城下町金沢の文化遺産群と文化的景観セミナー

城下町金沢の文化遺産群と文化的景観セミナー
午後は、めざそう!世界遺産「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」セミナーに参加しました。初めての北國新聞赤羽ホール(交流ホール)でしたが、演台は一段高いものの、聴衆席は平面で、木の椅子でおしりが痛くなりました。大金かけたわりには部屋や備品がいまいちです。
城下町金沢の文化遺産群と文化的景観セミナー
一昨日の電話は定員オーバーのため、椅子の数を追加する算段のためだったようで、150名の定員以上の参加者でした。
世界遺産の文化審議会委員であった佐藤氏の講演を聞くと、城下町金沢の世界遺産登録への道のりは険しそうですね。最も、世界遺産をめざすために、様々なイベントや発掘調査や史跡登録が進められていますから、それによって地元市民が地元を見つめ直す機会に恵まれていることが本当の成果なのだということも分かりましたが。
金沢市文化財課が行なった今年度の発掘調査である、辰巳用水三段用水、土清水塩硝蔵跡、升形遺構についてスライドによる紹介がありましたが、金沢市は石川県のように発掘調査報告書の販売もありませんし、現場説明会も一般に告知することもしないので、この辺は改善してほしいです。
最後の質問では、辰巳用水の例の建設問題が出て、歯切れの悪い回答とともに時間切れとなってしまいましたが、今日の話を聞けば、この件だけでも世界遺産から遠くなるような気が・・・

観光キャンペーン「なごや近世武家文化」

名古屋といえば、徳川御三家の筆頭、尾張徳川家のお膝元として甲冑武具や大名道具、武芸芸能、史跡など、武家文化に関するたくさんの観光資源を持っています。最近まではこれらが個別に広報宣伝などを行なっていていまいち一体感がありませんでしたが、昨年秋より名古屋市が本腰入れて宣伝に乗り出しました。
名古屋も観光地として売り出しにかかったということで、金沢にとっては非常な強敵ですね。
昨年秋のポスターのモデルは「徳川宗春」公で、私もイベントのひとつに参加してきました。その模様はこちらの日記
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秋のキャンペーン 2008年9月20日~11月30日
今年の春はポスターのモデルが元祖名古屋嬢と言われている「春姫(義直の正室)」となり、桜散る華やかな雰囲気になりました。今回はどのようなイベントがあるのでしょうか?5月の名古屋城検定辺りに開催しているものがあれば見に行きたいですね。
観光キャンペーン「なごや近世武家文化」
春のキャンペーン 2009年春
来年2010年は「開府400年事業」として、様々なイベントがあるようです。一番大変な時期に開催となりそうですが、名古屋から日本を盛り上げて欲しいですね!

名古屋城検定 中級は高難度?

今年の名古屋城検定の詳細が少し分かりました。
5月10日日曜日に「中級」第1回の検定試験が正式に決まったそうですが、同時に「初級」第3回も開催されるとのことです。
うわさによると、中級検定はテキスト持込みができないそうです。初級はテキスト持込みができたこともあり、9割を超える合格率でしたが、難度が上がる中級で、さらにテキスト持込みできないのは辛いですね。真剣に勉強しないと受からないです。
現在わかっている出題範囲の参考図書は、
・公式テキスト「名古屋城なるほどなっとく検定」(現在改訂中)
・「名古屋城叢書1
・「続・名古屋城叢書
・「新修名古屋市史 第三巻
です。広すぎて試験対策が間に合いそうにありませんよ。
高難度になりそうな中級試験ですが、合格すると本丸御殿公開時に運営ボランティアスタッフになれるそうですよ。うわさですが・・・。遠所者には他の特典ないかな?

どこの城?

どこの城?
この写真、どこの城だと思いますか?
実は愛媛県松山市の山間にある元ラブホテルだそうです。それにしても大層立派な建物を建てたものですね。今週末から、県税滞納者からの差し押さえ物件としてヤフーオークションに出品されるそうです。最低売却価格は1億4500万円。 価格も立派ですね。
約1万5千平方メートルの敷地に、鉄骨造り瓦ぶきの2~5階建ての3棟が並び、築21~28年経っているということなので昭和末期に建てられたものだそうです。 ということは前回の第2次城ブームの頃ですので、これもその名残りということになるのでしょうか?

