金沢城の石垣用 崩落した石その場で加工

石川県教育委員会の金沢城研究調査室は1日、金沢市戸室別所の戸室山石切丁場について、石材を土中から掘り出す従来の丁場とは異なり、崩落した石材をその場で石垣に加工した丁場とみられると発表した。この丁場跡は戸室山の西麓に位置しており、今回の調査で急傾斜地の麓部分から堆積する多量の石材が初めて確認された。(北國新聞 2006年8月2日付記事)