アントレプレナーDo it 第13回

本日から第2期です。第2期第1回は講演会、ドリームゲート チーフプロデューサー吉田雅紀氏による「自分自身に挑戦する生き方」でした。以下、要点です。
メシを食うために働くという人がいるが、生きるためにメシを食っているのであって、さらに言うと自分らしく生きるためである。自分らしくということは、好きなことでメシを食うということであり、その最上級が起業という形である。
起業というのは、何もないところから価値を創造する力もしくはプロセスであり、自分ひとりでやっているものであっても、価値の連鎖を生んで経済を活性化させる。
起業に必要な力、アントレプレナー・シップとは、
1.情熱と確信
2.必要なリソース資源を獲得する力
3.今を捨てられる勇気
の3つであり、仕事をしている人はやめない限り始まらない。まずは週明けに退職届を出そうと半ば冗談を言っていました。
起業で大切なことは、
1.実践と行動・・・社長になる最も良い練習は、社長になること
2.お金が足りていること・・・社長の仕事の半分が資金繰りになったら赤信号
3.そこに居て準備ができていること
4.人とのつながり、ネットワーク
起業で失敗したときのために、
1.失敗することは当り前と割り切る
2.撤退の準備をする。例えば期限を切ったり、資金目標を設けたりしてズルズルとやらない
3.リスクを学ぶ
4.ビジネスで守るべきは、人とのつながり、ネットワーク。事業を整理したとしても、迷惑をかけなければやり直しはできる。
起業を推奨する立場にあるだけあって、手厳しくも熱いです。起業する人が増えて経済が活性化するのは良いと思いますが、ブームにだけは終わって欲しくないですね。

アントレプレナーDo it 第12回

アントレプレナーDo itの第11回は、前回に引続き、日本プリンシパル・ステアの金子一徳氏による「創業をサポートする仕組みやサービス②」というテーマです。今日の要点をメモします。
助成金・補助金申請の注意点
・後払いが原則 → 資金繰りに入れるな
・益金計上 → 利益を出すと課税対象になり、フルに利用できない
・準備は万全に → 提出書類は早めに準備
・自己資金も調達する必要あり → 助成率は2分の1程度
アイデアをビジネスプランへ具現化する7つのステップ
1.アイデアを明確にする
2.時代のキーワードで事業分析
3.焦点を絞って情報収集
4.類似ビジネス商品チェック
5.マーケットを細かく分析
6.ビジネスネーミング
7.事業化の壁をチェック
今日は講義の後に、中小企業基盤整備機構の北陸支部から少し説明があった。北陸支部で得だなということに、この支援機関には専門家による無料相談というものがあるだが、北陸支部には毎日ではないが「弁護士」と「弁理士」の日があるという情報が得られました。確かに、弁護士の場合は30分5000円という基本料金が法律上決められているので、それを中小企構で肩代わりしてもらえるのがありがたいです。弁理士ももしかしたらお世話になるかもしれないので有難いです。

アントレプレナーDo it 第11回

今回のテーマは「創業をサポートする仕組みやサービス①」ということで、次回に続く2回シリーズです。講師は日本プリンシパル・ステアの金子一徳氏です。
融資と助成金・補助金の話がメインでしたが、当分自分には関係がないので、教育・セミナー機関とホームページの案内をまとめます。
教育・セミナー機関
○新規創業支援研修(スタートアップ・ビルドアップ)
  中央企業大学校 全国で9校。石川県から最も近いのは新潟県三条校。
○創業塾
  商工会議所
○起業入門講座、起業家支援セミナー
  各都道府県中小企業支援センター 石川県の場合、石川県産業創出支援機構。
○アントレプレナー Do it
  雇用・能力開発機構
○起業教習所
  ドリームゲート
お気に入りに登録すべきホームページ
ドリームゲート
ベンチャー起業等支援ネットワーク
J-NET21
中小企業基盤整備機構
登録すべきメールマガジン
東京中小企業投資育成株式会社
とりあえず、メールマガジンは登録してみました。

