アントレプレナーDo it 第9回

アントレプレナーDo it第9回目です。今回は前回に引続き、「社長になる人のための会計知識②」というテーマで公認会計士 山田真哉氏が講師です。
決算書の三大指標
1.安全性 → つぶれない力
2.収益性 → 儲ける力
3.成長性 → 伸びる力
1.安全性の指標
・自己資本比率=資本÷資産
 ※50%以上が安全
・流動比率=流動資産÷流動負債
 ※150%以上が安全
・売上債権回転期間=(受取手形+売掛金)÷月間売上高
 ※2か月以内が安全
・棚卸資産回転期間=棚卸資産÷月間売上高
 ※1か月以内が安全
・固定比率=固定資産÷資本
 ※100%以下が安全
2.収益性の指標
・総資本利益率=利益÷資産
 ※5%以上が良い会社
・売上高利益率=利益÷売上高
 ※5%以上なら収益性がある
・総資本回転率=売上高÷資産
 ※1~2回転が平均
3.成長性の指標
・売上高増加率=(今年の売上高-去年の売上高)÷去年の売上高
 ※ベンチャー企業なら毎年10%以上ということもある
・利益増加率=(今年の利益-去年の利益)÷去年の利益
 ※毎年プラスであることが望ましい
なるほどいう感じです。3つの指標でまとめると決算書の勘所が分かります。今日はとても参考になりました。

SQL Server 2005技術概要セミナー

金沢でマイクロソフトセミナー「SQL Server 2005技術概要(エンタープライズデータマネジメント&データベース開発編)」に出席してきました。1日みっちりと新バージョンの機能説明を受けましたので、11月の発売がとても楽しみです。
・データベースミラーリング
・データベーススナップショット
・SQLCLR
まずこの3つはいろいろと使えそうなので実験してみたいです。特に、データベーススナップショットはミラーリングと組み合わせてレポート機能に使えるそうで、そうすると負荷も分散して良さそうです。

本多清六 私の生活流儀

久しぶりに本を読んだ。「本田健」や「岡本吏郎」などの有名人が推薦文を書いていたので、非常に興味あった。凡人がどう生きるべきなのか、そういう教えを得られる本である。廃刊になっていたものが、あまりにいろいろと引用されるので、この度「実業之日本社」から復刊された。
・私の財産告白
私の生活流儀
・人生計画の立て方
3部作であるが、今回一緒に購入したうち、「私の生活流儀」から読んでみた。当たり前のことしか書いてないのであるが、貫き通すことで凡人でなくなっていることに感銘した。
「人生即努力、努力即幸福」
これは本多先生の人生訓であり、「働学併進の生活」と称し、よく働きよく学びを実践した先に幸福があるという本来の人間の姿を再認識させられた。
「人間は老衰するから働けぬというよりも、働かぬから老衰することになるのである」
身に染みる一言であり、自らの日々を反省している。

会社を作ろう -払込金保管証明-

午後からあらためて北陸銀行に出向く。一応印鑑などを携帯していったが、今回は保管手数料のみで良かった。
会社用と登記用の2部「出資払込金保管証明書」と交換で、7875円の出資金払込手数料を支払う。
次は、登記用資料の作成である。しかし、会社の印鑑がまだ届かない。出資金を返してもらうときに、会社のゴム印が必要とのことでゴム印を注文する。

会社を作ろう -資本金の払込-

今日は朝から地元の北陸銀行に出かけました。個人事業主として屋号付きの通帳を作ってくれたので、とても好感を持っています。窓口も地方銀行にしては空いているので、待たされることも少なくてすむのもよいところです。
資本金を払込をお願いしたいという意向を伝えます。用意するものを教えてもらいます。
・出資払込事務取扱委託書(窓口でもらえます)
・定款のコピー
・代表者の印鑑証明書(委託書の代表者名に印鑑を押した人の分のみ)
・個人用口座
個人用口座以外は書籍どおりです。実は、個人事業用通帳はビジネス用だったので、まだ個人用口座を持っていませんでした。言われてみれば個人用口座もない銀行をメイン銀行にしようというのもおかしな話だと気づきました。資本金の振込と同時に口座を開設します。手続きとしては、一度個人名義口座に預入をして、資本金分を振替で銀行が預かるという手順でした。登記がすべて終了し、登記簿謄本を銀行に提出して、会社名義の口座を開設すると資本金が戻ってきます。それまでの1~2週間はこのお金は使えません。
登記のときに提出する「出資払込金保管証明書」が交付されるのは、翌日の午後になるそうです。委託手数料は証明書の交付と同時に払います。
実はインターネットで調べていると、この資本金の払い込みを公共料金の引き落しなど利用実績がないと、個人事業者はなかなか受けてもらえないとの報告もあったので少し心配していたのです。希望通りに手続きがすんなりと進みましたので安心しました。この辺は地域でいろいろと差があるのかもしれませんね。
P.S.
待ち時間に「中小企業退職金共済制度」のパンフレットを見つけて読んでいました。私がいままで勤めてきた企業には退職金制度はありませんでしたが、年金制度も不透明な世の中ですし、退職金は損金扱いになるようなので検討したほうがよいだろうと思っています。でも、よく読むとこれ従業員ですね。経営者は別のものを探さないといけないようです。

