七尾城跡に金の付着した「るつぼ」出土
戦国城下町で全国初出土

石川県埋蔵文化財センターは30日、戦国期の七尾城跡から出土したるつぼに、金に銀や銅を混ぜた合金が付着していたと発表した。るつぼは金属を溶かすために使用された土製の容器で、金の溶解に使用されたるつぼの発表は全国で六例目。戦国期の城下町からの出土品では初めてとなる。
同センターでは、七尾城を居城としていた戦国期の大名、能登畠山氏が城下町に職人を集め、金の精製から加工を行っていた可能性を示す貴重な資料としている。
るつぼは出土した場所は、竪穴状の遺構や鉄を加工した際の破片が見つかっていることなどから、七尾城下の鍛冶工房群だったと見られる。今回の発掘では、るつぼとともに、金箔や金箔を張った板、刀装具や具足の一部が見つかっており、同センターではこれらの出土品に合金を使用した可能性があるとしている。
(北國新聞2006年5月31日付記事より)

金沢城 河北門09年度復元に向けて来年度に着工

金沢城の実質的な表門だった河北門が2009年度末に復元される。石川県は今年度中に実施設計と埋蔵文化財調査を終え、来年度に工事に着工する。水堀化される宮守(いもり)堀に突き出す鯉侯櫓台石垣の復元に向けた調査も始まる。
石川県は今年度中に県民参加型PR事業実施計画も策定する。復元作業のボランティア参加や、埋蔵文化財調査と工事の現場見学、公開講座、ガイドツアーなどを通じ、河北門を皮切りとする「平成の築城」第二幕への県民の意識高揚を図る狙いである。海鼠塀の瓦を県民の寄付とするなど、募金方式による財源調達の在り方も検討する。金沢城復元整備計画を紹介するリーフレットも作成する。
(北國新聞2006年5月31日付記事より)

ソースネクスト 年間更新料0円のウイルス対策ソフト

ソースネクストは、年間更新手数料を無料にしたセキュリティ対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO」を7月6日より販売開始すると発表した。
ウイルス対策ソフトを代表とするセキュリティ対策ソフトは、定期的なパターンファイルの更新やウイルス検索エンジンなどのアップデートが存在し、パッケージ購入時には1年分のアップデートの権利が付属するのが一般的だ。そして、購入してから1年後に権利が終了すると、それ以後、毎年数千円の年間更新手数料が発生する仕組みとなっており、それがセキュリティベンダの重要な収入源となっている。
「ウイルスセキュリティZERO」はOS対応モデルを採用し、次期Windows「Windows Vista」の正式サポート期間が終了するまで、ウイルスのパターンファイルの更新やエンジンのアップデートなどに必要な更新手数料を無料にする。その分、ソフトウェアの価格は上昇して3970円となるが、まだまだ大手ベンダーに比較しても割安感はある。
@IT ソースネクスト、ウイルス対策ソフトの年間更新料を0円に
上記記事によると、現在のコンシューマ向けセキュリティ対策製品のシェアは、
シマンテック 46%
トレンドマイクロ 26%
ソースネクスト 16%
マカフィー 8%
その他 6%
となっており、「ウイルスセキュリティZERO」により勢力図が変わるのは必至だろう。
ウイルスセキュリティZERO(234×60)

映画 ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード
朝一の回で「ダ・ヴィンチ・コード」を見てきました。原作本は読んでませんが、スカパーでダ・ヴィンチ・コード特集は何本も見ていたので、話の内容はほぼ理解できました。
キリスト教と西洋史に関して知識がないと、内容は難しいのかもしれませんが、2回見たいかと言われれば私は遠慮します。時が経てばまた見たいと思うかもしれません。サスペンスですが、キリスト教と西洋史に興味のある・なしで評価は二分されるでしょうね。
ダ・ヴィンチ・コードという題ですが、レオナルド・ダ・ヴィンチ以外にも
○アイザック・ニュートン
○テンプル騎士団
○キリスト教
○シオン修道会
などキーワードになる言葉の前知識は必要でしょう。特にキリスト教の「聖杯」とシオン修道会に関しては予習して見たほうが楽しめます。

Office2007日本語版ベータ2公開

マイクロソフトは5月24日,オフィス・スイートの次期バージョン「2007 Microsoft Office system」の日本語版ベータ2を公開した。マイクロソフトのWebサイトから無償でダウンロードできる。実費(1575円)を支払えば,メディアを郵送してもらうことも可能であるが、メディアの発送開始は6月中旬の予定。
ビデオによるデモムービーも公開されている。Access2007を見てみたが、インターフェイスががらりと変わり、ウィザードが充実し初心者向きになったイメージがある。拡張子は「.accdb」となっており、現在の「.mdb」とも違うようだ。
今は時間が取れないが、実際にベータ2を動かしてみたいと考えている。

米Amazon.com 書籍のオンデマンド出力サービスを発表

米Amazon.comは米国時間5月19日、オンライン・ユーザーの注文に応じて書籍を出力するプリント・オンデマンド(POD:Print-on-Demand)プログラムを発表した。出版社は、絶版本や希少本,あるいは新刊を、従来の出版手法より低コストで消費者に提供することができる。
同プログラムの開始に合わせて、Amazon.comが2005年に買収した米BookSurgeは、書籍スキャンとPOD対応デジタル・ファイル作成のサービスを行う。サービスは当初、期間限定の格安手数料で提供される。出版社は、スキャンした書籍を「Amazon」サイトの「Search Inside the Book(なか見!検索)」の対象に含めるかどうか選択できる。
AmazonユーザーがPODプログラムで注文すると、BookSurgeは書籍を出力し、1冊の本にして発送する。 なお,PODプログラムの書籍は、他の一般の書籍と同様の扱いとなるため「Super Saver Shipping」や「Amazon Prime」などの配達サービスが適用できる。


ついにAmazonが・・・という感じではありますが、日本ではいつ開始されるでしょうか?出版コストの軽減と紙資源の節約という効果が期待できるサービスです。
日本では以下の書店ですでにON Demandが始まっています。検索していると「POD版」という書籍がちらほらと見られたので、今まで何のことか分からなかったのですが・・・、データの形での提供かと思っていました。形式は多様化していくでしょうが、紙ならではのメリットも多いですし。
万能書店(http://www.d-pub.co.jp/)