アントレプレナーDo it 第10回

アントレプレナー第10回目は、「起業家に聞く。創業体験談①」というテーマで、ジャストレードの代表取締役須子はるか氏とクリアールの代表取締役藤代聡氏の二人です。
二人のはなしに共通していたのは、今社会にないから自分がやる、という気概と、何のためにするのか、というビジョンがはっきりとしていることです。やりたいことをやっているんだから苦にならない、というのは非常に共感できる言葉でした。

アントレプレナーDo it 第9回

アントレプレナーDo it第9回目です。今回は前回に引続き、「社長になる人のための会計知識②」というテーマで公認会計士 山田真哉氏が講師です。
決算書の三大指標
1.安全性 → つぶれない力
2.収益性 → 儲ける力
3.成長性 → 伸びる力
1.安全性の指標
・自己資本比率=資本÷資産
 ※50%以上が安全
・流動比率=流動資産÷流動負債
 ※150%以上が安全
・売上債権回転期間=(受取手形+売掛金)÷月間売上高
 ※2か月以内が安全
・棚卸資産回転期間=棚卸資産÷月間売上高
 ※1か月以内が安全
・固定比率=固定資産÷資本
 ※100%以下が安全
2.収益性の指標
・総資本利益率=利益÷資産
 ※5%以上が良い会社
・売上高利益率=利益÷売上高
 ※5%以上なら収益性がある
・総資本回転率=売上高÷資産
 ※1~2回転が平均
3.成長性の指標
・売上高増加率=(今年の売上高-去年の売上高)÷去年の売上高
 ※ベンチャー企業なら毎年10%以上ということもある
・利益増加率=(今年の利益-去年の利益)÷去年の利益
 ※毎年プラスであることが望ましい
なるほどいう感じです。3つの指標でまとめると決算書の勘所が分かります。今日はとても参考になりました。

アントレプレナーDo it 第8回

創業・経営改革セミナー アントレプレナーDo it第8回目です。
今回と次回は「社長になる人のための会計知識」というテーマで、インブルームLLPの山田真哉氏の講演です。「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」で一躍有名になった会計士さんです。
さて、会計センスを身につけようということで2問。
Q.コストを削減したい。どっちがお得?
 1.1000円のものを500円で買う
 2.101万円のものを100万円で買う
この問題のポイントは「コストを削減する」ということが「現金を残す」ということだと気づくかどうか。「パーセンテージ」ではなく、「絶対額」に着目します。よって、答えは「2」です。
Q.どちらが優れた会社?
 1.4000億円の売上高で1200億円の利益
 2.1兆円の売上高で2000億円の利益
この問題のポイントは「優れた」という指標に、現在は「リターンが大きい」という指標が使われるという点。「絶対額」ではなく、「利益率」に着目します。よって、答えは「1」です。
残り、要点をメモします。
・会計の目的
 会社をつぶさないためにお金の動きを集計・分析して会社の経営に役立てる。
・会計の大原則
 収益-費用=利益
   → 利益をあげている=会社は継続する(ゴーイング・コンサーン)
 現金があれば、会社は潰れない
   → キャッシュ・フロー計算書の重要性

アントレプレナーDo it 第6回

創業・経営改革セミナー アントレプレナーDo it第6回目です。
今回は衛星不調で延期されていた回の録画ビデオ講座でした。「ビジネスプランはこう作る」というテーマでアプリケーションプラスの羽田野氏です。以下要点です。
・起業者にとってのビジネスプラン
1.自分のやりたいビジネスを具現化するため
2.パートナーや協力者探しのため
3.出資者や金融機関への説明のため
・事業者にとってのビジネスプラン
1.ビジネスの羅針盤とするため
2.金融機関、株主、顧客への説明のため
3.パートナーや社員と会社の現状や未来の姿を共有するため
・ビジネスプランがないと
1.思いつきでビジネスを始めて失敗する
2.なかなかビジネスが立ち上がらない
3.会社の持続的な成長ができない
・ビジネスプランの基本
What (なにを)
Why (なぜ)
Who (誰が)
When (いつ)
Where (どこで)
How (どうやって)
How much (いくらで)
+経営の5大要素
ヒト (人的経営資源)
モノ (工場、設備など)
カネ (資金)
情報 (知識、信用、イメージ)
時間 (納期、期間など)
ビジネスプランというと何か小難しく聞こえるのですが、確かになかなかビジネスが立ち上がらないと実感が私自身もあります。今回の資料を参考に作成してみようと思います。でも、参考資料は製品が1品なんだけど、多いときはどうするんでしょうか。

