芦原にある吉崎御坊に行ってきました。

ここは本願寺八世蓮如が北陸布教の足がかりとして拠点を置いた場所です。

本堂のあった場所は「吉崎御山」と呼ばれ、史跡として保存されています。

高台に築かれた御坊からの眺めはよく、海が近く、物資輸送にも適した土地だったことがわかります。

本光坊了顕の墓。文明六年(1474)の吉崎御坊炎上のとき殉教した方だそうです。

祐念坊霊空の墓。北大手口参道を守護した吉崎惣道場、吉崎御坊願慶寺の開祖の墓。

蓮如お手植えの松の木ですが、今は根本がわずかに残るのみです。

蓮如上人銅像。高村光雲の作だそうです。

御本堂跡。南に面し柱間五間の大きさだったそうだが、三度の火災で焼失した。

御腰掛石。御坊があった頃からあったもので、蓮如も腰掛けだろうと「吉崎山絵図」に書かれているそうです。

見玉尼公墓。蓮如の第四子(次女)でこの地で亡くなりました。
今日は時間がなく山上のみの見学だったので、次回は麓も散策してみたい。