富山県小矢部市にある前田秀継の墓所へ行ってきました。

山の中にポツリとある、わかりにくい場所ですが、案内看板も随所にあり、すんなりと到着しました。
現在「前田秀継公記念公園」となっています。

奥に100メートルぐらい進むと、山の中腹に見えます。

そのまま階段を進もうとすると、

蛇に行く手を遮られました。先日一乗谷山城でも遭遇しましたが、今年は蛇によく出会います。

蛇がなかなか退かないので、土手道を進みます。

一段上がると、そこは高徳寺跡です。昭和初めまで建物があったようですが、老朽化で取り壊されたため今は何もありません。

門をくぐって階段を上ると、

そこに3基の墓が並んでいました。

前田秀継夫妻の墓です。3基ありますが、1基は誰のものでしょうか?
前田秀継は前田利家の末弟であり、越中の佐々成政との攻防のなかで、津幡城主から木舟城主となりました。天正13年の大地震で木舟城が倒壊し、夫婦ともに圧死し、その子利秀により、ここ高徳寺に葬られました。利秀は秀継の跡を継いで木舟城主となりましたが、再建を断念し、今石動城に移りました。高徳寺も今石動の城下に移転しましたが、秀継墓所はそのまま残ったようです。

墓所には麓から一直線に上る急階段もありましたが、段が傾くなどしてこちらから上るのは無理そうです。