山陰の名城、松江城にやってきました。震災の影響でしょうか?連休にもかかわらず、お客さんは少なかったですね。

大手口木戸門跡の石垣上に石碑が立っています。こんなところに立っていると見逃す人も多いだろうに。

木戸門を入ると広い馬溜跡が広がり、右手に折れて大手門となります。

この3月19日から松江では開府400年記念博覧会が始まりましたが、全体的に自粛ムードでイベントが多数中止となっていました。

二の丸上の段には松江神社が鎮座しています。祭神は松江藩松平家初代の松平直正公です。のちに、東照宮を合祀、つまり徳川家康公。さらに松江開府の堀尾吉春公と、松平治郷(不昧)公を配祀されたようです。結果的に4人を祀っているということになりますね。

ちょうど始まったイベントで、開府記念博覧会のキャラクタ「あっぱれくん」を見れました。

二の丸上の段には、トイレがありますが、ここに番所があったということで番所風になっています。

その前に井戸があります。その奥が大広間です。

二の丸上の段には、南櫓

中櫓

太鼓櫓の3櫓が2001年に復元されています。

南櫓横の南口門です。三の丸とつながっていた門です。

上の段から本丸につづく二の門です。礎石が残っています。

本丸一の門です。この先は有料です。

本丸に入ると先に天守が見えます。

天守に入る前にまわりを回ります。東南隅の武具櫓跡です。

そこからは二の丸上の段や

二の丸下の段を見渡すことができます。

武具櫓石垣の下、三の門からみた天守です。ちょっと木が邪魔。

入口近くから見上げると、前の付櫓がアクセントになって迫力あります。

付櫓の入口は鉄張の扉になっています。

内部の柱は特徴的な寄木柱となっています。肥え松の一本の柱の外側に板を揃えて鉄輪で締めています。鉄釘や鉄輪は朽ちる可能性もあるので、木組みで建てることの多い城郭建築ではめずらしいのではないでしょうか。

最上階からの眺めは最高です。宍道湖方向ですが、天候がよければもっと良かったのに。

東方向には、19日に開館したばかりの松江歴史館が見えます。

北西方向には北の門に隣接する乾櫓のあとが見えます。今は手前の木が枯れているのでとてもよく見えますね。

西方角から見ると全く違った雰囲気になりますね。

二の丸下の段、米蔵跡であったところです。

北の門から出たところ、馬洗池です。

脇虎口ノ門です。

そこを出ると橋の前に松江歴史館が広がっています。

北惣門に架かる橋、この広い内堀は松江城の特徴でもあり、観光資源でもあります。

橋のたもとに堀の出入りをする通路が残っています。

県庁のある三の丸は北側のみ堀が残っています。

三の丸から見る松江城は、手前に内堀、二の丸の石垣、南櫓、中櫓、太鼓櫓、奥に天守と見事です。風のない日は水堀に石垣や櫓が映ってこれまたきれいです。

おみあげに「松江大亀伝説」というのを買いました。何か由来があるのかなと思い調べてみると、
松江市外中原町にある月照寺には松江藩松平家の墓所があるが、6代藩主宗衍の廟所にある寿蔵碑の土台となっている大亀がいる。大亀は、夜な夜な松江の街を徘徊したといわれ、下の蓮池にある水を飲み、「母岩恋し、久多見恋し…」と、町中を暴れ回ったという。(ウェキペディアより)
暴れたのに退治されたところまで書いてないけど、最後にはどうなったのかな?まあそういう由来のある菓子です。