金沢城宮守堀水堀化へ工事に着手

金沢城第二期復元整備事業で4日、石川県は宮守(いもり)堀の水堀化工事に着手した。工事現場を高さ約1.2mのフェンスで囲み、今月中旬から掘削に入る。石川県はパネル板も備えた見学スペースを設け、県民や観光客に水堀の復元経過を見てもらう。
宮守堀は城の外縁部の旧県庁舎側に位置する。現在の地表から約3m掘り下げ、鯉喉櫓台から中央消防署広阪出張所跡地付近までの延長約230mに幅15-16m、水深1.5-1.8mの堀を造る計画で、2010年春の完成を目指す。(北国新聞2008年11月5日付記事)