冬らしい肌寒い日が続きます。毎年恒例となった石川県埋蔵文化財センターの発掘報告会「いしかわを掘る」が、生涯学習センターで開かれました。

ここでの開催も今年限りとなりますが、170名を超えるほどの満員でした。

今年は遺物の実物展示はなく、パネル展示だけでしたが、中に金沢高等裁判所敷地内で行われた白鳥堀外の城下町遺跡の発掘調査パネルがありました。発掘調査前に新聞報道されていましたが、いつ行われていたのか?裁判所内だけにいつでも見に行けるというものではないですからね、貴重な写真です。

中には夏に現場を見学に行った「宮保館跡」の報告がありました。周りにもいくつも発掘調査現場が見えていましたが、この辺りが北陸新幹線の白山車両基地の建設予定地らしく、断続的にいくつもの発掘が行われていたようです。

最後に「金沢城跡玉泉院丸」の報告がありました。こちらの現場説明会には参加しましたが、説明会後に判明した石の産地や用途、西ノ丸と呼ばれた時代の地層など新しい見解の発表もありました。
来年は県立美術館ホールなどが候補に上がっているようですが、あそこは声が聞こえづらいからイヤだな。
日: 2010年3月7日
いもり堀は水入れ間近!

工事期間が間もなく終了するいもり堀です。

と思ったら、いつの間にか鯉喉櫓台に上るための階段ができていました。

計画段階では中央付近に階段ができるようになっていましたが、実際には隅に寄って作られましたね。

大雪で崩れたのり面の芝生もなんとか間に合ったようです。

鯉喉櫓の石垣がすべて見えるのも後わずかですね。しいのき迎賓館のオープンである4月10日に合わせて、おそらくこのいもり堀も水が満々とたたえられると思います。

最後は辰巳櫓から見下ろした鯉喉櫓台です。
河北門はお披露目間近!
久しぶりに金沢城の近くに行ったので様子を見てきました。

あいにくの雨でしたが、河北門はほぼ工事が終わっていました。

二の門横の木製通路も完成です。

二の門の三の丸側の雨溝も完成し、

塀の横通路も完成・・・・!って石垣が何段か埋まってしまったではないですか。

石垣のない土塁部分は・・・なんと芝生に!
公園工事としては仕方がないのかもしれないが、忠実な復元との兼ね合いは難しいですね。

一の門にまわると、柱や戸に鉄板が打ち付けられています。

真新しい木材に鉄板は威容さ(異様さ?)が増しますね。

見慣れた石川門はもうこんなに錆びていますからね。

石川門北側で行われていた工事も終わり、三の丸もすっきりしました。来年は南側の工事が始まります。