Windows2000のMicrosoft Updateでエラー 0x800700C1発生

Windows2000で現在(2005.7)公開されているSP4対応の更新プログラムロールアップ 1(KB891861)をインストールすると、エラー「0x800700C1」が発生してUpdateできなくなりました。
調査してみると、Windows UpdateおよびMicrosoft Updateに必要な一部のシステムファイル(msxml3.dllおよびmsxml3r.dll) がファイルサイズ0KBの破損したファイルに置き換えられることが原因とのことです。
解決方法は、システムフォルダ(%systemroot%system32)にあるファイルサイズ0KBの「msxml3.dll」および「msxlm3r.dll」のファイル名をそれぞれ「msxml3.old」、「msxml3r.old」に変更する。この作業を行うことによって、システムフォルダに正常な「msxml3.dll」および「msxml3r.dll」が再生成されるとのことです。
確かにこの操作で正常にUpdateは動作するようになります。しかし、このエラーはマズイですよ。Microsoft Update(Windows Update)時にもそういう警告は一切ないし、ロールアップ1の説明にもありません。それなのに、インストールすると99%エラーになるじゃないですか。こんな致命的なエラーをなぜ修正しないのでしょう。もうWindows2000は変えて下さい!とでも言いたいのでしょうか、マイクロソフトさん!!
マイクロソフトサポート情報
Windows Update や Microsoft Update サイトにアクセスすると 0x800700C1 エラーが表示される
文書番号 : 904392
最終更新日 : 2005年7月11日
リビジョン : 1.2

セキュリティ対策啓発サイト

ウイルスバスターで有名なトレンドマイクロが、インターネットユーザのセキュリティ対策に関する啓発を目的としたインターネットセキュリティ情報サイト「インターネット セキュリティ ナレッジ」を今週から公開しているようです。
実際にサイトを見てみましたが、デザインがよくありません。パッと一目見てわかりにくいです。何のサイトなのか分かりません。
そんななかでも「実例再現 ウイルス感染体感シミュレーター」は面白いです。Flashを利用して感染したらどうなるかを体験できます。ただ、初心者向けなのは分かりますが、ウイルスとフィッシングとスパイウェアなど体験するにもかかわらず、「ウイルス感染体験」という名称はおかしいのでは?ウイルス感染体験とあるのですから、いろいろな種類のウイルス感染例を見せてくれると、初心者は恐怖に感じて対策ソフトも普及が進むと思います。
今後いつまでこの啓蒙活動が広がるのか、一過性でないことを願います。
以下、トレンドマイクロからの報道コピーです。
「インターネット セキュリティ ナレッジ」は、“見る”“体験する”ことにより、インターネットのセキュリティ対策を“学ぶ”ことができるポータルサイトです。インターネット初心者の方にも簡単に理解できるような表現やビジュアルを多用し、ウイルス対策をはじめ、スパイウェアやフィッシング詐欺など様々なインターネット セキュリティに関する情報や関連のニュース解説を提供します。

アントレプレナーDo it 第4回

創業・経営改革セミナー アントレプレナーDo it 4回目「独立力養成講座 1」に出席してきました。今週はずっとWindowsのActive Directoryを調査していて曜日感覚がなくなっていて、木曜日だということをすっかり忘れていました。気づいたときにはすでに遅刻確実。結局15分ほど遅れてしまいました。
今回と次回はアクティブラーニングの羽根拓也氏の講義です。演習中心の講義でしたので、少ないですが要点をメモします。
・限界は自分で作っている。「見方」を変えれば限界を突破できる。
・「見方」を変えれば、「弱み」が「強み」となる。
・思考回路の定着にはIT。I(Impression)印象とT(Time)回数。しかし、最後には行動が必要。
事例研究
政治:シュワルツネッガー
「弱み」英語が下手な知事という世間の批判
     ↓転換
「強み」いや、ヒスパニア系移民のお手本だ
     ↓突破
カルフォルニア州知事に当選する
国土:シンガポールの場合
「弱み」国土面積が狭い
     ↓転換
「強み」一極集中が可能
     ↓突破
アジア最大の金融都市になった
起業・業界の選択
「弱み」背が高くて合う服が無い
     ↓転換
「強み」背が高い人のデータが豊富
     ↓突破
背が高い人専門店で大成功

