兼六園の庭づくり技法について 金沢城・兼六園研究会例会

本日は金沢城・兼六園研究会の例会でした。場所は広坂休憩室で60名ほどが参加して行われました。本日の講師は森永寿久氏です。森永氏は昨年度まで金沢城・兼六園管理事務局の事務局長でしたが、今年度から石川県公園緑地課にお勤めです。大学の専攻が庭園学科ということもあって、庭園の作り方に関する解説はとても参考になりました。
地元に住んでいて兼六園に何度行こうとも、兼六園の良さがなかなかわからなかった私には、兼六園を楽しむ一歩を踏み出せたように思います。兼六園の解説というと、兼六園の歴史や庭園技術などに偏る感がありますが、もともと兼六園は前田家のプライベートガーデンなわけですから、有名な松一つ一つをとっても意味があるわけです。「双幹の松」の意味や、「乙葉の松」のある場所、「根上がりの松」の象徴するものなどについて、庭園の見方を知れば楽しめるというものです。
金沢城・兼六園研究会例会
終了後、青空が広がってきたので金沢城をぐるりと見てきました。
金沢城
何度も来た金沢城ですが、今回初めて二の丸休憩所に寄りました。私は今まで金沢城ではグッズの販売はないものと思っていましたが、ここに数点ですが、絵図2点とうちわ、絵葉書が販売されていました。
金沢城河北門
河北門の発掘調査はまだ進んでいませんでした。本日の森永氏が偶然にここの担当課だったのですが、今秋から本格的に始まるようです。その際は、足場が組まれて復元現場の見学ができるようになるとのことなので、始まればぜひ見に行こうと思います。