東内惣構堀枯木橋詰遺構 完成

東内惣構堀枯木橋詰遺構
本日ようやく東内惣構堀枯木橋詰遺構が完成しました。東内惣構堀枯木橋詰遺構は、4つある金沢城の惣構の1つで、浅野川に注ぐ直前の部分にあたります。
完成式は、金沢市長や地元町内会長などを迎え、テレビカメラも何台も来ているなかで行なわれました。
東内惣構堀枯木橋詰遺構 完成式
東内惣構堀枯木橋詰遺構 完成式
最後に遺構の前でテープカットをして終了しました。その後、向かいの文学館で完成記念講演会が行なわれました。
予約していた40名が参加して、講師として金沢学院大学大学院 玉井信行氏を迎えて、「金沢城惣構堀について」というテーマで一時間の講演が行なわれました。
東内惣構堀枯木橋詰遺構 完成記念講演
1598年 内惣構堀の築造
1610年 外惣構堀の築造
1632年 辰巳用水の築造
1640年代 鞍月用水の築造
源太郎川と途中から重なる東内惣構堀以外は、用水の完成により水が入れられたようです。江戸期を通して堀幅は徐々に縮小されはしたものの、堀は排水路として使用され続けたため今に残っています。つながって水が流れていないと用を足さない排水路としての役割は、貴重な堀の大部分をそのままに残しましたが、西の内・外の一部は武蔵が辻周辺で切れてしまいました。