが、もともとは金沢市の都市計画で正面(南)に道路が通る予定で、それに合わせて改築したそうですが、その後に環状線(山側)計画が決定し、道路予定地は宅地となったそうです。「寺の向きにも歴史あり」ですね。

ここは歴史も長いので、親鸞直筆の書や蓮如直筆の書など寺宝も豊富です。どれも素晴らしいですね。

次に玄門寺を訪れました。ここは境内に幼稚園もあるので、普段は入りづらいです。不審者のようで・・・
ここの本堂は土蔵です。土蔵で火事や災害から厳重に守られているのは・・・

大きな阿弥陀如来立像です。現在でも色彩が色あせずに残っています。ここは土蔵なので戸を閉め切ると真っ暗になるのですが、天窓を開けると西日が如来のお顔にあたり、その場はまさに極楽浄土に
この仕掛け、まさに京都宇治の平等院と同じものです。学生時代が懐かしい!
こんな近所にすばらしい場所があったなんて

妙泰寺は本堂裏に豪姫の娘、「理松院」の五輪塔がありますが、本堂のなかに霊廟があります。
(左側の2つです)

危急のときのみ鳴らす「鳴らずの鐘」の鐘堂が妙泰寺にもありました。戦時中に供出されて今は鐘も鐘堂もありません。金沢では寺町寺院群の高岸寺に鐘堂が存在します。

次に境内の紅葉もきれいな心蓮社を訪れました。今日のコースは浄土宗の寺院が多いですね。

ここは庭園や絵画もすばらしいのですが、近年地元友禅作家らによって作られたという天井画が鮮やかで見ごたえあります。

最後に隣りの光覚寺に入りました。入ったところで時間となっていたので、解散の挨拶があり自由見学となりました。ここも庭園や仏像など見所盛り沢山でゆっくりと見てきました。

地元新聞にも紹介された千手観音像です。
今日は普段見る事ができない寺宝などを見る事ができてよかったです。今日参加して思ったことは、京都では春と秋の二回普段公開しない寺宝や庭園を800円で公開する未公開寺院ウィークという企画が長く続いていますが、卯辰山寺院群にも負けず劣らない寺宝の数々があるということ。これらの観光資産を有効に活かして、金沢市の観光をもっと盛り上げてほしいですね。
加賀藩の塩硝 金沢近世史料館
今日は昼から金沢城下を一周歩いてきました。途中雨が降る時間帯もありましたが、歩くにはちょうど良い日でした。

東山から金沢市立玉川図書館に併設されている近世史料館へ向かいます。同館では開館10周年記念特別展として、現在「加賀の塩硝 -生産と施設-」が開催中です。

同館収蔵の書物だけではなく、大野湊神社蔵の木炮(大きくてかなり立派です)、南砺市からは塩硝の製造道具なども展示されていました。また金沢にあった銃器関連施設(壮猶館や火薬製造所、台場)の絵図や大砲の玉(砲丸)も注目です。

開館10周年記念ということもあってか、一階展示室だけではなく、二階廊下、二階展示室とかなり広い展示スペースを使っているので、見るのにも時間がかかります。資料もたくさん用意されていましたよ。
興味ある方は11月23日までですよ。入館は今回も無料です!

続けて、西外惣構(鞍月用水)沿いに歩き、前田土佐守家資料館に行ってきました。

秋季企画展「会記にみる加賀藩上級武士の茶の湯」が開催中です。会記とは茶の湯を催したその記録で、招待された武士や町人のなかに当時の著名人もたくさん出てきます。
今日見たら兜シールが登場していました。同館もオリジナル商品が徐々に増えてきましたね。

最後に金沢能楽美術館に行ってきました。今日から秋季特別展「林原美術館名品展 備前池田家ゆかりの能面と能装束」が開催されています。

林原美術館は岡山市にある美術館です。今回は同館にちなんで備前池田家伝来の能装束や能面が展示されています。同館初となる展示図録もありましたよ。
徳田秋声記念館 特別展「小寺菊子展」

今月から徳田秋声記念館では、秋声と北陸の作家たちの第二弾として「小寺菊子展」が開催されています。
富山市出身で女性職業作家の草分けとして活躍した彼女の作品が紹介されています。

この徳田秋声記念館を含めて、泉鏡花記念館、室生犀星記念館、金沢文芸館、石川近代文学館の5館のうち4館のスタンプを集めると、オリジナル編集の文庫本がもらえます。
園邸での加賀万歳
去年から始まった金沢歴史遺産探訪月間が今年も始まりました。

