もう1箇所の金沢の台場は、大野からくり記念館のそばにある大野お台場公園にあります。

公園の石碑の題字は、現石川県知事の谷本知事によるものです。

公園内には港近くということで、藩政期の北前船を模したオブジェが作られています。

どこに台場跡があるのかと探していましたが、公園内からは見えません。

と思っていたら、外周部の歩道に作られていました。これでは生垣で公園内からは見えませんね。

どこか短身で憎めない姿ですが、こんな大砲じゃ打てませんよね。
砲身の向けられた方角には海があったはずですが、開拓で海が少し遠くなってしまいました。
日: 2009年9月21日
寺中台場 石川県の城館
城館とは呼べない・・・かもしれませんが、今日は台場跡に2箇所行ってきました。

まずは、寺中台場跡です。銭屋五兵衛記念館の横にある大野湊緑地公園内に復元されています。

全長80メートルのうち、17メートルが復元されていますが、台場なのに近くに海はありません。

寺中台場は、宮腰台場、畝田台場とともに、加賀藩が幕末の外国船警備のために築いたものです。
この台場は寺中神主(大野湊神社神主宅か?)の屋敷跡に築かれ、前面に堀をめぐらした内陸の台場です。外国艦隊の火力差を考慮して、上陸後の対応を図ったものと考えられています。
畝田台場はさらに大規模だったそうですが、現在はありません。

復元された台場の後ろから海側を望むと・・・・こんな感じです。雰囲気ないなー