戦国合戦大事典

先日、戦国合戦大事典(新人物往来社)の3巻~6巻の4巻 の古本を購入した。本日、2巻を別のところで購入した。戦国合戦大事典は17年前の書籍だが、各地方の戦国時代の合戦をまとめたものである。全9巻の予定なのだが、5巻出して廃刊になったようだ。よって、東北、四国、中国、九州は出ていない。長文、短文の差はあるが、小さな合戦まで出ていて参考になります。○○城の戦いというのが多いのもうれしいです。
今回は他に、「地方別 日本の名族」(新人物往来社)全12巻と、「日本名城全集」全10巻も購入しました。
「日本城郭体系」全20冊を探しているのだけど、古い本なので、バラはあっても全冊セットはなかなかありません。

彦根の城探訪会

彦根市文化財課の主催の「第1回『彦根の城』探訪会」に参加してきました。午前9時に集合だったので気合を入れて6時に出発しました。時々太陽も出る良い天候でした。
初めての今回は「山崎山城跡」で、関係者を含めて40人程で山を登り、山頂で発掘調査当時の話などを踏まえながら説明を聞きました。そのあと、皆で山頂の草刈をしました。彦根市も財政不足でなかなか史跡といえども整備に手が回らず、市民が手伝うという企画でしたが、文化財保護の啓蒙活動としては良い活動ではないでしょうか。
山崎山城 山崎山城
山崎山城 山崎山城
山崎山城は彦根城の北東に位置する佐和山城と安土城の中間にある要衝の地にあったことから小さな在地の城としてはめずらしく石垣をもちいた城でした。公園として整備するときに山頂のほぼ中央にアスファルトを敷いてしまったのは現状保存の観点からは残念です。
次回は、佐和山城に11月下旬から12月上旬に開催される予定だそうです。予定があえばまた参加しようと思います。
午前で探訪会がおわり、その足で付近の城跡散策に出かけました。
肥田城
最初は「肥田城」です。彦根市肥田町に存在した平城(水城?)で肥田公民館に城跡の石碑がありました。公民館の西側の田んぼが城域になるようです。
吉田城
2つ目は「吉田城」です。実は次の目的地へ行く途中で偶然に見つけました。石碑以外城跡を思わせるものは何も残っていませんが、佐々木源氏の一流(いわゆる名門)が治め、織田信長に敗北したようです。
目加田城
3つ目は「目加田城」です。元は安土城が築かれた山が目加田山といわれ、そこを拠点にしていた目加田氏が織田信長への献上とともに移住した地のようです。郭の周りの水堀は道路として埋め立てられ、郭が公園として整備されています。
島川城
4つ目は「島川城」です。ここは、北殿城と南殿城という2つの城館が100mを隔ててある変わった城跡なのですが、北殿城は公園として整備されているのですが、南殿城は見つけられませんでした。
八町城
最後は「八町城」です。白山神社と常禅寺一帯が城址らしいのですが、石碑以外に残る土塁や堀は見つけられませんでした。
今日は駆け足で城跡をめぐりましたが、非常に充実した1日でした。

金沢城 西外惣構堀発掘説明会

発掘説明会 発掘現場
本日、金沢城の西外惣構堀発掘説明会へ行ってきました。関係者や近所の方も大勢いたので60~80人ほどの人がいたでしょうか。城となると発掘説明会もやはり賑わうようです。まず広い場所で概要の説明を受け、現地で詳細な説明を受けました。
惣構は「そうがまえ」と呼びます。この施設は、城郭を守るのが内堀、外堀だとすると、城下町全体を守るものです。金沢城は二代利長が関ヶ原直前に徳川家康と緊迫した時期に内惣構を築造し、三代利常が大阪の陣でやはり緊迫した時期に外惣構を築造したと言われています。
惣構は、堀と土居(土塁・土塀)からなりますが、今回の発掘場所では初めてその規模が確認されました。ここは比較的広くなっている場所ではありますが、幅が20mにもなるようです。堀も15m前後、深さ2m弱と推定されるようで、これはひとつの川ですね。まあ流れがなかったようですので長細い池と言ったほうが近いでしょうか。内堀、外堀ほどではないにしても大きいですね。工事も大変だったことでしょう。
大規模な空襲に遭っていない金沢のまちでは、今でも惣構の一部が用水や塀として残っています。今まではそういう貴重な資源も自慢のネタにしてこなかった遠慮深さもありましたが、これからはぜひ観光資源として有効活用してほしいと思います。

