「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」

長浜城歴史博物館友の会 創立25周年威年事業として「浅井三姉妹 ~語りと音楽でつづる大河ドラマの世界~ その物語と史実の間で」が開催されるということで、長浜市にやってきました。
長浜文化芸術会館
会場は長浜文化芸術会館ですが、13時受付開始で到着したのはまだ11時だったので、受付も始まっていません。
長浜城歴史博物館
ということで、近くの長浜城歴史博物館を見学です。
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
昼食後、受付30分前に再び来ると、すでに大勢の人で賑わっています。
告知チラシには「事前申込は不要です。直接、会場へお越しください。」とありますが、350人ほどしか入らない会場ではもはや溢れること必然です。
開始20分前には予想どおり会場も満員御礼状態、さらに多くの人が押しかけているということでしたが、少々の立ち見と、ロビーでのビデオ放映、それでも入りきらずに断った人も多かったようです。主催者はここまでの人手を予想もしていなかったようですが・・・
とりあえず、自分は前から5列目で出演者にも近く、ゆっくりと鑑賞できました。
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
長浜城歴史博物館の太田学芸員と小和田哲男氏によるショート歴史講演の後、今までのNHK大河ドラマを彩ったオープニングテーマを地元オーケストラによる演奏で楽しみました。
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
第三部は太田氏の司会で、小和田氏と、来年のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」のチーフ・プロデューサーである屋敷陽太郎氏による座談会でした。
屋敷氏は富山県氷見市のご出身だそうですが、琵琶湖畔で生まれ、伊勢、三河と湖や海を臨む地で育った「江」に共感を覚える部分も多いそうで、大河では女性にも大ヒットした「篤姫」の脚本家や音楽家を揃えての楽しみな布陣であるそうです。
時代考証をつとめる小和田氏と総指揮をする屋敷氏による「江」が決まるまでの裏話や、湖北地方の登場場面など、来年の大河ドラマが楽しみになる内容でした。
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
今回参加費は500円ということで、資料代だったのですが資料は年表や系図、大河ドラマ一覧など、なかなかに充実した内容です。これでこの内容なら500円は安いから大勢来るよなーと思います。
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
長浜城歴史博物館と会場で2冊の本を購入しました。「みーな」最新刊には今日出演した屋敷氏のエッセイが巻頭を飾り、これまた来年の大河ドラマを楽しみにさせてくれます。
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
実は終了後に30名限定で、小和田氏のサイン会がありました。ということで、
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
自分も最新刊「歴史ドラマと時代考証」を購入してサインしていただきました。内容について座談会でも少し話題になりましたが、時代劇の時代考証の裏側を赤裸々に語っています。とても面白いです。
それにしても、サイン会を素通りしていく人が多かった。勿体無いことです。小和田氏はいろいろなところで講演していますが、間近で聴衆の一般人が話しかけられる機会は少なく、著書が多数あるわりには古書でもサイン入りを見たことがありません。これだけでも一歴史ファンとしては、今日来た甲斐があるというものです。
「浅井三姉妹 語りと音楽でつづる大河ドラマの世界 その物語と史実の間で」
長浜は昨年の「天地人」でも、石田三成の里として盛り上がっていましたが、今年も来年に向け、好評だったパスポートが継続されました。ちょうど今日から12月4日まで使用できるもので、その名も「浅井三姉妹手帖」!一館入館ごとに「戦国英雄カード」をもらえます。長浜歴史博物館でもらった記念すべき1枚目は「山内一豊」です。「やまのうち」ではなく「やまうち」ですよ。
来年の大河に合わせて「江 go ~浅井三姉妹博覧会~」が開催されるようです。「江(ごう)」に「go(ゴー)」!、って洒落ですね。そういえば、NHK大河ドラマも「江」が50作目、「50」と書いて「ゴー」ってこちらも見た目で語呂合わせしているそうな。