平成19年度県民考古学講座 第4回 近世大名墓の考古学 -前田利長墓所とその周辺-

富山県埋蔵文化財センターで行なわれた県民考古学講座に参加してきました。今回もカメラ忘れたため写真はありません。
発表は同センター主任の岡本氏でした。前田利長墓所は金沢市と一体となった世界遺産登録に向け、平成18年度から高岡市教育委員会が主体になって調査が進められています。岡本氏は調査協力として参加していることから現在の調査経過をふまえて発表がありました。
前田利長墓所は内堀と外堀を備えた大規模な墓所であり、その墓所域が東照宮の徳川家康や萩の毛利輝元などと比べても桁違いに大きいようである。外堀は現在完全に埋められているが、発掘調査によっておおよその位置が分かったようだ。
墓石の前には現在鳥居が立っている。これは明治の廃仏毀釈で仏教を無理矢理神道へ変更した名残りなのだそうだが、その前は入口には立派な門があったであろうということで、なんとも惜しいことである。
高岡市の紹介ホームページ