福井恐竜博物館特別展 絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち

盆休みの週末日曜日、晴天の中、福井恐竜博物館にやってきた。盆休み最終日と家族の日で通常展が無料ということもあってか、家族連れで一杯の博物館。最近こんな盛況なときに来たことはなかったので少しびっくり!!
目的は、毎年恒例の夏の特別展。今年のテーマは「絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち」ということで、隕石墜落による恐竜絶滅の地層「K/T層」をまたぐ生物化石に関する展示である。職員による解説イベントに参加したのであるが、7月と8月と9月に1回ずつ、7月は別の会のバス旅行日に重なるため参加できず、以前9月に参加したときは終盤でガイドブックが売り切れ寸前だったため、今年は余裕をもって8月の回に参加してみた。
福井恐竜博物館特別展 絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち
K/T層を境にして恐竜や翼竜、首長竜(これらは恐竜とは別種らしいです)は絶滅したのだが、一部は鳥として存続し、哺乳類の天下にはまだまだ年月が必要であったという説明を聞きました。
そういえばK/T層直前の白亜紀後期の化石を博物館で見ることはほとんどないと思いませんか?
理由は、K/T層前後の化石は展示品としての価値よりも、研究対象としての価値が勝るから、らしいです。
近年NHKなどでも哺乳類受難の世紀として、飛べない大型の鳥の化石も展示されており、迫力ありましたね。興味ある方はぜひ自分の目で確かめてください。
福井恐竜博物館特別展 絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち
イベントの前に通常展を見ましたが、開館当時は1地点からの固定撮りしか許されていなかった館内は、どこでもフラッシュ、三脚なしであれば撮影可能となりました。
福井恐竜博物館
福井恐竜博物館
福井恐竜博物館
福井恐竜博物館オリジナル フクイサウルス
今日の買い物は、復元モデルシリーズ第2弾「フクイサウルス」です。今年発売になったものですが、値上げラッシュの中、本モデルも第1弾「フクイラプトル」ともに1体1,200円となりました。材料費の高騰よりも近年の中国の人件費向上のほうが影響あるのかもしれません。そのうち、安く精巧なモデルを入手するのは難しい世の中になるのかもしれません。
絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち

世界最大の翼竜展 IN 名古屋

雨の名古屋、名古屋市科学館で開催中の「世界最大の翼竜展」を見てきました。土曜日ということもあり、大勢の親子連れがやってきていました。
世界最大の翼竜展
世界最大の翼竜展
恐竜展というのは多いですが、翼竜のみの展覧会は珍しいです。会場にはたくさんの翼竜の化石が展示されていて、その大きさを実感することができました。中でも天井の翼竜ケツァルコアトルスの復元化石と復元模型は非常に大きく迫力がありました。
世界最大の翼竜展
世界最大の翼竜展
こちらはジュラシックパーク3にも登場している、最も有名な翼竜プテラノドンの化石です。ちょっと小さいのですが、標準的なサイズだったのでしょうか。
世界最大の翼竜展
翼竜との比較で現在の飛ぶ動物や鳥の展示もありました。
こちらはコウモリ
世界最大の翼竜展
こちらはモモンガ
世界最大の翼竜展
会場の最後には展示パンフレットやグッズを販売するコーナーがありましたが、興味のないお母さんは「もう終わり」って言っている人も・・・。
自分としては十分楽しめましたよ。日本初公開の化石も多かったですし、ディスカバリーチャンネルの番組を編集したDVDも良かったです。

