作業用フォルダのいたずら

突然の豪雨と雷。大気が不安定なようです。
以前のお客様から突然のお電話。何かと思ったら、
「君に作ってもらったエクセルが開かない。そのパソコンからだけ。」
えっ。エクセルとはマクロを組み込んだエクセルのファイルである。現象を良く聞くとそのエクセルファイルがあるパソコンからだけ開かないらしい。共有フォルダなので他のパソコンからでも使用できるが、他のパソコンからは問題なく開くようだ。
ということは、
1.エクセルファイル自体がおかしいわけではない。
2.マクロのないエクセルファイルは使えるので、エクセルのアプリケーションがおかしいわけではない。
原因は、ウイルス対策ソフトかなと思いながら訪問。まず、疑わしいウイルス対策ソフトを停止してみる。
・・・結果は同じである。悩んだ。ファイルを開こうとしているが、処理がループしているか、待たされているようである。悩む・・・。
あることに気づいた。そういえば、以前は作業用フォルダ(Windows98なのでC:WindowsTemp)の中のファイルをすべて削除したら少し調子よくなったな。試してみる。ファイル総数は2200を越えている。
ホッ…無事起動する。動作も軽快である。
総括:
マクロを含むエクセルファイルは、起動と共にいくつかのファイルを作業用フォルダに作成して、終了と共に削除する。しかし、たまにいくつかが削除されずに残る。この積み重ねが2200を越えるファイルの正体である。そして、フォルダの中のファイル総数?の限界により、新しいファイルを作成できなくなって、処理を待たせるという不具合となって現れる。
よく作業用フォルダのファイルを削除するようにしているが、この行為のおかげで今まではたまたま不具合を予防していたようである。
後日談:
実は、自分のWindowsXPのOutlook Expressが時々起動するとエラーで落ちるという現象が出ていた。大体はすぐ直るのだが、どうしても直らないことがあって、同じ作業をした(作業用フォルダのファイルをすべて削除)。WindowsXPでも不要ファイルは随時削除するようにしたほうが良いようである。