金沢城 玉泉院丸を暫定整備

石川県が計画する金沢城公園玉泉院丸跡の整備で、2014(平成26)年度末の北陸新幹線金沢開業に合わせた段階的な整備が行われる見通しとなった。従来は14年度までに整備計画を策定する方針だったが、埋蔵文化財調査を前倒しして、暫定的な広場整備などを検討する。20日に県庁で開かれた新年度当初予算案の会見で、谷本正憲知事が意向を示した。
県は、水堀化を視野に暫定緑地を造成した宮守堀の整備手法をモデルとし、玉泉院丸跡でも約2ヘクタールの範囲でも埋蔵文化財調査と並行して、広場などの整備を検討する。併せて、庭園や石垣の造形美に焦点を当てた専門家による「調査検討委員会」を8月にも設置し、庭園の価値を総合的に検証する。(北國新聞2009年2月21日付記事より)

ついに音楽CDもUSBメモリの時代へ

浜崎あゆみ「NEXT LEVEL」
昨年は市販のパソコンソフトがUSBメモリで販売されるようになりました。ミニパソコンなど外部接続媒体がUSBポートしか備わっていないパソコンの出現や、USBメモリ自体の価格下落もあり、今後の主流となりそうな勢いです。
今度は、音楽CDがUSBメモリで販売されるようです。コピープロテクト導入による売上減少以来、最近の若者のダウンロード購入志向もあって、CD売上は減る一方ではありますが、音楽CDのUSB化はどのようなメリットをもたらすのか?自分には想像できません。
メジャーリリース日本初となるのは、3月25日の浜崎あゆみのニューアルバム「NEXT LEVEL」で、USBメモリは特注デザインとなっています。「CD+DVD」版に比べると約三千円近くも高いことから、制作費はまだまだCD版のほうに分があるように感じますが、今後の音楽業界を占う上で注目の一作となることは間違いようです。
NEXT LEVEL【初回限定生産】(2CD+DVD)(ジャケットA) [CD+DVD]
NEXT LEVEL(CD+DVD)(ジャケットB) [CD+DVD]
NEXT LEVEL(ジャケットC)
浜崎あゆみ公式サイト

石川県立美術館 「百万石の大名展」 前田育徳会・尊経閣文庫の所蔵品から

石川県立美術館 「百万石の大名展」
本日から石川県立美術館で「百万石の大名展」が開催されています。開会式には谷本知事も参加されていたようで、展示室で説明を受けていました。どうりで興味なさそうなスーツ姿がたくさんいるなあと思いました。
加賀藩前田家の収集した美術工芸品を収蔵する尊経閣文庫が、石川県で大規模に公開されるのは昭和38年以来46年ぶりとなるそうです。尊経閣文庫とは5代藩主前田綱紀公の収集した美術品の総称です(もっとも当人は尊経庫蔵書と読んでいたようです)が、3代藩主利常の蔵書を小松蔵書、4代藩主光高の蔵書を金沢蔵書と呼び、その後の藩主の収集品を合わせてそう呼びます。
今回は、県立美術館のリニューアルを記念した企画展ですが、展示されているものはそれでも一部です。自分としては自分の目で初めて百工比照を見る事ができたことが良かったです。「百工比照」とは、5代綱紀の工芸美術品のサンプルを収集したもので、現在は11のたんすに分けて保存しているそうですが、ちょうど綱紀の時代に解体や補修を行なった利常の隠居所であった小松城や江戸の藩邸から実際に収集されたものもあり、写真で見ていたものとは明らかに違う迫力がありました。
石川県立美術館 「百万石の大名展」
平成21年2月15日~3月22日
展示のほうは、3月5日に展示替えがあり、現在は「国宝 万葉集巻第三・第六残巻(金沢万葉)」が、その後「国宝 古今集巻第十九残巻(高野切)」が展示されるようです。これ以外の展示品は期間中いつでも見る事ができます。

兼六園・金沢城 冬のライトアップ

先週から冬のライトアップが始まりました。前年度は2日程度のライトアップ期間でしたが、今年度は1週間~10日程度の期間になって、天候の良さそうな日を選べていいですね。今年は暖冬で、今日も全然寒くなかったですが、20日以上の早く咲き始めた兼六園の梅林がライトアップ範囲に入っていなかったのが残念でした。
兼六園 冬のライトアップ
兼六園 冬のライトアップ
兼六園 冬のライトアップ
金沢城 冬のライトアップ
金沢城 冬のライトアップ
金沢城 冬のライトアップ

金沢能楽美術館 「加賀宝生の名品」

金沢能楽美術館 「加賀宝生の名品」
セミナーが終了してからはライトアップまで少し時間がありましたので、金沢能楽美術館へ行きました。正月に加賀万歳を見に来てから2度目となりますが、先週から展示も替わっていますので、また年間パスポートに活躍してもらいました。
金沢能楽美術館 「加賀宝生の名品」
今期の展示は「加賀宝生の名品」というテーマで能装束を中心に展示がありました。展示室自体は広くはないので、設置してあった能楽美術館解説書で、加賀藩と能楽の関係についてしばし勉強し、さらに小ホールでビデオを見ました。
まずは「加賀宝生の歴史を訪ねる」という10分のビデオでしたが、わかりやすくまとまっており、金沢検定にも役立つものだと思いました。次に「能楽(高砂)」を見ました。県内の結婚式でよく謳われる「高砂」の節がこの能楽の一部だったとは初めて知りましたが、能自体は全く意味が分からず仕舞。

