
大口町にある小口城です。

現在は本丸の一部だった櫓台跡を中心に公園として整備されています。

小口城は尾張領内の岩倉と犬山の中間点にあり、街道上の重要な拠点でした。

平成11年にこの館風の展示館と望楼ができたようです。展示館ではここ小口の歴史を学ぶことができます。
展示館の前には発掘で見つかった井戸跡と

鍛冶場の炉跡の位置がわかるようになっています。
公園は近くの小学生の遊び場になっているようで、たくさんの子供たちが遊んでいましたが、見上げるほどの望楼に上ることもできます。目が回るほどにグルグルと上がっていくと、さすがに転落防止に金網が張ってありますが、四方一望できます。

昔は見渡す限り田畑が広がったのどかな場所だったのでしょうが、今は住宅地が広がります。
公園横に広い空地がありますが、そこには昔小学校があったそうです。その敷地ももとは小口城の本丸です。

岩倉と犬山の中間にあるということで、この望楼からは犬山城も

小牧城も見えますよ。
日: 2011年12月10日
晩秋の犬山城へ 愛知県の城館

今日は午前中は天気良かったですが、徐々に雲が広がってきて、最後の太陽です。長良川に映る太陽が眩しく、湖岸の山上にそびえる天守が良いですね。

天守までの道脇はすっかり紅葉しています。今年は秋が遅れましたから、まだまだいけますね。

紅葉と石垣の組み合わせはいいですね。

本丸内は紅葉には少し遅いようでしたが、それでも観光客がそこそこいましたよ。さすがに国宝です。

天守最上階に上ると、四方景色が広がります。これは南方面の名古屋方面。

先程とは反対に、小牧山上の小牧歴史館が見えます。

西方面の奥に金華山が見えます。

最大望遠で山上の資料館が見えました。肉眼ではまったく見えませんでしたが。

上から望む長良川もいいですよ。

城下のみやげ店でマスコットキャラのわん丸君のぬいぐるみを買いました。春に小さいほうも購入したので、今日は大きいのを買いました。大きいのは手の肉球もあるんですよ。お店の方はどんどん売れるけど入荷が少ないんですよ、って嘆いていました。売れるっていうのはわかりますよ。かわいいですからね。

自販機にもわん丸君が描かれて、大活躍ですね。
青塚砦 愛知県の城館

犬山市の青塚古墳史跡公園に来ました。

古墳が整備され、ここまで全形が残っているのは貴重ですね。上に登れないのは殘念だけど。

ここは秀吉VS家康で争った小牧長久手合戦のとき、秀吉軍の森長可が陣を張った場所です。

しかし、看板にも古墳の説明だけで砦跡であることは一言も書かれていません。

ここから小牧城の歴史博物館が見えます。開発された現在でも見えるということは、当時は丸見えだったことでしょう。戦場の臨場感が味わえます!
小牧城 愛知県の城館

小牧城のあった小牧山にやって来ました。昔はまわりも田畑が広がり、小牧山全体がきれいに見えたのでしょうけど、今は、会瀬川沿いのこのスポットからやっと見える軽度ですね。

小牧山の頂上にある小牧歴史館を目指します。

資料館はちょうど本丸にあたる場所に建っているのですが、近年その周囲の発掘調査で巨石を使用した石垣の一部が次々と発見されました。

こちらにも

信長が小牧山に在城したのは数年なので、これまでは本格的に整備されないうちに岐阜城へ移ったと考えられていた定説を覆すことになりました。

資料館からの遠望は、今日の天候にも恵まれてとても良いです。こちらは北方面。
小牧長久手合戦のとき、徳川家康はこの小牧山に陣取り、北側に布陣した羽柴秀吉軍と向かい合いました。

肉眼では見えなかったけど、デジカメを最大望遠にしてみたら、なんとか犬山城が見えました。

史跡として保存されている小牧山の麓には、おそらく小牧合戦時代の土塁が残り、山裾との間に広い郭を形成していることが今でも確認できます。

それにしても大きな高い土塁です。どこの城跡でも数万人が野営する場所などないと思うところが多いですが、ここはなるほどと思えます。

通路を造るために、土塁を切断した部分をそのまま展示施設として見せています。

井戸跡も残っています。

郭との間の空堀も復元されています。山城の面影が残る場所ですね。