都内の江戸遺産 赤門と黒門

もう一度登場しましたのは、赤門です。
赤門
「赤門」は加賀前田藩が将軍家から溶姫を迎えるために建てた御守殿門です。輿入れ行列がここから屋敷内に入りました。
赤門
門の部分写真が多いため、周囲の塀も赤いような誤解を生んでいるように感じますが、実際に赤いのは門部分のみで、周囲に巡る塀は加賀藩の特徴的な海鼠塀です。
黒門
本郷から上野公園を渡ると、その先に東京国立博物館があります。ここにもうひとつの江戸遺産があることを昨年まで全く知りませんでした。何度も来ているにもかかわらず・・・。ようやく見てくることができました。
黒門
それは「旧因州池田家屋敷表門」、通称「黒門」です。
立派な漆黒の門であり、因幡(現在の鳥取県)藩の大名、池田家の江戸屋敷の表門でした。
黒門
細部を見ても、30万石を越える大藩の風格が漂っています。
黒門
黒門は丸の内三丁目にあったものを、一時期東宮御所や高松宮家で利用され、昭和29年にここに移築されました。そのため、修理された時期から、瓦にも菊紋が入っているものが見られます。
黒門
内部は曜日により公開されているようですが、今回は外から見て満足することにします。都内には藩政期から残る大名屋敷の門は「赤門」と「黒門」の2つのみであるにもかかわらず、「黒門」の知名度は「赤門」の足元にも及びません。もっと注目されるだけの価値はあると思います!