電車男

フジテレビ系で放送している「電車男」面白いです。IT業界やインターネットを扱ったテレビドラマはどこか一般の人には誤解を招く表現をしていることが多いのだが、このドラマは大げさな表現もそこそこイケていると思う。
「電車男」が2ちゃんねるで話題になってしばらくしてから私はこの話を知ったのだが、2ちゃんねるのやり取り方法はあまり好きでないので、すごいこともあるものだという程度に思っていた。その後、書籍になり、映画になり、またまたすごいことになっているとは思っていたのだが、満を持してのテレビドラマ化である。
もう2年も3年も前の話になるとは思うが、恋愛を絡めているおかげで古臭くは感じない。元の2ちゃんねるはブログの勢いにやられて衰退と一途だと聞くが、まあテレビドラマを見ている人には関係ない話である。実話かフィクションかという話は最初からあるが、どちらにしても楽しいドラマである。

Accessの資産はどこまで.NET化できるのか?

@ITというサイトで上記タイトルの「Access変換ウィザード」試用レビュー が掲載されている。「Access変換ウィザード」とは、私も先日評価してみた「Microsoft Access Conversion Wizard for Visual Basic .NET」である。4月末に公開されたこのツールはAccess MDBで作成されたプログラムをVB.NETへ変換するというものである。
筆者の評価は私よりも少し使えるかも、という評価ではあるが、VBAコードについては使えないということで一致している。
最後に、「変換されるコード部分の流用の難しさなど、さまざまな問題点は存在するが、それを差し引いたとしてもAccess変換ウィザードが、AccessとVB.NETの間に存在している距離を縮めるツールであることは間違いないと感じている。」と締めくくっているが、その点に関しては私も同感である。もともとのツールの開発理念が違うのであるから、100%うまくいくということはない。まあ私の感覚としては30%というところなのだが、結局使う側の立場になってみれば、AccessだとVB.NETだということは関係ない。要は使いやすくて信頼があればよいのであって、開発する側もそこを考えて開発ツールについてはいいとこ取りをすればよいと考える。

RMSとは?

RMSとは、正式名称「Windows Rights Management Services」というマイクロソフトのOffice文書漏洩対策ソリューションです。
システム要件が
・Windows Server 2003
・Active Directory
・SQL Server 2000 SP3
・Office Professional Edition 2003
という最新のプラットフォームやアプリケーションを必要としているので、現状初期投資が必要ですが、情報漏洩対策としてオープンソースでは実現不可能なきめ細かい設定が可能です。
一般に、情報漏洩対策としては、
・ファイルへのアクセス制御
・ファイルの暗号化
に重点がおかれているのですが、ファイルが開けた後の行為については全くの無力です。
RMSはWord文書、Excel文書、Powerpoint文書、Outlook電子メールに限ってではありますが、
・ユーザー単位の認証
・ユーザーまたはグループ単位の利用制限
・コピー、印刷、転送の禁止(閲覧のみも可能)
・他のプログラムによるアクセスの可否
・プラウザでの表示制限
・有効期限を決めた閲覧制限
というきめ細かい制御が可能になります。ユーザーの操作もメニューから非常に簡単に設定できます。印刷不可、有効期限ありを実現できるのは良いと思いませんか?
現在はシステム要件がまだ敷居が高いと思いますが、ここ数年でハードウェアもリプレースが進むと思いますので、数年後には現実的なソリューションだと期待しています。
今日は先日のセミナーでもらった「Windows RMS 完全バイブル Ver.1 テクニカル リソース CD」(マイクロソフトサイトから1,050円で配布中)を見ていました。中には自習テキスト、技術資料、導入ガイド、プレゼンテーション等、2005年2月現在の資料がたくさん入っていました。声とスライドが同時に展開するプレゼンテーションはとても良い出来だと思います。このCDが作成された頃に1.0だったバージョンは、現在1.0 SP1となっていますし、今後も継続して進化していくでしょう。期待です!!
日本語版RMS参照サイト

今日はリンゴだよ

今日のおやつはリンゴだよ、「うさ」!
うさ うさ
「ごちそうさま。おいしかった。」と思っているかな?
P.S.
最近だんだん体の両側が白くなっていく「うさ」。あまり日に当たらないから色白になってくのか?

