富山城石垣 地元産巨石で再整備

富山城の石垣が、築城時と同じ早月川の河原敷で採取された花崗岩を利用して再整備されることになった。富山市埋蔵文化財センターは当初、県内では石垣に用いる巨石が採取できず、県外産や中国産の石を使わざるをえないとみていたが、早月川で土石を採取している協同組合の協力を得て、早月川の巨石を利用できることになった。同センターでは形だけでなく、色や風合いも築城時の石垣を復元できるとしている。再整備は9月末から10月中に完了する見込みである。(北國新聞 2006年9月10日付記事)