城下町金沢の文化遺産群と文化的景観セミナー

城下町金沢の文化遺産群と文化的景観セミナー
午後は、めざそう!世界遺産「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」セミナーに参加しました。初めての北國新聞赤羽ホール(交流ホール)でしたが、演台は一段高いものの、聴衆席は平面で、木の椅子でおしりが痛くなりました。大金かけたわりには部屋や備品がいまいちです。
城下町金沢の文化遺産群と文化的景観セミナー
一昨日の電話は定員オーバーのため、椅子の数を追加する算段のためだったようで、150名の定員以上の参加者でした。
世界遺産の文化審議会委員であった佐藤氏の講演を聞くと、城下町金沢の世界遺産登録への道のりは険しそうですね。最も、世界遺産をめざすために、様々なイベントや発掘調査や史跡登録が進められていますから、それによって地元市民が地元を見つめ直す機会に恵まれていることが本当の成果なのだということも分かりましたが。
金沢市文化財課が行なった今年度の発掘調査である、辰巳用水三段用水、土清水塩硝蔵跡、升形遺構についてスライドによる紹介がありましたが、金沢市は石川県のように発掘調査報告書の販売もありませんし、現場説明会も一般に告知することもしないので、この辺は改善してほしいです。
最後の質問では、辰巳用水の例の建設問題が出て、歯切れの悪い回答とともに時間切れとなってしまいましたが、今日の話を聞けば、この件だけでも世界遺産から遠くなるような気が・・・

金沢城いもり堀工事

金沢城いもり堀工事
金沢城いもり堀の第一期工事は来月19日までのようだが、今年は雪が少なく工事は進んでいる!?のだろうか。
金沢城いもり堀工事
見学場の近くが一番深く掘り下げているように思いますが、小石がいっぱいでています。ここには石垣は本来ないはずなので、埋めるときに入れた土砂の一部だとは思いますがあまり進んでいるように見えない・・・
金沢城いもり堀工事
金沢城いもり堀工事
いもり堀の延長上にある玉泉院丸ですが、今日入口をみるとついに県体育館の石碑が撤去されていました。
金沢城玉泉院丸
郭も完全に更地になって、新年度の発掘調査を待つばかりです。
金沢城玉泉院丸

金沢城河北門工事現場もライトアップ?

金沢城河北門
河北門の第2回現場説明会の日程が今月28日に決まり、今回は現在進行中の木工事と左官工事の説明と現場見学ということで、ついに間近まで入れそうです。外から見えない一の門やニラミ櫓台までは見せてもらえないかな?
金沢城河北門
さて、現在は小屋組みもかなり進み、壁の一部にとりかかっている部分もあります。
金沢城河北門
よく見ると、柱に番号が振られているのが見え、寄進の壁板の位置を表示しているのでしょうか?
金沢城河北門
金沢城河北門
今週末まで金沢城と兼六園でライトアップが行なわれており、河北門工事現場もライトアップしている?と思いましたが、現場の点検をしていたようで6時半に消灯しました。写真は緑系ライトに見えますが、実際は白色系で、バックの五十間長屋のライトアップと合いますね!

観光キャンペーン「なごや近世武家文化」

名古屋といえば、徳川御三家の筆頭、尾張徳川家のお膝元として甲冑武具や大名道具、武芸芸能、史跡など、武家文化に関するたくさんの観光資源を持っています。最近まではこれらが個別に広報宣伝などを行なっていていまいち一体感がありませんでしたが、昨年秋より名古屋市が本腰入れて宣伝に乗り出しました。
名古屋も観光地として売り出しにかかったということで、金沢にとっては非常な強敵ですね。
昨年秋のポスターのモデルは「徳川宗春」公で、私もイベントのひとつに参加してきました。その模様はこちらの日記
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秋のキャンペーン 2008年9月20日~11月30日
今年の春はポスターのモデルが元祖名古屋嬢と言われている「春姫(義直の正室)」となり、桜散る華やかな雰囲気になりました。今回はどのようなイベントがあるのでしょうか?5月の名古屋城検定辺りに開催しているものがあれば見に行きたいですね。
観光キャンペーン「なごや近世武家文化」
春のキャンペーン 2009年春
来年2010年は「開府400年事業」として、様々なイベントがあるようです。一番大変な時期に開催となりそうですが、名古屋から日本を盛り上げて欲しいですね!

名古屋城検定 中級は高難度?

今年の名古屋城検定の詳細が少し分かりました。
5月10日日曜日に「中級」第1回の検定試験が正式に決まったそうですが、同時に「初級」第3回も開催されるとのことです。
うわさによると、中級検定はテキスト持込みができないそうです。初級はテキスト持込みができたこともあり、9割を超える合格率でしたが、難度が上がる中級で、さらにテキスト持込みできないのは辛いですね。真剣に勉強しないと受からないです。
現在わかっている出題範囲の参考図書は、
・公式テキスト「名古屋城なるほどなっとく検定」(現在改訂中)
・「名古屋城叢書1
・「続・名古屋城叢書
・「新修名古屋市史 第三巻
です。広すぎて試験対策が間に合いそうにありませんよ。
高難度になりそうな中級試験ですが、合格すると本丸御殿公開時に運営ボランティアスタッフになれるそうですよ。うわさですが・・・。遠所者には他の特典ないかな?