オリジナル商品第1弾

構想1年初めてのオリジナル商品の企画がようやく途に着きました。1年前に商品化を検討していたものは第2弾として発表する予定にし、後で企画にあがったほうが先にできそうです。
商品コンセプトとラインナップはほぼ決定しましたが、中身の商品ができたあとは包装や提案書などを作成しなければならず、発売はまだ先になりそうです。
第1弾は・・・
「名言キーホルダー」です。
名言と城の2枚セットで、前田家を題材に前田三代(利家、利長、利常)とまつで5種類。城は、金沢城、高岡城、小松城、今石動城、小丸山城の5種類の予定です。製品ができたら写真を公開します。お楽しみに。

参考書と言いながら・・・

廃刊となっている城郭関係の古本を購入しました。
日本城郭全集 (人物往来社) 昭43 16冊
日本の古城 (新人物往来社) 昭52 5冊
城郭と城下町 (小学館) 昭59 10冊
日本城郭古写真集成 (小学館) 昭58 1冊
到着したらダンボール1箱いっぱいでした。下3つは内容に特徴は感じられませんでしたが、日本城郭全集は冊数が多いだけあって内容は充実していました。城郭関係の書籍の参照文献として頻繁に出てくるだけに購入の価値はありました。いずれも保存状態も大変よく、持ち主の性格がうかがい知れます。
余談ですが、到着したダンボールの中を見た妻が一言。
「また・・・あーあ」
まだ異常に高価な書籍が残っているのですが、反応を想像すると・・・不安です。

苗木城を訪ねて

まず苗木遠山史料館を訪れました。苗木城の麓にあるこの史料館には当然苗木城の資料が豊富にあります。中世において交通の要所であった苗木の地にあっただけあって、小さいけれども館内の資料はすばらしいです。苗木城の地図も売っており、先に購入してから城跡を訪れるというのは正解でした。ちなみに、2階にあるビデオの「苗木城の歴史」(3分)も非常に参考になります。
苗木遠山史料館
鑑賞を終えて、苗木城に向かいます。史料館裏の道路を上がると苗木城の三の丸に着きます。地図を見ながら、二の丸をぐるりと回り、本丸へ向かいます。築城時期からすると野面積みが多くなるはずなのですが、本丸付近に少ししか見られず、三の丸、二の丸などほとんどの石垣は切込はぎです。ただ、この辺りの大きな花崗岩が石垣の一部として利用されている様子は、他の城郭には見られない特徴で大変面白いです。城郭の保存状況、復元状況は非常によいです。1時間ほどで主要な部分は見学できますので、近くに寄った際は史料館と合わせてぜひ見て下さい。
苗木城 苗木城
苗木城 苗木城
苗木城 苗木城
本丸からの眺望はすばらしい!!、としか言いようがありません。雨が降らなかったのは幸いでしたが、もっと天候の良いときはなんとも言えないでしょうね。
苗木城

大阪城

大阪城
セミナー参加のために大阪にやってきました。今大阪城は外堀公園の一部を整備中でした。平日でしたが、ツアー客がたくさんいるところは観光名所である大阪城だなあと思います。

週刊 日本の合戦

講談社から「週刊 日本の合戦」(全50冊)が刊行されるようだ。やっぱり出たという感のある合戦シリーズであるが、今回は定期購読付録にちょっと惹かれている。
・DVD 「戦国武将の城」
・「全国古戦場・合戦資料館ガイド」
見てみたいです。50冊のラインナップを見ると戦国時代が3分の1なので、ここが売れるかどうかのポイントのような気がします。

石川・富山の県境の城跡探訪

今日は昼から快晴だったので、石川と富山県境の城跡へ行ってきました。
龍ヶ峰城
まずは龍ヶ峰城です。ここは北陸街道を津幡から倶利伽羅へ抜ける途中にある要衝の地です。前回訪問したときはまだ整備中で中へは入れませんでしたが、今回一周してみると結構広い山城であることがわかります。頂上となる本丸からは河北潟から倶利伽羅峠へ至る街道が一望でき、なるほど要の土地であるとわかります。
一乗寺城
続いては、一乗寺城です。ここは、北国街道から小矢部方面へ抜ける地にありますが、現在植樹のため視界が悪く、本丸へ向かうのも断念しました。訪問は草の少ない春先が良いかもしれません。
松根城
最後に、松根城へと向かいます。北国街道から小原峠を越える要所にあり、郭や堀が良好な状態で残っています。前回の訪問は昨年の台風直後ということもあり、倒木もかなりの数あってひどい状態でしたが、現在は再整備され良好な状態になっています。また、視界を遮っていた杉をかなり伐採したこともあって、東向き(小矢部方向)や南北はきれいに見通すことができます。西向きの急斜面が視界良好といえないのが少し残念ではあります。

江戸城

セミナー参加のために東京に来ました。朝早く到着したのと会場が近かったため、早朝の江戸城へ行ってきました。出勤にはまだ早い時間だったため、ジョギングしている人と警備の人しかいませんでした。
江戸城
残念だったのは平日は本丸に入れないのですね。