11月15日まで探訪会、文化財公開、伝統芸能披露と多くのイベントが開催されます。
今日はイベントの1つ、園邸公開と加賀万歳です。

園邸は尾崎神社の前の通りにあり、大正時代の町屋です。

庭園や茶室などが残り、現在は元の持ち主である園氏から金沢市へ寄贈されて、市有形文化財となっています。

普段は茶会や花展のみ使用が許される場所ですので、滅多に入る機会はありません。

今日はその一室で加賀万歳が披露されます。

今日の万歳は若手の発表会のようでしたが、初めての女性の演じる万歳も見れました。

式三番叟に始まり、

小倉百人一首。
太夫を演じる彼女は現在金沢くらしの博物館の学芸員で、尾張万歳もやっているので名古屋訛りがまだ抜けていないようでした。

最後に北国下街道が演じられました。正月にご年配の立派な加賀万歳を見ていたので・・・比べてはいけませんが、来年の正月にまた金沢能楽美術館に行きたいと思います。
小松市「苔の園」 閉園の前に
小松市に苔のすごい場所があるというのは噂で知っていたので、いつか行ってみたいと思っていました。
と思っているうちに、この景気低迷と市道拡張により今月で閉園という記事が地元新聞に載りまして、今日は天気も良かったので行ってきました。
小松市の粟津温泉の、さらに奥にその苔の園(瑞芳園)はありました。

少々迷って到着しましたが、自分と同じく閉園前に一度訪れようと地元ナンバーの車が何台も停まっていました。

それでは、趣のある苔の写真をどうぞ!





残念ながらこの美観も今月末で見納めです。
親鸞聖人七百五十回大遠忌記念「本願寺展」
広島、徳島、名古屋と巡回してきた「本願寺展」がついに石川にやってきました。ちなみに最終は来年の札幌です。

今日は大勢の方が来ていました。さすがに本願寺、いや浄土真宗の威光です。

通常の特別展会場だけでは展示場所が足りず、隣りの常設展会場も使った本展でも、展示予定は6期に分かれ一度ですべては見ることができません。
今日は記念講演会があったのですが、場所が生涯学習センターと着いてから気付き、講演会はやめて、じっくりと展示を鑑賞してきました。すべては見ることができなかったので、装丁も価格も立派な図録を購入してきました。

その後、21世紀美術館で開催中の現代版絵巻物風イラストレーション展「KAGUYA 竹姫と天の羽衣」を見てきました。市民ギャラリーでの開催だったので無料でしたが、展示室に入るのは実は初めてでした。

金沢学院大の学生さんたちが「竹取物語」を現代風にアレンジし、人それぞれのタッチでイラストが描かれていました。

絵のタッチは人によって全く違っていましたが、1枚1枚楽しみました。


物語の中で、成長した姫は一人で竹やぶで遊ぶようになりました・・・
という「竹やぶ」が現代では「居酒屋 竹やぶ」というところが何とも今風です。

居酒屋を俯瞰したイラストもあって、あーありそうね!とも思うのですが、実際には無いですね。

最後に、展示替えされた金沢くらしの博物館に寄って来ました。


現在は特別展「紋付着物の世界 藤村コレクション」として、藤村氏より寄贈された友禅染の着物の一部が展示されています。くらしの博物館としては、カラーのチラシが珍しいですね。
金沢おどり2009
友人の誘いを受けて、本日県立音楽堂に「金沢おどり」を見てきました。

金沢駅前は金沢園遊会の上り旗が威勢よく掲げられています。

邦楽ホールには初めて入りました。洋楽ホールにも入ったことはありませんが・・・
舞台に向かって、一階指定席、二階自由席、一階横に桟敷席が配置されています。舞台左には舞台に続く花道と囃子場がありますが、入ったときは何なのかよく分かりませんでした。
終わってみると、桟敷席は舞台と花道を見渡せる位置だとわかりました。

金沢の東・西・主計町の三茶屋街のすべての芸妓たちが総出演して、迫力ある舞台が披露されました。何もかも初めての体験でしたが、地元の伝統に触れることができた貴重な一日でした。
SW真っ只中、金石地区を散策
秋晴れのシルバーウィークの中日、友人と金石地区に出かけました。

最初に、銭屋五兵衛記念館に行きました。

中には復元された北前船が展示されています。

ちょうど団体客と一緒になり、館長の説明を聞くことができてラッキーでした!

地元新聞にも掲載されたマッチクラフトの金沢城石川門もようやく見ることができました。うーん、それにしても大量のマッチ棒が必要ですね。

その後、大野からくり記念館に移動しました。こちらは大勢の観光客で賑わっています。

エントランスではちょうどからくり実演が始まりましたので、2種類のからくりを見せてもらいました。

からくり一体でベンツ一台分だそうですが、精巧なからくりに脱帽です。