射水市新湊博物館で開催中の企画展「利家夫人 まつ -手紙が語る戦国女性の心-」を見てきました。

新湊在住の郷土史家、木蔵豊信氏の旧蔵品が博物館に寄贈されたことを記念する企画展ですが、前田利家室まつの書状が44通、二代利長の書状が四通、三代利常の書状が三通。中でもまつの書状は江戸に人質に行った後に、村井家に嫁いだ七女千代に宛てた、従来村井家文書として伝わっていたものがほとんどです(43通)。

当時の女性の文書の数としては群を抜いて多い「まつ」ですが(先に訪れた今年の大河の主人公「江」に至っては二通しか伝わっていない)、その内容は実に人の親らしい飾り気のない文章が綴られています。この機会を逃すと、一同に会する機会は当分ないと思われますので貴重な展覧会でした。

その後、隣りの道の駅で名物「白えびバーガー」を購入することに。専用の窓口を設けた道の駅一の人気商品です!

購入制限あり。この日の待ち時間は30分~40分とのこと。

しばし待つも、30分が過ぎ、40分が過ぎ、結局出てきたのは1時間後。

ついにご対面!今回が3度目となります。
どうです。おいしそうでしょ
見た目に反して冷たいバーガーです。それにしてもどこにそれだけ時間がかかるのかわかりません。
あっという間に完食。おいしいけど、ここまで待たされると受け取った時に笑顔の人が誰一人いないのは先行き不安になりますね。いつまでも名物が続きますように。
日: 2011年5月5日
城端曳山祭 & true tears
三連休の最終日、隣県の南砺市城端にやって来ました。

今日は曳山祭です。六基の山車(曳山)と前に庵唄のための庵屋台が巡行します。

近年、国重要無形民俗文化財に指定された曳山祭で、今年は山車の修理技術者がたくさん招かれているようです。

出発地点のじょうはな座では普段は寄席などが行われるようですが、城端は2008年に放映されたアニメ「true tears」(P.A.WORKS)の舞台となった地であり、じょうはな座を背景とした新作ポスターもできていました。

商魂もたくましく、クリアファイル(800円)、ポスター(600円)、特別住民票(300円)。早速購入している人も。

傘鉾が出発地点に移動します。

曳山の出発地点は城端別院善徳寺の前となります。
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曳山の御神像は、前日の宵祭で各町の山宿で一晩を過ごします。山宿では「庵唄所望」という貼り紙をしてあり、前で庵屋台が止まり庵唄が披露されます。
庵唄は各町に何十曲とあるそうで、毎年同じというわけではないそうです。
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今町方面を一周してきた曳山は別院前から大通りに出てきました。今日は午前中から曇りが続き、観光客の出足はよくありませんでした。その分ゆっくり見れました。
大通りの一角で「true tears」の連動企画がされていました。
パネル展だけでなく、劇中に登場する飲食物を販売したり、城端巡礼マップを記載したパンフレット配布など、リピーター獲得に向けて努力していますね。
昼を食べて東上町で一同に並んでいる曳山を見学。その頃にはようやく天候も回復してきました。観光客も観光バスでどんどんやって来て増えてきました。
城端では「恋する城端」というスタンプラリーをしていたのですが、昼を食べた飲食店も協賛店だったので、スタンプほしいと言ったのですが、うちは協賛店ではないと固辞されてしまいました。折角やっているスタンプラリーなんだから、もっと周知して欲しいものです。
青空だと曳山も御神像も写真映えしますね。
今町のこの風景は絵になりますが、ここは午前中に通る場所です。チューリップが富山県らしいです。
地元の子供たちも露店前で楽しそうです。石川県にはもうこれだけの露店が並ぶ祭りはありませんからね。
じょうはな座まで戻ってくると正面が何か違う雰囲気に・・・
「true tears」と同じP.A.WORKSが製作して、現在放映中のアニメ「花咲くいろは」の宣伝のようです。
石川県を舞台にしたアニメなので毎週見ていますが、劇中の場所がいまいちピンときません。5人のキャラクタが紹介する石川県の名所のクリアファイルが販売されていたけど、5枚組はちょっと高い・・・
石川県でも、ここ城端のように商魂たくましく盛り上げてくれないかな?