「花咲くいろは」の舞台へ

現在アニメで放映中の「花咲くいろは」
その舞台のひとつとなっている湯涌温泉へ久しぶりに行ってきました。
金沢湯涌温泉
エンディングの最後に登場する湖のモデル?となったと思われる。湯涌温泉奥の玉泉湖です。向こうの丘の上にホテルが建っている絵でエンディングは終わりますが、以前はここにも丘の上に「白雲楼」という東洋一と言われたホテルが建っていました。アニメの中で蘇ったということでしょうか。
金沢湯涌温泉
湖面にはすでに藻が出てきていましたが、黄色い水芭蕉がきれいでした。奥には氷室が建っています。今年はこの新しい氷室を使用して雪を詰める予定でしたが、大雪でいつもの場所になりました。
金沢湯涌温泉
アニメの中にも登場した足湯と湯涌夢二館です。他にもモデルになった場所がありそうだけど、今日はこの辺で。
地元新聞ではアニメ効果で県外から「いろは信仰者」たちが押し寄せているというので、様子を見に来たが確かにそれらしきグループをいくつか確認でした。彼らは聖地巡りを楽しんでしましたよ。それにしては迎える方の準備がまだまだという感じでした。城端を見習ってもっと盛り上げてほしいものです。
金沢湯涌温泉
玉泉湖で看板を見て、白雲楼ホテル跡と旧江戸村が公園として整備されたことを知った。
金沢湯涌温泉
早速見に行くと白雲楼ホテル跡は芝生公園になっていました。しかし、敷地ギリギリに建てられて景色も良かったというホテル敷地からは随分内側に柵がめぐらされ、育ち過ぎた木も視界を遮り、???という状態。
金沢湯涌温泉
続けて、山頂の旧江戸村へ。
金沢湯涌温泉
こちらは回遊できるように道が整備されていましたが、
金沢湯涌温泉
解体待ちなのか、復旧待ちなのか、わからない建物がまだ残った不完全な状態。
これで県外客のみならず、地元客をも満足させることができるのか?
金沢湯涌温泉
帰り際に、旧江戸村の名残を発見!!
壇風園との共通券が大人1100円。今となっては高くはないが、当時は割高感はあったでしょう。幼き時に来たことがあるのかもしれないが、記憶には全くないこの場所。廃墟が残っていないだけ未来に向けて希望があるのだけど、下からわざわざ登ってくる観光客にもっと喜んでもらえるように、せめて景色を見渡せるようにしてほしいものだ。

2館館長対談「加賀八家という家」

今日は2件の講演会をハシゴ
2館館長対談「加賀八家という家」
最初は2館館長対談「加賀八家という家」へ。
前田土佐守家資料館と藩老本多蔵品館の2館で開催中の加賀八家関連の展示を記念した、それぞれの館長、つまり現在のご当主の対談となります。
2館館長対談「加賀八家という家」
司会兼コーディネーターは長谷川孝徳氏です。長谷川氏は郷土近世史を研究してきた縁で、各家の先代と交流があったそうですが、先代の代では今日のような2人並んだ講演会はあり得なかったというから、こうして聞けるようになったということは良い時代、いや平和な時代になりました。
しかし、つい半世紀前までは藩政時代の身分をある意味引きずった時代であったということで、今を生きる者が今のものさしで考えることもできなくなったということか。「家」という制度が崩壊し、「個」を強調する時代の意義を考えさせられる会でもありました。
江戸時代の鉄砲と火薬
続けて石川県埋蔵文化財センターで開かれた、まいぶん考古学講座「江戸時代の鉄砲と火薬」へ。
江戸時代の鉄砲と火薬
もっと加賀藩に特化した塩硝の話を聞けることを期待していたのですが、前半は火薬と鉄砲の歴史、後半に入っても鉄砲の構造や火薬の作り方が続き、最後10分ほどでようやく金沢城内の発掘調査や城外の施設の話へ。目新しい話は金沢商業高校建て替えに伴う「弓の町遺跡」の発掘調査の成果ぐらいだった。