チロルチョコ 栗ぜんざい

昨日新チョコを紹介したら、しばらく前に店頭に並んでいたこちらも紹介したくなりました。
チロルチョコ 栗ぜんざい
「栗ぜんざい」
チロルは餅入りが最近のトレンドのようです。黒いチョコの層の上に、栗味のチョコの層を乗せ、中に餅風グミが入っています。匂いはまさに栗ぜんざいなのですが、チョコとしては最高とは言えない味です。さっぱりしているので食べやすいですが。
チロルチョコ 栗ぜんざい
栗ぜんざいの入っているのは、「バラエティパック」。他に、ミルクチョコ、コーヒーヌガーチョコ、ホワイト&クッキーチョコが入っています。

新作チロルチョコ 舞チョコ

今日近くのスーパーで新作発見!高級そうな包装です。
舞チョコ
きなこもちの新作「きなこもち 黒みつ仕立て」。黒みつが甘いです。
舞チョコ
もう1種類は「宇治まっ茶」。抹茶味チョコにもちグミが入り美味いです。
舞チョコ
この2種類が4個ずつ8個で120円。9個100円のきなこもちより値段のほうも高級です。

徳田秋聲記念館 企画展「秋聲の本で辿る 大正・昭和のモダンブックデザイン」

今日の最後は徳田秋聲記念館です。現在は企画展「秋聲の本で辿る 大正・昭和のモダンブックデザイン」の前期展と「文士の年賀状」の展示をしています。
徳田秋聲記念館
今回の展示は、一昨年秋声のご子孫から蔵書を寄贈してもらったことから企画されたものであり、貴重な初版本の装丁を見る事ができます。
徳田秋聲記念館
しかしながら、ここでも文学にあまり興味のない自分は、同時開催の「文士の年賀状」のほうに興味を引かれることに・・・
秋声と交流のあった当時の著名文学者たちの年賀状は、一言でいえば質素。裏返していえば味気ない。ほとんどが「謹賀新年」と住所氏名のみ。時代を反映しているのか、自分も来年は・・・いやいや逆に心配されそうだな。

泉鏡花記念館 企画展「幽霊と怪談の展覧会」前期

三件目は泉鏡花記念館です。金沢三文豪の記念館はそれぞれ生家跡またはその近くに建てられていますが、ここは生家跡のようです。
泉鏡花記念館
なにしろ文学はあまり興味ある分野ではないので、初めて訪れましたが、面白かったですね。と言っても自分で読んでいる時間は今はないので、過去に映像化されたものなどを見てみたいと思いました。
泉鏡花記念館
この展覧会は15日までが前期展、来月7日から後期展が始まります。後期展では金沢出身の漫画家である波津彬子さんの原画が展示されるそうですよ。

歴史都市金沢 電柱地中化工事

歴史都市として第一号に認定された金沢ですが、その施策のひとつとして、近江町市場のある武蔵が辻では電柱の地中化工事が近江町の再開発工事と一緒に進められています。
歴史都市金沢
周辺の電柱には「無電柱化を進めています。この電柱は平成21年3月までになくなります。」の張り紙が貼られています。電柱がなくなると景観もよく、歩道は歩きやすくなりますが、電柱に止まっていた鳥たちはどこに止まることになるのでしょうか?
歴史都市金沢
歴史都市金沢

金沢ふるさと偉人館 企画展「自画像展」

二件目は金沢ふるさと偉人館です。「自画像展」ということだったのですが、市内の小中学校の生徒の自画像でした。あれ?って感じでしたが、初めて来たので通常展を見ることにします。
金沢ふるさと偉人館
昨年春にリニューアルされて、偉人の数は17人に増えました。外から見ているとそんなに広く見えないのですが、思いのほか広いです。
金沢ふるさと偉人館
高峰譲吉、桜井錠二、藤井健次郎、木村栄、三宅雪嶺、八田與一、飯盛里安、谷口吉郎、藤岡作太郎、西田幾多郎、鈴木大拙、井上友一、山本良吉、安宅彌吉、北方心泉、細野燕台、中西悟堂の17人なのですが、その道の通でないと知らない方もいますね。
展示を見ながら一つ発見がありました。細野燕台は魯山人とも交流があったことで知られていますが、この「燕台」と言う名前、町の形がツバメが翼を広げたようだという、元は中国北京を指す言葉だったそうですが、金沢も小立野台地から見ると、犀川と浅野川に挟まれた中心部分を体として、北国街道沿いに広がる町が羽となって、やはりツバメに見えるということでその銘を使っているのだそうで、古地図を広げればなるほどと思う次第です。