金沢城 河北門復元 国事業に採択

平成の築城第2幕が本格化する。金沢城の第2期復元整備事業で、国土交通省は29日、石川県が来年度着工する河北門の復元工事を同省の都市公園事業に採択する方針を固めた。
河北門は石川門、橋爪門とともに「金沢城三御門」と呼ばれ、金沢城の実質的な表門だった。県は北陸新幹線が金沢まで開業する2014年度までに三御門の復元、改修を終えたい考えで、河北門については09年度末の完成を目指し、既に門の位置や形状などを確認する埋蔵文化財調査や基本設計に着手している。(北國新聞2006年8月30日付記事)

河北門 埋蔵文化財調査に着手

石川県は、金沢城の河北門復元に向けた埋蔵文化財調査に着手した。かつての金沢城の実質的な表門だった枡形の門について、位置や形状などを優先的に調査する。基本設計と実施設計を同時に進め、来年度の工事着手、2009年度末の完成を目指す。
河北門の復元に向け、県は今年度中に専門委員会を発足させる方針。埋蔵文化財調査の結果も参考にしながら、外部の専門家らが史実を尊重した復元のあり方を検討する。(北国新聞 2006年7月13日付記事)

金沢城 河北門09年度復元に向けて来年度に着工

金沢城の実質的な表門だった河北門が2009年度末に復元される。石川県は今年度中に実施設計と埋蔵文化財調査を終え、来年度に工事に着工する。水堀化される宮守(いもり)堀に突き出す鯉侯櫓台石垣の復元に向けた調査も始まる。
石川県は今年度中に県民参加型PR事業実施計画も策定する。復元作業のボランティア参加や、埋蔵文化財調査と工事の現場見学、公開講座、ガイドツアーなどを通じ、河北門を皮切りとする「平成の築城」第二幕への県民の意識高揚を図る狙いである。海鼠塀の瓦を県民の寄付とするなど、募金方式による財源調達の在り方も検討する。金沢城復元整備計画を紹介するリーフレットも作成する。
(北國新聞2006年5月31日付記事より)

金沢城整備計画 河北門09年度までに復元

石川県では先日県知事選挙で現職の谷本知事の四選が果たされましたが、早速金沢城の整備計画に関して意向が示されました。
現任期中の09年度までに実質的な金沢城の表門である河北門を復元するようです。河北門は表門であるところから金沢城でも最大規模の門です。現在の観光の入口は兼六園につながる石川門であり、堀として唯一残る大手堀側の河北門は人もまばらなことが多い。ただし、大手堀との間には三ノ丸も存在しているため、観光客の流れをどれだけ変えることができるかは未知数です。
新幹線開業を睨み、次々と復元されることは喜ばしいことではあるが、財源も厳しいところであり、他県の例にあるように市民募金してもよいのでは。というより城主制度作りませんか?