会社を作ろう -定款の認証-

定款の内容は、書籍とアントレプレナーでもらった資料で作成します。表紙を合わせてもB4で3枚に収まりました。官公庁の文書がA4になっていく中でも、定款の標準サイズはB5のようです。
綴じ方は、「ホッチキス留め」と「袋とじ」があるようなのですが、契印(割印)の数を考えて「袋とじ」にしました。
1.定款の中身を真ん中で二折りにする。
2.二折りにしたものをページ順に表紙の間に挟む。
3.ホッチキスで2箇所綴じる。
4.紙を四折りにして背表紙を作り、糊付けする。
5.裏表紙と糊付けした背表紙とのつなぎ目に契印を押す。
定款を3部用意してから、公証人役場(金沢公証人合同役場)に電話をします。時間はいつでもよいということで午後行くことを告げます。
定款の認証に必要なもの
・定款3通
・社印全員の印鑑証明書
・4万円の収入印紙
・5万円の認定手数料
・謄本交付手数料(4枚で1000円)
・実印
1時間ほどで認証手続きは終了しました。今回は訂正もなしに無事認証されました。次は、資本金の払込です。銀行はすんなり受け入れてくれるでしょうか。ここまでは順調です。

会社を作ろう -印鑑作成-

類似商号調査が終わりましたので、印鑑を注文します。
会社では、通常
・代表者印
・社印(角印)
・銀行印
・ゴム印
の4種類を用意します。ゴム印は登記の後で間に合うので、他の3つを注文します。
今回は、良心的なはんこ屋をインターネットで見つけたので、そこで法人設立セットを注文しました。
はんこ太郎 (http://www.hankotarou.com/)
材質は、値段の安いものから、柘植(つげ)、黒水牛、象牙というものが売られているのですが、磨耗しにくく長持ちするということで柘植にしました。

会社を作ろう -類似商号の調査-

本店を置こうとしている市区町村と同じ市区町村内に似た名前の商号がある場合で、しかも、その商号が行おうとしている業種(目的)と同じ業種の場合は、考えた商号は登記できません。
類似商号の調査のポイントは、
・主要部分が同一ではないか?
・発音が同一または類似していないか?
という2点です。
関連書籍やインターネットを調べると、本店を置く予定の市区町村を管轄する登記所で、「商号調査簿閲覧申請書」という書類を提出しなければいけないと書いてあります。
私の住む石川県河北郡津幡町を管轄するのは、金沢地方法務局であり、金沢駅西合同庁舎にあります。そこへ午後から出向きました。が、申請書のカウンターには商号調査簿閲覧申請書がありません。
私「会社設立のため商号を調査したいのですが。」
係「本店はどこになりますか。」
私「津幡町です」
係「では、こちらにあります。」
案内されたのは各種申請書の脇にあるカウンター。河北郡とかほく市の商号調査簿と目的調査簿が並んでいます。ということで商号調査簿閲覧申請書は必要ありませんでした。
津幡町の商号調査が200ページほどと、目的の参考調査で2000ページほどを確認します。正味1時間半ぐらいの時間でした。他社の目的を閲覧するのは参考になります。
今回の調査を経て定款が完成しました。次は定款を公証人役場に持っていって認証を受けます。

暑さもようやく

うさ
暑さもようやく和らいできたのか、ひんやりシートが定位置だった「うさ」が巣箱の上に戻ってきました。
でも、巣箱が小さく見えます。大きくなった「うさ」には・・・