東海北陸道 全線開通へ

今年7月に「飛騨清見」「白川郷」間が開通して、ついに東海北陸道が全線開通します。
ここ金沢からは名古屋方面に行くにしても、富山県小矢部JCTまで戻る感覚があって利用する頻度はあまり高くないと思っていたが、観光の面ではかなり期待をしているようだ。
というのも、東海北陸道は愛知-岐阜-富山と縦断する道路ではあるが、富山県の終点は小矢部JCT。そこから富山市へ向かう(65.3km)より金沢市へ向かうほう(55.8km)が近く、知名度や観光資源なども金沢のほうが恵まれているために、中京圏から「五箇山と金沢を含む広域観光プラン」が増えることに期待しているのだ。
忘れてならないのは、富山県西部は元は加賀藩領であり、五箇山からの「塩硝の道」などの文化的な歴史も共通するものが多い。金沢市と高岡市を含む富山県西部6市で構成する「金沢・富山県西部広域観光推進協議会」は、今年2月、加賀藩祖前田利家の出身地である尾張荒子がある名古屋市中川区で区民らを対象に「加賀藩学講座」「加賀藩ゆかりの地ツアー」を開催するなどして旧加賀藩交流を進めているそうです。
北陸新幹線では長野市と金沢市の広域観光プランが進む中で、先んじて、五箇山と金沢市の広域観光プランが始まろうとしています。

「東海北陸道 全線開通へ」への1件のフィードバック

  1. 開通日が7月5日と決まりましたね。南砺市では、観光アピールもかなり盛り上げてるようです。
    金沢だと東海北陸と北陸自動車道を一周する割引プランがあるそうですよ。
    しかし、富山より金沢の方が近かったとは盲点でしたね。

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