高岡城「天守閣」調査へ

高岡市教育委員会は13日までに、高岡城跡の発掘調査で、「天守閣」予定地との指摘がある本丸北端など7ヵ所を今年度の調査対象にすることを決めた。定説では高岡城に天守閣は造られなかったとされるが、本丸北端は地形などから重要施設があった可能性が大きく、市教育委員会は城の構造解明の足掛かりになることを期待している。
高岡城は築城時の姿がほとんど分かっていない。同市教育委員会は国史跡指定を目指し、今年度から3ヵ年の発掘調査を計画し、本丸北端など7ヵ所については年内にも着手する。調査対象は、本丸北端と南端、土橋の石垣、本丸外周の土塁3ヵ所、北端斜面の計7ヵ所で保存状態は良い。(北国新聞2010年12月14日付け記事より)