福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008

福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
昨年夏以来の福井県勝山です。今日は福井県立恐竜博物館にやってきました。
今日と明日の2日間で「国際恐竜シンポジウム2008 アジアの恐竜研究最前線」というテーマでシンポジウムが開催されます。ここ北陸で国際的な恐竜研究の最新報告が聞けるなんて嬉しい限りです。
福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
会場はいっぱいでした。講演者はロシア、中国、韓国、カナダ、タイ、モンゴル、そして日本と多彩なので日本語と英語による同時通訳が行われました。
福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
基調講演
 董 枝明(ドン ジミン)氏
講演1
 イワン・ボロツキー氏(ロシア科学アカデミー)
 リンチェン・バルスボルト氏(モンゴル科学アカデミー)
 イ・ユンナム氏(韓国地質源研究院)
 東 洋一氏(福井県立恐竜博物館)
 藤田 将人氏(富山市科学博物館)
講演2
 李 強(ジー チェン)氏(中国地質科学院地質研究所)
 彭 光照(ペン ガンザオ)氏(自貢恐竜博物館)
 李 大慶(リー ダーチン)氏(甘粛省地勘局第三地質鉱物勘査院)
 呂 君昌(ル ジュンチャン)氏(中国地質科学院地質研究所)
 金 幸生(ジン シンシェン)氏(浙江省自然博物館)
講演3
 バラブード・スティーソン氏(タイ王国国土資源局)
 柴田 正輝氏(福井県立恐竜博物館)
 冨田 幸光氏(国立科学博物館)
 エバ・コッペルス氏(アルバータ大学)
 フィリップ・カリー氏(アルバータ大学)
福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
お昼は青空が広がり遠くの山々がきれいでした。恐竜博物館のシンボルとなっているタマゴ型ドームも太陽の照り返しがまぶしいです。
福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
なんて写真撮っていたら、ある家族に写真撮ってほしいと頼まれました。何言っているか分からなかったけど、中国語かな?今日はシンポジウムも開催されているので海外の方も多いようです。少し焦りました・・・
福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
福井県立恐竜博物館 国際恐竜シンポジウム2008
今年は雪が少なかったので白峰を通る県境越えも道路脇に雪が残るものの、付近の山々は地肌が所々見えていました。本来ならこの時期はまだまだ雪が残っているはずなんですが・・・。県境越えは白山の麓を通るので、逆に白山を拝めないな、と思っていたのですが、帰り道に1カ所だけ拝むことができる場所がありました。
霊峰白山
しばし車を停めてシャッターを押す。
頂上はもう少し右側ですが、他の山々と違う真っ白の山頂が何とも言いがたいですね。
フクイラプトル 復原モデル・全身骨格
今日はようやくミュージアムショップでフクイラプトルの復原モデルと全身骨格のミニフィギュアを購入しました。発売当初は売り切れも続出した人気グッズですが、相変わらずの人気で高く積まれていました。フィギュア造形で有名な海洋堂と、恐竜造形で有名な荒木一成氏のコラボレーションです。
それにしても、恐竜の研究は年々新しい発見があって面白いです。私の子供の頃とは世界が随分変わってしまいました。今年の春は日本各地で恐竜テーマパークが開催されています。
世界最新!よみがえる恐竜大陸
 3月20日から5月18日まで(幕張メッセ国際展示場10・11ホール)
世界最大の翼竜展
 3月20日から6月15日まで(名古屋市科学館)

クジラが陸を歩いていた頃 福井県立恐竜博物館

太平洋側は台風直撃で大変ですが、日本海側はそうでもなかったです。今日は福井県立恐竜博物館に夏の特別展を見に来ました。「クジラが陸を歩いていた頃」というテーマで恐竜絶滅後の海に戻った哺乳類を集めたものです。「戻った」という表現は生命は海から生まれたということを意味します。
クジラが陸を歩いていた頃 福井県立恐竜博物館
クジラが陸を歩いていた頃 福井県立恐竜博物館
クジラが陸を歩いていた頃 福井県立恐竜博物館
クジラが陸を歩いていた頃 福井県立恐竜博物館
今日は、第3日曜日と重なり、「家庭の日」ということで常設展は無料でしたので、親子連れで一杯でした。特別展は有料だったのでそうでもなかったですが・・・
常設展も以前行ったときと陳列が少し変わっていました。そして、最も変わったのは写真撮影の扱いです。以前は定位置からの撮影しか許されていませんでしたが、フラッシュと三脚は禁止されているだけで撮影自体はできるようになっていました。そこで、地元産の「フクイラプトル」を含めて何枚か写真に収めてきました。
フクイラプトル
特別展と常設展を見終わってから、今日の目的である講演会「イルカとクジラがたどってきた道」というテーマで、ニュージーランド オタゴ大学のユワン・フォーダイス教授を聞いてきました。
クジラが陸を歩いていた頃 福井県立恐竜博物館
着いたときは晴れていた空も、帰るときはどんよりと曇っていました。雨も降ってきましたが台風の影響は少ないようです。