うさ、おやつで~す

「うさ」におやつです。乾燥にんじんを最初はなかなか食べなかったけど、うまそうに食べています。これでいろんなところかじるのやめてくれないかなぁ。
うさ うさ
大きくなった「うさ」のショットです。新聞紙の上にいるから足の裏汚れてるなぁ。最近はあまりじっとしていない「うさ」ですが、ちょっと甘やかしすぎかな。
うさ うさ

mstep「Visual Studio 2005 概要」セミナー

マイクロソフトの「Visual Studio 2005 概要」セミナーが金沢で行われました。年末にも発売される予定の「Visual Studio 2005」の新機能ガイドが内容です。
春から何度か要点セミナーには参加してきましたが、1日VS2005のみというセミナーは初めてです。何か役立つ情報がないかと参加しました。以下、新しく認識した要点です。
○開発言語の強化
・Partial Type
自動生成されたコード部分と開発者が追加したコードを分離できます。コードの保守がしやすくなります。
○プラットフォームとの統合
・MARS(Multiple Active Results Sets)
SQL Server2005と統合され、1つの接続で複数の結果セットを開くことができるようになりました。Access ADP(ADO)では普通に実現されていた機能だったので、すでにあるものと思っていました。
○Windowsフォームアプリケーションにおけるデータ連結の使用
・新しいBindingSourceコントロール
自動生成でBindingNavigatorコントロールとともに作成される。Fillメソッドによるデータ取得や、Currencymanagerによる単票フォームのデータ連結など、VS2003まではコードを記述していた部分が自動生成され、コードを記述しなくてよいので開発効率はかなり良くなると思います。
・新しいDataGridViewコントロール
コーディングなしにセルをカスタマイズできるようになった。ボタンやコンボボックスを設定できるようになったので、VS2003よりは使えそう。ただし、サードパーティ製を使わない程の性能かどうかは不明です。
他の機能(ASP.NET2.0、モバイルコントロール、VSTO)については特に新しい機能は見つかりませんでしたが、Beta版からでも開発に使ってみたいと思わせる機能がたくさんあります。正式版までまだ半年ほどありますが待ちきれないですね。

アントレプレナーDo it 第3回

独立心構え10カ条」という内容でアントレ編集企画グループ ゼネラルマネージャーの高橋陽一郎氏の講演でした。まず出席者のアンケートがあり、680人もの人が参加していることが分かりました。以下、要点をメモします。
1.あなたにとって「成功」とは何ですか?
 何をもって成功をするか、まず設定しないと成功したかどうか判断できない。WHAT(やりたい)、CAN(できる)、MUST(しなければいけない)の3要素のうち、従業員のときはMUSTの比重が高いが、経営者になったならWHATの比重を高めないと意味がない。創業当時にうまく行かないとCANとMUSTの比重が高くなる傾向があるが、夢を思い出して欲しい。
2.どうすれば「成功」しますか?
 物ではなく、その先にあるお客様の何を解決したいのか、その方法を提供する。常に一般人の目線でニーズを探す。
3.ゼロから自分でビジネスを創りますか?
 既に成功しているモデル(FCや代理店)に加わるという手もある。
4.あなたの商品・サービスは何ですか?
 商品・サービスはできた瞬間から劣化が始まる。つまり、他社にまねされたり、お客様にあきられる。常に商品やサービスの新しいコンセプトを提示できるのが企業の仕事である。
5.相談するパートナーはいますか?
 信頼して相談にのってくれる仲間、ついてきてくれる仲間をつくる。
6.資金の算段はついていますか?
 リスクに思うことがあれば数字で表してみると、漠然とした不安が現実的な目的に変わる。
7.人を使いますか?人を使わずにやりますか?
 人を使うときの責任は重いものであるが、1+1が2以上になるので、事業を加速させるときは人を雇うことは重要。伸びる会社は経営者と従業員が同じ夢を目指している。逆に伸びない会社は従業員は経営者の顔色ばかりを窺う。
8.どうやってお客様をつかみますか?
 自分の言葉より、お客の声をお客様に伝えるのが効果的。
9.競争相手は誰ですか?その相手は何が勝っていますか?
 強みは、1.価格、2.差別化、3.集中化のいずれにあるか。徹底的な低価格戦略、他社にない商品・サービス、他社には真似できない専門性、どれをアピールするか。
10.プレッシャーを楽しめますか?
 やりたいことをやらないことも、またリスクである。経営は思い込みの戦略と偶然の産物としての結果である。ある程度の割り切りがない人は経営者には向かない可能性がある。
アントレという雑誌を通して、創業・独立に対して何年も間近に接してきた高橋氏だけあって、要点や指摘はとても的確で分かりやすいものでした。