アントレプレナーDo it 第7回

創業・経営改革セミナー アントレプレナーDo it第7回目です。第6回目は衛星の不調により来週になりました。
今回は、「開業手続き実務あれこれ」というテーマで、中野坂上行政書士事務所の行政書士、山内一永氏です。以下、要点をメモします。
個人で起業か、会社設立か
・個人事業は設立、準備、維持の費用も少なく、手間がかからない。
・税金から見て、個人の累進課税率と法人税率を比較して決める。
・法人の株式会社と有限会社は有限責任であり、個人事業は無限責任である。
・個人の事業承継は相続となり、法人の事業承継は法人格があるので取締役が変わろうとも問題なく続く。
・契約を法人のみ対象とする場合もあり、信用面で差がある。
・営業に必要な許認可がある場合、法人格が必要な場合も多い。
会社法改正の話も少し出ましたが、有限会社がなくなり、株式会社に統一されるという話は実は非常に悩ましい点が含まれることに気づきました。
メリットとして
・最低資本金制度の撤廃
・類似商号の規制の撤廃
・取締役の数
がよくあげられますが、現在の有限会社の
・取締役の無限任期
・決算の無公告
というメリットがなくなり、登記更新の手間や公告費用がかかるということがわかりました。
これは非常に悩ましい問題です。新会社法施行までに有限会社を設立するかどうか、当初の予定にはなかったことなので悩ましいです。

アントレプレナーDo it 第5回

創業・経営改革セミナー アントレプレナーDo it第5回目です。
今回は前回引続き「独立力養成講座 2」。講師はアクティブラーニング羽根拓也氏です。
テーマは、「常識リバース」として、常に考え続けることの重要性を学びました。
今回の気づきは、自転車のエラーハブを開発した中野社長の言葉。
『追い込まれてこそ、完成するまで「考えること」をやめなかった』
平常であってもこの追い込まれた状況をいかに作れるか、ここがポイントだと思います。少々今回のセミナーの目的とはズレていますが。

アントレプレナーDo it 第4回

創業・経営改革セミナー アントレプレナーDo it 4回目「独立力養成講座 1」に出席してきました。今週はずっとWindowsのActive Directoryを調査していて曜日感覚がなくなっていて、木曜日だということをすっかり忘れていました。気づいたときにはすでに遅刻確実。結局15分ほど遅れてしまいました。
今回と次回はアクティブラーニングの羽根拓也氏の講義です。演習中心の講義でしたので、少ないですが要点をメモします。
・限界は自分で作っている。「見方」を変えれば限界を突破できる。
・「見方」を変えれば、「弱み」が「強み」となる。
・思考回路の定着にはIT。I(Impression)印象とT(Time)回数。しかし、最後には行動が必要。
事例研究
政治:シュワルツネッガー
「弱み」英語が下手な知事という世間の批判
     ↓転換
「強み」いや、ヒスパニア系移民のお手本だ
     ↓突破
カルフォルニア州知事に当選する
国土:シンガポールの場合
「弱み」国土面積が狭い
     ↓転換
「強み」一極集中が可能
     ↓突破
アジア最大の金融都市になった
起業・業界の選択
「弱み」背が高くて合う服が無い
     ↓転換
「強み」背が高い人のデータが豊富
     ↓突破
背が高い人専門店で大成功