金沢城辰巳櫓 家老、財政困窮で再建断念で殿を説得する

1759年(宝暦9年)の大火で焼失した金沢城本丸の辰巳櫓の「天保の再建」工事が突然中止されたのは、加賀八家の一人、奥村栄実(おくむらてるざね)の進言が影響した可能性の高いことが、石川県金沢城調査研究所の調査で分かった。栄実は加賀藩の再建を担った十三代藩主前田斉泰のブレーン。栄実の日記などから財政難を理由に「殿の悲願」を断念させたと推察され、藩内で繰り広げられたドラマが見えてきた。(北國新聞2008年5月5日付記事)